「IT系の仕事に興味があるけど、どんな職種があるのかわからない」
「未経験でもIT業界で働けるのかな?」
「成長中のIT業界の中でも収入の多い職種に就きたい」
「IT系」と聞くと、プログラミングやソフトウェアの専門的なスキルが必要で未経験者の転職は難しい、というイメージを持っているかと思います。
またプログラマーは何となく分かるけど、それ以外はよく知らない方も多いかもしれません。
実際、IT系職種は職務内容によって必要なスキル・経験・年収が大きく異なるのです。
そこで本記事では、代表的なIT系職種を一挙に紹介し、仕事内容・あると役立つ資格・年収なども紹介します。IT業界への転職を考えている方は、ぜひご参考ください。
※平均年収は、「平均年収ランキング|doda」と「求人ボックス 給料ナビ」の2024年3月確認時点の情報を参考としています。
この記事の目次
IT系職種・仕事一覧【開発・エンジニア系】
ここでは、開発・エンジニア系のIT職種15種類を紹介します。
エンジニアのより細かい分類や種類については「ITエンジニアの種類とおもな仕事内容をわかりやすく解説!」をご覧ください。
- システムエンジニア(SE)
- プログラマー(PG)
- Webエンジニア
- フロントエンドエンジニア(マークアップエンジニア)
- データベースエンジニア
- インフラエンジニア
- エンベデッドエンジニア(組み込み系エンジニア)
- カスタマーエンジニア(フィールドエンジニア)
- セキュリティエンジニア
- クラウドエンジニア
- サポートエンジニア
- テストエンジニア
- 社内SE
- 製品開発/研究開発
- Webデザイナー
システムエンジニア(SE)
システムエンジニアはクライアントの業務分析、システム設計、プログラミング、テスト、保守や運用などシステム開発に関わる一連の業務全てを幅広く行う職種です。
社外のクライアントへのヒアリングから、クライアントの要望を読み取り、それを元に設計書を作成、さらにその内容を関係するプログラマーに伝えることも業務範囲に含まれます。
そのため、プログラミングスキルだけでなく設計図の作成能力(文章力)、クライアントの業務理解力(論理的思考力)、コミュニケーション力も必要とされる職種。
企業によっては、システムエンジニアがコーディングを兼務することもあるため、一定のプログラミングスキルが求められるのです。
役立つ資格としては、「基本情報技術者試験」「応用情報技術者試験」、または各企業で必要なプログラミング言語に関連する民間資格など。
正社員のシステムエンジニアの平均年収は、約504万円です。
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プログラマー(PG)
プログラマーは設計書を元に実際のプログラミングを行う職種です。
コーディングをする役職としてコーダーと呼ばれることもあり、企業によって同じ仕事でも呼称が異なる場合があります。使用言語は企業や各プロジェクトで異なりますが、目安は下記の通り。
- Web制作系:HTML、CSS、JavaScriptなど
- アプリ開発系:Java、PHP、Ruby、Pythonなど
- 制御・組み込み系:C言語やアセンブリ言語など
プログラマーを目指す場合、これらのプログラミングスキルに加え、システム開発の基本知識として「基本情報技術者試験」「応用情報技術者試験」などの資格が役立ちます。
「Oracle Certified Java Programmer」のように、より専門分野に絞った資格もおすすめ。
正社員のプログラマーの平均年収は、約349万円です。
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Webエンジニア
Webエンジニアは、WebアプリケーションやECサイトなど、Web上で動作するソフトウェアの設計、開発、保守、運用を担当するエンジニアです。
画面遷移やデザインの設計ではなく、システムの動作面の開発を主に行います。
プログラミングスキルとしてはHTML/CSS、JavaScript、Ruby、PHPなど、ネットワークやデータベース操作の知識も求められるでしょう。
Javaスキルを証明する資格としては「Oracle認定Javaプログラマ」が有名で、Gold・Silver・Bronzeの3つレベル別に認定するベンダー試験です。
Bronzeレベルは初心者向けになっており、就職においてはあまり評価対象にはならないため、就職活動のために取得するのであればSilver以上のレベルが必要。
正社員のWebエンジニアの平均年収は、約536万円です。
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フロントエンドエンジニア(マークアップエンジニア)
フロントエンドエンジニアは、デザインをもとにJavaScript(jQuery)やPHP、HTML、CSSの設計・実装などを行うエンジニアです。
デザインを担当するWebデザイナーはマークアップエンジニアとも呼ばれ、HTMLやCSSを使ってWebサイトのデザイン設計を行います。
デザイン担当のマークアップエンジニア、実装メインのフロントエンドエンジニアというように、業務内容が切り分けられている場合もあれば、一連の業務すべてを担当する人も。
プログラミングスキルとしてはHTML、CSS、JavaScriptが必須に加えて、UI/UX関連の知識もあるのが望ましいです。
役立つ資格としては「ウェブデザイン技能検定」「HTML5プロフェッショナル認定試験」などがあります。
正社員のフロントエンドエンジニアの平均年収の目安は、約550万円です。
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データベースエンジニア
データベースの設計、構築、運用、保守を専門的に行うのがデータベースエンジニアです。データベース設計構築だけでなく、チューニングなど適切な方法で運用することも求められます。
データベースエンジニアとして配属されるケースの他、システムエンジニアとして入社した後、配属先や得意分野によってデータベースエンジニアになるケースも。
役立つ資格には「データベーススペシャリスト」「 ORACLE MASTER」などがあります。
「データベーススペシャリスト」は高難易度の国家試験で、合格には相応の経験・準備が必要ですが、合格すれば大きなアピールポイントになるでしょう。
正社員のデータベースエンジニアの平均年収は、約584万円です。
インフラエンジニア
インフラエンジニアは、大きく分けてネットワークエンジニアとサーバーエンジニアの2種類があります。正社員のインフラエンジニアの平均年収は、約520万円が目安です。
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ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアは、コンピュータネットワークの設計や構築、運用が仕事。
ルーター、スイッチ、ファイアウォールなどネットワークに関する知識に精通し、社内ネットワークの構築、運用を行います。
データベースエンジニアと同様、システムエンジニアとして入社した後に部署や得意分野によってネットワークエンジニアになるケースも。
「Cisco技術者認定資格」「ネットワークスペシャリスト試験」などの資格があり、「ネットワークスペシャリスト試験」は難易度が高いですが、合格すれば相応の評価がもらえるでしょう。
ネットワークエンジニアの平均年収は、約446万円です。
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サーバーエンジニア
サーバーの設計、構築、保守、運用を行うエンジニアをサーバーエンジニアと呼びます。
障害対応やセキュリティ対策も行うため、OSに関する知識やネットワークセキュリティ、グループウェアのセキュリティへの対応能力など、幅広い知識が求められる職種です。
「Linux技術者認定資格」「 Cisco技術者認定資格」「 マイクロソフト認定プロフェッショナル」など、専門知識があることを証明できる資格があると役立ちます。
サーバーエンジニアの平均年収は、約454万円です。
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エンベデッドエンジニア(組み込み系エンジニア)
エンベデッドエンジニアは制御・組み込み系エンジニアとも呼ばれます。
家電製品などにソフトウェアを組み込んだり、その組み込まれているファームウェア(製品を制御するプログラム)を設計・開発するのが仕事。
例えば、スマートフォンのバックライトの自動調節機能や、電子レンジなどの調理器具についている制御機能などの設計・開発が担当領域です。
資格としては「エンベデッドシステムスペシャリスト試験」が役立ちます。
エンベデッドエンジニアの平均年収は、約470万円程度です。
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カスタマーエンジニア(フィールドエンジニア)
カスタマーエンジニアとは、おもにクライアント先で導入している自社のシステムや機器に不具合が生じた際のサポートを行うエンジニアです。
呼び方が複数あり、フィールドエンジニアやサービスエンジニアとも呼ばれることも。
機器の故障対応やトラブル解決の他、ソフトウェアのインストールを指南したり、新製品の売り込みを行う場合もあります。また、電話で遠隔から指示を出すことでトラブル解決を行うケースも。
トラブルの原因を見つけるために、IT全般の知識は必要であり、クライアントとやり取りする際のコミュニケーション能力も必要です。
正社員のカスタマーエンジニアの平均年収は、約548万円ほどが目安。
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セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアとは、複雑化するサイバー攻撃や情報漏えいを防ぐためのシステム設計全般を担当するエンジニアです。
顧客に対してセキュリティ対策の提案やアドバイスを行うこともあり、「セキュリティコンサルタント」とも呼ばれることも。
ネットワーク機器やセキュアプログラミングのスキルなど、幅広いIT知識が必要です。各企業や状況に合わせた最適なセキュリティ対策を提案し、社内外と上手く連携できるコミュニケーション力も問われます。
役立つ資格としては、「シスコ技術者認定」「CompTIA Security+」「公認情報セキュリティマネージャー(CISM)」「情報セキュリティスペシャリスト試験」など。
正社員のセキュリティエンジニアの平均年収は、約543万円です。
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クラウドエンジニア
クラウドエンジニアとは、インターネットを介してリソースやサービスを提供する「クラウドコンピューティング」の環境構築・管理運用などを担うITエンジニアです。
クラウド環境の構築・設計では、Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud Platform(GCP)などを扱います。
これらのサービスは今や世界中で使われており、クラウド環境の汎用性やセキュリティの高さなども相まって、クラウドエンジニアの需要は高まっているのです。
正社員のクラウドエンジニアの平均年収は、約581万円です。
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サポートエンジニア
サポートエンジニアとは、製品を導入したクライアントに対して操作方法を説明したり、トラブルの原因・解決方法を遠隔で指示するエンジニアで、ヘルプデスクとも呼ばれます。
基本的にはメールや電話で対応しますが、必要に応じて現地に赴くことも。
基本的なIT知識・担当する製品に関する知識・問題解決能力に加えて、クライアントと迅速にやり取りするコミュニケーション力も求められるでしょう。
サポートエンジニアの平均年収は、約345万円です。
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テストエンジニア
テストエンジニアは、開発した製品が正しい挙動で機能するか、致命的なバグがないかなどをチェックするのが仕事です。
あらゆる可能性を考え、テストの設計・実行・分析を行い、担当部門は品質保証部門、品質管理チームと呼ばれていることもあります。
システムが巨大化・複雑化する中で需要が高まっていますが、日本では専門のテストエンジニアを抱える企業は少なく、基本は開発担当のエンジニアがテストを兼任する機会が多いです。
一方、海外ではテストエンジニアの価値は認められており、将来性も見込める職種。
プログラミング言語の基本的な知識・テストツール関連のスキル・品質管理スキル・業務内容に関する知識などが求められます。関連資格としては、「JSTQB認定テスト技術者」などがあります。
テストエンジニア(デバッグ/テスター)の平均年収は、約372万円です。
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社内SE
社内のITインフラの整備やネットワークに関する問題への対応をするのが社内SEです。
自社内の情報システム部門に属し、社内システムの設計・構築・運用・保守がメインの仕事であり、社外のクライアントから依頼を受けることはほとんどありません。
社内システムに精通し、問題が発生した場合には迅速な対応が求められるため、ITインフラ・プログラミングの知識・社内連携に伴うコミュニケーション力も必要です。
正社員の社内SEの平均年収は、約497万円が目安。
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製品開発/研究開発
企業に属し、その企業の製品やサービスの開発、研究を行うのが製品開発/研究開発の仕事です。研究や開発の結果がその企業の業績に大きく関わることもある重要な職種です。
スマートフォンなどのハードウェア開発や、アプリケーションの開発、自動運転技術といったソフトウェア開発、また近年注目を集めているAI(人工知能)の研究などが例として上げられます。
製品開発/研究開発職は、その業務内容によってさらに細かく分類できます。
具体的には製品の性能アップやコストダウンなどを目的とした要素技術・製品研究、プロダクトマネージャー、パッケージソフトウェアの企画・開発を行う製品開発システムエンジニアなど。
プロジェクトの期間は数ヶ月~数年に渡るものもあるため、開発・研究分野における深い興味関心、知識の他、中長期的に研究・開発計画を立てる時間管理能力も求められます。
研究開発の平均年収は、約533万円ほど。特別なスキルや経験を有している場合は年収1,000万以上となる場合も多いです。
全般的に役立つ資格としては「基本情報技術者試験」「応用情報技術者試験」「第二種電気工事士」や「危険物取扱者」などがあります。
Webデザイナー
Webデザイナーはデザインを担当する、Webのデザイン設計に欠かせない存在。
Webデザイナーと一口に言っても、Webサイトのデザインを担当するのみの人もいれば、JavaScriptやPHPといったプログラミング言語のコーディングまで行なう人もいます。
さらに、マーケティングやSEOの観点を考慮してWebデザインを行えれば、需要の高いWebデザイナーとして活躍できるでしょう。
正社員のWebデザイナーの年収は、約340万円が目安です。
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IT系職種・仕事一覧【営業・コンサルタント系】
IT系職種の中でも、社内の関係者やクライアントなど他者とのやり取りが多いのが営業・コンサルタント系職種です。
- 営業職(プリセールス)
- セールスエンジニア
- ITコンサルタント
営業職(プリセールス)
IT業界でも営業職は、自社のサービスやプロダクトを顧客に提案する役割を持つ重要な存在で、技術営業とも呼ばれます。
IT業界の営業職が扱う商材は、Webサービス・自社開発のソフトウェア・課題を解決するソリューション・エンジニアリングなど企業によってさまざま。
そのため、自社のサービス・プロダクトを深く理解し、顧客にわかりやすく提案する力が求められるでしょう。ちなみに、IT業界の営業職の平均年収を把握するのは難しいです。
参考として、プリセールス(営業担当に同行して技術面の知見をサポートする職種)の平均年収は、約609万円です。
セールスエンジニア
技術面の専門知識を有し、クライアント先で営業活動を行うのがセールスエンジニア。
基本的にはセールスエンジニア個人で営業活動を行うのではなく、一般営業職の社員に同行し、専門的な部分に関する説明を行ったり、技術面からの提案・調整などを行ったりします。
クライアントから直接話を聞くことで、様々なニーズを引き出せるため、実際に開発を担当するエンジニアがセールスエンジニアとして営業段階から案件に関わることも。
技術的側面から営業できるレベルの専門知識に加えて、わかりやすく説明する文章力・提案力・コミュニケーション力も求められるでしょう。
正社員のセールスエンジニアの平均年収は、約533万円程度が目安です。
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ITコンサルタント
ITコンサルタントはクライアントの業界や経営状況などから、クライアントの問題を検証・評価し、システムによって改善・解決する方法を提案する職種です。
IT全般に関わる広い知識・顧客の業界知識・問題解決能力、迅速かつ正確なコミュニケーション力が求められるでしょう。
コンサルティングの結果クライアントが満足しなかった場合、その場を収集させることもITコンサルタントの仕事であり、その場の状況に応じて柔軟に対応する力も重要です。
正社員のITコンサルタントの平均年収は、約647万円が目安。高度なITスキルが求められる職種のため、キャリアアップの選択肢の1つでもあります。
役立つ資格としては「ITコーディネータ」「中小企業診断士」「プロジェクトマネージャー試験」などがあれば、転職でアピールできるでしょう。
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IT系職種・仕事一覧【マネジメント系】
プロジェクトや製品開発の管理役・まとめ役となる、マネジメント関連のIT系職種を紹介。
- プロジェクトマネージャー(PM)
- プロジェクトリーダー(PL)
- ブリッジシステムエンジニア
プロジェクトマネージャー(PM)
プロジェクトのスケジュール・予算・品質・納期など、プロジェクト全体を管理・進行する役目を担うのがプロジェクトマネージャーです。
社内外の担当者と綿密に連携を取る必要があるため、コミュニケーション力は必須。
プロジェクトの遅延やトラブルに際して、社内関係者やクライアントに対して交渉するための交渉力やチームをまとめるリーダーシップ、マネジメント力も求められます。
また、開発者と会話ができるレベルのITスキルや社内の様子も考慮した上で予算やスケジュールを決定する経営者的な視点も必要です。
正社員のプロジェクトマネージャーの平均年収は、約691万円ほど。そこからITコンサルタントになったり、独立してさらなる年収アップを狙う人も多いです。
プロジェクトマネージャーになるには、まずはシステムエンジニアとして現場経験を積み、プロジェクトリーダーを経て着任するケースが多く見られます。
役に立つ資格は、「プロジェクトマネージャー試験」「ITストラテジスト試験」など。
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プロジェクトリーダー(PL)
プロジェクトマネージャーの1つ下のポジションで、社内の現場責任を負うのがプロジェクトリーダーです。
具体的には、プロジェクトの要件定義・基本設計・詳細設計を把握し、一連の開発プロセスを指揮する責任があります。
そのため、システム開発における全般的な知識はもちろん、現場をまとめるリーダーシップやトラブルが起きたときに臨機応変に対応できる柔軟さも必要です。
役立つ資格としては、「応用情報技術者試験」「情報処理技術者試験」「PHP技術者認定上位試験」「プロジェクトマネージャー試験」などがあります。
年収は500万円から700万円が目安。
ブリッジシステムエンジニア
国外のシステム開発会社やエンジニアにプロジェクトを外注する場合に、国内のプロジェクトチームとの橋渡しの役割を担うのがブリッジシステムエンジニアです。
国内からテレビ電話などを通して指示を出すケース、インドや中国など海外に常駐するケースがあります。
海外で通用する高い技術力に加えて、グローバルにプロジェクトを円滑に進められる柔軟性やビジネス英語力が求められるでしょう。
海外勤務も多いため、年収は高めの傾向があり400万〜1,000万円程度が目安。
IT系職種・仕事一覧【マーケティング系】
代表的なマーケティング系のIT職種として、Webマーケティングに関わる職種を紹介します。
- Webマーケター
- データアナリスト
- データサイエンティスト
Webマーケター
Webマーケターは、Webとマーケティングについての深い知識を持ち、それを活用して企業の利益に貢献する職種です。企業の業種・業態・商材によってアプローチが異なるため、業務内容は多岐に渡ります。
WebサイトのPV数をアップさせるため、SEO対策を行ってGoogle 検索で特定のキーワードで上位表示させるといったことがWebマーケターの仕事内容の代表例。
適切なWeb広告を表示させたり、Webサイトのコンテンツを企画したりといったこともWebマーケターの仕事内容に含まれます。
また、ユーザーの使い勝手の向上やサービス利用を促すためにWebサイトの設計を考えることもWebマーケターの仕事です。
検索エンジンベースではなく、利用者が増えているSNSベースで考えるSNSマーケティングをWebマーケターが担当する場合も。
Web業界は急速に進化しているので、Webマーケターの業務内容は必然的に幅広いのです。そのため、最新の動向にキャッチアップしながら効果的なマーケティングを行うことがWebマーケターには求められます。
正社員のマーケティングの平均年収は、約492万円です。
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データアナリスト
さまざまなデータを分析して、ターゲットの関心興味や消費などの動向や将来的なニーズを予測し、企業の成長や問題解決に結びつけるのがデータアナリストの仕事です。
データアナリストは、ビッグデータをどのようにビジネスに活用するかといった観点から、注目されている将来性の高い職種の1つと言えるでしょう。
データベースを扱えるスキル、マーケティングの知識、データを分析する力などがデータアナリストには求められます。
正社員のデータアナリストの平均年収は、約696万円程度が目安です。
データサイエンティスト
データサイエンティストは、ビッグデータを解析してクライアントのビジネス上の問題点・改善点を分析し、経営課題の解決をサポートする仕事です。
データアナリストと近い職種ですが、データサイエンティストはデータ分析だけでなく顧客の事業戦略・課題解決までトータルでサポートする点で、より業務範囲が広い職種といえます。
企業のDX導入やIoTデバイスの普及により、さまざまなデータが集まりやすくなった現在、煩雑なデータを整理し効率的に活用したいと考える企業は増えています。そのため、データサイエンティストの活躍の場は増えるでしょう。
正社員のデータサイエンティストの平均年収は、約647万円と高めです。
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IT系職種・仕事に向いている人
ここまで紹介したIT系職種の中で、興味関心のある職種があった人も多いでしょう。
それでは実際にIT系職種・仕事をする上で、向いている人の特徴とは何なのか。まとめると以下の通りです。
- 論理的思考力がある:設計やコーディングで不可欠な要素
- ITへの好奇心と学習意欲がある:変化の早いITの世界に関わる上で重要
- 円滑なコミュニケーションが取れる:プロジェクトを進める上で必須
- 問題解決能力がある:エラーやバグなどさまざまな問題への対処に必須
- 注意力がある:細部への注意を怠らず慎重に作業することが重要
これらの特徴があると、エンジニアとしてのキャリアをうまく歩めるかもしれません。
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未経験からIT系職種に転職するポイント
IT系職種への転職を目指す中には、プログラミング未経験の方も多いでしょう。未経験からIT系職種に転職するポイントは、以下の3つです。
- システムエンジニア・プログラマーを目指すのがおすすめ
- 最低限のプログラミングスキルは必須
- 最短でITエンジニアを目指すならスクールがベスト
本章では、これらのポイントについて解説します。
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システムエンジニア・プログラマーを目指すのがおすすめ
未経験からIT系職種に転職する際は、求人数が多く通年採用を行っているシステムエンジニア・プログラマーからキャリアをスタートするのがおすすめ。
なぜなら、これらの職種は転職でも未経験採用を行っているケースが多いからです。
また業務で使用するプログラミング言語は企業によって異なりますが、日本のIT企業で人気・需要のある言語をピックアップすると、以下の2つ。
- Ruby:動的なWebページを作成するのに適している
- Python:人工知能やWebアプリ開発など幅広い分野の開発に適している
これらの言語は、プログラミング教育の現場で採用されるケースも多く、初心者でも比較的習得しやすいのが特徴。
このように、未経験からIT業界への転職をする場合は、RubyやPythonなどの学習難易度が低く、汎用性のある言語を扱うシステムエンジニア・プログラマーがおすすめです。
ただし、自分が希望する業務ができるかどうかは企業次第なので、応募時に具体的な職務内容や必要なスキルについて必ず確認しましょう。
最低限のプログラミングスキルは必須
どのようなIT系職種を希望する場合でも、将来的なキャリアパスを考えるとプログラミング言語の習得は必須と言えます。
例えばプロジェクトマネージャーは、自分で手を動かす機会は少ないですが、社内外の開発担当者と会話し、開発状況や進捗を管理する上で、プログラミングの知識は必須です。
IT業界は人手不足が続いており、人材確保のために未経験者採用を行う企業もありますが、それでも最低限のプログラミングスキルは求められます。
また、企業によっては3〜5年の開発経験のある経験者のみを対象としているケースも。つまり、どのIT系職種でも最低限のIT知識・プログラミング知識は必要なのです。
未経験からIT系職種に転職する際は、アプリ開発のポートフォリオやIT系資格の取得などを通して、最低限のプログラミングスキルを証明できるように準備しましょう。
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最短でITエンジニアを目指すならスクールがベスト
全くの未経験からエンジニアを目指す場合は、独学よりもプログラミングスクールに通うことをおすすめします。
初心者向けの教本は多く出版されていますが、内容が理解できなかったり、システム環境のセットアップ段階でつまづいてしまうこともしばしば。実際、独学に挑戦した人の8~9割が途中で挫折したとのデータもあるほどです。
一方で、プログラミングスクールであれば未経験者に合わせたテキストやカリキュラムが用意されており、スムーズに学習を進められるような工夫がなされています。
また、転職保証がついたスクールであれば、キャリアアドバイザーと相談しながら自分にあった求人を紹介してもらえたり、面接対策の相談も可能。
そのため、最短距離で効率的に学習しつつ転職活動も並行して行えるプログラミングスクールは、未経験者にとって最善の選択肢といえるでしょう。
プログラミングスクールはオンライン、教室も含めてたくさんあるので気になるところがあったら、まずは無料相談でキャリアの悩みを相談してみてください。
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IT業界の市場調査も重要
IT職種だけでなく、IT業界全体の市場調査も行いましょう。特にIT業界未経験の方は必須です。
IT業界と一言で言ってもより細かい分野に分かれ、企業によっては本記事で紹介した職種がないケースも少なくありません。
自分の希望する職種に就職するには、IT業界の中でもどのようなジャンルに進めばいいのか確認しましょう。
できれば、その業界の将来性まで判断できるとベストです。昨今ではAI(人工知能)の分野が注目され、今後も伸びていくと言われています。
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まとめ:IT系職種に転職して市場価値の高い人材になろう
代表的なIT系職種、仕事内容・あると役立つ資格・年収などを紹介しました。
IT業界は、テクノロジーを駆使したサービスを開発・提供する業界であり、ほとんどすべての業界と密接に関わっています。そのため、これからさらに需要が高まることは容易に想像できるでしょう。
IT人材は供給不足の状況なため、IT系職種に転職して経験・スキルを磨けば、市場価値のある人材として活躍できるはずです。
はじめての転職、何から始めればいいか分からないなら
「そろそろ転職したいけれど、失敗はしたくない……」そんな方へ、テックキャンプでは読むだけでIT転職が有利になる限定資料を無料プレゼント中!
例えばこのような疑問はありませんか。
・未経験OKの求人へ応募するのは危ない?
・IT業界転職における“35歳限界説”は本当?
・手に職をつけて収入を安定させられる職種は?
資料では、転職でよくある疑問について丁寧に解説します。IT業界だけでなく、転職を考えている全ての方におすすめです。
「自分がIT業界に向いているかどうか」など、IT転職に興味がある方は無料カウンセリングにもお気軽にお申し込みください。