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カスタマーエンジニア(CE)とは?仕事内容・年収・将来性も解説

更新: 2023.12.26

カスタマーエンジニア(CE)に転職したいけれど、仕事内容などがわからない
カスタマーエンジニアの年収や将来性も気になる

本記事では、転職を検討している方に向けて、カスタマーエンジニアの仕事内容・年収・将来性などを解説します。

カスタマーエンジニア(CE)とは


カスタマーエンジニア(CE)とは、システム開発における「企画・設計」「開発・製造」「運用・保守」のフェーズのうち、「運用・保守」を担うエンジニアのことです。

おもな仕事内容は、ハードウェアやソフトウェアの導入支援、客先に訪問あるいは常駐してハードウェアやソフトウェアの点検・保守などです。

また、導入時から導入後まで顧客をサポートし、トラブルが発生した際の対応も行います。

カスタマーエンジニアは、「操作方法がわからない」「システムが故障して困った」といった場面で対応するため、顧客にとっては顔の見える存在であり、現場の頼れる存在です。

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カスタマーエンジニアの仕事内容


カスタマーエンジニアのおもな仕事内容は、以下の4つです。

  • 機器の設置
  • 導入支援
  • 保守・点検
  • 自社製品の営業

上記の内容について、詳しく解説します。

機器の設置

1つ目は、「機器の設置」です。

カスタマーエンジニアは、契約を結んだユーザーの元に出向き、IT機器を設置します。

機器を設置する際には、例えばサーバーを設置するのであれば、機器内部のセキュリティ対策に加えて、人が簡単に出入りできない場所に設置するなど、ソフトとハードの両面を考慮したセキュリティ対策が求められます。

また、専用のサーバーラックにサーバーを固定して耐震性を持たせるなど、万一の時に備えたシステム構築にも配慮するのもポイントです。

導入支援

2つ目は、「導入支援」です。

クライアントはITの専門家ではないため、システムについてあまり知識がない場合があります。

特に、AIやIoTといった最新技術を導入する場合には、初期設定や利用方法についてクライアントに分かりやすく説明しなければなりません。

そのため、システムに関する質疑応答やユーザー教育を行い、ユーザーがスムーズに新システムを利用できるよう支援することが重要です。

保守・点検

3つ目は、「保守・点検」です。

情報システムは、ビジネスにおける重要なインフラであり、システムが停止すると膨大な損害が及ぶ可能性があります。

そのため、カスタマーエンジニアは設置した機器に不具合が発生した際に対応を行ったり、障害が発生しないようにネットワークの監視を行います。

そのため、「システムを絶対に止めない」という、強い責任感が求められる仕事です。

自社製品の営業

4つ目は、「自社製品の営業」です。

カスタマーエンジニアは、自社で販売している機器のバージョンアップや最新の機器が発売された場合、それをユーザーに売り込むこともあります。

そのため、エンジニアでありながら営業のようなことをするケースもあり、まさに「会社の顔」として顧客との関係を築く重要な仕事といえるでしょう。

カスタマーエンジニアの年収


求人ボックス 給料ナビの『カスタマーエンジニアの仕事の年収・時給・給料情報』によると、カスタマーエンジニアの平均年収は約549万円でした。(2021年8月確認時点)

また、国税庁が発表した『令和元年分 民間給与実態統計調査』によると、日本の給与所得者の平均年収は436万円でした。

このことから、カスタマーエンジニアの平均年収は全体の平均よりも高めだと予想できます。

また、給与幅は「352〜996万円(2021年8月確認時点)」と広く、勤め先・勤務地・実務経験・資格の有無などによっては、十分な収入を得られるチャンスがあるでしょう。

カスタマーエンジニアの将来性


現在、業務改善・生産性の向上・サイバーセキュリティなどの観点から、業界を問わず各企業でデジタルトランスフォーメーション(DX)の導入が加速しています。

また、AI・ブロックチェーン技術・3Dプリンターなど、先端技術を活用したビジネスも急拡大しており、目が離せません。

このような背景から、DXや先端技術の導入支援として、カスタマーエンジニアの存在感は高まると予想されます。

実際、経済産業省の発表した『IT人材需給に関する調査』によると、2030年には約79万人ものIT人材が不足するとの試算も出ており、需要のある仕事として残り続けるといえるでしょう。

一方で、ロボットは24時間疲れることがなく働き続ける上、単純作業や同じ仕事でも飽きることがないため、特に少子高齢化が進む日本において導入が期待されている技術です。

そして、カスタマーエンジニアの業務も例外ではなく、一部の顧客対応業務はAIによって代替される可能性はあるでしょう。

しかし、ロボットもAIも導入やメンテナンスでは人の手が必要です。

したがって、カスタマーエンジニアの将来性は需要の観点でこれからも求められる可能性は高い一方、時代に合わせた資格やスキルを蓄えて仕事に活かす工夫が求められるでしょう。

カスタマーエンジニアに必要な資格・スキル

カスタマーエンジニアに必要な資格・スキル

本章では、カスタマーエンジニアに必要な資格やスキルを説明します。

必要な資格は仕事内容によって異なる

どんな資格が必要なのかは企業により異なるものの、ソフトウェアに関連する作業の場合、資格を要するケースは少ないです。

しかし、ハードウェアの導入は仕事内容によっては資格が必要な場合があります。

例えば、電源・通信の保守点検を行う場合、「電気工事士」「認定電気工事従事者」「工事担当者」のいずれかの資格が必要です。

これは法的に定められた資格のため、取得しなければ原則的に作業ができません。

そのため、ハードウェアを扱う仕事を想定している場合は、該当する資格を取得する準備をしておきましょう。

ITに関する広い知識

トラブルが発生した場合、原因が何なのかすぐに見つけ出せる、「ITに関する幅広い知識」も必要です。

情報システムは年々複雑になってきており、システムのどこに問題が発生しているのか把握することは容易ではありません。

実際、導入支援の現場では、自社製品の知識に加えて、各メーカーの主要な機器に関する知識、ネットワーク・サーバー・データベース・セキュリティなどの知識も必要です。

そのため、カスタマーエンジニアには、ソフトとハードの両面を扱う力が求められ、そのために広範な知識が求められます。

コミュニケーション能力

トラブルを抱えるユーザーに直接助言をするカスタマーエンジニアには、「コミュニケーション能力」も欠かせません。

ユーザーはITについて詳しいとは限らないため、複雑で難しい情報システムについて簡潔に説明できる能力が求められます。

また、取引先への営業活動で自社製品を販売すれば会社に利益が入るため、販促につながるような活動も重要です。

そのため、営業職の経験を転職に活かせれば、営業ができるカスタマーエンジニアとして一目置かれる存在になるでしょう。

情報収集能力

業界の動向にアンテナを張り、自社製品に関連する最新情報をいち早く入手するための「情報収集能力」も必要です。

特に、テクノロジーの成長が著しいIT業界では、数年前までに使われていた技術が今では廃れてしまったというのも珍しくありません。

そして、ITはDXの導入に代表される通り、業界を問わず密接に関わるため、カスタマーエンジニアは時代に合わせて知識とスキルをアップデートして導入支援に携わることが要求されます。

そのため、知識とスキルをアップデートする手段として、インターネットや人脈などを駆使して、自社製品に関わる広範な情報を積極的に収集する能力が求められるでしょう。

カスタマーエンジニアに転職するコツ

カスタマーエンジニアに転職する方法

本章では、カスタマーエンジニアに転職するコツを解説します。

転職エージェントに登録する

初めて転職する場合や異業種への転職を希望する場合は、転職エージェントを活用します。

転職エージェントを選ぶポイントは、転職したい業界に強いサービスを選ぶことです。

カスタマーエンジニアは、ハードウェアを扱うメーカー系やソフトウェアを扱うIT業界などに多い職種です。

そのため、まずは自分がどの業界・業種への転職を希望しているかを判断した上で、最適な転職エージェントを見つけてみましょう。

IT業界への転職ならプログラミングスクールに通うのもあり

IT業界への転職を希望しており、プログラミングスキルが必要なカスタマーエンジニアならば、プログラミングスクールに通うのもありです。

エンジニア転職をサポートしているプログラミングスクールならば、プログラミング学習と並行して転職活動も面倒を見てくれます。

プログラミングスクールでは、未経験者でも学習しやすいようなカリキュラム、講師への気軽な質問、同じ目標に向かって頑張る仲間との出会いなどにより、モチベーションを維持しながら学習できるでしょう。

文系でもカスタマーエンジニアに転職できる?

カスタマーエンジニアは、一般的に理系の方が有利とされています。

実際、学歴としては理工系の大学を卒業している人が多く、採用時にも理系出身でハードウェアやプログラミングの経験をうまくアピールできた人が採用されやすい傾向にあります。

しかし、文系でもカスタマーエンジニアの募集は積極的に行っており、入社後の研修やOJT(On the Job Traininng)などを通して、基礎的なスキルを習得することは可能です。

そのため、文系・理系を問わず必要な資格やスキルを磨き、自分の能力と企業の求める人物像がマッチすれば、採用される確率は高まるでしょう。

フリーランスのカスタマーエンジニアになれる?

カスタマーエンジニアのおもな仕事は保守・点検なので、企業に属さないフリーランスには向かない仕事といえます。

しかし、フリーランスとして独立して働いているカスタマーエンジニアも一定数います。

フリーランスとして活躍するには、取引先に認められる高度な専門知識と、個人で仕事を獲得して顧客と報酬の交渉ができる高度な営業スキルが必要です。

そのため、最終的にフリーランスを目指すならば、十分なスキルと勤め先で取引先とのコネクションや人脈を築き、組織というバックボーンがなくても働ける土壌を整えた上で、計画的に独立を考えるべきでしょう。

カスタマーエンジニア以外のエンジニア職

カスタマーエンジニア以外のエンジニア職

カスタマーエンジニア以外の代表的なエンジニア職を紹介します。

  • システムエンジニア(SE):システム開発における上流工程(企画・設計)をおもに担当
  • プログラマー:システム開発における開発・テストをおもに担当
  • インフラエンジニア:ネットワーク・サーバー・データベースなどのITインフラ周りのシステム構築を担当
  • セールスエンジニア:おもに営業現場にて技術的側面から自社製品の営業サポートや導入支援を担当

IT業界のエンジニア職といえば、システムエンジニアが最も代表的な職種です。

システムエンジニアの仕事内容は、顧客にヒアリングをして顧客の要望するシステムの概要をまとめる「要件定義」と、要件定義に沿って設計書を作る「システム設計」が基本です。

また、設計後にプログラミングでシステムを実装し、開発したシステムに問題がないかテストまで行うシステムエンジニアも多く存在します。

ちなみに、ITエンジニアの種類はこちらの記事「ITエンジニア21種類とおもな仕事内容をわかりやすく解説!」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

カスタマーエンジニアに転職して顧客を支える人材になろう

カスタマーエンジニアの仕事内容・年収・将来性などを解説しました。

カスタマーエンジニアは、システム開発における「保守・運用」を担う職種で、一見すると少し地味な仕事と思われるかもしれません。

しかし、機器のトラブル対応や導入支援を通じて顧客と近い距離で仕事ができるため、対応次第では顧客から感謝されたり、顔を覚えてもらえる機会も多いでしょう。

そのため、仕事に対する満足感とやりがいにあふれた魅力のある仕事であることも間違いありません。

カスタマーエンジニアに興味関心のある方は、転職して顧客を支える人材として活躍しましょう。

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この記事を書いた人

Yoshi Otobe
アメリカの大学でジャーナリズムを専攻。帰国後、医療、教育、ビジネス、ITなどの分野でライティング、編集、翻訳業務に携わる。現在はITとプログラミングについて勉強中。「基本情報技術者試験」「ITパスポート」「Webクリエイター能力認定試験」などの資格を所有。

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