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「僕はプログラミングに興味がありません」未経験からWebを学んだ25歳男性。学習を進めながら資金調達に成功した秘訣

作成: 2018.03.18 更新: 2020.05.15

TECH::EXPERT(テックエキスパート)は2020年3月2日「TECH CAMP(テックキャンプ)エンジニア転職」という名称に変わりました。卒業生・受講生のインタビューは取材時の名称となっております。

「僕はプログラミングには、興味がありません」

テックキャンプ梅田校のWebアプリケーションコース受講後、さらにTECH::EXPERT(テックエキスパート)を受講。同期が未経験からのエンジニア転職を目指して就職活動を行う中、受講中にベンチャーキャピタルを回り資金調達に成功。

受講終了後はエンジニア転職をすることなく、すぐに起業。株式会社Brhinoの創業者として、サービス開発とファイナンスを行う濱田航平(はまだこうへい)さんはそう語ります。

2018年5月には初の自社サービスとなるC to C売買プラットフォームのリリースを控える濱田さん。(2018年11月追記: ご活躍されている姿が外部メディアでも取り上げられています!

未経験からプログラミングを学び、オリジナルサービスの開発に励む濱田さんが「プログラミングに興味はない」「エンジニアになりたかったわけではない」と語る真意は一体なんなのでしょうか。

またエンジニアとしての実務経験を持たない濱田さんは、どのようにしてベンチャーキャピタルからの資金調達を成功させたのでしょうか。

濱田さんのキャリアと、資金調達成功の秘訣に迫ります!

プログラミングスキル皆無での起業は、スタートアップの「死」を招く

――濱田さんは2017年にTECH::EXPERTを受講。受講後、エンジニア転職を経ることなくすぐに起業することを決意。株式会社Brhinoを立ち上げました。まずTECH::EXPERTの受講を決めるまでの、キャリアを教えてください。

大学卒業後、証券会社に新卒で入社。大阪で勤務していました。現在は25歳です。

元々、学生の頃から「将来は起業したいな」とぼんやりと考えていて、実際にエンジニアを探したりもしました。でも、いいエンジニアなんてそうそういないのが、現実なんですよね。

そして「いいエンジニアがいないなら、自分がエンジニアになればいいじゃないか」と思い、2017年3月からテックキャンプ梅田校でWebアプリケーションコースを受講したんです。

ですが正直、自分が思い描く事業に対して、テックキャンプのカリキュラムはめちゃめちゃ物足りなかったんです。ぶっちゃけ「こんな調子で勉強したところで、いつまで経ってもサービスなんて作れやしない」と思いました。

その後、2017年7月に証券会社を辞めました。退職後は1ヶ月、海外を回ったりもしましたね。そして帰国後「起業をするか。転職するか」という二択について、真剣に考えました。結論は「どちらの選択をするにせよ、技術だけは無いと話にならない」というものでした。

例えば、プログラミングスキルが皆無の状態で起業したとします。

そしてエンジニア募集を行い、給与は高いのにスキルが無いエンジニアを雇ってしまったとしますよね。すると開発スケジュールは遅れますし、人件費だけがかさみます。それってスタートアップにとっては「死」ですよ。

こういう最悪の事態は、経営者自身が本格的にプログラミングを学び「そのエンジニアは本当に優秀なのか」を見通す目を持てば、簡単に避けられます。そこでテックキャンプより、更に本格的なカリキュラムを提供しているTECH::EXPERTの受講を決意したという流れです。

経営者がプログラミングを学ばず、エンジニアに開発を依頼するのは「筋が通っていない」

――証券会社に勤務していた頃から、テックキャンプ梅田校に通っていたのですね。当時からプログラミングに興味があったのですか?

僕はプログラミングには興味が無いです。興味があったのはWebサービスです。

――もう少し詳しくお聞かせください。

あくまで僕は「エンジニアになりたかった」わけではなく、Webサービスを開発し、事業を立ちあげたかったんです。

この間、家電量販店に行ったんです。すると売り場に、腹筋マシーンがありました。ですが腹筋マシーン売り場の店員が、めちゃめちゃ太ってたんですよね。「この腹筋マシーンを使えば、腹筋が6つに割れますよ」と謳ってるのに、その店員の腹筋がぶよぶよだったら説得力が無いですよね。買いたいという気持ちにならないじゃないですか。

経営者とエンジニアの関係も、それと似ています。

「こういうWebサービスを作りたい。自分自身でプログラミングを学び、プロトタイプを作っている。でもこの点に課題がある。だから、開発を手伝って欲しい」とエンジニアを捕まえる。これは理にかなった採用です。

でも「プログラミングをやったことは一度も無いんだけど、こういうサービスをやりたい。後は全部君に任せた」というスタンスでは「いや、それは無理だろう」と思われて当然ですよね。それは筋が通ってないですよ。

一流のエンジニアになれるかはともかく、エンジニアの端くれ程度にはなる努力はやってしかるべきですよね。少なくとも「筋を通したエンジニア採用」を、自分の会社でやっていきたいなら。

――なるほど。

また自分には「フリーランス」よりも「起業」の方が向いているとも考えています。

正直、エンジニアの自分は「フリーランスエンジニア」として市場で通用しないです。フリーで案件を受託し、お金を稼ぐほどの専門スキルは持っていません。少なくともすぐにプログラミングだけで稼ぐのは、僕には無理です。

一方、起業の最大のメリットは「融資を受けられること」です。

実際に弊社ではプロダクト完成前から複数のベンチャーキャピタルを回り、およそ1年と数ヶ月の運転資金を確保しています。

もちろん、実際に起業に至るまでには「まずは一度転職して、経験を積むのもいいかもしれない」とちょっと考えることもありました。ですが一般企業に普通に転職し、得られる待遇や給与は知れてると個人的には思ってます。「転職」は「起業」よりも、面白くてお金が稼げる選択肢だとは思えません。

自分自身でしっかりお金を集め、事業を展開できるなら転職の必要なんて無いという結論に至りました。

コロナ禍でも安心してエンジニア転職

テックキャンプ エンジニア転職は、未経験から約99%がエンジニア転職を実現しているプログラミングスクールです。 テックキャンプはコロナ禍でも安心して受講が可能。「徹底したサポート」「やりきれる学習環境」を自宅で学べるオンラインスタイルと感染防止対策を徹底した教室受講のどちらでも提供しています。 キャリアに悩む前に、まずはテックキャンプの無料カウンセリングを受けてみませんか?

C to Cのフェアな売買プラットフォームの実現を目指し、起業

――株式会社Brhinoで展開するサービスとは、具体的にどのようなものですか?

「モノの価値」に関するサービスです。

モノの価値は、人によってそれぞれ違いますよね。モノには適正価格があります。しかし、実際の市場では「売り手」が品に勝手に値段をつけ、販売しています。これは売買の関係性として、フェアでは無いと僕は思います。

例えば物品の売買に比べて、株式売買は非常にフェアですよね。株式は売りたい人は売りたい値段で売り注文を出し、買いたい人は買いたい値段で買い注文を出す。そして売り手と買い手がマッチした時に約定するわけです。

「どうして、モノは売り手の言い値で買わないといけないのだろう」とずっと不思議に感じてました。もっといい取引の手段があるはずだという確信が、僕にはあります。

そこでBrhinoでは、C to Cのよりフェアな売買プラットフォームを開発しています。いまはこれ以上申し上げられないのですが、5月にはサービスのローンチを予定しています。サービス内容の詳細については、いましばらくお待ちください。

TECH::EXPERTの受講と並行し、ベンチャーキャピタルを回って資金調達に成功!

――濱田さんはテックキャンプ梅田校を経て、TECH::EXPERTを受講されました。そもそもテックキャンプはどのようにして知りましたか?

Googleでプログラミングスクールを検索する中で、知りました。

――受講前にプログラミングを独学した経験などはありましたか?

大学生の頃に、オンラインのプログラミングスクールでPHPを学んだことがあります。ですが全く身に付かなくて、すぐに投げ出してしまいましたね。途中で辞めました。何をやったか覚えていないレベルです。

――テックキャンプ、TECH::EXPERTのカリキュラムの感想を教えてください。

プログラミングを始めるきっかけとして、すごくいいです。全くプログラミングをしたことが無い「はじめまして」の人でも、カリキュラムを進めると結構良いアプリが作れます。

ですがテックキャンプ、TECH::EXPERTで学んだ知識は正直、僕には物足りないです。

カリキュラムを終えて、いざ自分のサービスを作ろうとした瞬間「何も作れない」ことに気づきました。カリキュラムをやっただけでは、まだまだ自分が理想とするサービスを作るには足りない箇所が多すぎるんです。教科書通りにサービスを作るのと、ゼロからサービスを作ってリリースすることって全然違うんですよね。

プログラミングスキルを得るための入り口としてはテックキャンプ、TECH::EXPERTは本当に優れてるとは思います。ですが「徹底的に知識を深める」ことは、カリキュラムだけではできなかったと感じてます。

ただ、特にTECH::EXPERTの受講を通じて「ググる」スキルが身についたのは良かったです。

わからないことがあったらすぐに調べるという癖がつきました。受講で得た知識をベースに、自分で知識を深めていく。その足がかりを作れたと思います。

――TECH::EXPERTの最終課題では、何を制作しましたか?

オリジナルアプリです。

他の受講生は、amazonやNewsPicksといった既存サービスのクローンサイトを開発しています。ですが、僕の場合は「作りたいサービス」の全体像が明確に固まっていたので、オリジナルアプリの開発を進めましたね。

――TECH::EXPERTのキャリアアドバイザーには起業について相談しましたか?

しました。

キャリアアドバイザーさんとの初回面談の時点では、まだ転職という選択肢もほんの少しだけ視野に入れていたんです。そこで初回面談では起業の意思とビジネスプランを伝えた上で、転職サポートの詳細についても話を聞きました。

キャリアアドバイザーさんは、起業について「いいですね!」と後押ししてくれました。「いつでも転職サポートに応じるので、もし支援が必要になったら気軽に声をかけてください」というスタンスでした。

初回面談の後からは、TECH::EXPERTの受講をしつつ本格的にベンチャーキャピタルを回り始めました。そしてある程度資金が集まる目処が立った段階で、転職という選択肢は完全に頭から消しました。

それからは、ひたすらプロダクト開発とファイナンス周りを進めていきましたね。また立ち上げるサービスはC to Cのため、生命線は「人集め」です。そのため非常にマーケティングが重要で、サービスを広げていくための施策も考えていました。

教室で学習し、プログラミングを学んだからこそ「一緒に事業をする仲間が見つかった」

――Brhinoでは、どのような体制でプロダクト開発を進めていますか?

Brhinoには僕のほか、もう1名創業者がいます。もう1名はエンジニアです。いまは創業者2名で、5月のリリースに向けて開発を進めているという形ですね。

僕は開発とファイナンスを担当しています。またアポイントがあった際、対応するのも僕の役目です。エンジニアとしては、全体の3割ほどコーディングを行っています。

もう1名には、完全に開発に専念してもらっています。言語はRuby、フレームワークはRuby on Railsです。

――TECH::EXPERTの受講経験はいまの事業にどう生きていると思いますか?

サービス制作の進捗が正確に把握できる、というのが地味に大きいです。事前に定めた開発スケジュールを達成できているのか、遅れているのか。遅れているとしたら、技術的なネックはなんなのか。

そうした内容を、プログラミングスキルに基づき正確に検証できます。

――「自分でプログラミングを学ぶくらいなら、開発はエンジニアに任せて自身は経営に専念しよう」と考える起業家も多いはずです。プログラミングを学んだ上での起業の意義は何だと思いますか?

プロダクトを作る上で、やはりプログラミングは欠かせないです。プログラミングスキルは直接的にサービス開発に活きるので。

――2名体制で事業を運営されています。起業する上での「仲間」の重要性はどう感じていますか?

めちゃめちゃ重要です。Brhinoの場合も、もし僕一人ならプロダクトの開発すらできなかったはずです。

――1人でスキルを学び、1人で起業するのではプロジェクトが失敗に終わっていた可能性もあると思いますか。

そうですね。

TECH::EXPERTを受講し、教室に通いスキルを身に付けたからこそ、僕は一緒に事業を行う仲間を見つけることができたと思っています。どれだけ起業したいと思っていても、プランを披露する相手がただの飲み友達では、中々話は前に進まないですよ。

ベンチャーキャピタルを回るなら、最低でもサービスのモックは作成するべき

――濱田さんがベンチャーキャピタルを回った際には、具体的に何を持って行きましたか?

サービスのプロトタイプと、事業計画書に当たるパワポのスライドを持って行きました。

――サービスのプロトタイプはどの程度作りこんでいきましたか?

2017年の10月半ばから作り始め、おおよそ1ヶ月程度で仕上げました。モックだけではなく、それなりに機能も作りこんだ状態のものを持って行きましたね。

投資を受けた後、年明けからは本格的に開発をスタートしました。コードもまっさらな状態から、全て書き直しています。

――投資を受けようとする場合、プロトタイプの完成度はどの程度高めておく必要がありますか?

「プレシード投資」と呼ばれる会社設立前の段階での投資に関して言えば、投資を受ける側はプロトタイプどころか、パワポのスライドすら持っていかないということの方が多いと思います。もちろん、創業者自身が高い能力や技術を持つ人物であることは前提での話ですが。

ベンチャーキャピタルにはプロトタイプの完成度以上に、創業者のポテンシャルを見るところもあります。個人的な考えですがもし25歳以下で起業を考えており、相応の技術を持っているならば、プロトタイプを作るよりも先にベンチャーキャピタルを回るのも有りです。

一方で20代半ばから30代であればプロトタイプを作り込み、事業の構想もがっちりと固めておいた方がいいです。プロトタイプを作るのが難しければ、せめてモックだけでも用意しておくのがおすすめです。

その年代になってから融資を受けようという方のビジネスプランは、出資する側も厳しい目線で評価するケースが多いと思います。

TECH::EXPERTで共に起業する仲間を見つけるのもあり。まずはアクションを起こそう

――IT分野で起業する際、濱田さんが「身に付けておくべきだ」と感じるスキルはどういうものですか?

エンジニアとして1番必要なスキルは、検索力です。分からないことは「教えてもらう」のではなく、自分で調べましょう。経営者として学んでおくべきなのは、ファイナンスの知識です。特に「株式とは何か」をしっかり知っておきましょう。

株式に関する知識がないまま、むやみに投資を受けると後々で損をするかもしれません。しっかりお金について学んでおくべきです。

――TECH::EXPERTフリーランスコースの受講を検討している方に、アドバイスをお願いします。

※74期からコースの区分が廃止となり、転職支援の有無をお選びいただく形となります。詳細はTECH::EXPERT本サイトをご確認ください。

TECH::EXPERTのフリーランスコースの受講を迷う方の中には、起業を目指す方もいると思います。

起業は「1人でやらなくてはいけないもの」ではないです。僕はTECH::EXPERTの教室で仲間を見つけ、受講生同士で一緒に起業するのもありだと思います。 どんどん周りを巻き込み、アクションを起こしましょう。

TECH::EXPERT(テックエキスパート)は2020年3月2日「TECH CAMP(テックキャンプ)エンジニア転職」という名称に変わりました。卒業生・受講生のインタビューは取材時の名称となっております。

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この記事を書いた人

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音楽ライターとしてエイベックス、ビクター、トイズファクトリー等に所属するアーティストの取材を担当。2016年に開催された『Bjork Digital』の取材経験から、VR×音楽に関心を抱く。2017年よりテクノロジーに関するライティングを開始し、テックキャンプ ブログにジョイン。猫とウサギを飼っています。