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IT企業CTOが元ミュージシャンのキャリアに目をつけた!異色のキャリアチェンジが成功、未経験者が主力エンジニアに育った秘訣

作成: 2018.03.09 更新: 2019.04.25

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大手レーベル所属の実力派ロックバンド「GOODWARP」で、ドラマーとして活躍していた有安祐二さん。バンド脱退後はTECH::CAMP、TECH::EXPERTでプログラミングを学習。エンジニアとして第2のキャリアを歩む決意をしました。当時、有安さんは既に30代でした。そんな有安さんの「エンジニアとしての素質」を見抜いたのが、株式会社フクロウラボ 執行役員CTOの若杉竜一郎さんです。有安さんはTECH::EXPERTを卒業後、フクロウラボに入社しました。

入社からわずか数ヶ月で、同社の主力エンジニアの1人へと成長した有安さん。
若杉さんはどのようにして、有安さんの素質を見抜いたのでしょうか。また実務未経験者を迎え入れるにあたって、マネジメントサイドとして意識したことはなんだったのでしょうか。
超異色のキャリアチェンジが大成功した秘訣に迫ります。

フクロウラボには「階層」が無い!CTOと新人エンジニアがフラットに働く企業文化

――フクロウラボとはどのような会社か、お教えください。

若杉:フクロウラボは、アフィリエイト広告ネットワークを展開するベンチャー企業です。特に弊社は動画アフィリエイトに注力しており、スマートフォン上での訴求効果を向上させています。

1つの案件の中に、複数の報酬発生地点を設定しているのも弊社サービスの特徴です。

例えば、一般的なスマートフォンアプリのアフィリエイト案件では「ユーザーがアプリをインストールすること」をコンバージョンと判断し、報酬をお支払いします。そして一度お支払いした後は、そのユーザーがどれだけアプリを使っても「コンバージョン」にはならないんですよね。

一方、弊社サービスではアプリインストール後の正式な会員登録や、アプリ内での行動なども1つのコンバージョンとみなして報酬発生地点を様々な形でご用意しています。

左・有安祐二さん(株式会社フクロウラボ エンジニア) 右・若杉竜一郎さん(株式会社フクロウラボ 執行役員CTO)

――若杉さん、有安さん、それぞれの仕事内容を教えてください。

若杉:執行役員CTO(Chief Technology Officer)をしています。役職名だけを耳にするとマネジメントサイドのようですが、実際には第一線でコードも書いています。案件の要件定義や1 on 1での個人面談といった仕事をしながら、開発にも随時参加するという形ですね。

有安:エンジニアをしています。主に使っているのはRuby on Railsで、PHPも少々触っています。まだまだ僕は新米ですが、他のエンジニアの社員さんと同じように業務に参加させてもらっています。本当に働きやすいです。

若杉:フクロウラボは、あまり社内に「階層」が無い企業なんです。社内ではタスク管理ツールを導入しており、それぞれの社員が抱えているタスクやToDoが一目で分かるようにしています。

いま誰がどんな仕事をしているのか。誰がどのタスクに着手しているのか。

そういった社内の状況を、常に見通しよく管理するのがフクロウラボの仕事のスタイルです。

――働き方の透明性がとても高いですね。

若杉:その点は強く意識しています。

たとえば開発チームではタスクが終わったら、自分以外のエンジニア2名にコードレビューを依頼するというのを1つの流れにしています。

ですが、コードレビューの依頼先は自分では選べないようにしているんです。コードレビュー相手は常にランダムに選ばれています。だから有安がレビューしたコードを、僕がもう1回全てチェックすることもありますよ(笑)

――へえ!

有安:その逆もしかりです。

CTOが一回レビューしたコードを、新人がチェックし直すなんて普通は中々無いですよね。でもフクロウラボではCTOも新人も同じ立場で、同じように仕事をするのが当たり前なんです。

実際、僕は下っ端ですが他の社員の方とフラットに接しながら仕事ができています。

フクロウラボのオフィス入り口には、ブロックで作られたフクロウの置物があります。同社エンジニアが作ったものだそう。

 

 

スタートアップ企業は元ドラマーの素質を、どのようにして見抜いたのか?

――お2人は面接で、どんなお話をされましたか?

若杉:面接では、その人の「仕事との向き合い方」を見ています。

有安は大手音楽レーベルのロックバンドのドラマーとして活動していました。当たり前ですが、プロのドラマーになるって簡単なことでは無いですよね。プロになれたからにはその裏には高いモチベーションがあり、地道な努力を続けていたはずです。

高い目標を掲げ、それをクリアした経験を持つ有安のキャリアにはとても魅力を感じました。

有安:ありがとうございます。

若杉有安ならエンジニアとして積極的に自ら学び、成長していってくれるだろうと思ったんです。もちろん、実務未経験という点には不安もありました。でも有安の高い学習能力や他業界での実績を考えれば、そうしたことは大きな問題では無かったです。

「有安はとても仕事が早いです」CTOが驚いた、実務未経験者の開発スキルの高さ

――有安さんは2017年12月にフクロウラボに入社されました。最初に手がけた仕事は、どういうものでしたか?

有安:まずは環境構築を行い、社内のコーディングの規約を先輩方から教えてもらいました。その後、最初にやったのは社内向けのシステム管理画面のバグ修正です。1時間もあれば作業が完了する、ごく小さなタスクでした。

若杉:弊社サービスでは広告主様とメディア様、それぞれに管理画面を提供しています。また、それとは別に弊社がサービスを管理するための画面も別途用意しています。そちらの画面に小さなバグが残っていたので、修正してもらいました。

――エンジニアとして初めて任された仕事を完遂するのは、感慨深かったのでは?

有安:本当にササっと実務に入り、ササっと作業を終えたので、感慨に浸るという感じでもなかったですよ(笑)

短い時間で、きちんと任されたタスクを終えられたという意味では良かったです。

若杉:有安は呑み込みが早く、コーディングも早いんですよ。人の話を理解する能力に長けているので、仕事の要領が良いです。その点は有安の長所で、非常に高く評価しています。スピーディーに作業を進めて、タスクを完了してくれました。

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エンジニアのポテンシャル採用には「入社後の細かなケア」が欠かせない

――社内のエンジニアは現在、何名ですか?

若杉:6名です。正社員が5名、業務委託が1名です。

――有安さんはTECH::EXPERTを経て、フクロウラボに転職しました。プログラミング学習経験があるとはいえ、未経験者をエンジニアとして入社させることに躊躇いはなかったのか、改めてお聞かせください。

若杉:一切、躊躇をしなかったといえば嘘になります。とはいえ、即戦力エンジニアを求めているのは他社も同じです。弊社はあくまで小さなスタートアップ企業です。募集対象を経験者に絞って採用をしても、結果が出るまでにはあまりに時間がかかる・・・というのが実情でした。

つまり、エンジニア採用をするには「ポテンシャル採用」に踏み出さざるを得なかったという面があります。

ただ決して、ネガティブなスタンスで実務未経験者の採用を始めたわけではありません。

スタートアップ企業は新たなシステムの開発に、積極的にチャレンジします。その現場は「知らないことが出てきたら、その都度学んで実装する」ということの繰り返しです。

新たな技術を学び、実践できる環境は新人エンジニアにはうってつけです。ポテンシャルがある方であれば、急成長が期待できます。会社の成長と比例するようにして、スキルを伸ばしていけます。

そのため、スタートアップとポテンシャル採用の親和性は非常に高いと考えていますね。

――ポテンシャル採用を実施してみての、率直な感想を教えてください。

若杉:「ポテンシャル採用」の言葉通り、応募者のポテンシャルをいかに見極めるかが重要ですね。例えば「こういうアプリを作ってみたい」「こういうコードが書けるようになりたい」といった能動性や高いモチベーションを持っている方は、成長が期待できます。

逆に「ちょっとこういう人は危ないな」と感じるのは、成長への強いモチベーションがあまり感じられない方です。

エンジニアは意欲さえあれば、毎日の仕事から本当に沢山のことを吸収できる職業です。ですが、その源となるモチベーションが無くては続けていくのが難しいです。

――そうですね。

若杉:ただエンジニアも人間ですから、時にはモチベーションが下がってしまう時もあるはずです。だからこそ、ポテンシャル採用に取り組む企業には「入社したエンジニアの細かなケア」が欠かせないと思います。

エンジニア採用で重視するのは「素養があるか」

――フクロウラボのエンジニア採用基準を、詳しく教えてください。

若杉「スタートアップで働ける素養があるか」はとても大事です。スタートアップは決して「安定した組織」とは言えません。正直、安定志向の方は向いていないです。逆にチャレンジングな仕事をしたい方には、刺激的な環境だと思います。

またフクロウラボの場合、開発チームがまだまだ小規模です。そのためフロントエンドからサーバーサイド、インフラまで横断的に手がけられる方だとなお良いですね。

有安:フクロウラボに入社してからは、PHPでコーディングをしたり、インフラ周りを手がけたりと色々やらせてもらってます。僕はTECH::EXPERTの受講中から「どんなことでも出来るエンジニアになりたい」と思っていましたし、企業選びもスタートアップやベンチャーを中心に進めました。

だからこそ、何でも触ることが出来る今の環境はとても楽しいです。

――今後、有安さんにはどのような働き方を期待していますか?

若杉:エンジニアの成長に、何よりも欠かせないのは「興味」だと考えてます。興味があることはやっていて楽しいですし、どんどん知恵やスキルが身につきます。逆に興味が薄れてしまっては、成長は鈍ります。

だから有安にはどんどん新しいことを学び、どんどん自分自身の興味を深めていってほしいですね。例えば音楽業界での経験を生かし、音楽に関連したWebサービスを趣味で一個作ってみる。そうしたことにチャレンジすると視野が広がりますし、得たスキルは必ず仕事にもプラスになります。

――フクロウラボの社員の方には、サイドプロジェクトでアプリやサービスを作っている方も多いですか?

若杉:ええ。僕も1つ、コーヒーのWebメディアをやっていて。オリジナル記事を制作しているわけでは無いんですけど、コーヒー好きな方に喜んでもらえそうな情報を集めたキュレーションサイトとして運営しています。

とにかくコーヒーが大好きなんです(笑)

好きが高じて、同僚はもちろん、他の会社のコーヒー好きなエンジニアと協力してコーヒー豆の共同購入もしてます。一緒に買った大量のコーヒー豆を皆で分けて、業務中や休憩時間に飲んでいて。

有安:世の中には一気に流行って、すぐ廃れてしまうものも多いじゃないですか。

一方でコーヒーは普遍的で、この先も文化としてずっと残るものですよね。そうしたテーマでWebサービスを作るのはすごく素敵なことだと思います。僕も今後、そうした普遍的なテーマでのサービスづくりに挑戦してみたいです。

CTOが未経験からのエンジニア転職成功者に、これから最も期待することとは

――有安さんは未経験からエンジニア転職をしたことに、後悔はありませんか?

有安:無いですね。

これだけ毎日楽しく働けているのは、フクロウラボに入社したからこそというのもあると思います。

代表取締役の清水は、常々「うちでは、社風にマッチした人しか採用しない」と言っています。もちろん企業には多様性も重要です。実際、フクロウラボには色々な人がいます。ただ「嫌な人」は本当にいないんですよ。

社内の1 on 1で「有安くん、何か困ってることは無い?」と聞かれたりもするんですけど、何も答えが思いつかないんです(笑)それくらい、伸び伸びと働ける環境なんですよね。

若杉:有安にはどんどん社内外のエンジニアと交流し、刺激を受けてほしいです。まだ有安はキャリアが浅いですし「こういうエンジニアになりたい」という目標が、十分に明確にはなっていないと思います。

単に仕事をするだけでなく有名なエンジニアの本を読んだり、勉強会やイベントに行く。そうした経験を重ねて、初めて見えてくることもたくさんあります。

「この分野、面白そう!」「この技術、極めてみたい」とちょっとでも興味を持ったことにはどんどんチャレンジし、スキルを伸ばしていってほしいですね。

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この記事を書いた人

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音楽ライターとしてエイベックス、ビクター、トイズファクトリー等に所属するアーティストの取材を担当。2016年に開催された『Bjork Digital』の取材経験から、VR×音楽に関心を抱く。2017年よりテクノロジーに関するライティングを開始し、TECH::NOTEにジョイン。猫とウサギを飼っています。