プログラミングを仕事にして収入を上げる方法

実力派バンドからの脱退、ドラマーが歩む第2のキャリア。彼は何故エンジニアになったのか

作成: 2017.12.22 更新: 2019.05.08

 

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『2017年4月19日、音楽グループ「GOODWARP」から有安祐二(Dr, Cho)が脱退。』
新進気鋭のバンドからのメンバー脱退はグループの公式サイトの他、ナタリーをはじめとする各種音楽メディアでも報じられました。脱退からおよそ8ヶ月、有安さんはITエンジニアとして第2のキャリアを歩みだしています。
大手レーベルからメジャーデビューを果たし、華々しいスポットライトを浴びる世界に居た有安さん。
何故、有安さんはバンドを脱退し、音楽からほど遠いITエンジニアの世界に飛び込む決意をしたのでしょうか。お話を聞いてみました。【有安祐二(ありやすゆうじ)さん プロフィール】

高校1年でドラムを始める。高校3年から音楽の専門学校に通い、在校時よりプロ活動を始める。後に授業料免除の特待生として卒業。プロ活動と並行して講師業も10年ほど続ける。バンドではメジャーデビューを経験。

バンド脱退後、2017年5月よりTECH::CAMPを受講。音楽講師を続けながらの3ヶ月の学習を経て、8月よりTECH::EXPERTを受講。12月よりクローズドのアフィリエイト・サービス・プロバイダを手がける株式会社フクロウラボにフルスタックエンジニアとして入社。

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最初は音楽の世界に戻る考えもあった

――有安さんは音楽グループ「GOODWARP」を2017年4月に脱退されたのち、TECH::CAMP(テックキャンプ)を3か月受講。その後、TECH::EXPERT(テックエキスパート)を受講し、エンジニアに転職されました。脱退からTECH::CAMPおよびTECH::EXPERTでの学習を始めるまでの間、どのようなことを考えながら過ごしていたのでしょう。

次も音楽の仕事をするか、何か別のことをやるかを考えていました。

バンド脱退後はまずドラムを教える仕事をしていました。

並行するように始めたのが、プログラミングの勉強です。実は、IT業界に進んだ大学の友人に「有安はエンジニアに絶対に向いているよ」と昔から言われていて。だから、エンジニアになるのも有りだとぼんやり考えてはいたんです。

プログラミングはドットインストールやProgateといったサイトがあり、無料で学習ができますよね。

そういうサイトに登録し、HTMLやCSSのコースを軽く学びました。その時に触れたのは本当に初歩の初歩で、本格的な学習を始めたのはもっと後のことですが。

――それまで音楽を続けてきた中で、エンジニア転職を視野に入れてプログラミングを始めるのは勇気が要るかと思います。音楽活動からの気持ちの切り替えはスムーズにできましたか?

スパッと気持ちを切り替えられたかと言えば、そういうわけでも無いです。音楽の世界に戻るという選択も、まだ頭の隅に置いてはいたので。

5月から7月にかけての3か月間、僕はTECH::CAMP(テックキャンプ)に通い「自分はプログラミングに情熱を持って取り組めるか」を自身に問いかけながら、学習しました。プログラミングが自分に向いているのかを実験していたという感じです。

時間をかけて学び、プログラミングは自分に合うと思えたのでエンジニアになろうと気持ちを固めたというのが正直なところです。

――なるほど。ちなみに有安さんは活動当時、バンドの公式ウェブサイトを自ら制作するといったことはしていましたか?

いえ、まったく。

事務所に所属していたので、ウェブサイトの制作や運用はスタッフの方にお願いしていました。「自分でウェブサイトを作る」という発想自体がありませんでしたね。

――すると、完全にプログラミング未経験からのチャレンジだったのですね。

そうですね。音楽を作るため、CubaseというDTMソフトを使っていたのでパソコン作業自体への抵抗感は無かったです。ただ、ITスキルはMacのショートカットキーを使いこなすのがやっとという感じでした。

有安さんが所属していたグループ「GOODWARP」の楽曲「僕とどうぞ」。ダンサブルなサウンドが魅力的です。

自分自身を試すため、設けた3か月の学習期間「自分は努力を続けられる」

――エンジニアという未経験の職種に転身するにあたって、家族や親しい方に相談はしましたか?また知らない世界に飛び込むことへの恐れはありませんでしたか?

特に相談はしなかったです。

僕にとって、5月から7月のTECH::CAMP受講は試用期間のようなものでした。その期間があったことで、エンジニアという仕事への理解が深まりました。

だから、エンジニアになることへの恐怖心も無かったです。

――どのような出来事を通じ、自分はエンジニアに向いていると手ごたえを得られましたか?

同じ時期にプログラミング学習を始めた受講生に比べ、僕はカリキュラムの進みが早かったんです。それが自信になりました。

受講期間中は1日10時間くらい勉強していたのですが、学習が純粋に楽しくて、疲れなかったというのも大きいです。

自分を高めるため、質の高い努力をどれだけ続けられるかというのはとても大事なことです。受講を進めるうちに、自分は努力をプログラミングという分野で続けられると確信を得られました。

――TECH::CAMP(テックキャンプ)の受講を決めた要因は何でしたか?

twitterでTECH::CAMP(テックキャンプ)を知り、教室の営業時間や料金などを詳しく調べて「ここが自分には向いているぞ」と感じたことがきっかけです。そして無料体験会に行き、正式に受講を決めました。

TECH::CAMPの受講を始めてから2か月目に、TECH::CAMPと関係の無い外部のIT勉強会に参加したんです。プログラミングを始めてから半年程度の方が多く参加する勉強会で、他のスクールの受講生も多く参加していたのですが、正直「ああ、TECH::CAMPを受講して良かった」と思いましたね。

カリキュラムの充実度やサポート体制の手厚さが、TECH::CAMPはずば抜けています。

エンジニアになることを本気で決意。スクールで学んだ内容とは

――有安さんは3か月のTECH::CAMP受講を経て、エンジニア転職を決意。未経験からのエンジニア転職を最短10週間で実現するTECH::EXPERTの受講を開始されました。具体的に何を学びましたか?

プログラミング言語のRubyと、WEBアプリケーション開発向けフレームワークのRuby on Railsを中心に学びました。それに付随してHTML、CSS、JavaScriptやデータベースも学習しましたね。フロントエンド、サーバーサイド、データベースまで網羅的に学習できるのは、非常にありがたかったです。

単に座学のように学ぶのではなく、自分で実際にサービスを作っていけるのがとても楽しかったですね。

――どのようなサービスを開発されましたか?

TECH::EXPERTは全10週間(短期集中コース)のカリキュラムですが、大きく分けて3つの期に分かれています。

最初の2~3週間は基礎学習期間で、RubyやRuby on Railsを学びます。その次にLINEライクなチャットアプリケーションを1ヵ月近くかけて制作します。この過程でJavaScriptなどのスキルがかなり身につきます。

ラストに、最終課題として既存サービスのクローンサイトを作ります。僕の場合はAmazonを制作しました。

僕の場合、TECH::CAMPで3か月間学習を積んでいたこともあって、基礎学習期間のラストに受けるテストに初日で合格しました。チャットアプリケーションの制作も1週間ほどで終わったので、残り1ヵ月半強は最終課題の完成度アップに費やしました。朝1番に教室に到着し、1番遅くに教室に出るという毎日を過ごしていましたね。

難しいエラーが発生した時には、1人で5時間悩み抜いたりもしました。どうしても自分では原因が分からず、メンター(講師)さんに質問したら15分で解決したりもして(笑)。メンターさんが近くにいるのは、心強かったです。

課題が完成した時、メンターさんに「TECH::EXPERT史上、最も出来が良い」と褒めてもらったときはめちゃめちゃ嬉しかったですね。

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バンドマンとしてメジャーデビューした経験から学んだこと

――有安さんは元々、音楽という実力主義の世界に身を置いていました。エンジニアの世界も実力主義の一面があります。音楽業界での経験が、エンジニアに転身するにあたって役立ったと感じることはありますか?

音楽から学んだことは本当に沢山あります。中でも大きいのは「努力の仕方」です。

音楽は「あいつは下手だ」「こいつは、あいつより上だ」と外から言われ続ける世界なので、自分で自分を高める努力が重要なんです。

自分を高めるには、トレーニングの量が重要です。もちろんトレーニングには「質」も大事ですが、トレーニングの質を高めるにはそもそも量が必要です。

どうやったらトレーニングの質が高まるかを常に意識しながら、ある程度の量をこなすと自分に合ったトレーニングの方法がおのずと見えてくるんですよ。

僕は音楽の経験があったことで、プログラミングを始めてからも「学習量をこなしながら、その学習の質を高めるためにはどうすべきか」を常に頭に置き、学習できました。音楽業界に居たことが、僕を自然とこういう脳の持ち主にしてくれたんです。努力するための考え方が身についたのは、音楽のおかげです。

――「ものづくり」を仕事にすることに、こだわりがあるのでしょうか。音楽もプログラミングも、非常にクリエイティブな仕事ですよね。

よくエンジニアは「スキル主義」と「プロダクト主義」の2種類に分かれると言われますが、その2つに分けるなら僕は後者です。

ただ、いまの僕は可読性が高く、綺麗なコードを書くことに1番興味があります。プロダクトをゼロから作り上げることに最も強い喜びを感じているかと言えば、必ずしもそうではないかもしれないです。

初のエンジニアとしての転職活動で意識したこと

――転職活動の際、企業選びはどのように進めましたか?

4つの判断基準がありました。

1つ目は何でも触れること。フロントエンドからサーバーサイド、インフラに至るまで幅広く触れる環境の会社に行きたいと考えてました。

2つ目は案件の要件定義から関われることです。プログラミングはスキルも大事ですが「何を作るか」も重要というプロダクト主義的な考え方も持っているので、上流工程から案件に携わりたかったんです。

3つ目は入社後にスキルを磨ける環境があるかどうか。4つ目に会社そのものの雰囲気を見ていました。

こうした働き方が出来る会社は、大企業よりはベンチャーに多いです。結果的に僕が受ける会社のほとんどは、小さな企業でしたね。

僕が内定を頂いたフクロウラボさんは、この4つの条件をすべて満たしていました。自分が行きたい会社に行くことが出来たので、良い会社と巡り合えて良かったと思っています。

株式会社フクロウラボは厳しい審査基準を満たしたメディアのみを対象とするクローズドのアフィリエイトサービス・プロバイダを運営しています。動画アフィリエイトに注力しており、AI(人工知能)の活用もスタートしています。

元バンドマンの目に映る、エンジニアの世界の素晴らしさは何か

――フクロウラボさんで、最初に取り組む仕事はどういうものになりそうですか?

まずはサーバーサイドのプログラミングをRubyとRuby on Railsでやっていくことになると思います。その後余裕が出来てきたら、JavaScriptなども書くことになりそうです。更にその後は、頑張り次第です(笑)

いまは仕事が始まるのが楽しみです。実践の場で、どんどんスキルを磨きたいですね。

音楽からエンジニアの世界に移って、強く感じたのは座れる席の数が段違いということです。音楽では、楽器を始めて半年のプレイヤーなんてまだまだ文化祭レベルですよ。プロとしてお金を貰うのは、まず難しいです。

ところがエンジニアの世界では、学習スタートから半年できちんとお仕事を貰えますし、お金を頂ながらスキルを磨ける環境があります。これは本当に素晴らしいことです。プログラミングは楽しいですし、それが仕事になるわけですからね。

自分を支えてくれた講師やアドバイザー、同期に感謝

――これから学んでみたい技術や分野はありますか?

まずはRubyによるサーバーサイドのプログラミングを突き詰めて学びたいですね。いまはRubyの技術書を沢山読んでいるのですが、より深いことを知れば知るほど「いまの自分はまだまだだな・・・」と感じます。

――作ってみたいアプリケーションのアイデアはありますか?

良い意味で無いですね。いまは可読性が高く、美しいコードが書くことへの興味が強いです。そのためにもしっかり学習を続け、自分を高めたいです。

――有安さんは大きなキャリアチェンジを実現されました。今回のキャリアチェンジは、ご自身にとってどういう機会になったと思いますか?

きっと他のスクールでは、これほどスムーズにキャリアチェンジすることは出来なかったと思います。支えてくれたメンター(講師)さんやキャリアアドバイザーさん、同期の受講生に本当に感謝です。

ただ「人生が変わった」と言えるほどの強い実感は、実はまだ無いんです。これからじわじわと、実感が湧いてくるのかもしれませんね。

――TECH::EXPERT受講を検討している方に、アドバイスをお願いします。

他のスクールとどちらに行くか迷っているなら、絶対にTECH::EXPERTが良いです。他のスクールに通った経験を持つ方と話し、このことは僕の中で確信に変わりました。

プログラミング自体を学ぶか迷っていたら、まずは無料サイトで軽くやってみてください。無料でもある程度は学べます。無料学習サイトで1のスキルを学べるとしたら、ここでは37くらいは学べます。少し独学して「プログラミングって面白い。もっと勉強したい」と思ったら、TECH::EXPERTを受講しましょう。

TECH::EXPERTの受講はハードです。1日10時間の学習に耐えられるかどうか、自信が無い方はまずTECH::CAMPを受講してください。僕はTECH::EXPERTを受ける前に、まずTECH::CAMPを受け「自分にエンジニアの適性があるか」を見極めました。

「エンジニアに向いているか分からないので、まずTECH::CAMPを受けてみる」というのはとても良いですし、僕は強くおすすめします!

――有安さん、ありがとうございました!

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この記事を書いた人

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Kazuto Seki
音楽ライターとしてエイベックス、ビクター、トイズファクトリー等に所属するアーティストの取材を担当。2016年に開催された『Bjork Digital』の取材経験から、VR×音楽に関心を抱く。2017年よりテクノロジーに関するライティングを開始し、TECH::NOTEにジョイン。猫とウサギを飼っています。