北海道で希望だったIT業界への転職を実現!テックキャンプで学べたことはプログラミング知識・技術だけではない
更新: 2022.05.11
※記事中で使用している写真は、ご本人からご提供いただきました。
前職は一般事務として働いていた仲田さん(仮名)。
テックキャンプ エンジニア転職の短期集中スタイルをオンラインで受講し、見事、希望していた北海道勤務でのITサポート事務へ転職できました。
テックキャンプの学習体験の中で「プログラミングを通じて自分の人生を豊かにするためには、どうすれば良いのか?」を学んだと語る仲田さん。
そんな仲田さんに「テックキャンプの魅力」や「北海道での就活」について、インタビューで詳しく伺いました。
この記事の目次
新しい価値観を受け止めてもらえない人間関係に悩んでいた
ーー自己紹介をお願いします。
仲田(なかた)です。前職は、建設資材を工事現場に届ける会社の一般事務として3年9ヶ月ほど働いていました。
ーー前職のお仕事はどんなことをしていたのですか?
基本的にはその日に受けた注文を、その日に現場へ届けるという仕事でした。
私は、電話やFAXやメールなどで注文を受けたものを、伝票を入力して紙に出力し、倉庫担当の方に渡すという作業をやっていました。
ーー前職で何か悩んでいたことはありましたか?
先輩とのコミュニケーションがうまくいかないことに悩んでいました。
ーーなるほど。差し支えなければ具体的なエピソードを教えてもらえますか?
私がちょうど入社した時は、伝票をExcelで作るように変わった時期でした。その前は伝票は全部手書きだったそうです。
私はExcel VBAの知識が少しあったので、もっと効率化できる箇所を何箇所か見つけました。
そこで、Excel VBAや関数などで簡易ツールを試しに作って、主任に提案したんですけど…。
仕事の流れを変えることに抵抗があるみたいで、慣れている仕事のやり方を変えたくないと言われてしまいました。
そこで先輩方と私の間に少し摩擦ができてしまったと感じています。
それ以降は会議でもなかなか意見が合わずに、悶々としてしまうところが結構辛かったですね。
ポジティブな逃げ道を持っていたからチャレンジできた
ーーお話ありがとうございます。転職を考えたのも、人間関係に悩んでいたことがきっかけだったのでしょうか?
たしかに、もうちょっと効率化が推奨されているような会社や上司と働きたいなとは思っていました。
ただ、一番のきっかけは自分と向き合う時間を持ちたいと思ったことです。
ちょっと心が疲れてしまって、このまま仕事を続けていても根本的に心が回復していかないだろうなと思っていました。
そこで「自分がこの先どうして行きたいのか」「仕事をもう一回始めるにしてもどういった仕事をしたいのか」をゆっくり考えたいと思ったんです。
なので、いきなり転職する前に、仕事をやめて何もしない時間をつくるために退職の道を選びました。
仕事を続けながら自分と向き合うのは、私には難しいと感じていたのもあります。
ーーなるほど。退職されてからはどのように過ごしていたのでしょうか?
第一目的の「ゆっくり自分の時間を過ごす」ということをしていました。
あとは、趣味で演劇と音楽をやっているので、たまに公演やライブに出たりしていました。
自分を見つめ直すみたいな話は劇団ですることが多くて、そこで色々と自分がこれからやりたいことを考えていました。
退職は2020年12月頃だったので、2021年1月〜8月の約8ヶ月間くらいは自分の時間を過ごしていましたね。
ーープログラミングに興味を持ったきっかけは何だったんですか?
8月くらいに、そろそろお金も心配になってきたので、求人探しを始めたんです。
一般事務の仕事そのものは好きだったので、次の職場でも事務職の経験を活かしたいなと思って求人を探していたら「ITサポート事務」という仕事を見つけました。
そのあと、ITサポート事務の仕事についてネットでより詳しく調べていたら、たまたま「プログラミングは30代になっても始められる」というような記事を見つけたんです。
クリックして読んでみると、プログラミングスクールが紹介されている記事で「30代でも転職実績があるプログラミングスクールもあるんですよ」というのを知り、そこでテックキャンプを知りました。
それがプログラミングに興味を持ったきっかけですね。
ーーテックキャンプを受講しようと思った理由は何だったのですか?
テックキャンプのホームページを開いたら、最初に給付金の案内がドーンって出てきて、自分が給付金をもらえるのか簡易版でチェックしてみました。
それで自分が対象になりそうで、対象期間もギリギリだったので「今しかない!」と思い、テックキャンプ に通うことを決意しました。
もしITエンジニアになれなくても、一般事務で仕事をしてプログラミングは趣味の1つとして楽しもうくらいの気持ちでいました。
そういう風に、自分の中に保険というか、ポジティブな逃げ道を持った状態だったからこそ、私としてはチャレンジの一歩を踏み出すことができたんだと思います。
それくらいの気持ちだったので、結構嬉しかったのはテックキャンプには最初の2週間は全額返金制度があることでした。
あれのおかげで「やってみよう」って気持ちが後押しされました。
学習が思ったよりも大変だなとか、自分に向いてないなと思ったら、2週間以内にやめればお金も返ってくるし、2週間学んだものは身になるし、何も損することはないと思えました。
真剣に学習に向き合ったからこそ知れた大切なこと
ーープログラミング学習中の感想を教えていただけますか?
最初の方は全然疲れを感じていなくて、ひたすら楽しかったです。
テックキャンプで推奨されている学習時間(平日10時間)よりも、プラス2〜3時間ほど学習していました。
土日は基本的には任意学習なのですが、平日と同じくらいの量をこなしていましたね。
ただ、受講開始から3週間くらいの週末に、ものすごく体調を崩してしまって、起き上がれない、ご飯も食べれない状態に突然なってしまいました。
自分で自分が疲れていることに気づくのが、私はかなり遅いタイプのようです。
でも体調が回復してからは、自分の体調を客観的に見ることを心掛けられるようになって、学習のペースを疲れを溜めすぎないペースに変えていけました。
学習期間中に自分の限界点を意識できるようになったのは、とてもよかったです。
ーーテックキャンプ エンジニア転職では、チームを組んで学習を一緒に頑張ると思うのですが、チームの方とはどのような関わりがありましたか?
毎週月曜日にライフコーチがチームメンバーに「1週間どう過ごしましたか?」「よかった点・改善点はありますか?」とSlackで呼びかけてくれて、みんなでSlackのチームのチャンネルに振り返りをシェアしていました。
チームメンバーの投稿を見ていると、みなさん土日はのんびり過ごされていて「あれ?自分、頑張り過ぎでは?」と少しずつ気づきました。
「みんな、そんなに余裕があるのか〜」とびっくりしましたね。
ーーただ、先ほども仲田さんが仰っていたように「自分がどこまで頑張れるか」の限界点を意識できるようになったのはよかったのではないですか?
それをこのタイミングで意識できるようになったのはよかったです。
ITエンジニアってお仕事が忙しいイメージがあったので、今回入社させていただく会社にも無理したらまた学習中の時みたいに体調を崩してしまうんだろうなと思いました。
「今はこれくらいのレベルならできるけど、これ以上は今はまだできないです」「前の職場ではこういうことで苦労していたんです」っていう、今の自分の限界点を面接のときにちゃんとお伝えできたのは、テックキャンプでの経験があったからだと思います。
それを聞いた上で、そこの会社は内定をくださったので、とても感謝しています。
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自分がどう生きたいのかを見失わずに学習できた
ーー他に学習で印象に残っていることはありますか?
チームの方とのアウトプットの時間があったことは、とてもよかったです。
決められた学習時間の間でアウトプットの時間があるんですけど、学習期間の最後の方では、私たちのチームは互いのオリジナルアプリの課題や困っている部分をアウトプットしていました。
チームメンバー同士で、解決への良い情報があれば共有し合っていました。
ーー良いチームメンバーですね!お互いに助け合いながら学習体験をより良いものにしていったのですね。
テックキャンプ卒業後はテックキャンプで使っていたSlackのチャンネルは使えなくなってしまうんですけど、卒業後もLINEやTwitterでチームメンバーとは繋がっています。
就活のことを話したり、お仕事が先に決まっている人には現場ではどんなことをやっているのか教えてもらったりしています。
こんな風に話ができる人ができたのは嬉しいなと思っています。
ーーテックキャンプの学習体験を通じて、仲田さんが得た大切なものは何だと思いますか?
ライフコーチからは「プログラミングのことを教えていただいた」というよりは、「プログラミングを通じて自分の人生を豊かにするために、どうすれば良いのか?」みたいなことを学べたと思っています。
学習方法、学習習慣、モチベーションの保ち方、自分の軸を明確化するための気づきなどを面談や学習を通じて与えてくれました。
プログラミング学習を終わらせることではなく、プログラミングを使って人生をどう豊かにしていきたいのかに焦点を置きながらライフコーチは接してくれたので、自分の人生やキャリアの目標を見失うことなく最後まで学習を頑張れました。
メンターからは「自分の頭で考える」ことの大切さを学びました。
人によって話しやすい方、ちょっと話しにくい方というのはいましたが、メンターは私にとっては理想の上司のような存在でした。
職場にこんな上司がいたらいいのになと思いました。
どうしても職場だと答えだけ教えてもらって、あとは自分一人で考えるっていうのが多かったんですが、メンターは答えだけでなく、答えにたどり着くまでの考え方まで教えてくれました。
学習の途中からは、答えではなくヒントだけ教えてくれる形に変わるのですが、メンターに質問したときにメンターは私が解決できるかどうか待ってくれることもありました。
自分の頭で考える力を養うためのサポートを、メンターはしてくれていた感じがします。
「自分の頭で考える」という軸を大切にしながら接してくれたのは、とてもありがたかったです。
キャリアアドバイザーにもらった言葉で、面接の不安を乗り切れた
ーー北海道での就活だったと思うのですが、就活はどんな風にされていましたか?
東京での就活は考えていなかったので、テックキャンプから求人をいただくつもりはありませんでした。もらえなくて当たり前くらいに思っていたので。
キャリアアドバイザーには履歴書や職務経歴書の添削であったり、就活している間の不安なことを相談したり、面接練習に付き合ってもらったり、求人紹介以外のことをメインにサポートしていただいてました。
求人は、テックキャンプでおすすめされていた求人サイトに登録して、あと自分で見つけた求人サイトに登録しました。
そのほかには、他社のキャリアアドバイザーやハローワークにも相談していました。
ーー就活の時に大変だったこと、苦労したことはありましたか?
ITエンジニアに応募するか、ITサポート事務に応募するか迷っていて、やっぱり当初から希望していたITサポート事務へ応募することに決めたのですが…。
「北海道勤務、未経験、年間休日、お給料」などで条件を絞ると求人件数が少なくなってしまいました。
そこからさらにITサポート事務に絞ってからは、求人件数がすごく少なくなり、受けようかなと思った企業が7件くらいになりました。
この7件全て落ちたらどうしようという不安はすごくありましたね。
ーーそのときは、どのように不安を乗り切ったのですか?
もしダメだったら一般事務でも良いとは思っていたので、別の選択肢も用意しておくことで、不安を和らげることはできました。
でも、せっかくならITサポート事務で働きたい気持ちはありました。
そんなことを思っていたときに、企業の面接日程が決まって、キャリアアドバイザーの方に模擬面接をしていただいたんです。
そのときに、私自身そんなに魅力だと思っていなかった部分を「そこ、仲田さんの良いところだから推していったらいいですよ!」ってキャリアアドバイザーの方に言っていただいて、そのおかげで本番の面接は落ち着いて受けることができました。
ーーそれは良かったですね!面接の結果はどうだったのでしょうか?
希望していたITサポート事務として、内定をいただくことができました!
勤務先は地元の北海道支社で働けるので、よかったです。
しかも、その会社にはITエンジニアにも挑戦できるキャリアプランがあるんです。
ITエンジニアは結構不足しているので、興味があったらぜひITエンジニアにも挑戦してくださいと言われました。
テックキャンプの学習を通して、プログラミングは楽しいなと思うことができたので、IT業界や自分の新しい仕事に慣れていったら、ITエンジニアの方にも挑戦していきたいなとは思っています。
ーーすごく素敵な転職活動になりましたね!最後にテックキャンプ エンジニア転職に興味がある方に向けてメッセージをいただけますか?
私も「IT業界未経験、プログラミング未経験、30代、地方」という色々と難しい条件が揃ってしまっているんですが、それでもテックキャンプで学習をやりきって、就職活動して内定をいただけました。
私はこの先、ITエンジニアとして働くかもまだ分からないですし、ずっとITサポート事務かもしれないですし、ITサポート事務もやめてIT業界でないところで働くこともあるかもしれません。
でも、どういう選択肢をとっても大丈夫っていう感覚を、テックキャンプの経験を通して気づくことができました。
きっと30代とかで全く働いたことがない人とかは少ないと思うので、もしダメでも「以前の職場や業界に戻ればいいや」くらいの気持ちで挑戦すると始めるハードルは低くなるかもしれません。
自分のことが見えなくなっている切羽詰まった状態のときではなく、自分と少しでも向き合うことができている状態のとき、自分でやりたいと思ったことに新しい一歩を踏み出してみることが大事かなと思います。
ーー素敵なメッセージをいただきありがとうございました。
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