正社員経験なし28歳、テックキャンプでWebエンジニアとして転職!副業も手に入れ収入と市場価値を一気に高める
更新: 2021.07.26
※本記事は2019年5月20日時点の情報です。
修士2年の12月に病に倒れ、そのまま大学院を中退。設計事務所でのアルバイト生活に突入した矢部秀明(やべ・ひであき)さん。
「建築は建築で好き」と語りつつも、実際には「大学院中退。正社員経験なし」というキャリアの市場価値の低さをずっとコンプレックスに感じていたとのこと。
そんな矢部さんは、2018年にTECH::EXPERT(テック エキスパート)を受講。28歳にして、未経験からのエンジニア転職に成功。並行してプログラミング講師とブログの副業もスタート。プログラミングスキルをフル活用し、自身の市場価値を一気に高めることに成功しました。
プログラミングを学ぶのは「お得」だと語る矢部さんに未経験からのエンジニア転職の進め方や、ブログでの発信について話を聞きました。
この記事の目次
病に倒れ、修論執筆を断念。大学院を中退し、バイト生活突入
ーー矢部さんは、大学院を中退しているそうですね。
はい。「大学院中退してる」って言うと、かなり珍しがられることが多いですね。理系の大学院に通っていました。
ーー中退の理由は何ですか?
ちょっと病気をして。ある日突然、本当に激しい腹痛に襲われて、高熱も出てきて。そのまま救急車で運ばれたんです。
今では体調も良くなりましたが、その時は症状の原因も分からなくて。
しかも時期も悪かったです。本当に修論がピークの時に倒れたんです。大学院2年の、12月くらいでした。
ーーそのまま、入院したのですか?
はい。このことは僕にとって、大きな挫折でしたね。入院中は修論を書き進めることができないので、その時期に色々と身の振り方を考えるようになりました。
結局、僕は大学院を中退することを決めたんです。退院後はいろんな人に会うことを決めて、とにかく人に会いまくりました。そんな中で、ある設計事務所に拾ってもらったんですよね。
そこでアルバイトしながら、NPO法人で大学生のキャリアカウンセリングも行いました。大学生の就職活動やキャリアに関する悩みをメンタルの部分からサポートする役回りで、通算で1000人以上のカウンセリングをしました。ですが、正直利益は出ていなかったです。実質的に、NPOでの仕事はボランティアでしたね。
ーーエンジニアを目指すきっかけは何だったのでしょう?
もともと「人」がすごく好きなんですよね。人が喜んでくれることは、自分にとっても一番幸せを感じることです。そういう考え方をビジネスに置き換えると、一番近い業態は「サービス」だなって思います。
でも、建築は建築で好きです。だから「モノづくりができて、サービスも考えられる仕事ってなんだろう」と考えた結果、エンジニアの道を目指すことにしました。エンジニアの仕事には設計の要素も、サービスの要素もありますから。
ーー確かに。
それでいろいろ調べるようになり「Web系のエンジニアを目指したい」と目標が定まり、TECH::EXPERTの受講を決めました。
無料のスクールに感じた不信感。「本当にスキルを身に付けたいなら、お金を掛けるしかない」
ーースクール選びの進め方をもう少し詳しく聞かせてください。スクールはどのように調べましたか?
まずはひたすらググりました。その後は、いろんなスクールでカウンセリングを受けましたね。
最近は無料のプログラミングスクールも増えているんですけど、そうしたスクールのカウンセリングにも足を運びました。でもカウンセリングで「Webエンジニアにはなれません」と言われて、ムッと来てしまって。
ーーなぜ「Webエンジニアにはなれません」と言われたのでしょう?
スクールが就職斡旋する先が、インフラ系の企業だったからです。「まずはインフラの運用保守を2年程度してから、Webエンジニアに転身するのが一般的なキャリアだ」と説明されたんです。
その説明を聞いて、僕は「無料のプログラミングスクールは絶対に受けない」と決めました。Webエンジニアを志望する人に「Webエンジニアにはなれない」「インフラエンジニアになれ」と言うキャリアカウンセリングは、明らかにビジネスありきですし、ちょっとおかしいですよ。
本当にスキルを身に付けたいなら、お金を掛けるしかないと思って。そうして有料のスクールのカウンセリングを受け、一番教室の雰囲気が良かったTECH::EXPERTに入りました。
※テックキャンプの最新の受講プランは公式サイトをご確認ください。
特にエンジニアは「勉強」が大事な職種だと思うので、勉強しやすそうな環境か否かは特に注意して選びました。
プログラミングを学ぶのは「お得」。大学院中退、正社員経験なしから「正社員」へ
ーーTECH::EXPERTを受講した感想を教えてください。
本当にプログラミングができるだけで得られるメリットって、たくさんあって。プログラミングの技術1つで多様な働き方ができますし、実際に僕もプログラミング講師の副業をしています。2019年1月にシステム開発会社に正社員として入社するのですが、入社後も副業は続けていく予定です。
こういう多様な働き方って、プログラミングできる人が少ない「エンジニア不足」の現状だからこそできていることだと実感します。
だから、TECH::EXPERTでプログラミングを学んだことは本当に「お得」だったと思いますね。
※2020年3月2日、TECH::EXPERTは「テックキャンプ エンジニア転職」という名称に変わりました。最新のサービス内容は公式Webサイトをご覧ください。
そもそも、僕は正社員経験自体が無かったんです。自分の市場価値が、スキルを身に付けたことで大きく上がったと感じます。
ーースキルを身につける以前は、自身の「市場価値」を自分でどのように評価していましたか?
大学院中退で、正社員経験も無いという「市場価値の低さ」は、ずっと僕にとってコンプレックスでした。
それがTECH::EXPERTを受講し、スキルを身に付けたことで「正社員のエンジニア」になれたわけです。本当に嬉しいですし、プログラミングを学んで良かったと素直に思えます。
エンジニアには「技術」だけではなく「考え方」「勉強法」が大事
ーーTECH::EXPERTの受講前は、プログラミングのスキルはどれくらいあったんですか?
皆無でした。ずっと建築畑で過ごしてきたので、プログラミングはゼロからです。
ーー学習において、プログラミングのどういう部分につまづきましたか?
エラーですね、やはり。実際、どれだけ悩んでもエラーの原因が分からず、メンターに聞いても解決できないということもありました。パソコンを折りたくなる衝動に駆られたりもしましたね。
ーーその時は、最終的にどのように解決しましたか?
一晩寝たら、次の日に30分で解決されました。カッコを閉じる場所が違っただけだったんですよ。頭の中がわーっとなってきたら、一息置くこともやっぱり大事だなと感じました。
ーーどんなことでも「どうにもならない時は、一呼吸置く」のは大事ですよね。
TECH::EXPERTの受講では、一人でカリキュラムをバーってやる時間も大事なんですけど、やっぱりちょうどいいタイミングで他の人と情報交換をしたり、互いに教えあうことも大事だなって思いました。
そういう環境は、やっぱり切磋琢磨しあえる仲間がたくさんいる「教室学習」だからこそ得られるものですよね。
ーーオンラインでカリキュラムを進めるだけでは得られないメリットですね。
今ちょっと資格の勉強をしてるんですけど、勉強する中で思うのが「勉強の仕方を知っておくことの大事さ」です。
ーー勉強の仕方を知っておく・・・確かに大事なことのように思います。
はい。ただ僕はTECH::EXPERTを受講する前は、正直「スキルさえあれば、転職できるだろう」と思っていたんですよね。
ですが、エンジニアとしてやっていくには「技術」も大事ですが「長く続けていくための考え方」「勉強の仕方」っていうのを学ぶのが結構重要だなって気づきました。TECH::EXPERTの受講を通じて、そのことを痛感しましたね。
エンジニア転職に成功したところで、プログラミングって新しいことをどんどん勉強しないと置いていかれちゃうじゃないですか。特にWeb系って流れが速いので、自分でどんどん新たな情報にキャッチアップしないといけない。
でも当然人間なので、新たなことを学べば「分からないこと」も出てくるわけです。だからこそ「分からないことが出てきた時の対処の仕方」を、ここで学べたのはすごく大きかったです。
受講しながら更新したブログが、転職に圧倒的に役立った。ブログの「面接での役立て方」
ーー矢部さんは2019年1月からシステム開発会社に入社されます。ですが、入社前から既に副業を精力的にしていますよね。
はい。先にもお話ししたプログラミング講師の副業と、ブログ収入が主です。プログラミング講師としては生徒を2人持っています。
とはいえ副業はまだ2018年10月に始めたばかりで。今は副業収入が10万を超えることを目指して、講師とブログ更新を両方頑張ってます。
既に副業収入は5万円を超えている(2018年11月時点)ので、方向性さえ間違えず、継続的に努力を重ねれば10万円はすぐに達成できるだろうと目星は付いてます。
ーーそもそも、ブログを始めたきっかけは何だったのでしょう。
ブログを始めたのは、TECH::EXPERTに入るのと同時でした。
ーーそうだったんですね!受講中の学習ブログとして開設したのでしょうか?
元々は、就職のためだったんです。面接の自己PRにブログはとても有効ですし、将来も見据えればフリーランスになる時にもブログは絶対に役立ちます。
なので、ブログを立ち上げる時には「ブランディング」をすごく意識しましたね。特にプロフィール文は練りに練りました。
徹底的にプロフィール文を作り込んだ上で、ブログ更新もしっかりやると、就職活動の際、面接官と「自分のことを分かってくれた上で会える」んですよ。即採用したいというくらいの意気込みで、多くの面接官が会ってくれましたね。
ーーブログ収入が発生し始めたのは、何ヶ月目でしたか?
4ヶ月目でした。SEO的にも「通ってみた系記事」のような体験談ってとても強いんです。それだけその情報を欲している人が多いことの現れだと思っています。
ブログによって、TECH::EXPERTの受講費用分のお金を1年以内に稼げたらいいなと思います。このまま順調にいけば数ヶ月でそれが実現します(笑)
ーー素晴らしい!「発信すること」は、スキルを身に付けるのと同じくらい重要ですよね。
本当にそうですよね。しかも、発信ってコスパがいいです。
ーーそれを皆、あんまり知らないかもしれません。「自分の体験したことなんて大したことない」と思い込んでしまったり。
それはあると思います。でも、特別なことをしなくとも、自分が体験したことを書くだけでも十分に価値があるはずです。
だから、ただプログラミングスキルを学ぶだけでなく発信も合わせてやってみると、自分にとっても人にとっても役立つと思います。
ーー確かにそうですね。この度はありがとうございました!
Interviewer 桜口 アサミ
Writer 関 和音
Editor 桜口 アサミ
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