ママでITエンジニアとして働くロールモデルへ!子育てしながら半年間の学習をやり切った秘訣!
更新: 2024.07.09
※記事中で使用している写真は、ご本人からご提供いただきました。
前職は住宅メーカーの業界で派遣社員として事務職についていた森島さん(仮名)。テックキャンプ エンジニア転職の夜間休日スタイルを子育てしながら半年間受講しました。
妊娠出産を機に、自分の働き方やキャリアを見直したとき、「子育てしながら働いている自分」をイメージすることができず、将来への不安を感じたそう。
しかし、ITエンジニアへ見事転職できたことで、新しいキャリアの道筋が見え始めたと語ってくれています。
そんな森島さんに「子育てと学習をどうやって両立させていったのか?」「プログラミング学習をどうやり切ったのか?」をインタビューで詳しく伺いました。
この記事の目次
キャリアアップする姿がイメージできない仕事に不安があった
ーー自己紹介をお願いします。
森島(もりしま)です。前職は派遣社員で事務職を、前々職は飲食店で店長をしていました。
ーー前職のお仕事はどんなことをしていたのですか?
パソコン業務がメインで、主に受注発注を管理していました。パソコンの仕事は初めてだったので「私にできるのかな?」という不安はありました。
でも、知らない業界の知識がどんどん知れる感覚は楽しかったです。飲食業界では使わない脳を使っている感覚がありました。
ーーちなみに、飲食店の店長から派遣の事務職へ転職した理由は何だったのでしょうか?
ちょうど妊娠出産をしたのが理由です。
接客業自体はすごく楽しかったのですが、やっぱり飲食業界は激務になりがちなので、子育てとの両立は難しいのではないかと感じていました。
そこで働きやすさを優先して、事務職へ転職することにしました。
ーーそこから改めて、事務職からITエンジニアへ転職しようと思った理由は何だったのですか?
これからキャリアアップをしていきたいと考えたときに、派遣の仕事では自分の将来が見えなかったからです。
飲食業界で働いていたときも同じように感じていました。
お店の中で、キャリアアップのモデルが明文化されていなかったので、キャリアアップや年収アップなどの制度や流れについてよく分からずに働いていました。
また、事務職で働いていた時はコロナ禍で、派遣切りのニュースが流れているのを目にし「これは自分もマズいんだろうな」という不安もありましたね。
そんな気持ちを抱いていたときに、主人から勧められたのがプログラミングでした。
子育てしながら半年間のプログラミング学習をやり切った
ーーなるほど。ご主人の言葉をきっかけにプログラミングに興味を持ち始めたのですね。
そうです。テックキャンプに入る前まで、プログラミングは全然やったことがありませんでした。
ーーテックキャンプに入る前は、ITエンジニアやプログラミングにどういうイメージを抱いていましたか?
「たくさん、英語を使う世界なんだな〜」という印象でしたね。
飲食店で働いていた時は、お客様にエンジニアがいて、その方々の話を聞いていると私には縁遠い世界なのかなと感じていました。
英語も苦手だったし、縁遠いとも思っていましたが、そんな自分がエンジニアになっているなんて、びっくりです(笑)
ーーなるほど。それでは実際に、プログラミング学習をやり始めてみて、最初は何を感じましたか?
はじめは分からないことだらけで「果たして私は、カリキュラムをしっかりと半年間でやり遂げられるのかな?」と心配になりました。
なので、とりあえずカリキュラムを学習スケジュールよりも早めにどんどん先に進めていくように意識しました。
どこかで遅れをとったとしても、どこかで補填できるように、自分の中でスケジュールを立てていって、自分を安心させていましたね。
スケジュール通りに進められていると、ライフコーチから褒めていただいたりして、学習のモチベーションにもなりました。
ーー半年間、子育てしながら学習をやり続けたと思うのですが、その中で大変だったことは何ですか?
夜間休日スタイルだったので、土日のどちらかは学習で時間が潰れてしまう状態でした。※1
なので、2歳の子どもが寂しくならないか不安はありました。
けれど、そこは主人がうまくサポートしてくれて、乗り越えることができました。
主人に頑張って比較的早く帰ってきてもらって、夜ご飯を子どもと一緒に食べてもらったり、休日は子どもを公園などに連れて行ってもらったり、そうやって私が学習に集中できる時間を作ってもらっていました。
※1:2022年4月時点、テックキャンプ エンジニア転職の夜間休日スタイルは任意の曜日で10時間学習を週1回していただいています。
ーーとても素敵なご主人ですね。子育てと学習はどのように両立していたのですか?
第一に、主人のサポートが大きいです。あとは、もう気合いですね(笑)
ーーなるほど、気合いですね!森島さんの中のそのエネルギーの源泉はなんだったのでしょうか?
「転職して現状より良い年収をもらいたい!」というのが原動力だったかもしれないです。個人単価を上げたい一心でしたね。
派遣の時は契約があるので仕方ないと思っていましたが、飲食店の時は「頑張っているのに、なんで年収がなかなか上がらないんだろう…」とすごく思ってました。
英語が苦手でも、プログラミング学習は楽しめる
ーー半年間の学習で一番印象に残っているエピソードはなんですか?
エラーを一人でどんどん解決できるように成長していけたのは楽しかったです。
英語が得意ではなかったので、最初はカリキュラムに出てくるプログラミングコードやエラーコードの英単語が分からなくて、カリキュラムについていくのに必死でした。
でも、少しずつスキルが身についていくと、自分一人でエラーが解けるようになり、エラーが解けるとスカッとして嬉しかったです。
ーーいいですね!アプリを開発する楽しさは味わえましたか?
味わえました!特に学習最後のオリジナルアプリが楽しかったです!
私はテックキャンプで習ったプログラミング言語以外で、例えば Python、Unity、Processingとかを使ってオリジナルアプリを開発したんですけど、それが楽しかったですね。
ゲームのアプリを3、4本くらい開発しました。
1つ例を出すと、ファミコンのスーパーマリオブラザーズみたいな感じの、アイテムを拾いながらゴールを目指すようなゲームを開発しました。
テックキャンプでプログラミングの考え方の土台を教えてもらっていたので、オリジナルアプリ開発で使う初めての言語でも、その言語が何を言っているのかが大まかに分かるようになっていたんです。
なので、新しい言語を変に敬遠することなく、新しい言語でも楽しく学ぶことができました。
ーー楽しみながら開発を進められたのですね!新しいプログラミング言語はどのように学んでいったのですか?
このタイミングで勉強できて良かったなと思ったのが、今は小中高生の子たちがプログラミングをやっていて、そういう子たちが読むようなものが、本屋さんに売ってるんですよね。
それが、今の私の能力にはぴったり合っていて、新しい言語を学ぶときは子ども向けのプログラミング学習の教材を参考にしていました。
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ITエンジニアとして描く、キャリアアップの将来像
ーーITエンジニアとしての転職活動の感想を教えていただけますか?
転職活動は苦戦しました。
夜遅くまでシフトインする必要がある会社には、子持ちという面が採用して頂くにあたっての懸念材料となってしまいました。
私自身も夜遅くまでシフトインするようなところは希望していなかったので、そういった会社は「お互いに合わないだろうな」とは思っていました。
なので、自分が入社したいか、入社したくないかの判断はつきやすかったです。
ただ、子持ちママとしてITエンジニアへ転職するのは、なかなか狭き門だなと感じました。
ーー内定いただいた会社への入社の決め手は何だったのですか?
「保育園から突然の呼び出しがあったりする」というお話をした際に、会社からは「それはお互い様なので」という風にすぐに返答してくれたことです。
また、面接のときも、私のことをITエンジニアの候補者の一人というより、私という人間自体に興味を持ってくれたので、そこも1つの決め手でした。
ーーすごく素敵な会社に出会えましたね。4月から入社して1週間かと思いますが、会社の雰囲気はいかがですか?
会社の雰囲気はとても良いですが、めちゃめちゃ忙しそうだなとは思いました。
でも、働きやすさはもう既に感じています。
今はOJT期間中なのですが、ちょうど、保育園からお昼に電話があって、子どもの迎えに行かないといけなくなった時に、すぐに上司にそのことをお伝えしたら「早く帰って、お仕事は在宅勤務に切り替えていただいて大丈夫ですよ」とすんなり言ってもらえて感動でした。
その時は「素晴らしいな!」「すごく働きやすいな!」と思いました。
ーーご自身の今後のキャリアについて、今はどのようにイメージしていますか?
面接の時にも社内でのキャリアプランをお聞きして、チームリーダーやプロジェクトマネジャーになる道、社内の役職へ昇進する道などがあるとお聞きして、自分の中で目標はできました。
あと、ちゃんとお手当ても書いてあったので、モチベーションが上がりました。
以前の派遣や飲食での仕事と違って、具体的に自分の歩む道筋が見えた感じがします。
ママでITエンジニアとして働くロールモデルへ
ーー改めて、テックキャンプの半年間で、自分の中で手に入れた重要なものが1つあるとすれば、それは何ですか?
テックキャンプ の学習を通じて、マインド面が強くなったと思います。
半年間の短期間で、これほどたくさんの知識を詰め込んだ体験は初めてでした。
自分自身があれだけしっかりと勉強でき、あれだけ時間確保もでき、やればできると言う気合いもあるんだなということを知れたので良かったです。
改めてこの半年間で、自分のマインドが強くなったんだなと実感しました。
ーー最後に、ママでプログラミングに興味がある方に、メッセージをお願いします!
今の会社の方に「ママでエンジニアとして働いている人がまだまだ少ないので、そのロールモデルとして会社にいてほしい」と言われました。
やっぱり、ママとしてのエンジニアって、すごく社会的な需要があると思うので、プログラミング学習に興味があるママは、まずは一歩踏み出すことを大事にしてみてほしいなと思います。
あとは、将来的に見てもIT業界は働き方がすごく柔軟なので、在宅で働いたり、旅行先とかでも働こうと思えば働けるし、これからプラス面がどんどん増していく業界だと思います。
勉強は大変ですが、出産よりはきつくないと思うので、気合いがあれば大丈夫だと思います!
ーー素敵なメッセージをいただきありがとうございました。
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