「偏差値なんて関係ない」工業高校出身・工場勤務の男性がITエンジニアへ
更新: 2024.07.09
※記事中で使用している写真は、ご本人からご提供いただきました。
工業高校卒業後、自動車の部品工場で働いていた佐藤雄太(さとう・ゆうた)さん。
テックキャンプ エンジニア転職を受講して3ヶ月半、見事ITエンジニアへの転職を叶えました。
最終的に4つの企業から内定をもらうほど!
大成功にみえるITエンジニアへの転身ですが、受講前や受講中、転職活動も不安なことがたくさんありました。
25歳の佐藤さんが、どのように乗り越えたか伺いました。
また、特に印象的なのは「偏差値20〜30の自分もITエンジニアになれた」と笑顔で語ってくれた姿。
IT業界やITエンジニアはハードルが高いと思っている人に、是非読んでほしい記事です。
この記事の目次
残業・休日出勤に加えてコロナで収入減 工場で働き続けることに不安があった
ーー自己紹介をお願いします。
佐藤雄太(さとう・ゆうた)です。最近ITエンジニアに転職をして、働き始めました。
SESとして顧客の社内でECサイトの開発に携わっています。
ーー前職はどんなことをしていたのですか?
工場で働いていました。車の部品を作る機械を作っていて、メンテナンスなどを行う仕事でした。
通っていた工業高校の先生に薦められて入社し、卒業してから6年半ほど勤めていました。
ーー転職活動のきっかけは何でしたか?
工場あるあるかもしれませんが、人手が足りず残業が多くて、プライベートの時間が取れていなかったことが理由の一つです。
人によっては2週間休みなく働いている人もいました。
ものづくりは好きだったのでやりがいはありましたが、何か物足りなさは感じていて、「人生これでいいのかな」と漠然と転職を考えていました。
そう思っているうちにコロナが蔓延して緊急事態宣言があり、急に仕事が週3回・残業0になりました。
その時はコロナ前の半分まで収入が減ってしまって……子どもがいるので、奥さんも「これからどうするの?」と将来への不安を感じていました。
こうした背景から、本格的に転職活動をしようと思いました。
ものづくりとパソコンが好きな自分にマッチしているITエンジニア
ーーそうだったのですね。どうしてエンジニアを目指したのでしょうか?
別の仕事をしようと思っても、最初は自分が何がしたいか定まっていなくて、それなら自分が好きなことを考えてみようと思いました。
私は「ものづくり」が好きなんです。そしてパソコンを触るのも好きです。
両方を叶えられる職業を探してみたところ、プログラマーやITエンジニアを見つけました。
コロナ禍で時間もできたので、独学でプログラミングを始めたらハマりました。
文字を入力したらページになって出てくるのが面白くて、見本サイトを見つけては「この機能はどうなっているんだろう?」とワクワクしていました。
徐々に、プログラミングを仕事にしたいと思うようになっていきました。
ーー自動車関連の工場の仕事とは全く異なるIT職種へ転職することに、不安はありませんでしたか?
不安はありました。家族がいるので転職のリスクも考えましたし、ちょうど建築業界の人からも声をかけてもらっていて迷いもありました。
でも、人生後悔したくないと思い、自分が好きなことである「ものづくり」「パソコン」にマッチしているITエンジニアへの転職にチャレンジしようと決めました。
あと、コロナの影響で自動車業界はしんどい時に、IT業界は世の中の状態に影響されずに伸びていて、在宅でも仕事ができるのはいいなと感じました。
IT業界の将来性を考えても、今ITの知識や経験を身につけていれば武器になると思いました。
ーーなるほど。ではITエンジニアを目指した時、学ぶ環境としてテックキャンプ エンジニア転職を選んだのはなぜでしたか?
ITエンジニア転職を成功させる近道だと思ったからです。
思った通り、受講した2ヶ月半(転職活動を含めると3ヶ月半)はとてもいい時間になりました。
テックキャンプ エンジニア転職を受講して、結果自分が行きたいと思った会社で働けているのでよかったです。
「みんなも頑張っている」プログラミング学習を諦めず乗り越えられたのは仲間がいたから
ーーテックキャンプ エンジニア転職の学習はどうでしたか?
最初は結構難しかったというのが本音です。特に、はじめの2週間の基礎カリキュラムは大変でした。
独学だと自分が理解できる範囲しかやらないですが、テックキャンプ エンジニア転職では幅広く学んで知識を身につけていくからです。
でも、そこを越えて目や頭が慣れてくるとどんどんラクになってきました。
これからテックキャンプ エンジニア転職を受講する人には、最初の2週間で諦めないで欲しいです。
ーーその後の学習で大変だったことはありましたか?
やっぱり内容は難しくなっていくのでモチベーションが下がりそうになったこともありました。その時はチームメンバーと乗り越えましたね。
チームで学習内容をアウトプットする時間がありますが、私たちは「今きついよね」「気持ちが折れそう!」など、割とラフに気持ちの共有もしていました。
とはいえ愚痴のような感じではなく、みんな大変だけど頑張っていると感じることができて逆にモチベーションが上がるんです。
仲間と話すことでスッキリしたり、視野が広がったりするので、あの時間はよかったです。
楽しくてたまに雑談が多くなってしまうこともありましたが、思い返すと大事なストレス発散の場になっていたなと思います。
ーー素敵なチームメンバーですね!メンターやライフコーチの存在はどうでしたか?
受講前といい意味でギャップがありました。
先生のようにみっちり教わるイメージを思っていたのですが、わからないところを自分で聞くスタイルです。
じつは、それがITエンジニア転職後も生かせています。
私は人に聞くのが得意ではなくて自己解決しようとする傾向がありましたが、ITエンジニアに就職したら、
①自分で調べる
②わからないところを上司や先輩に相談する
という流れで業務を進める必要があります。
テックキャンプ エンジニア転職では質問するときの構文のようなものがあります。それを繰り返し行っていたので、2ヶ月半の学習のなかで、社会人としてのスキル「質問の仕方」も身につきました。
ITエンジニアとして働き始めたばかりの今は上司や先輩に相談することも多いですが、スムーズに教えてもらえるのも、前提としてちゃんと質問ができるからだと思います。
ーーITエンジニアとして大切な質問する力も身につけられたのですね。素晴らしいです!
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キャリアアドバイザーからの最強アドバイスで、4つの企業から内定
ーー転職活動はどうでしたか?
工場へ就職するときは高校がやってくれたので、今回自分で応募するのもスケジュール管理も初めてで、最初は戸惑いました。
なのでキャリアアドバイザーと相談しながら進めていましたね。
ーー佐藤さんは内定を4つももらっていたそうですね!面接は得意でしたか?
いえいえ、最初は全然できていませんでしたよ!
面接練習では、硬い言葉を頑張って使って詰まってしまったり、ガチガチに答えを用意した方がいいのだろうと思って準備してもうまく答えられなかったり。
でもキャリアアドバイザーからの一言で変わりました。
「佐藤さんの良さは人懐っこくて親近感が湧くところだと思うんです。だから硬くなりすぎず、普段の佐藤さんのままの良さを全面に伝えてみてはどうですか?」と言ってもらいました。
確かに、面接という言葉に囚われて自分を出せないともったいないと思い、あえてリラックスして面接を受けるようにしました。
肩の力が抜けて、面接でも自分らしく話すことができました。そうして、4つの企業から内定をもらいました。
思い返すと、私が面接に受かり続けることができた最大の理由は、キャリアアドバイザーからのあの言葉ですね。
最強のアドバイスだったと思います。
ーー転職活動がうまくいった理由としてキャリアアドバイザーの言葉があったのですね!
「偏差値や勉強の出来なんて関係ない」偏差値20〜30の自分がITエンジニアになれた
ーーITエンジニアを目指したいけれど「自分にはできるだろうか」と迷っている人も多いです。どんなメッセージを伝えたいですか?
自分のやりたいことが何か、本当に好きなことは何かを考えた上でITエンジニアが候補にあがったら、まずはプログラミングに触れてみてイメージを掴んでみるのはどうでしょうか。
私もIT業界やITエンジニアは敷居が高いんじゃないかと思っていましたが、何も行動しないまま諦めるのは後悔すると思ったんです。
テックキャンプ エンジニア転職なら返金保証もあるし、やって損することはないです。
そう考えたら、私は挑戦しない理由がないなと思いました。
ーー佐藤さんもITエンジニアに敷居の高さを感じていたのですね。
はい、工場で働いていた頃は、ITエンジニアは頭のいい人だけがなれるもので、自分には難しいんじゃないかという気持ちもありました。
私の高校は偏差値20〜30くらいなんです。
正直、学生時代は勉強していなかったですし、よくやんちゃして遊んでいました。偏差値の基準も後から知ったくらいです。
でもそんな私も、自分がいいなと思える会社でITエンジニアとして就職できています。
なので、偏差値や学生時代の勉強の出来なんて関係ないですよね。それで諦めようと思っている人がいたら、本当にもったいないです!
以前堀江さん(ホリエモン)が「偏差値50以上の人ならプログラミングは誰だってできる」と言っていましたが「私は偏差値30でITエンジニアになれましたよ!」と胸を張って伝えたいですね。
ーー素敵なメッセージをいただきありがとうございました。
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