「プログラミング学習の前に、IT用語の基礎を学びたい」
「プログラミング用語を勉強して学習スピードを上げたい」
プログラミング学習を始めるなら、まずはIT用語の基礎やプログラミングの基本用語を学んで学習の土台を作るのがおすすめ。
そこで本記事では、IT初心者がおさえるべきIT用語を40選紹介します。
難しい言葉を避けてわかりやすく説明しているので、IT初心者の入門用にぴったりです。
この記事は現役エンジニアによって監修済みです。
この記事の目次
IT用語【基礎知識編】
初心者がまず押さえておきたい基本的なIT用語について解説します。
どのような技術を扱うとしても、知っておきたい言葉ばかりです。
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ブラウザー
ブラウザーは、スマホやパソコンにWebページを表示するためのソフトを指します。
Google Chrome・Safari・FireFoxなどが有名です。
あなたが、普段スマホやパソコンでWebサイトを見ているのがブラウザーです。
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インターネット
世界中に広がっているコンピューターネットワークのことです。
パソコンのWeb自体をインターネットと指す場合もあります。
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ネットワーク
コンピュータがつながることがネットワークです。
インターネットを利用するWANとローカル環境で接続するLANがあります。
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ソフトウェア
ソフトウェアとは、コンピューター上で利用できるアプリケーションを指します。
スマホなどのアプリも、ソフトウェアの一種です。ソフトウェアには、ベースとなるOSとその上で動作するアプリケーションがあります。
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OS(Operating System)
OSは、コンピューターの操作・運用・運転を司るシステムソフトウェアです。
代表的なOSとして、macOS・Windows・Linuxなどがあげられます。
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ハードウェア
ハードウェアはそれ自体や、搭載されている物理的なパーツを指します。
ゲーム機で言うと、Nintendo Switchがハードウェアで大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIALがソフトウェアです。
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UI(User Interface)
UIはユーザーインターフェイスの略で、使う人とパソコンなどのデバイスの接点を意味します。
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GUI(Graphical User Interface)
GUIは、グラフィカルユーザーインターフェースの略で、パソコンの画面に表示されるユーザーインターフェイスを指します。
「アイコンをクリックして、アプリを起動する」といった動きは、GUIを利用しています。
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CUI(Character User Interface)
CUIは、キャラクターユーザーインターフェースの略でキャラクターは文字を意味します。
つまり、CUIは文字を打ち込んで操作するインターフェースです。
WindowsのコマンドプロンプトやmacOSのターミナルもCUIと言えます。
クラウド
クラウドは、インターネット経由でオンデマンドでコンピューティング・データベース・ストレージ・アプリケーションが利用できる、サービスの総称です。
違うパソコンでも同じようにストレージが使えたり、インストール不要でWebアプリが使えるたりなどを思い出すと、クラウドが具体的にイメージできるでしょう。
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IT用語【プログラミングの基本編】
次に、プログラミング学習をはじめる前に知っておきたいIT用語について解説します。
テキストエディター
テキストエディターは、文章の記述や編集が行えるアプリを指します。
プログラミングでソースコードを書く時に使用するため、それに合わせた記述しやすい機能が備えられていることが特徴。
機能性が高いメモ帳をイメージしていただくとわかりやすいでしょう。
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プログラミング言語
プログラミング言語は、コンピューターに命令するために使用する言語です。
プログラミング言語は、高級言語と低級言語の2つに大きく分けられます。
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高級言語
高級言語とは、自然な言葉に近く人間が理解しやすい構文や概念を持ったプログラミング言語のことで、高水準言語とも呼ばれます。
低級言語
低級言語とは、コンピューターがそのまま解釈して処理できるプログラミング言語です。
低級言語のプログラミング言語は、機械語に近い構造で低水準言語とも呼ばれます。
ソースコード
ソースコードは、プログラミング言語を使って書いたプログラムの文字列で、ソースやコードと呼ばれることもあります。
ソースファイルは、プログラムを構成するソースコードが書かれたファイルです。
実行形式
実行形式とは、コンピューターがプログラムとして解釈して実行できる形式のことです。
高級言語は、人間が読めるソースコードで書きます。しかし、コンピューターに実行させるには、コンピューターがわかる言語(機械語)に変換しなければなりません。
実行形式に変換する方法として、コンパイラ型・インタプリタ型があります。
コンパイラ型
ソースファイルを機械語に変換して、実行可能なオブジェクトファイルを作成し機械語に変換することをコンパイルと呼びます。
コンパイラ型は、そのコンパイルしたプログラムを実行します。
C・C++・C#が、コンパイラ型の代表的なプログラミング言語です。
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インタプリタ型
ソースコードを1つずつ機械語に解釈しながら実行し、作成したソースファイルをすぐに実行できる点がインタプリタ型のメリットです。
変換と実行を都度行うため、コンパイラ型よりも処理が遅いと言われています。
インタプリタ型は解釈実行方式とも呼ばれ、PHP・Rubyなどのインタプリタ型のプログラミング言語はスクリプト言語と言われます。
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ビルド
ビルドとは、ソースコードのバグの有無を解析して問題がなければ、コンパイルやライブラリのリンクを実施して、コンピューターが実行できる最終的なファイルを作成することです。
コンパイルは、このビルドに含まれる1つの作業と言えます。
ラッパー
ラッパーとは、ソフトウェアやプログラムのクラス・関数・データ型などを、異なる環境・方法で利用できるようにすることです。
簡単に言えば、もとの機能を変えずに包んで隠し、他の環境でも使えるようにすることです。
コミット
コミットは、変更の確定と捉えるとわかりやすいです。
チームでプログラムを作っている際に、このコミットを行うと変更が確定します。
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ロールバック
ロールバックとは、変更の取り消しのことです。
コミットとセットにすると覚えやすいでしょう。
変更を確定したけれど問題が見つかった場合などに、前の状態の復元を行います。
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バグ
バグとは、プログラムのエラーや開発者が意図しない動きの原因の総称です。
バグは英語で虫という意味で、BUGと表記します。
プログラムに悪さをする虫が潜んでいる様子をイメージするとつかみやすいでしょう。
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デバッグ
デバッグは、英語でDEBUGと表記し、プログラムのバグを発見して修正する作業です。
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例外
バグとは違う想定されたエラーが「例外」です。
例外は発生を想定して、それを処理するコード記述します。
ファイルパス
ファイルパスとは、パソコンやインターネット上のファイルやフォルダの場所の指定方法です。
絶対パス・相対パス・フルパスといった種類があります。
IT用語【コーディング編】
ソースコードを記述する「コーディング」で役立つIT用語を解説します。
変数
年齢・名前・計算結果といった色々なデータを扱い、 そのようなデータを記憶して、使えるようにするためのデータの固有の名前が変数です。
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代入
代入とは、変数に値を割り振ることで、「a=3」であれば、aという変数に3を代入しています。
定数
定数とは、リテラルとも呼ばれる変数と似たプログラム内のデータの入れ物で、変数と違って値は変化しません。
真(true)と偽(false)
条件式では、その条件が成り立つか成り立たないかによって処理が変わります。
成り立つことを真(true)、成り立たないことを偽(false)と表します。
算術演算子
算術演算子とは、プログラムの中で計算をする時に使う記号のことです。
基本は、以下のようなルールです。
- 加算 :+ (加える)
- 減算 :- (引く)
- 乗算 :* (かける)
- 除算 :/ (割る)
- 剰余算 :% (割った余りを求める)
比較演算子
比較演算子とは、変数の関係を比較する場合に用いる記号で、関係演算子とも呼ばれます。
基本は、以下のように表記します。
- x < y:xはyより小さい
- x <= y:xはy以下
- x > y:xはyより大きい
- x >= y:Xはy以上
- x == y:xとyは等しい
- X != y:xとyは異なる
論理演算子
論理演算子とは、比較演算子を使って条件を設定する際に、条件が複数ある場合に用いる記号を指します。以下に例を記載します。
- AND(&&):「x && y」は、xとyが両方とも真で「真」
- OR(||):「x || y」は、xかyのどちらかが真ならば「真」
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関数・メソッド
プログラム全体を見て、繰り返し同じ流れや手順が出てくる場合があります。
関数とは、それらを1つのかたまりとして別で書いて、呼び出し方も定めたもので、メソッドと呼ばれることも多いです。
関数を必要な時に呼び出して使えば、ソースコードが簡略化できるので見やすくなります。
関数の実行には、実行に必要な情報である引数が必要です。
ループ
ループとは、繰り返し同じ処理をさせる場合に使う機能で、for・whileなどが多くのプログラミング言語で使われます。
コメント
コメントとは、プログラムの中に記述できるソースコードに影響を与えないメモ書きのことで、「//」「-」などを記述し「計算をしない」という表現を行います。
IT用語【Web開発編】
Web開発に関わるのであれば、覚えておきたいIT用語について解説していきます。
クライアント
クライアントとは、エンドユーザーとそのエンドユーザーが使うパソコン・ブラウザ・ソフトウェアのことです。
クライアントは、サーバーに要求を行う側です。
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サーバー
サーバーとは、クライアントからの要求による情報提供や、アクセス制限を行う装置です。
おもに、ネットワークを管理するハードウェアやソフトウェアを指します。
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データベース
データベースは、多くのデータを保存したり、取り出したりできる引き出しのようなものです。
コンピュータ上に作成と保管を行い、データベース管理システム(DBMS)によって管理されているデータの集まりを意味します。
DBMS(DabaBase Management System)自体をデータベースと呼ぶ場合もあります。
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SQL(Structured Query Language)
SQLは、データベースを使うために必要となる言語です。
ユーザーや外部のソフトウェアがデータベースへの保存・検索を行うために使用します。
SQLには、「SELECT」「INSERT」「DELETE」「UPDATE」などの構文があります。
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フレームワーク
フレームワークは、骨組みや枠を意味し、アプリ開発などで必要となる基本機能です。
開発者はその中に求める機能を入れていけば良いので、フレームワークを活用すると効率的に開発が進められるでしょう。
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IT用語【最新用語編】
IT業界のトレンドである最新用語を解説します。
IoB(Internet of Behavior)
「IoB」とは、「行動のインターネット」「振る舞いのインターネット」と呼ばれる用語です。
IoT(Internet of Things)により、インターネットとモノがつながったことで、モノの動きや振る舞いを追跡・収集してビジネスに活かすという、次のステップに進んでいます。
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ローコード・ノーコード開発
「ローコード開発」とは、最小限のソースコードでシステム開発ができる技術のことです。
「ノーコード開発」とは、プログラミング不要でGUIによる操作だけでシステム開発ができる技術のことです。
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NFT(Non-Fungible Token)
「NFT」とは、ブロックチェーン技術を使用した「非代替性トークン」と呼ばれるデジタルデータのことです。
代替不可能なデジタル証明書を発行することで、「デジタルアート」や「ゲームの記録」などのコピー可能なデータに資産価値が生まれたとして、注目を集めています。
SDGs(Sustainable Development Goals)
「SDGs」とは、「持続可能な開発目標」を表すビジネス・IT用語で、2030年までに先進国・発展途上国が達成すべき17の国際的な目標から構成されています。
SDGsを達成することで、貧困・飢餓・ジェンダー・気候変動などの世界が抱える問題が解決に向かうと期待されています。
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IT用語の勉強法
本章では、効率的にIT用語を勉強する方法について紹介します。
- IT用語は必要最低限でOK
- IT用語の本を用意する
- わからない用語ばかりで不安に感じた場合は
IT用語は必要最低限でOK
IT用語は、書いてあるものすべてを覚えることよりも、ある程度理解したらプログラミングの学習を始めてしまうのがよいです。
勉強を進めていってわからない言葉が出てきても、参照すれば進められるはずです。
ITの概念がつかめたら、プログラミング学習を早速はじめましょう。
IT用語の本を用意する
わからない時にすぐに調べられるように、IT用語の本を一冊用意しておくととても便利です。
特に、基礎から最新のトレンドのIT用語まで網羅している本を選ぶとよいでしょう。
あるいは、IT用語を個々に覚えるのではなく体系的に覚えたい時には、よく使うIT用語をピンポイントで解説している本がおすすめです。
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わからない用語ばかりで不安に感じた場合は
用語が多いことを知ってすでに挫折しそうな方は、プログラミングスクールなどを利用して、詳しい人から教えてもらいましょう。
わからない部分があれば、講師に確認できます。プログラミングスクールを利用すれば、プログラミングの学習も悩まずにスピーディーに行えるでしょう。
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IT用語の基礎を覚えて学習スピードを上げよう
IT用語を勉強すれば、ITを理解する上で基礎となります。
基礎がしっかりしていれば、これからの学習でスキルや能力も伸びやすくなるでしょう。
紹介したIT用語を覚えて、プログラミング学習をブーストしましょう。
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