1位 Chrome 46%
2位 Internet Explorer 25%
3位 Firefox 13%
4位 Safari 7%
5位 Edge 6%
6位 Opera 1%
インターネットやスマホの普及で、ブラウザーを利用する機会が爆発的に増えました。
しかし「利用してはいるもののブラウザーについて良く知らない」あるいは「ブラウザーについてもっと詳しく知りたい」と思っていませんか?
この記事を読むことで、ブラウザーとは何かという概要や、歴史・役割・仕組みなどを深く理解できます。
また、パソコン、スマホ別のブラウザーのシェアやおすすめのブラウザーの種類についても紹介します。
この記事の目次

ブラウザーとは何か
まず、ブラウザーとは何かや歴史など、基礎知識を理解しましょう。
ブラウザーは情報を閲覧可能にするソフトウェア
Webブラウザーとは、コンピュータ(パソコン)の情報をある目的に沿って表示して閲覧できるようにするソフトウェアのことです。
厳密にはブラウザーにも「画像ブラウザー」「ファイルブラウザー」など、様々なブラウザがあります。ただ一般的にブラウザーと言うときには「Webブラウザー」のことを指しています。
Webブラウザーはインターネットを利用する時に使用するもので、webの画像を表示したり、動画や音声を再生したり、ハイパーリンクをたどるといった機能を備えています。
例えばインターネットを検索する時には、パソコンでGoogleやYahoo!などの検索エンジンを利用することが多いです。
そうして目当てのホームページにアクセスします。その際、パソコン上ではGoogle Chrome(クローム)やInternet Explorer(インターネットエクスプローラー)といったWebブラウザーが立ち上がっています。
Google Chrome(クローム)は、Google(グーグル)が開発したブラウザーソフト。Internet Explorer(インターネットエクスプローラー)はMicrosoftが開発したブラウザーソフト。IEと略され、Windowsで主に利用されています。
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ブラウザー(browser)の意味
ブラウザーという言葉の語源は、英単語の「browse」。英語の動詞で「閲覧する」という意味です。
browseの名詞形が「browser」。そこから転じて、ホームページの閲覧ソフトウェアは「browser(ブラウザー)」と一般的に呼ばれるようになりました。
ブラウザーの歴史
ブラウザーには長い歴史があります。ブラウザーの歴史を紹介しましょう。
現在インターネット上にあるウェブページは、画像や動画が散りばめられていて見ていても楽しいホームページが多いです。
しかしパソコンが普及し、インターネットが登場したばかりの頃は文字だけのホームページでした。現在のような華やかなページを表現する技術がまだなかったのです。
1993年にイリノイ工科大学のマーク・アンドリーセンらが世界で初めて画像を扱えるWebブラウザー「Mosaic」を開発しました。Mosaicは現代のウェブブラウザーの祖先に当たります。
Mosaicの登場によりインターネットの利用者が爆発的に増加しました。現在よく利用されているInternet Explorer(インターネットエクスプローラー)やFirefox(ファイアフォックス)などのブラウザーの原型とも言える存在が、Mosaicなのです。
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ウェブブラウザーの機能
続いてはWebブラウザーの機能について詳しく解説していきます。
ブラウザーを開くには
Webブラウザーを開くには、使用しているパソコンのWebブラウザーのアイコンをデスクトップ上でクリックします。Webブラウザーが立ち上がると、ホームページの閲覧ができます。
ウェブページにアクセスする
ウェブブラウザーの主な機能は、インターネット上に存在するホームページにアクセスすることです。どのWebブラウザーでも、上部にインターネット上の住所を示すURLを入力する欄があり、そこにURLを入力することで該当するホームページにアクセスすることができます。
ブラウジングを快適にする
Webブラウザーはユーザーインターフェイスにおいて、利用者が快適にブラウジングできる機能を提供しています。Webブラウザーにはたくさんの種類がありますが、ユーザーインターフェイスは共通する部分が多く、主に以下のものが備わっています。
(以下の画像はGoogle Chromeの例です)
HTML/CSSを解釈して表示する
一般的なホームページはHTML/CSSという言語によって作成されています。
HTMLはハイパーテキスト・マークアップランゲージの略で、タグを使ってウェブページの構造を決定します。例えば、<p></p>タグはパラグラフを意味するタグで、このタグの中に文章を書くことで文章を表示することができます。
Google Chrome(クローム)であれば、ホームページを閲覧中に「ページのソースを表示」を選択するとHTMLが表示されます。ブラウザーはこのHTMLを解釈してページを表示しています。
CSSはカスケーディング・スタイルシートと呼ばれ、プロパティを使って文字の大きさや色などウェブページのスタイルを指定します。文字のフォントを指定するにはfontプロパティ、色を指定するにはcolorプロパティといった具合です。
HTMLについて詳しく知りたい方は、「HTMLとは?初心者のためにHTML基礎知識を分かりやすく解説」を参考にしてみてください。
ブラウジングの高速化
Webブラウザーには一度訪れたページを保存する仕組みが備わっています。この仕組みのことを「キャッシュ」と言います。
ブラウジング中に戻るボタンで前のページに戻るときは、キャッシュに保存されたデータを使用するため、再度webにアクセスするよりも高速にページを表示することができます。
ブラウザーがHTMLを表示するためには、通常はウェブサーバにHTTPリクエストを発行して、レスポンスを受け取る必要があります。しかしキャッシュを使うと、リクエストを発行せずに済むため、動作が高速化されます。
情報を保存する
Webブラウザーはユーザーの各種情報を保存することもできます。
たとえばいつも利用するショッピングサイトを訪問したときログイン状態になっていたり、カートに入れた商品が残ったままになっているのは、ブラウザーが「クッキー(Cookie)」を利用して情報を保存しているからです。
クッキー(cookie)はユーザーIDやパスワード、メールアドレスなどの情報を保存する仕組み、またはデータのことを指します。
クッキーはユーザー自身で有効・無効にしたり、削除したりすることができます。
クッキー(cookie)はもともとNetscape Communications社によって開発された独自の技術でした。
そこから、ウェブアプリケーションにおいて非常に有用な技術だったこともあり、他のブラウザーにも適用され標準化されています。

モダンブラウザーとレガシーブラウザー
実はブラウザーには「モダンブラウザー」と「レガシーブラウザー」の2種類があります。この両者の違いとは何でしょうか。
レガシーブラウザーとは
W3Cなどが定義している現在のWebのスタンダードを十分にサポートできていないWebブラウザーを、レガシーブラウザーと呼びます。バージョン6以下のInternet Explorerやバージョン3.6以下のFirefoxなどが該当します。
モダンブラウザーとは
現在のWebの規格を満たしたWebブラウザーが、モダンブラウザーと呼ばれます。Google Chromeは登場当初からW3Cの規格を満たしており、レガシーブラウザーとみなされる機会がほぼ皆無です。よってChromeはモダンブラウザーの代表的な好例とされます。
ブラウザーに関する用語について
タブブラウザーとは
タブブラウザーとは、複数のタブを切り替えて複数のウェブページを1つのブラウザーの中で閲覧可能にするものです。
タブによってウィンドウを切り替えることが可能です。ウィンドウサイズを固定したまま複数のページが見れる上、ポップアップウィンドウが立ち上がらないためデスクトップが快適な状態に保たれます。
現在の主流なウェブブラウザーは基本的に全てタブに対応しています。
ただし数十個から数百個のタブを1つのブラウザーの中で立ち上げるというような、ヘビーなブラウジングを行うとタブの切り替えの負荷が大きく、処理落ちするケースもあります。
タブの切り替えで処理落ちする場合、ご使用の端末のCPUとブラウザー自体の性能にそれぞれ問題がある可能性が高いです。
また数十個から数百個のタブを同時に立ち上げる場合、目当てのタブがどこにあるのかを見つけやすくする「タブの検索性」のデザインがブラウザーには問われます。
例えば国産ブラウザーの「Sleipnir」は、シェアこそ決して多くはないもののタブの管理と見つけやすさ、タブブラウザーとしてのデザイン性は極めて高く評価されています。
大量のタブを同時に立ち上げ、ブラウジングを行うというニッチな層のユーザーには高い人気を持ちます。ポップアップウィンドウを好まず、タブ管理にこだわりがある方におすすめです。
一方、数個から最大でも10個程度しかタブを使わないという方であれば主要なブラウザーであればあまり大きくブラウジング体験には影響がないでしょう。
どのブラウザーもタブは一定の快適さを持って切り替えられるよう、タブがデザインされています。
ブラウザーのプラグインって何?
ブラウザーにはプラグインという機能追加の仕組みがあります。
プラグインとはブラウザーに新たな機能を追加できるソフトウェアのことです。
代表的なプラグインにはホームページ上の広告を非表示にするアドブロックプラグインや、サイトの文字の読み上げプラグイン。DropboxやEvernoteといった外部サービスと連携するプラグインなどがあります。
ブラウザーにプラグインを追加する場合は、各種ブラウザーのプラグイン追加サイトから必要なものをダウンロードします。
たとえばGoogle Chromeの場合は、Chromeウェブストアからプラグインを選んでダウンロードします。
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日本国内のパソコン向けウェブブラウザーのシェア
インターネットユーザーはホームページを見るとき、どんなブラウザーソフトを使っているのでしょう。FirefoxとGoogle Chromeはどっちの方が人気なのでしょうか。
そんな疑問を解決してくれる、ブラウザーシェアに関するサイトがあります。
「statcounter」というサイトでは、ブラウザーやOS、ソーシャルメディアなどのブラウザーシェアをグラフで見ることができます。また、デスクトップ、タブレット、スマホの端末別、世界中、日本、アメリカなど地域別でブラウザーシェアを表示することができます。
以下は、2017年4月~2018年4月における日本国内のパソコン向けのブラウザーシェアです。
Google ChromeとIEの二強
堂々の1位に輝いたのはグーグルのChromeでした。2位はマイクロソフトのInternet Explorer(インターネットエクスプローラー)でした。ChromeとIEの二つで半数以上のブラウザーシェアを占めています。ChromeはWindows、macOS問わずに幅広く使用されます。IEはWindowsが主なOSです。
この両者が今は圧倒的なブラウザーシェアを持つと言って過言ではないです。
2020年5月現在はIEのサポートが終了しており、MicrosoftのメインのブラウザーはEdgeになりシェアも大きく変わっています。最新のシェアについては、以下の記事をご覧ください。
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FirefoxとSafariが後に続く
ChromeとIEに続いて、FirefoxとSafariがブラウザーシェアの3位と4位にランクイン。FirefoxはMozilla Corporationによって開発されているオープンソースのウェブブラウザーです。日本国内でのブラウザーシェアは10%前後ですが、豊富な追加機能が揃っており根強いファンが多いブラウザーです。
Safariはご存じの通りMacに標準で搭載されているブラウザーです。日本国内では7%前後のブラウザーシェアで、他のブラウザーと比較すると利用者はそれほど多くありません。
日本国内のスマホ向けブラウザーのシェア
1位 Safari 64%
2位 Chrome 29%
3位 Android 2%
4位 Samsung Internet 2%
5位 UC Browser 1%
Safariが圧倒的ブラウザーシェアを獲得
日本ではiPhoneが普及していることもあって、Safari単独で過半数に達しています。続いてChromeが30%程度でSafariと合わせると90%以上のブラウザーシェアを誇ります。日本でスマホを使用している9割以上の人がSafariかChromeを利用していることになります。
出典:statcounter
chromeとブラウザーの 違い
一方、AndroidでもGoogle Chromeを使う方は多いです。chromeとブラウザーの違いを紹介します。
「ブラウザー」はAndoird端末に組み込まれたブラウザー
ブラウザーの特徴は、Android端末に組み込まれていることです。Androidでの快適なホームページの閲覧を実現するために開発された標準アプリです。
ブラウザーは端末にインストールされたOSの一部として開発されているため、バージョンをOSに依存します。ブラウザー単体でのアップデートは行われないため、端末に組み込まれた段階で既に開発が終了している状態です。
よって最新のWeb技術への対応が遅れがちな他、脆弱性への対応が弱いという欠点があります。
Google Chromeは単体のブラウザーアプリケーション
Google ChromeはAndroidで利用可能なブラウザーアプリです。一部のAndroid端末ではプリインストールされている場合もありますが、基本的にはGoogle Playからダウンロードして使用します。
Google ChromeはPC向けブラウザーとしても世界的なシェアがあります。よってChromeを利用する場合、PC版ChromeのブックマークをAndroidにも引き継げるというメリットがあります。
またブラウザーと違って、単体のブラウザーアプリです。よってアップデートが積極的に行われており、脆弱性への対応がスピーディ。安心してブラウジングができるという特徴があります。
おすすめのパソコン向けブラウザー
おすすめのパソコン向けブラウザーについて紹介します。
Google Chrome
Chromeはウェブページの読み込みや、アプリケーションの実行速度が速く、軽量で高速であることが特徴です。クロームはそのサクサクとした動作で、非常に高い人気を誇るブラウザー。開発元はgoogleです。
サクサクとページを読み進めることは、ウェブブラウジングにおいて重要な要素の一つです。
Chromeのもう一つの特徴はシンプルということです。ユーザーがホームページのコンテンツに集中できるようシンプルに設計されています。また、拡張機能やテーマを追加することで、自分が使いやすいようにカスタマイズすることもできます。
ダウンロード:Google Chrome ウェブブラウザ
Safari
Safariの特徴は色彩や文字の表示がきれいで、ホームページを読みやすいということです。アップル社が開発しているので、Macを使う場合は最も高速にネットサーフィンができるブラウザーです。macOSのデフォルトのブラウザーです。
safariはiphoneやiPadと同期する機能があり、どの端末からでもシームレスにブラウジングを楽しむことができます。Apple社の製品を使用している方にはお勧めのブラウザーです。
ダウンロード:Safari – Apple(日本)
おすすめの国産ブラウザー
ITはアメリカを中心として発展してきたため、ブラウザーも外国産のものが多いですが、日本発のブラウザーもいくつかあります。以下に国産ブラウザーを紹介していきます。
Sleipnir
出典:Sleipnir
Sleipnirはフォントの美しさにこだわったブラウザーです。独自のフォントレンダリングの技術によって、プロが使うグラフィックツール並みの見た目を実現しています。
インターネットが登場した頃と比べて、現在ではたくさんのページを開いたままブラウジングすることも多いと思いますが、Sleipnirではタブを100個開いていてもすぐに探したいものが見つけられる工夫がされています。
ダウンロード:タブブラウザ Sleipnir 6 – Windows / Macの先端的ウェブブラウザ | フェンリル
Kinza
出典:Kinza
KinzaはChromeのChromiumをベースとして開発されたブラウザーです。Kinzaの開発者たちは、ブラウザーはもっと個々の用途に合わせて発展していくものだと考え、ユーザーの意見を大切にして開発を進めています。
スーパードラッグという機能は、ユーザーの声を聞くことで実現した機能の一つで、ウェブページ上で選択したテキストをドラッグ&ドロップするだけで検索が行えます。
Chromeをベースとしているので高速性や安全性、また拡張性にも優れています。「こんなブラウザーを使ってみたい」という要望も受け付けているようなので、興味のある方は投稿してみてはいかがでしょうか?
ダウンロード:ウェブブラウザ:Kinza – 国産で軽い・使いやすいWeb Browser
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まとめ
以上、ブラウザーの機能や市場シェア、おすすめのブラウザーについて解説してきました。ブラウザーは毎日のように使っているものでありながら、意外と知らないことがたくさんあったのではないでしょうか?
ブラウザーには様々なものがあり、ブラウザーによって得意なことや不得意なことがあります。
どのブラウザーを選択するかによって、ネットライフが大きく変わることもあります。大切なことは自分の用途に合ったブラウザーを選択することです。
この記事を読むことでブラウザーの理解を深めて頂けると幸いです。
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