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GitHubの使い方入門!初心者向けにわかりやすく解説

更新: 2022.08.10

出典元:GitHub Octodex

「GitHubの使い方を知りたい」
「そもそもGitHubとは何なのかわかりやすく解説してほしい」

こう考えていませんか?

本記事では、サービスを作り出すエンジニアやデザイナーにとって一番身近なサービスである「GitHub(ギットハブ)」の使い方やおもな機能を紹介します。

GitHubをマスターして、エンジニアとより深い意思疎通をしたい方、開発効率の向上を目指したい方は必見です。

※記載内容は2022年8月公開時点での情報です。最新のサービス内容等は公式サイトをご確認ください。

GitHub(ギットハブ)とは?わかりやすく解説

GitHubとは、ソフトウェア開発プロジェクトのバージョン管理サービスです。

2008年に設立したこのサービスは、1年も経たずに開発者の中で圧倒的な人気を博し、いまやIT業界でも必須のサービスになりました。

エンジニア以外にも、経営者やデザイナーなど、エンジニアと関わる機会の多い様々な業界で使用されています。

GitとGitHub

出典元:GitHub

「Git」を一言で説明すると、バージョン管理システムを指しています。バージョン管理システムとはファイルに対して加えられていく変更について、

  • 「誰が」
  • 「いつ」
  • 「何を変更したか」

というような情報の記録をするシステムのことです。

このシステムは、過去のある時点の状態の復元現在と過去のファイルの内容の差分を確認することを可能にしてくれます。

GitHubは、その変更を共有するためのリモート部分を提供しているサービスなのです。

どのようなときに使うのか

GitHubは複数人でチーム開発する時に絶大な威力を発揮します。

複数人が同時に開発をしていると、様々な変更が発生。そこでGitHubを使用すれば、「誰が、いつ、どのような目的で」行った修正なのかという情報も一緒に記録されるので、

  • バグ修正
  • 機能の追加
  • フィードバック

素早く、かつ簡単に行うことができるようになります。

そして、チーム全員がプロジェクトの進行状況を把握できるため、サービスの開発の効率も従来に比べて圧倒的に上げることができるのです。

AIプログラミング機能「GitHub Copilot」

GitHub Copilot

出典元:GitHub

2021年6月29日にGitHubが発表したAIプログラミング機能「GitHub Copilot」。「GitHub Codespaces」向けの拡張機能として提供されています。

GitHub Copilotの機能を使うと、コメントでロジックを書き、関数を書き始めると、Copilotがその先の一連のコードを提示。

コードの候補はいくつか表示され、その中から気に入ったものを選べる仕組みです。

この機能は「OpenAI Codex」というシステムで成り立っており、これはネット上で公開されているコードとコメントのデータを学習したもの。

GitHub CopilotにおけるPythonの自動補完の精度は、1回の試行で43%、10回の試行で57%とされています。

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GitHubの使い方の手順

GitHubの使い方の手順は以下の通りです。

  1. アカウントの登録
  2. SourceTreeのインストール
  3. リポジトリの作成

ローカルリポジトリとリモートリポジトリの作成も合わせて紹介します。

アカウントの登録

GitHub_form

出典元:GitHub

まずは、ユーザー登録をします。GitHubにアクセスしましょう。

フォームにて、ユーザー名・メールアドレス・パスワードを入力してユーザーの登録をしましょう。パスワードは、7文字以上にする必要があるので注意してください。

GitHubのプラン

GitHub_plans

出典元:GitHub

続いて、プランを選択していきましょう。

無料プランと有料プランがありますが、大きな違いは、「インターネットで公開したくないプライベートリポジトリが作れるか作れないか」です。

無料プランでは、強制的にインターネットで公開されるのですが、有料プランだとプライベートなリポジトリを作成することができます。リポジトリについては、後ほど詳しく説明します。

初心者の方は、とりあえずは無料プランを選択して始めることをおすすめします。プランは後から変更することが可能です。

アンケート(任意)

GitHub_questionaire

出典元:GitHub

次に、画像のようにアンケートのフォームが表示されます。答えない場合は画像の指定通りリンクをクリックしてください。

しばらくすると、登録したメールアドレスにメールが届くので、そこに載っているURLにアクセスして本登録を完了させましょう。

SourceTreeのインストール

Gitは本来ターミナルでコマンドを打ち込んで使います。SourceTreeはそれをグラフィカルで簡単に使えるようにしてくれるアプリケーションです。

今回はコマンドではなくSourceTreeを使うので、以下の手順に従い、SourceTreeをインストールしましょう。

①以下のリンクよりSourceTreeをダウンロード

ダウンロードは公式サイトより行ってください。

②ダウンロードしたディレクトリをダブルクリックし、表示されたアイコンをドラッグしてアプリケーションディレクトリに入れる

sourcetree

③アプリケーションディレクトリからSourceTreeを起動

sourcetree_download

上記のような画面が表示されるので、利用規約の方にチェックを入れましょう。

下はチェックしなくても構いません。終わったら「続ける」を押してください。

④GitHubのアカウントを登録

sourcetree_account

続いて上記の画面が表示されるので、先ほど登録したGitHubのアカウントを入力しましょう。

リポジトリの作成

登録が完了したら、リポジトリを作成。作成する前に、リポジトリについて説明します。

少し難しいですが、非常に重要な部分なので頑張って理解しましょう。

リポジトリとは?

github_ripository

リポジトリ(repository/レポジトリ)とは、「貯蔵庫」や「容器」などの意味。IT用語でファイルの状態変更の履歴を残しておく場所として定義されます。

ソースコードそのものや、誰がどのように編集したのかといった履歴が保持されます。

”リポジトリとは、ファイルやディレクトリの状態を記録する場所です。保存された状態は、内容の変更履歴として格納されています。変更履歴を管理したいディレクトリをリポジトリの管理下に置くことで、そのディレクトリ内のファイルやディレクトリの変更履歴を記録することができます。”

引用元:サルでもわかるGit入門

リポジトリの種類

Gitのリポジトリは、リモートリポジトリとローカルリポジトリの2種類があります。

GitHub_RemoteRepository

リモートリポジトリとは、インターネット上においておくリポジトリのことです。

リモートリポジトリから複製したリポジトリを複数人の作業者のPCに配置します。

リモートリポジトリとローカルのリポジトリの同期を通じて、それぞれに保管されているお互いのコミットを同期していくことで、作業を進めていきます。(下図参照)

GitHub_RemoteRepository_2

一方、ローカルリポジトリはローカル環境にあるディレクトリのリポジトリ。バージョンを管理するためには、管理したいディレクトリにリポジトリを作成する必要があります。

リモートリポジトリとローカルリポジトリ

リポジトリをリモートとローカルに区別することで、普段の作業をローカルリポジトリ上で行うことができます。

自分の作業した内容を共有したいときには、リモートリポジトリにアップロードして公開。また、リモートリポジトリがあることで他の人の作業内容を取得することも可能です。

リポジトリの作り方

Gitでリポジトリを作成する方法として、新規に空のリポジトリを作成する方法と、既存のリポジトリを複製して作成する2つの方法があります。

今回は「sample」という名前で、空のローカル・リモートリポジトリを作成しましょう。

ローカルリポジトリの作成

ローカルリポジトリの作成方法は次の通りです。

① SourceTreeを起動し、上部バーにある「新規リポジトリ」をクリックするとメニューが表示されるので「ローカルリポジトリを作成」をクリック

new_repository

②「リポジトリのタイプ」で「Git」を選択し、リポジトリを作成するディレクトリを、「保存先のパス」で指定して「作成」をクリック

github_repository

上記の画像では、Desktop上のsampleディレクトリのローカルリポジトリを作成。

これで、ローカルリポジトリの作成は完成です。以下のsampleと表示されている部分をダブルクリックしてください。

sourcetree_local

以下のような画面になっていれば成功です。

sample_local

リモートリポジトリの作成

リモートリポジトリの作成方法は次の通りです。

① SourceTreeの右上にある「設定」ボタンをクリック

sourcetree_remote

「設定」のアイコンがない方は上記の画像のように「>>」ボタンからでてきます。

② Remoteを選択し、「追加」ボタンをクリック

github_remote

③ 地球マークを押す

github_remote_2

④ 「新規リポジトリを作成」ボタンをクリック

github_remote_3

⑤ リモートリポジトリの名前を入力する(今回は「sample」と入力)

github_remote4

なお、リモートリポジトリを非公開にする場合、料金が発生します。ここでは「公開する」にチェックを入れておきましょう。

⑥ 作成されたリポジトリを選択して、OKボタンをクリック

github_remote_5

⑦ SourceTree上で表示する名前を「sample」と入力しOKボタンをクリック

github_remote_6

これでリモートリポジトリが作成できました。

GitHubのおもな機能

GitHubの便利機能

リポジトリが作れたら、あとはファイルを編集していくだけです。

GitHubの変更履歴を保存するという機能を有効活用するために最低限知っておきたい4つの知識を紹介します。

ここで紹介するGitHubの代表的な機能を理解して、開発を始めましょう。

コミット

これまでバージョン履歴と呼んできたものがコミットです。開発をゲームに例えるなら、コミットはセーブポイント

任意の段階で現在のディレクトリの状況をコミットし(保存し)、あとでそのコミットまでディレクトリの中身を元通りにできます。

プッシュ

自分のローカルリポジトリをリモートリポジトリと同期し、自分のコミットを反映させることプッシュと言います。

プル

git_push_and_pull

プッシュでは自分が行った変更をリモートリポジトリに同期させます。しかし、複数人で開発している場合は、自分以外の作業者が変更をプッシュする場合も。

すると自分のローカルリポジトリの状態とリモートリポジトリの状態が変わってしまいます。このとき、リモートリポジトリの変更をローカルリポジトリに同期させることプルといいます。

上図は、プルとプッシュを含めたGitによるバージョン管理の全体図です。

ブランチ

github_branch

ブランチとはGitのバージョン管理の仕組みで、現在のコミットから分岐した作業履歴を残すことができるというものです。

リポジトリに最初のコミットを行うと、自動で「master」という名前のブランチが作成されます。ここからあたかも別の歴史に分岐するように、ブランチを増やせます。

ブランチを利用した開発の例

gihub_branch_development

ブランチを利用すると、同じリポジトリの中で複数の変更を同時に進められます。

また、一度分岐したブランチは元のブランチと結合して一つのブランチに統合可能。

これを利用して、多人数で作業する際に簡単に役割分担ができるのです。

例えば、とあるアプリ開発において、masterブランチからAさんはフォロー機能を、Bさんはコメント機能を、Cさんはお気に入り機能を作るためにそれぞれのブランチを作ります。

すると、それぞれ別のブランチで作業するので、互いに影響し合ってエラーが起こるといったことがありません。

Aさんが作業を終了し、元のブランチに作業したブランチを結合すると、元のブランチのアプリケーションにはフォロー機能が追加されます。

同じように残りの2人もブランチを結合すれば、コメントやお気に入り機能もついたアプリケーションになるというわけです。

マージ

github_merge

その名の通り、ブランチとブランチを結合することを指します。

あるブランチは、そのブランチが分岐したブランチに統合される場合がほとんどです。

例えばmasterブランチにtestブランチをマージするとき、両方のブランチでのコミットを含んだマージコミットが作成されます。(上図参照)

そのコミットがmasterブランチ最新のコミットとされます。

ファイルダウンロード

Githubからのファイルダウンロードに関しては、以下の記事にまとめております。

さらに理解を深めたいのであれば是非ご覧ください。

GitHubの使い方を理解して開発を効率化させよう

GitHubの概要から使い方・活用方法まで、GitHub入門レベルの知識をご紹介しました。

GitHubを使いこなせる様になれば、開発の効率化はもちろん、エンジニアやデザイナーとのコミュニケーションがより円滑にできる様になります。

GitHubを活用し初心者の壁を突破して、快適なプログラミング生活を送りましょう。

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