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GitHubというツールを使えば複数人での開発、管理はもちろんGitHub上にあるファイルをダウンロードすることだってできます。この記事ではGitHubの使い方からGitHubに上がっているファイルのダウンロード方法まで紹介していきます。
GitHubの使い方を覚えて開発をより簡単にスムーズに進めましょう

GitHubとは
まずはGitHubについておさらいしてみましょう。そもそもGitHubとは、Gitを利用してディレクトリの変更履歴を共有できるサービスです。
Git(ギット)とは、バージョン管理を行うためのツールのことです。複数人でプログラミングを行う場合、ソースコードを効率的に管理・運用する必要があります。
例えば、何かコードを書いたり文章を編集している時に、ファイルを編集前の状態に戻したいことがあると思います。
しかし、折を見てファイルをコピーし保存しておくのも、保存したコピーに名前をつけて保管するのも面倒です。
Gitはこのような管理を行うためにつくられたツールで、システム開発の現場では一般的に使われているツールの一つです。
GitHubのインストールがまだの方は以下の記事をご覧ください。
GitHubの役割
GitHubは簡単にいうとコード管理ツールのことです。GitHubのアカウントを取得すると、複数人でのファイルの変更履歴の共有ができるようになります。「これまでのファイルの状態を保存する」という作業をディレクトリ(フォルダ)単位で簡単に行うことができるツールです。
あるディレクトリの中身の状況を全て任意のタイミングで保存でき、またいつでもその状態に戻すことが可能です。
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GitHubの登録方法
サイトへアクセス
まずはGitHubにアクセスして会員登録を行いましょう。
必要事項を記入
(引用元 http://qiita.com/rshibasa/items/f62db870ed573ca4dced)
- ユーザー名
- メールアドレス
- パスワード
を入力し終わったら「Sign up for GitHub」をクリックしましょう!
プランを選択する
次にプランを選択します。無料で使いたいのであれば必ずUnlimited public repositories for free.を選択しましょう。
コードを公開したくないならば有料プランであるUnlimited private repositories for $7/month.(view in JPY)を選択しましょう。
(引用元 http://qiita.com/rshibasa/items/f62db870ed573ca4dced)
自分の希望のプランが選択されていることを確認し、「Finish sign up」をクリックしてください。
確認メールが届く
(引用元 http://qiita.com/rshibasa/items/f62db870ed573ca4dced)
この画面が表示され、確認のメールが登録したアドレスに届きます。
届いたメールを確認するとこのような表示になっていると思います。
(引用元 http://qiita.com/rshibasa/items/f62db870ed573ca4dced)
届いたメールの「Verify email address」をクリックしましょう。
登録完了メールが届く
『Welcome to GitHub!』という題名のメールが届けば登録が完了しています。
(引用元 http://qiita.com/rshibasa/items/f62db870ed573ca4dced)

GitHubでよく使われる用語
GitHubの使い方の前にGitHubを使用する際によく使われる言葉をチェックしておきましょう。
ローカルリポジトリ
バージョンを管理するためには、管理したいディレクトリにリポジトリを作成する必要があります。
ローカルリポジトリとはローカル環境にあるディレクトリのリポジトリのことです。ローカル環境とは、端的に言えば皆さん自身のパソコンのことです。
つまり、ローカルリポジトリとは皆さん自身のパソコン上に配置するリポジトリです。
リモートリポジトリ
複数人でファイルを共有する際、他の作業者とリポジトリを共有するためにはリモートリポジトリを使います。
リモートリポジトリとは、GitHubなどを利用してインターネット上においておくリポジトリのことです。
リモートリポジトリから複製したリポジトリを複数人の作業者のPCにおき、リモートリポジトリとローカルのリポジトリの同期を通じて、それぞれに保管されているお互いのコミットを同期していくことで、作業を進めていきます。(下図参照)
コミット
コミットとは簡単にいうとバージョン履歴です。開発をゲームに例えるなら、コミットはセーブポイントです。任意の段階で現在のディレクトリの状況をコミットし(保存し)、あとでそのコミットまでディレクトリの中身を元通りにすることができます。また、コミットは何個でも持つことができます。
ブランチ
ブランチとはGitのバージョン管理の仕組みで、現在のコミットから分岐した作業履歴を残すことができるというものです。
はじめは「master」ブランチのみがリポジトリに存在していますが、ここからあたかも別の歴史に分岐するように、ブランチを増やしていくことができます。
masterブランチ
リポジトリに最初のコミットを行うと、自動でmasterという名前のブランチが作成されます。
マージ
その名の通り、ブランチとブランチを結合することを指します。
あるブランチは、そのブランチが分岐したブランチに統合される場合がほとんどです。
例えばmasterブランチにtestブランチをマージするとき、両方のブランチでのコミットを含んだマージコミットが作成されます。(下図参照)
そのコミットがmasterブランチの最新のコミットとされます。
クローン
リポジトリの共有。誰かの変更履歴の入ったリモートリポジトリがあれば、それをまるごと複製して自分の手元で作業をすることができます。
リモートリポジトリを複製するには、クローン(Clone)という操作を行います。
クローンを実行すると、リモートリポジトリの内容をまるまるダウンロードしてきて、別のマシンにローカルリポジトリとして作成できます。
簡単なGitHubの使用方法
まずはSourceTreeのインストールをしよう
Gitは本来ターミナルでコマンドを打ち込んで使いますが、SourceTreeはそれをグラフィカルで簡単に使えるようにしてくれるアプリケーションです。今回はコマンドではなくSourceTreeを使った方法を紹介しますので、SourceTreeをインストールしましょう。
SourceTreeをダウンロード
以下のリンクをクリックすると、sourceTreeをダウンロードすることができます。
ダウンロードリンク
Sourcetreeをアプリケーションディレクトリに入れる
Sourcetreeをアプリケーションディレクトリに入れる
以下のような画面が表示されるので、利用規約の方にチェックを入れましょう。下はチェックしなくても構いません。
終わったら「続ける」を押してください。
GitHubのアカウントを登録。
続いて以下のような画面が表示されるので、先ほど登録したGitHubのアカウントを入力しましょう。
以上でSourceTreeのインストールは完了です。それではGitHubを使った開発を行いましょう。
GitHubでリモートリポジトリを作成する
SourceTreeの右上にある「設定」ボタンをクリックしてください。
※以下の画像とは表示が違う方は先に進んでください。
ローカルリポジトリを作成する
ローカルリポジトリ=あなた自身のパソコン上に配置するリポジトリと説明しましたね。
自分の手元にローカルリポジトリを作成する方法は二種類あります。
一つ目は全く新しいリポジトリを作成する方法、二つ目はリモートリポジトリをコピーして作成する方法です。コピーでの作成方法はこの先で紹介しますのでここでは新規のリポジトリ作成について紹介します。
ローカルリポジトリにファイルを作成する
SourceTreeを起動し、上部バーにある「新規リポジトリ」をクリックするとメニューが表示されるので「ローカルリポジトリを作成」をクリックしてください。
管理したいディレクトリにリポジトリを作成する必要があるのでパスを指定しましょう。今回は例としてsampleというリポジトリで行いたいと思います。
これでsampleディレクトリのローカルリポジトリを作成することができました。
以下のsampleと表示されている部分をダブルクリックしてください。
以下のような画面になっていれば成功です。
gitのインデックスにファイルを追加する
今はまだリポジトリの中は空になっています。続いて、現在のディレクトリの状況をバージョン履歴として保存してみましょう。
現在はまだコミットが無いため、作業コピー欄の数字はディレクトリ内のファイルの数になっています。
ワークツリーとは
Gitでは、コミットを記録するディレクトリのことをワークツリーと呼びます。
ワークツリーに変更があった場合、つまりディレクトリ内のファイルを書き換え保存した場合、以下の図に示した作業コピーという部分に数字が表示されます。これは、最後のコミット以降に書き換え保存されたファイルの数です。
現在はまだコミットが無いため、作業コピー欄の数字はディレクトリ内のファイルの数になっています。ワークツリーでの変更はいきなりコミットとしてリポジトリに保存されるわけではありません。
インデックスに追加されたファイルをコミットする
まずは手動で、変更したファイルを選択し、それをインデックスと呼ばれる場所に一度登録した後、「コミット」ボタンを押すことでコミットを確定します。
インデックスを間に挟むことで、ワークツリー内の必要無い変更を含めずにコミットを行ったり、ファイルの一部の変更だけをインデックスに登録してコミットすることができたりなど、より柔軟にコミットを行うことができます。
ワークツリーでの変更はいきなりコミットとしてリポジトリに保存されるわけではありません。
まずは手動で、変更したファイルを選択し、それをインデックスと呼ばれる場所に一度登録した後、「コミット」ボタンを押すことでコミットを確定します。
Aの部分には、変更を加えたワークツリーのファイルが表示されます。右側では、どこをどのように変更したのかがわかります。
Bの部分には、作業ツリーからインデックスに移したファイルが表示されます。
それでは、最初のコミットをしてみましょう。左のメニューバーにある「作業コピー」をクリックしてください。
次に「作業ツリーのファイル」にチェックを入れ、インデックスに入れてください。
ファイルの変更を一括してインデックスに登録することができます。
コミットメッセージ欄にコミットメッセージを書き、「コミット」ボタンを押してください。
コミットには必ずコミットメッセージが必要です。
コミットメッセージには通常、どのような変更を行ったかをわかりやすく書きます。
これで、現在のディレクトリの状況がコミットされました。
同時に、左メニューの「ブランチ」という項目に、「master」というものが出現したことを確認してください。
コミットはこのようになります。
プッシュしてリモートリポジトリに反映させる
ブランチを作りましょう。
SourceTree上部メニューの「ブランチ」ボタンをクリックしてください現在のブランチから枝分かれする、新たなブランチを作成できます。
任意の名前を入力し、「作成」ボタンを押してください。
ブランチの名前は、「作成するブランチで何をするのか」がわかるような名前にします。今回は、「test」という名前にしておきます。
また、このとき「新規ブランチをチェックアウト」のチェックボックスにはチェックをつけておきましょう。
ブランチ作成後、作業中のブランチが新規作成したブランチになります。
これでブランチができました。
左メニューの「ブランチ」という項目のmasterの下に、testというブランチができていることを確認してください。
太字になっている方が、現在操作しているブランチです。ブランチを作ったら、そのブランチ上で自分の担当箇所の作業をしていきます。
作業を終えたらコミットし、プッシュすることでリモートリポジトリに自分のブランチを反映します。
ローカルリポジトリをプッシュする。
この時、新たに作ったブランチにチェックを入れ「OK」を押します。
リモートリポジトリにアクセスします。
先ほどの、testブランチのプッシュが正常にできていると画像のようになっているはずです。
右側にある「Compare & pull request」ボタンをクリックしてください。
プルリクエストを書きましょう。
真ん中にある大きな欄に、どのような変更を行ったのか端的に記述しましょう。
書き終わったら、右下にある緑色の「Create pull request」ボタンを押しましょう。
プルリクエスト画面から、「Merge pull request」ボタンを押してください。
以下のようなプルリクエスト画面に遷移してきたと思います。
ここでは、このマージによってどのような変更が行われるかを作業者全員が確認することができます。
左下の「Merge pull request」ボタンを押しましょう。すると、緑色で「Confirm merge」というボタンが表示されるので、こちらのボタンも押しましょう。これで、masterブランチにtestブランチをマージできました。
マージ済みのブランチを消すよう促されるので、「delete branch」ボタンを押します。
マージしたブランチは基本的に必要無くなるので、消してしまいます。
GitHubでファイルをダウンロードする方法
GitHubでファイルをダウンロードする方法
GitHubでファイルをダウンロードする方法は以下のとおりです。
- GitHubにサインインし、左上にあるsearch欄に調べたいキーワードを入力してプログラムを検索します。
(http://www.yoshidablog.com/GitHub/575.htmlより引用) - その後プログラムを選択してクリックしてください。するとファイルが表示されます。
(http://www.yoshidablog.com/GitHub/575.htmlより引用)
- 右下のダウンロードを押すとダウンロードができます。
(http://www.yoshidablog.com/GitHub/575.html) - ダウンロードしたファイルを解凍すれば完了です。
git cloneで既存のリポジトリのコピーを生成する
※git cloneコマンドはgitをインストールしていなければ使うことはできないので、していなければgitのインストールをしましょう。
こちらを参考にgitをインストールしましょう。「使い始める – Gitのインストール」
$ git clone url
ターミナルに上のgit cloneコマンドを入力しましょう。
git clone コマンドは、外部のサーバーにあるGitで管理されたソースコードを自分のパソコン(ローカル環境)にダウンロードするコマンドです。実際に使用する際にはgit clone リポジトリURL ディレクトリ名
という形でターミナルで実行し使用します。
それでは実際にやってみます。
今回は「rails」というプログラムを検索してコピーします。検索方法は先程のGitHub上のファイルのダウンロード時と同様です。
こちらのファイルをコピーするにはURLをgit cloneコマンドで入力するだけです。
今回はprojectsというディレクトリで行っています。自分がコピーしたいディレクトリに移動してからコマンドを入力しましょう。
git cloneコマンドを入力するとコピーが始まります。URLはコピペでも問題ありません。
上の画面のようになっていれば完了です。お疲れさまでした!
clone コマンドで複製した場合、リモートリポジトリを追跡するように自動で設定されます。 これによって、正しく変更内容を反映/取得することができるようになります。クローンしたローカルリポジトリは変更履歴も複製されているので、元々のリポジトリと全く同じように履歴の参照やコミットをすることができます。
まとめ
多人数での開発ではGitHubが一般的なツールとなるので導入してみましょう。
既存のファイルをダウンロードできると開発がよりスムーズになりますので方法を覚えておくと非常に便利です。GitHub上にはたくさんのファイルが公開されているので、開発の参考にもなるはずです。ぜひGitHubを活用してみましょう!
なお、使い方に関しましては以下のURLにまとめておりますので、ぜひご覧ください。
GitHubを使って開発効率を上げよう!〜使い方解説・入門編〜
また、マイクロソフトによる買収のあと、新CEOが語った事について以下の記事にまとめています。あわせてご覧ください。『買収決定のGitHub。新CEOが海外掲示板でGitHubとAtomの今後を赤裸々に語る』
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