高卒男性が実感した学歴フィルター。偏見を壊すブースターとしてプログラミングを学び、エンジニアの世界へ

高校卒業後、大学や専門学校には進学せず、就職した堀川登喜矢(ほりかわときや)さん。

これまで工事現場で施工監督の仕事をしたり、法人営業として勤怠管理アプリや位置情報アプリの導入支援を担当してきました。

堀川さんが、就職や転職をする中で実感してきたのが「学歴フィルター」の存在。保守的な企業も数多い日本社会では、転職活動において学歴がまだまだ大きな意味合いを持つのが現状とのことです。

法人営業として数多くのアプリの導入支援に携わる中で、プログラミングに強い関心を持った堀川さん。未経験からプログラミングを学び、エンジニア転職を実現しました。

自身のプログラミング学習を、学歴フィルターを壊す上でのブースターのような存在だったと振り返る堀川さん。堀川さんが通ったTECH::EXPERTの教室で、キャリアについてお話を伺いました。

高卒で飛び込んだ工事現場と法人営業の世界「王道のキャリアを歩むのは難しいと思っていた」

――堀川さんは未経験から最短10週間でエンジニア転職を実現するTECH::EXPERTを受講。転職に成功しました。まずはエンジニア転職を決意するまでの、キャリアを教えてください。

元々、僕は高卒です。

高校卒業後は2年間、鉄道系の工事の施工監督の仕事をしていました。

その後は転職し、2年間法人営業の仕事をしました。法人営業の仕事を通じ、少しずつプログラミングに興味が出てきたのが、エンジニア転職の一番大きなきっかけになりました。

最初はドットインストールやProgate、Udemyといったオンラインの学習サイトでプログラミングを学び、その後TECH::CAMP梅田校でWebアプリケーション開発を学びました。「自分でもアプリが作れるんだ!」ということが分かってから、どんどんプログラミングが楽しくなりましたね。

TECH::CAMPの受講を始めた時には、もう「エンジニアに転職しよう」と気持ちを固めていました。申し込み前に、法人営業の仕事を辞めることを決意していました。有給を消化する形で、受講を進めたんです。

受講期間中には、転職に向けてIT関係の開発案件が集中している地域も調べました。元々僕は大阪に住んでいました。ですが、IT関係の開発案件は東京に集中している傾向にあるんですよね。

だから「東京に行こう」と決意しました。東京なら、渋谷にTECH::EXPERTの専用教室があります。TECH::EXPERTなら本格的にプログラミングが学べますし、転職サポートがあります。

当時の僕は、まだまだエンジニアとしてレベルが低かったです。TECH::EXPERTで学べば、エンジニアとして成長にできるに違いないと思いました。

そうして、2017年12月からTECH::EXPERTの受講をスタートしました。エンジニアとしての内定は2018年の3月上旬に出ました。

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――工事現場の施工監督から、法人営業。法人営業からエンジニア。いずれも大きなキャリアチェンジですよね。

前提として、僕は高卒なので「王道のキャリアを歩むのは簡単ではないだろうし、それをする意味もない」という気持ちがあります。会社に頼るような働き方をするよりは、もっと自分の力になることをしたいと常々思ってます。

たとえば法人営業に転職した時、僕が魅力を感じたのは「人間力」です。営業として働く上では、対話力や提案力といった総合的なコミュニケーション力が大事です。それらを一言で表す言葉が、人間力です。

そうしたスキルを自分のものにしたかったので、最初の転職をしました。

――先ほどから、何度か「高卒」というワードが出てきていますね。高校卒業後、すぐに就職したのには何か理由があったのでしょうか。

お金の問題がありました。高校卒業前から、大学の学費を家から出すことはできないと親に言われていました。大学に行くには奨学金を借りた上で、アルバイトもしなくてはいけない状態だったんです。

本当は、僕も大学に行きたかったです。ただそのために奨学金を借り入れ、アルバイトもする。その状態で、学業に集中できるかと言うと……。はっきり言って、難しいだろうと思いました。

どこかで心や体の限界が来て、勉強も仕事もなあなあになってしまうんじゃないか。そう思うと、大学に行くのは僕にとってはリスクが大きいことでした。最終的には「大学には行かず、働こう」と決断しました。

そうして就職したのが、鉄道系の建設会社です。そこから法人営業に転職した理由は、先に述べた通りです。

勤怠管理アプリの仕組みも、名刺管理アプリの仕組みも分かっていなかった「分からないものを放っておくわけにはいかない」

――堀川さんがプログラミングに興味を持ったきっかけは何だったのでしょうか。

2つ理由があります。

まず1つはブログです。元々自分でブログをやっていて、HTMLやCSSはよく触っていました。カスタマイズを通じて、Webの技術に興味を持ちました。

もう1つは、法人営業時代の仕事です。法人営業の業務内容は、勤怠管理アプリや名刺管理アプリ、位置情報アプリといった様々なツールの導入を提案。導入支援を行うことで、クライアントの業務改善を行うというものでした。
営業をしていると、お客さんからよく「このツールはどういう仕組みですか?」「このツールにはどんな技術が使われていますか?」と質問を受けました。

そして、質問を受ければ受けるほどいかに自分が技術に無知な状態で、お客さんにツールを売っていたのかを痛感しました。

さすがに「これはやばい」と思って、自分でも色々と技術について調べるようになったんです。ですが、ぶっちゃけ調べても何が何だか分からなかったんですよ(笑)。それくらい何も知識が無かったんです。

分からないものを分からないまま放っておくわけにもいかないので、少しずつドットインストールなどのサイトで勉強を始めたという流れです。

「行動力で学歴フィルターを破壊する」本気でプログラミング学習を始め、上京

――オンラインの学習サイトでプログラミングの勉強を始めてから、エンジニア転職を決意するまでの期間が非常に短いですよね。

そうですね。

――TECH::CAMPの受講前に、会社を辞める決意も固めていたとのことです。営業の仕事を続けつつ、受講するという道は考えなかったのでしょうか。

仕事もしつつ、プログラミングもやるというのでは両方中途半端になりそうだと思ったんです。そんななあなあな態度では、転職なんてうまくいくはずがない。一人前のエンジニアにだってなれないだろうと考え、スパッと前職を辞める決意をしました。

実はTECH::CAMP梅田校の受講申し込みをする前に、TECH::EXPERTを受けることも考えました。実際に問い合わせを行い、やり取りをして、スキルアップコース(現・フリーランスコース)が受講できることも決まっていました。

ただ、その時点ではすぐには上京できなかったんです。前職の最終出社日まで日数が残っていましたし、東京で住む家も決まっていなかったので。

そこで、ひとまずTECH::CAMP梅田校に通うことになりました。そして梅田校での受講が終わってから、本格的なエンジニア転職を目指して上京しました。

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――前職を辞める決意をした時点で「自分は将来こういうエンジニアになりたい」というような将来像は固まっていたのでしょうか。

いえ、固まっていなかったですね。ただ、自分の中でミッションのようなものは固まっていました。

僕には「行動力で、学歴フィルターを破壊する」という思いがあります。例えばプログラミングを勉強してみたいと考えた人が100人いたとします。ですが、実際に学習を始める人はほとんどいないと思うんですね。

行動力があれば、貴重な「学習を始めた一人」になれます。その時点で、何も行動を起こさなかった人よりも大きなプラスを得ているんですよ。

たとえ将来像が決まっていなかったとしても、行動したことそのものに大きな価値があります。僕は行動することの価値を強く信じているんです。

――堀川さんは22歳(※)とお若いです。エンジニア転職をすることで、22歳で3つの職を経験することとなりました。若いうちから転職を繰り返すことへのリスクは感じませんでしたか?

感じませんでしたね。

法人営業の仕事をしていた当時、ベンチャーの中には「うちで働かないか」と声をかけてくれるところもありました。声がかかるのはありがたいことです。自分の営業能力に自信を持つことができました。

営業としての自信があったからこそ、エンジニア転職というチャレンジにも恐れず挑んでいけたというのはあります。

転職回数を重ねると、転職市場での価値が下がるというのは事実だと思います。そうしたリスクについても、転職前に色々考えました。

でも、最後には転職を決断しました。

転職回数を重ねることよりも「一生続けていくわけではない仕事に時間を費やす」ことの方が大きなリスクなので。

法人営業で得られるスキルは、それはそれで大事なものです。でも「一生法人営業の仕事を続けていきたいか」と聞かれると、はいとは言えないです。法人営業の仕事よりも強く惹かれる仕事が、僕にとってはエンジニアなんですよ。

一生続けていきたい仕事が目の前にあるなら、早く移った方がいいと素直に感じました。だから、転職回数自体は特にネックとは思わなかったです。

※ 取材は2018年3月に行いました

Kazuto Seki Kazuto Seki
音楽ライターとしてエイベックス、ビクター、トイズファクトリー等に所属するアーティストの取材を担当。2016年に開催された『Bjork Digital』の取材経験から、VR×音楽に関心を抱く。2017年よりテクノロジーに関するライティングを開始し、TECH::NOTEにジョイン。猫とウサギを飼っています。
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