パソコンを使い始めると、ハードウェアやソフトウェアといった用語を目にします。
用語をよく理解していなくても、最近のパソコンは問題なく使える親切な設計になっています。
しかし、パソコンを使いこなせるようになりたい場合には、基本的な用語や仕組みについて理解することはとても大切です。
そこで本記事では
- ソフトウェアとは何か
- ソフトウェアの役割
- ソフトウェアの具体例
について解説しています。ソフトウェアについて理解を深めたい方は参考にしてみてください。
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パソコンのソフトウェアとは
パソコンのソフトウェアとは何かという概要について解説します。
コンピューター上で動かすプログラム
ソフトウェアとは、コンピューターを動かすプログラムの総称で、いわゆるパソコンソフトと呼ばれるものです。
ソフトウェア(英: software)は、コンピューター分野でハードウェア(物理的な機械)と対比される用語で、何らかの処理を行うコンピュータ・プログラムや、更には関連する文書などを指す。
引用元:ソフトウェア – Wikipedia
パソコン・ディスプレイ・マウス・キーボードといった目に見えるものはハードウェアと呼び、その対比語としてソフトウェアと呼ばれています。ソフトウェアがなければ、パソコンは動かない箱になってしまいます。
ソフトウェアは「ソフト」と略されることも。よく似た言葉に「プログラム」があり、以下の意味で使われています。
コンピュータプログラム(英:computer program)とは、コンピュータに対する命令(処理)を記述したものである
引用元:プログラム (コンピュータ) – Wikipedia
IT初心者の場合には、プログラムとソフトウェアは同じようなものだと思っていても問題ありません。
興味を持ったら、違いについて詳しく理解するとよいでしょう。
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ソフトウェアの種類
ソフトウェアの種類は、以下の2つに分類されます。
- 基本ソフトウェアのOS(オペレーティング・システム)
- 応用ソフトウェアのアプリケーションソフトウェア
ここでは、ざっくりと以下のイメージで理解すると良いでしょう。
- ユーザーがアプリケーションソフトウェアを利用する
- アプリケーションソフトウェアはOSの上で動作する
- OSはハードウェアの動作を管理する
その他のソフトウェアについて
OSとアプリケーションソフトウェア以外にも、ミドルウェアやファームウェアなどがソフトウェアの種類として挙げられます。
ミドルウェアは、OSとアプリケーションソフトウェアをつなげる役割を担うソフトウェア。
ファームウェアは、電子機器に組み込まれ、OSよりもハードウェアのより基本的な部分を制御します。
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OS(オペレーティングシステム)とは
OS(オペレーティング・システム)は、アプリケーションが動作するベースとなるソフトウェアです。基本ソフトウェアとも呼ばれます。
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OSの役割
OSの大きな役割は、アプリケーションソフトウェアが動く環境を作ること。
その他にもコンピューターのリソースの管理、利用率の向上、ユーザーインターフェースの提供、ファイルやタスクの管理など幅広い役割を担います。
OSは、コンピューターの基本的な機能を担うプラットフォームようなものと考えるとわかりやすいでしょう。
パソコンやスマホなど、ハードウェアによってさまざまな種類のOSがあります。
パソコンのOS(オペレーティング・システム)の例
代表的なパソコンのOSは以下の通りです。
- Windows
- macOS
- Linux
- Chrome OS
スマホのOS(オペレーティング・システム)の例
- iOS
- Android
この2つが代表的なスマホのOSとして使われています。

アプリケーションソフトウェアとは
応用ソフトウェアであるアプリケーションソフトウェアとは、コンピューター上で使いたい機能を実現するソフトウェアです。
また、アプリケーションソフトウェアはそのままだと長いので、アプリやソフトなどと略されることもあります。
アプリケーションソフトウェアの役割
アプリケーションソフトウェアの役割は、OS上で具体的にやりたいことを実現することです。
アプリケーションソフトウェアは、パソコンにインストールしたり、Webブラウザ上で動作させたりして、ユーザーがやりたいことを実現します。
OSに合わせてアプリケーションソフトウェアは作られるため、違うOS上では動作しません。ユーザーからすると同じアプリに見えても、macOSやWindows向けに異なる構造になっています。
アプリケーションソフトウェアの例
ソフトウェアの具体例として、以下のようなものが挙げられます。
- 文書作成ソフト
- 表計算ソフト
- 会計ソフト
- メールソフト
- チャットツール
- 画像編集ソフト
- データベース
- 音楽編集ソフト
- 動画編集ソフト
仕事用からクリエイティブツールまで、さまざまな種類のアプリケーションソフトウェアがあります。
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ソフトウェアの利用形態の種別
ソフトウェアの利用形態の種別について以下で解説します。
フリーウェア:無料で使えるソフトウェア
フリーウェアは無料で使えるソフトウェアです。
高い技術力を持った人が作成し、人の役に立つようにインターネット上に公開しているものや、メーカーが有料のソフトウェアの入門版として提供しているものなどがあります。
無料で気軽に使え有り難いのですが、機能が有料のものに比べると限定されていたり、少し使いづらかったりといったことも。
もちろん、定番の画像作成ソフトであるGIMPのように、フリーウェアとは思えないほど高機能なものもあるので、フリーウェアだから有料のものよりも劣っているとは一概には言えません。
ただし、無料なのでアップデートが止まることやインストールしても使えないという場合もあります。また、よく調べずにインストールすると、ウイルスに感染するなどの危険性があることも覚えておいてください。
フリーウェアは、App Storeなど審査が行われている場所からダウンロードすると安全です。
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フリーソフト:ユーザーが使用から再配布まで自由に行えるソフトウェア
フリーソフトは、ユーザーが使用・複製・改変・再配布まで基本的に自由に行えるソフトウェアです。
フリーウェアは無料で利用できますが、改変や再配布などは行えません。
単純にソフトウェアを使用するだけの場合は、違いを感じることはないでしょう。ただし、今後アプリ開発を行いたいという人は違いを覚えておきたいところです。
シェアウェア:試用期間が決まっている有料のソフトウェア
シェアウェアは、試用期間が決まっており、継続して使いたい場合は利用料金を支払う有料のソフトウェアのこと。
シェアウェアは個人で開発しているので、メーカーが開発を行っているパッケージソフトウェアと比べると安価で利用できるものが多いです。
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パッケージソフトウェア:メーカーが開発した汎用的なソフトウェア
パッケージソフトウェアは、市販されている既製品の汎用性の高いソフトウェアです。
フリーウェアやシェアウェアと比較すると、基本的に機能性が高く、アップデートもコンスタントに行われることが多いです。
メーカーのサポートも充実しており、バグなどの問題が見つかった場合はスピーディーに対応してくれます。
ユーザーインターフェースやデザインもしっかりとしており、使いやすさまで考えられています。
- 基本的な機能の利用は無料
- ライセンスを購入すればずっと使える
- 月額で料金がかかる
などパッケージソフトウェアの料金体系はさまざま。自分の使う用途と料金のバランスを考えて使うとよいでしょう。
パッケージソフトウェアは利用目的に必要な汎用的な機能が実装されているもの。
それとは別に、自社の課題を解決するためにSIerなどにオーダーメイドでソフトウェアの開発を依頼することもあります。
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