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Webプログラマーとは?年収・向いてる人・未経験から目指す方法などを紹介

更新: 2024.01.15

Webプログラマーとは「何を作る仕事なのか」「給料はいくらくらいもらえるのか」「未経験でも本当に大丈夫か」とわからないことだらけの方は多いはずです。

そこで本記事では、Webプログラマーの仕事内容・向き不向き・年収や待遇・Webプログラマーになるための方法などを紹介します。

※記事内の年収等は、記事執筆時の内容です。最新情報は公式サイト等でご確認ください。

この記事の目次

そもそもプログラマー(PG)とは

「プログラマー(PG)」とは、コンピュータや機械をあらかじめ考えた通りに動作するように、手順を書き記していく仕事です。

この手順を書き記したもののことを「プログラム」といい、「プログラムを作る人」を「プログラマー」と呼びます。

もちろん、このような手順は様々な業種で必要とされますので、単に「プログラマー」と言っても、その業務内容は一括りにはできません。

プログラマーは、一般のIT企業に属している場合もあれば、専門の制作会社で働いていたり、フリーランスなど働き方もさまざまです。

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プログラマーの種類

ここでは、多種多様な「プログラマー」の仕事の一部をご紹介します。

  • ゲームプログラマー
  • サウンドプログラマー
  • 組み込み系プログラマー

IT系職種を細かく知りたい場合は、「【全24種類】IT系職種・仕事一覧を分野別で紹介!仕事内容・資格・年収も」も参考にしてみてください。

ゲームプログラマー

ゲームプログラマーは、ゲームのプログラミングをする仕事

勤め先は、ゲームメーカーやゲームの制作プロダクションなどです。

システムエンジニアに相当するのはゲームプロデューサーで、作成された企画書や仕様書に合わせて、プログラムを行います。

もちろんイラストや音声なども含めて、意図した通りに動くようにプログラムして、作品として制作していきます。

サウンドプログラマー

サウンドプログラマーは、サウンドコンポーザーというソフトウェアで作曲された音楽を、コンピューターを使用して、実際にデジタル化するプログラマーです。

テレビや映画、アニメ作品のBGMをはじめ、音を作成するプログラムを担当します。

ゲームでは効果音やBGMについて音の強弱や、重なり方、始まりから停止まで、ゲームと連動するように音をプログラムしていきます。

組み込み系プログラマー

パソコンやスマートフォン以外にも、プログラムが必要なものは数多くあります。

例えば、最近ではテレビや炊飯器、冷蔵庫やエアコン、果ては自動車まで、ほとんど全てのものでプログラムは動いています。

これらの機器に入っているプログラムを書くのが組み込みプログラマーです。

近年は、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)機器の広がりにより、さらにいろんなものがインターネットに繋がります。

これに伴い、組み込みプログラマーの需要も上がっていくでしょう。

Webプログラマーとは

プログラミング独学

現代では、様々なジャンルでプログラマーが活躍しています。特に近年ではWebプログラマーに注目が集まっています。

ここでは、Webプログラマーとはどんな仕事なのかを紹介しましょう。

そもそも「プログラマー」というのはプログラミング言語を使って、システム構築をしたり、ソフトウェアを作り出す仕事をしている人の総称でした。

そのプログラマーの中でも、パソコンやスマートフォンに入っているブラウザと呼ばれるアプリで表示され、動作するシステムを構築するのが「Webプログラマー」と呼ばれます。

おもなブラウザは、iOSではSafari、AndroidではChromeなどです。

Webプログラマーが開発するアプリケーションの一例は、ショッピングサイトやFacebookやTwitterのようなSNSサイト、WEBサイトの申し込みフォームなど。

あるいは、ブログサービスの開発、実装をHTML/CSS、JavaScriptやjavaなどを使って行うのも、Webプログラマーの仕事です。

ショッピングサイト開発の事例

「Amazon」のWEBサイトで、買い物をしたことのある人は多いでしょう。

Amazonのサイトでは、探したい商品を検索すると、一覧が表示されます。

その中から欲しい商品を選ぶと、その商品の詳細が表示され、買い物カゴに入れて購入ボタンを押すと、クレジットカードなどで決済が行われて購入手続きが行われます。

この一連の流れは、このような動作になるよう、プログラマーが手順を書いているわけです。

Webサイトはフロントエンドとバックエンドから構成される

Webサイトは主に「フロントエンド」と呼ばれる、ユーザーの目に見える画面の部分。そして「バックエンド」と呼ばれるユーザーからは目に見えない部分で構成されていいます。

Webプログラマーはこの両方を構築していく仕事をしています。

フロントエンドとバックエンドの違い

ショッピングサイト「Amazon」の例で言うと、検索結果を一覧表示したり、商品詳細の画面を表示するのは「フロントエンド」です。

逆に、登録されている商品の中から検索内容と一致するモノを選び出したり、商品の詳細情報を登録されているデータベースから探すのは「バックエンド」の処理です。

このようなWebサイトは、基本的に、システムエンジニアが作成した仕様書の内容に基づいてプログラミングを行っていきます。

「フロントエンド」「バックエンド」では、それぞれに使用するプログラミング言語が異なる場合が多いため、仕様書もそれぞれに分かれています。

また、仕様書に細かく指示がない点は、Webプログラマー自身が考えて補完していくことが求められます。

大きなWEBの開発プロジェクトでは、Webプログラマーはプログラミングだけを実施。

しかし、予算の少ないプロジェクトなどではプログラミングを行った後の、デバッグ作業までプログラマーが行うことも。

場合によっては、Webプログラマー自身が仕様書の作成からコーディング、デバッグまで行うこともあります。

もちろん、仕様書の作成はシステムエンジニアの作業内容ですから、ここまで行うには一定のスキルが身についているという前提があります。

しかし、こういう小さなプロジェクトで経験を積むことによって、プログラマーからシステムエンジニアにキャリアアップできるのです。

デザインを担当するwebデザイナーがコードを書く事もある

「フロントエンド」は、何もプログラマーだけが作るわけではありません。WEBのフロントエンドの構成は、デザイナーとプログラマーが協力しあって作り上げていくものです。

Webデザイナーの役割は、フロントエンドのデザインを考えること。フロントエンドのプログラマーの役割は、そのデザインをコードに落とし込むことです。

デザインに大きな影響を与えるプログラミング言語が、JavaScriptです。

マウスカーソルの箇所の色を一部だけ変えるなど、視覚に訴えるような派手な処理をつけることができ、見た目を操作できます。

そのため、見た目に大きな影響がある処理のコードはWebデザイナー自ら書く場合も。

このケースだと、実質的にWebデザイナーがプログラマーの業務を一部兼任します。

Webプログラマーとシステムエンジニアの違い

システムエンジニア

Webプログラマーは、年齢が上がるとシステムエンジニア(SE)にスキルアップすることも多いです。ではその仕事の違いがどのようなものなのかをご紹介しましょう。

  • システムエンジニアは上流工程を担当する
  • Webプログラマーは実装・テストを担当する
  • 両者の差が曖昧なことも

システムエンジニアは上流工程を担当する

システムの開発の現場は「要件定義→設計→製造→試験」の順で進んでいきます。

システムエンジニアが担当するのは「要件定義〜設計」のいわゆる上流工程です。

要件定義」というのは、クライアントの希望を聞き、どのような製品を作ればいいのかを決定する部分の作業です。

いつまでに、どの様なシステムを、何のために作るのか。その辺を明確にしていく作業です。

そして、作るべきものが決まったら、次にその製品の仕様書(設計図)を作ります。

Webサイトであれば、どの様な画面があり、どのボタンを押したら、次の画面はどの様なコンテンツが表示されるのか。

その場合のデータはどこにあって、入力された内容はどこのデータベースに格納するのか。そういうことを設計書に書いていくわけです。

ここまでがシステムエンジニアの役割です。

他にも、試験として他の製品どうしを関連させる「結合試験」などを行うことも。

進行しているプロジェクト内容と、製品の性能を把握した上で、試験でのチェック項目を決めるのもシステムエンジニアの仕事です。

これは、要件定義で決めた仕様を満たしているのかをチェックするためにも必要です。

Webプログラマーは実装・テストを担当する

Webプログラマーの仕事は、システムエンジニアの作成した仕様書に従ってプログラミングを行います。つまり「製造・試験」の部分を担当。

基本的には、システムエンジニアの書いた仕様書の内容に沿って進めます。

場合によっては、Webプログラマー自身が「もっとこうした方が素早く動作する」など、より良いコードを発見することも。

その際は、仕様書通りに進めるだけではなく、自分の意思でコードを少し修正するなどの応用性も求められるでしょう。

無駄のないコードを書くことも、プログラマーのスキルの高さの裏付けになります。

ただし、その場合も仕様書への修正点の反映は必要ですので、システムエンジニアに変更内容は伝えるようにしましょう。

また、Webプログラマーの仕事にも試験部分は含まれています

ソースコードのミスがないかどうかや正常に動作するのかなどを、仕様書をもとにシステムエンジニアとともに確認するのです。

これは、作成したソースコードの品質を担保するために必要な作業です。

両者の差が曖昧なことも

企業によっては、システムエンジニアあるいはWebプログラマーが双方の仕事全てを担当していることもあります

特に人数の少ない会社だと、システムエンジニアとプログラマーとの差があいまいなケースも珍しくはありません。

むしろ両方を同じ人間がこなすことで、効率よく要件定義から開発までを行うことも可能。

システムエンジニアもプログラマーも、基本的に求められる能力は近く、Webの知識やプログラミングスキル、コミュニケーション能力などは共通して必要です。

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Webプログラマーの収入について

コップに入ったお金と植物

Webプログラマーを含む、プログラマーの年収はどの程度でしょうか。

ここでは、以下のポイントでプログラマーの収入面について見ていきます。

  • 平均年収は350〜500万円ほど
  • システムエンジニアとの年収の差
  • スキルセットや経験によって収入も変わる

平均年収は約550万円

厚生労働省の「令和4年 賃金構造基本統計調査」の統計データを見ると、プログラマーを含むソフトウェア作成者の平均年収は約550万円でした。

ただし、これは派遣やパート・アルバイトなどの非正規も含めた平均年収ですので、採用された企業や採用条件、資格の有無などによって収入は変わります。

他の人にはない特殊なスキルを持っていたり、勢いのあるIT企業で働いている場合、年収1,000万円という人もごくまれにいます。

企業規模にもよっても年収は変わる

この平均年収は、基本的には企業の規模にも左右されます。

実際、社員数が100人未満の企業と1,000人を超えている場合で、約150万円ほどの差が出ることもあるようです。

これは企業規模が大きくなればなるほど大型案件を受注でき、その分上流工程で作業ができることから、付加価値の高い作業を行えるのが理由の1つ。

一方、規模が小さい企業の場合は小型の案件や、大型案件の一部分を下請けで開発することになり、予算にも余裕が無くなってしまうのです。

システムエンジニアとの年収の差

プログラマーとシステムエンジニアとの間にも年収の差はあります。

もちろん、システムエンジニアとプログラマーを比較した時には、システムエンジニアの方が年収は高くなる傾向にあります。

その理由としては、システムエンジニアはクライアントとの打ち合わせに参加したり、仕様書を書いたりするなど、仕事の幅が広がるためです。

もちろん、プログラマーよりも多くのスキルを身につけているはずですので、それも年収が多くなる要因です。

さらに、企業規模によって給与に差が出るのは、プログラマーと同じです。

また、一部プロジェクトマネージャーとしての仕事を含む場合も。

プロジェクトマネージャーは、プロジェクトに関わる人物のマネジメントまで行うため、さらに仕事の幅が広がり、それが年収にも反映されるのです。

スキルセットや経験によって収入も変わる

習得しているプログラミング言語によっても収入が異なります

扱える技術者が少なく、企業の需要が高いプログラミング言語を身につけていれば、収入も上がるでしょう。

例えば2017年のデータでは、WEB関連のメガベンチャー企業でニーズが高まっている「Scala」を扱える技術者の平均年収は、約626万円でした。

また、医療や車などあらゆる業界に組み込まれているAI(人工知能)の開発にも使える「Python」も需要が高まっています。

同データでは、平均年収は約601万円です。こちらは時代を反映した花形のプログラミング言語で、需要が高く高収入を得られる可能性があります。

Webサービス開発向け言語の習得がおすすめ

2017年のデータの最高年収をみると、Rubyやjava、PHPなど、Webサービス制作などに幅広く使える言語が上位を占めました。

もっとも、必ずしも同程度の年収をもらえるわけではありません。

しかし、平均年収が500万円を大きく超えており、将来にわたって人気が高いプログラミング言語だと言えます。

もしプログラミング未経験者がこれから学習を始めるのであれば、習得難易度の比較的低い「Python」や「Ruby」がおすすめです。

前者はAI開発に活かせますし、後者はWebプログラマーとしての活躍が見込まれます。

Webプログラマーのやりがい

笑顔

Webプログラマーには、どのようなやりがいがあるのでしょうか。

ここでは、Webプログラマーの3つのやりがいを紹介。

  • 最先端の技術に触れられる
  • 自分で作り出したものが人々の役に立つ
  • 美しいソースコードを書く

最先端の技術に触れられる

Webプログラマーはあらゆる業界で必要とされている職業ですから、各業界の最先端技術を学びながら、実践していく仕事です。

そのため、最先端のIT技術に触れ、サービスを作り出すことにやりがいを感じるでしょう。

IT技術が好きな人にとって、プログラマーとはやりがいに満ち溢れたたまらない仕事。

最先端のIT技術が身につきますから、見識が広がること自体を楽しめるわけです。

自分で作り出したものが人々の役に立つ

自分が作ったものが、世の中の役に立っていることもやりがいにつながるでしょう。

Webプログラマーが作り出したシステムやサービスが、実際に人々の仕事や生活を支えることにつながっています。

前述したAmazonの例以外にも、普段から多くの人が使っているWebサイトの開発現場に携わることができます。

すると「世の中の役に立っている」ことに大きな喜びを感じることになります。

制作に携わるだけでなく、自分の手で作り出したものが役に立つということにやりがいを感じているWebプログラマーは多いのです。

美しいソースコードを書く

プログラミングした結果、ソースコードというものができます。これはコンピューターに実行させるプログラムを、人間が読みやすい形に書いたものです。

もちろん人間が読む事を前提にしていますから、誰が見てもわかりやすく、メンテナンスしやすく書く必要があります。

この書き方の「美しさ」を追求する人たちもいるのです。

そういう人たちは、より無駄のないコードを「美しい」としていて、この美しいコードを書くことに達成感を見出すのです。

この美しいソースコードが書けるようになると、Webプログラマーとしての評価も上がるうえ、ソースコードのお手本として社内の参考資料になることもあります。

ただし、美しさのみを追求しすぎると「逆にその人にしか読めないソースコード」になってしまうこともあり、メンテナンス性が下がってしまいますので、ほどほどに。

Webプログラマーはきつい?大変なところ

顔を覆う男性

Webプログラマーにも大変なところはあります。もちろん仕事ですので、楽しいことばかりとは限らないわけです。

ここでは、Webプログラマーの大変なところを4つ紹介しましょう。

  • 細かくて集中力が必要な仕事
  • 繁忙期は長時間の作業になることもある
  • 仕事に対するモチベーションが下がりやすい
  • 「35歳限界説」もささやかれる

細かくて集中力が必要な仕事

まず、細かくて集中力が必要な仕事だということです。

Webプログラマーの仕事は、基本的にソースコードを入力することですから、コードを書く際に1カ所でもミスをすると、システム全体やWEBサイトにバグが発生します。

もちろんバグが発生しないか、テストは行います。しかし、優秀なプログラマーはバグの発生が極力起こらないように、相当な集中力を持ってソースコードを書きます。

また、テストのみならず、ソースコードをタイピングしている時も、ミスがないか確認も怠らないようにするのも大変なポイント。

クオリティの妥協は許されない

アプリケーションを1つ作るにも「端末ごとの表示の違い」「ブラウザごとの表示の違い」など、細かな面まで気をくばる必要があります

もちろん、セキュリティにも要注意です。悪意を持つハッカーが、サービスから個人情報を抜きだそうとする可能性があるからです。

またデータの悪用を企む人間が、社外ではなく社内にいる可能性も考慮。社内の人間であっても、データの悪用ができないような仕組みづくりが問われます。

このようにWebサービスでは、あらゆる意味での「クオリティの妥協」が許されません

ミスが許されない

悪意を持つハッカーが、Webサービスを攻撃する際、真っ先に探るのがサービスの脆弱性。つまり、バグやハッキング対策が不十分な箇所の洗い出しです。

特に制作会社や、開発案件の受託を行う企業の場合、サービスのバグや脆弱性は「自社の開発力」への信頼を失わせる原因となります。よってミスが許されないのです。

ミスをしないためには、プログラミングへの深い理解は必須です。Webプログラマーは「勉強し続ける仕事」と言われる所以は、こういったところにあるのです。

勉強し続けることがあまり好きではない方は、もしかしたらプログラマーとして働くことに苦しさを感じる時もあるかもしれません。

繁忙期は長時間の作業になることもある

Webプログラマーの業務時間は、繁忙期になると長くなりやすいです。

仕事としてWEB開発をしているわけです。特に制作会社の場合は、案件を受託している立場です。納期を守るのはよほどのことがない限り、マストです。

納期を守りつつ、複数の制作案件をこなしていくためには残業しなければならない時も。

もともとシステムエンジニアやWebプログラマーという職業は「長時間労働が当たり前」とされているような業種でした。

「デスマーチ」という言葉があり、いつまで経っても休みが取れず、しかも毎日終電帰り…という状態が続くことを指していました。

しかし現在では、職場環境の改善が進んでいて、定時に帰れる企業も多いです。また、1ヶ月の残業を40時間程度に制限している企業もあります。

とはいえ、繁忙期のタイミングや長さは業界・企業によって様々。

もしプログラマーとして就職・転職するのであれば、採用の時点でその業界や会社の繁忙期を調べておくことをおすすめします。

仕事に対するモチベーションが下がりやすい

3つ目は、とかくモチベーションを維持するのが難しい点です。

Webプログラマーの仕事は、ソースコードを入力するという繰り返しの作業になりやすいです。

モチベーション低下は、不安や挫折の原因になる

ずっとソースコードの入力をしていると、やはり集中力がなくなってきます。

それが長期間続くと「一体、何故こんなことをしているのだろう?」という考えが頭をよぎり、仕事に対するモチベーションまで下がってしまうことも。

もちろん、キャリアアップのことなどを考えると「このままひたすらプログラミングを続けるだけでいいのだろうか?」と不安になるでしょう。

この仕事中のモチベーションの低下は、Webプログラマーにとって大きな敵

プログラマーは学習し続けることが求められる仕事ですが、学習も続かなくなり、最後には挫折してしまうということも珍しくはありません。

そのため、企業によっては「音楽を聴いて作業しても良い」「私服で出社しても良い」「フレックスタイムで出社しても良い」などの制度も。

「プログラマー35歳限界説」もささやかれる

エンジニア・プログラマーの業界では「35歳限界説」という言葉があります。

実際、35歳前後になるとプログラミングをすること自体を止めてしまう人も多いです。

下請けの制作会社でのプログラミングから離れるのが、おおよそ35歳前後

この理由としては、「Ruby」の生みの親であるまつもと氏いわく、仕様書を書くシステムエンジニアにキャリアアップを希望する人が増えるためです。

手を動かしてプログラミングをする仕事は下流の仕事で、要件設計をしたり仕様書を作ったりする仕事は上流の仕事だと考えている人が多いためとも言えます。

いつまでもプログラミングをし続けることに不満を感じ、下請けの制作会社を辞めてしまう、または別の職種に変わってしまうタイミングが大体35歳くらいに訪れるわけです。

下請けの制作会社には、雇用形態は正社員に限らず、アルバイトの人なども少なくありません。給与面に不満を感じて、やめていくケースもあります。

プログラマーからシステムエンジニアへの転身を、企業側も望む傾向

会社側も大手になればなるほど、システムエンジニアへの転身というキャリアパスをプログラマーに望むようになります。

したがって大手企業の元請け会社のエンジニアやプロジェクトマネージャーの中には、自分たちは仕様書を作るまでで、現場でシステム開発をしたことがないという人も。

30代からWebプログラマーになれる?

30代、プログラミング未経験からプログラマーに転職することは可能なのでしょうか。

エンジニア(プログラマー)採用は人材不足もあり、圧倒的な売り手市場。

よって未経験者であっても、転職に成功する確率は比較的高いです。

ただし、企業サイドにとって、未経験者をエンジニアとして雇用することは「ポテンシャル採用」となります。

よって30代からの転職活動では「全くの未経験」ではなく、事前に一定の学習を積み、成果物を見せられる状態にしておくことをおすすめします。

また前職の経験を、プログラマーとしてのキャリアにどう活かせるのか。そもそもなぜ、30代からプログラマーを目指すのか。自己分析は入念に実践しましょう。

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Webプログラマーに向いている人の特徴

Webプログラマーには、どんな人が向いているのでしょうか。

これまでの内容を踏まえて、向いている人の特徴を3つまとめました。

  • 一人でも作業を続けられる
  • コミュニケーション能力がある
  • 新しいことに挑戦するのが好き

一人でも作業を続けられる

まずは、一人で黙々と作業ができる人かどうかです。

Webプログラマーは個人でソースコードを書く(プログラムをするという意味です)事が多いため、集中して仕事をできる人の方が向いています。

なにぶん、システムエンジニアから仕様書をもらった後は、一人でそれをソースコードにしていく必要があります。

その際に集中力を欠いた状態で仕事をしていると、仕様書を読み間違えたり、必要な項目がごっそり脱けてしまったりすることも。

個人で専門性が高い作業を長時間続けなければいけませんので、それに耐えられる人がプログラマーに向いているといえるでしょう。

コミュニケーション能力がある

PC作業が多いとはいえ、全く話ができなくても良いというわけではありません。

実際、プロジェクトに関わる他のプログラマーや、プロジェクトのリーダー、他部署の社員などとコミュニケーションを取る場面は多いです。

例えばシステムエンジニアから仕様書をもらう時や、仕様書の内容に疑問が出てきた場合などは、内容の確認を適切に行うなど、必ずコミュニケーションが必要。

ですから、コミュニケーション能力がある人でないといけません。

いずれフリーランスとして働くのであれば、営業活動も必要ですし、クライアントとのやりとりなども必要になってきます

その場合は、必ずコミュニケーションを取る必要があるわけですから、コミュニケーション能力が高いに越したことはないのです。

新しいことに挑戦するのが好き

新しいものに挑戦するのが好きな人も向いています。

なにしろ、Webプログラマーの仕事は日々繰り返しの作業が続きます。来る日も来る日も仕様書からソースコードを書く作業ですから。

その繰り返しの作業が多い中で、改善や効率化を図ろうとする心構えや、新しい物事や作業の方法を見つけようとする心構えと行動がとても重要です。

毎日繰り返しやっている作業であれば、効率化する方法がないかを考えて、実践してみることで仕事もはかどるようになります。

また、それをチーム内で共有することができれば、チーム全体の効率も上がりますし、それを共有したあなたに対する評価も上がることになります。

まずはやってみるという心構えがあると、作業も早く進み、自分の成長や評価のアップにもつながるということを、頭に置いておきましょう。

Webプログラマーに必要な資格・知識

Webプログラマーになるには、どんな資格が必要なのでしょうか。

ここでは、Webプログラマーに必要な資格や知識を紹介します。

  • 必須の資格はない
  • プログラミングスキル
  • Webに関する知識
  • 英語力
  • 論理的な思考力

必須の資格はない

基本的にWebプログラマーに「取得しなければならない資格」はありません。

ただし、プログラミングとWeb関連の知識は最低限必要。「なるための必須の資格」こそなくても、全く何の知識もなしに通用するような仕事ではありません

役に立つ資格としては、「基本情報技術者試験」「応用情報技術者試験」などがあります。

これらを持っていると、手当がついたり会社によっては「基本情報技術者試験」の取得を義務化しているところも。

もちろんその場合は、取得すると収入が上がることもあります。就職・転職前によく調べて、必要があれば取得しましょう。

プログラミングスキル

当たり前の話ですが、プログラミングを身につけなければ仕事もこなせません

Webプログラマーの求人には、プログラミング未経験者でも採用と記載されているものも。その場合、プログラミングは入社後の研修期間に身につけることになります。

ただし、この場合は研修期間内に一定のスキルまで達しない場合、試用期間終了後に行われる本契約をしてもらえないことも。

また、採用の段階で未経験者でも採用となっている場合でも、当然ですがプログラミング経験者が優先的に採用されます。

採用の緊急度にもよるのですが、経験者で十分な人数を確保できるのであれば、わざわざ未経験者を採用しないという可能性も。

採用確率を上げるのであれば、プログラミングを学んでおいたほうが良いわけです。

当然、企業としても少しでも教育費を抑えるために、研修の必要がほとんど無いプログラミング経験者を積極的に採用したいわけです。

Webに関する知識

Web全般に関する知識があると仕事にも役立ちます。

特にトラブルシューティングのためには、時にプログラミングの知識だけでは対応できないことがあるのです。

Webの場合、インターネットを通して情報のやりとりを行うシステム開発になります。

この時、ネットワークやセキュリティといった分野にも精通していると、トラブルが起きた時にすぐに対処できるのです。

また、面接でも志望動機の一環として「Webに関する知識があること」をアピールしておくと、採用される確率は高くなります。

様々なサイトを見て、それらが裏はどの様な仕組みで動いているのかを勉強したり、面白いユーザーインターフェースを見かけたらチェックしたりしましょう。

WordPressのようなWebサイト構築ツールも、新しいツールが次々と出ていますので、最新のトレンドについてもチェックしておくと良いでしょう。

これらの情報は、Webプログラマーとして働くだけでなく、社内のWeb系全般の担当者としても重宝されます。

英語力

プログラミング言語は英語ベースの言語なので、英語力があると便利です。
ただし、ネイティブスピーカーのように喋れるような、高いレベルの英語力が要求されるわけではありません。あくまでも英語が読める程度で良いのです。

最低限、英単語を正しく理解しておく、もしくはすぐに辞書などで調べられるようになっておく必要があります。

また、1日中英語を使った作業になりますので、英語に対する耐性もあったほうが良いです。

苦手意識があるのであれば、少しずつ慣れていった方が良いでしょう。

英語の勉強をするというより、プログラミングの独学などをする中で、英語に慣れていくようなイメージでしょうか。

もちろん、プログラミングに関する最先端の情報は必ず英語で発信されます。

また日本語よりも、インターネット上での情報は英語の方が圧倒的に多いのが現実です。より高いスキルの取得を目指すのであれば、英語力は高いに越したことはありません。

論理的な思考力

自分が書いたコードにエラーが出た場合、なぜエラーが出たのか、どうすれば解決できるのかを考えられる、論理的な思考力も求められるのです。

実は原因と結果を考えるという意味では、数学に使うような思考が必要とも言えます。ですから、理系の大学出身者がシステムエンジニアやプログラマーになることが多いわけです。

とはいえ、文系からシステムエンジニアやプログラマーになった人も大勢います。

プログラミングの勉強する中で、次第に論理的な思考を身につけていけば問題はありません。

Webプログラマーになる方法

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ここでは、Webプログラマーになる具体的な方法を3つ紹介します。

  • Webプログラマーの求人に応募する
  • 部署異動の申請を出す
  • プログラミングスクールに通う

Webプログラマーの求人に応募する

転職サイトや転職雑誌などに掲載されているWebプログラマーの求人に応募するのが、転職の最も一般的な方法です。

現時点で、システムエンジニアやプログラマーは人手不足の職種。そのため、年間を通して多くの企業で募集を行っています。

特に求人数が増えるのは、3月や9月などの年度や期が変わるタイミングです。

このタイミングでの転職を目指すのであれば、少し早い目の1月や7月くらいから求人情報を定期的に見ておくと良いでしょう。

部署異動の申請を出す

もし、今働いている会社にシステムエンジニアやWebプログラマーが働く部署があるのであれば、転職しなくても、社内で異動すればプログラマーの仕事ができます

社内での異動となれば、通常は会社からの異動の指示があるまで待つしかありません。

しかしその場合、本来プログラマーではない人を、プログラマーが必要な部署に異動させるとは考えにくいものです。

ですから、自分から異動の申請を出す方が、より確実に異動できる方法といえるでしょう。

とはいえ、会社としても特別な事情がない限り、簡単に申請を受けてはくれません

特にプログラミング経験があることをしっかりとアピールできていなければ、会社側も異動には二の足を踏むでしょう。

異動のタイミングも自分では決められないかもしれません。場合によっては副業を行うなどして、こっそり経験を積んでおくという手もありかもしれません。

ただし、会社の制度として様々なキャリアを経験させたり、異動の申請を通してくれやすかったりするのであればチャンスは十分にあります。

まずは自分のスキルを高め、異動させてもらえる様に準備すると良いでしょう。

プログラミングスクールに通う

プログラミング未経験からプログラマーを本格的に目指すなら、プログラミングスクールに通うことをおすすめします。

もっとも、プログラミングの勉強は独学でも可能です。しかし、どうしても独学で始めた人の8割〜9割は途中であきらめてしまいます

これは内容の難しさ、特に専門用語の多さや環境構築の時点でつまずいてしまい、そのまま独学が続かなくなってしまうためです。

もしかしたら、この記事を読んでいるあなたにも同じような経験があるかもしれません。

プログラミングスクールは、未経験者でも学習しやすい環境を整えています

テキストは未経験者にも理解できるよう、わかりやすい言葉を使い、専門用語についても詳しく解説してあります。

例題を通して実際にプログラミング言語を使いながら覚えていきますので、実践的なプログラミングスキルが身につきます。

自分の好きなアプリを、作りたいように作る目的ならプログラミングは独学で学ぶのでも十分かもしれません。

しかし本格的なプログラマー転職を未経験から目指すならば、スクールに通い、効率よくプログラミングを学ぶのが良いでしょう。

未経験からプログラマーを目指すならテックキャンプがおすすめ

Webプログラマーの仕事内容・向き不向き・年収や待遇・Webプログラマーになるための方法などを紹介しました。

プログラマーを含めたIT人材不足は、これから先も慢性的に続くでしょう。そのため、Webプログラマーは貴重な人材として重宝されるでしょう。

Webプログラマーに興味はあるけどスキルがない、転職後の仕事が不安といった悩みを持つ方には、プログラミングスクールがおすすめです。

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この記事を書いた人

Tatsuya T. Yamada
天文学・宇宙物理学の研究を行い、一般向けの講演会や解説書も書いていた。現在は、1991年から行っている「パソコンを使った教育」を本業とし、eラーニングソフト・コンテンツを開発している。教育ビッグデータ、教育へのAI活用の専門家。日本天文学会、教育システム情報学会、宇宙作家クラブ会員。

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