転職
正社員登用されやすい人の特徴や、その方法について解説

短期間であれば、または若いうちであれば、まだありなのかもしれませんが、いつまでもパートやアルバイト、契約社員など非正規雇用で働くのは不安があります。雇用が安定しなければ、人生において、様々な制約が出てくるからです。

とはいえ、正社員登用という求人を見つけたが、どうすれば正社員になれるのかわからない、または、本当に正社員登用されるのかわからないということはありませんか?これから正社員を目指す時、何が問うように繋がるポイントなのでしょうか。

この記事のまとめ

正社員を目指す上で、いろいろと思い悩むこともあるでしょう。そこで、この記事では正社員に登用される人の特徴を起点に、どうすれば登用されるのかを、エンジニアを例に挙げながら説明していきます。

正社員登用されやすい人の特徴

さて、契約社員などの非正規雇用から正規雇用された人には、どの様な特徴があるのでしょうか。

すぐに思いつくのは、「仕事で成果を出している人」ではないかと思います。なので、「とにかく成果を挙げないと」と思いがちですが、少し冷静になって考えていましょう。

そんなに簡単に成果を出せるようであれば、誰も苦労したりはしません。

成果を出すには「高い能力や特別なスキル・経験を持っている」ことや「勤続年数が長く、熱心に働いている」などの要因があります。また成果さえ出していれば良いわけではなく、コミュニケーション能力が高く、社員との関係も良好であることが望ましいでしょう。

正社員登用されるにはどうすればいいか

ではそれを踏まえて、どうやって正社員登用を目指せば良いのでしょうか。

まずは今自分がやっている仕事で大きな成果を残すことです。目に見える成果があり、それを評価してもらう事が最大のアピールです。もちろんパートやアルバイト、契約社員は正社員のサポートが主な仕事ですから、成果を出すのは難しいかもしれません。でも仕事を率先して引き受け、しっかりとこなすことで少しでも多く実績を作りましょう。

また正社員を含め、社員とは積極的に話し、良好な関係を作っておきましょう。会社側も採用にあたっては、やはり会社の中でしっかりとコミュニケーションがとれる人を優先したいでしょうし、また長い期間一生懸命働き続ける人の方が、その熱意が認めやすいでしょう。

もちろん、自分がやっている仕事について、必要な能力や資格があるのであれば積極的に身につけましょう。場合によっては、社外で行われているセミナーに参加したり、資格獲得のためのスクールなどに通ってみるのも一つの手です。

エンジニアとして正社員登録されたい場合

あなたがエンジニアであるならば、上記のことに加えて、高いプログラミングスキルや、その会社でこれから必要となるであろうプログラミングの知識や経験があると、正社員登用されやすくなります。

特に今後のトレンドとなるプログラミング言語の受容として高まっているのが、AI(人工知能)開発に使えるPythonです。その他はiOSアプリ開発に使えるSwiftとAndroidアプリ開発に使えるKotlin。AIは言うに及ばず、アプリ開発に使える言語はスマートフォンがインフラ化しつつある現在では、様々なサービスを構築するのに必須の言語です。

もちろんWebサービス開発で使われるJavaScriptやRubyも相変わらず需要が高い言語です。JavaScriptはHTML5の基幹となる言語ですし、Rubyは簡単にサーバーサイドのシステムを構築できるということで、人気も高い言語です。

こういった言語を身につける、あるいは磨きを上げることで、仕事での成果につながり、正社員登用の可能性も高まります。本やネット上の記事で自習するのも一つの手なのですが、短期間で集中してスキルアップするという方法もあります。

そのためには、プログラミングスクールに通うことを検討してみましょう。スクールでは無料相談を行っていますので、少しでも気になるのであれば、受けてみることをおすすめします。

無料相談の詳細をみる

必ずしも正社員登用されるわけではない

今、企業は空前の人手不足と言われています。正社員の確保は人事部にとっても大きなミッションになっています。

非正規から正規への転換を人材確保の手段としている会社もありますが、だからといって非正規社員から正社員への登用はどの会社でも必ず行っているわけではありません。

正規社員への転換を希望するのであれば、求人情報を見る際に、求人内容を事前に確認しておいたほうが良いですし、その会社の正社員登用基準も明確にしておいたほうが良いでしょう。面接や筆記試験を設けている場合もあります。もし現在勤めている会社で正社員登用を行っていないのであれば、転職を検討する必要もあります。

正社員登用制度とは

そもそも「正社員」とはどの様な雇用形態なのでしょうか。「正社員」は会社と労働者が雇用契約を締結する際の採用の種別として、週5日以上、長期にわたって月給制で働く人のことを指します。

そして会社によっては非正規から正規へと転換する「正社員登用制度」を設けているところがあります。この制度は、パートやアルバイトなど非正規雇用の社員や、契約社員などを正社員として雇用する制度のことです。

ある調査では、調査した会社のうち68%が正社員登用制度を持っていたというものもあります。優秀な非正規人材を登用したいという会社の人材採用プロセスの一環として使われているわけです。会社によってはまずは非正規で雇った後でないと正社員に登用しないという会社もあります。

なぜこういうことをするかというと、会社側としては、まずは非正規雇用で働いてもらい、正社員に採用するべきかどうか見極めるために正社員登用制度を設けているのです。こういう制度を取っているところは意外と多かったりします。

また正社員になるためには、試験を受ける場合もあります。面接や筆記試験を行い、スキルだけではなく適性を判断されます。ただし、仮に正社員試験に受からなかったとしても、基本的に非正規で働き続けることはできます。

以下は関連記事です。

・「正社員とはどんな働き方?メリットやデメリットなどを詳しく解説」

正社員登用の機会が多い業界・職種

では正社員として登用されやすい業種や職種には、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは3つ紹介します。

不動産系の事務職

まずは不動産系の事務職です。

この業界では正社員登用を行っているケースが多く、もちろん働く上でもITスキルは役に立ちます。というのは、不動産業界でもITテクノロジーを使ったサービスが多数登場しているからです。

AI(人工知能)に物件の売却査定を行わせるサービスや、顧客が希望する物件をマッチングさせるサービスなどが増えています。

さらにVR(仮想現実)を使って、物件から離れた場所にいても内見ができるサービスなども開発が進んでいます。その他、企業向けに、オフィスの移転をビッグデータやAIを使って提案するサービスも出てきています。

今後もITを使った不動産系のサービスは増加していくでしょう。ドローンを使ったサービスなどもあります。

もしプログラミングスキルがあれば、こうしたサービスで不具合があった際に、自分で原因を見つけて修正することができます。また担当部署が違ったとしても、不具合の場所にあたりをつけ、該当部署に提言ができるかもしれません。

そして少なからずこういったサービスに関する知識があれば、自分一人でサービスの運用もできます。それだけでも評価は高くなり、正社員登用の可能性も見えてくることになります。

無料相談の詳細をみる

アパレルや飲食などの販売系

2つ目の業界は、アパレル、飲食をはじめとする、接客や販売系の仕事です。ここでも、パートやアルバイトからの正社員登用が行われています。もちろんITスキルがあることで重宝されるのも同じです。

特に毎日の顧客の管理や売り上げの管理などは、スプレッドシートを使って行う事ができます。本社で見ると販売系はIT技術を駆使していますが、店舗単位で見ると、まだまだ数字を紙ベースで管理している場合も珍しくありません。大変アナログな世界なのですが、これだと売り上げ管理を行うのが大変です。

一方、POSレジを採用し、金銭登録から販売管理なども一括で行う機能を備えている、進んでいる店舗もあります。そういったときに、POSレジのシステムやデータ構造に関する知識があると、正社員と同等の働きもでき、評価につながりやすくなります。

医療系

最後に紹介するのは医療系です。ここも人手不足と言われている業界ですが、看護師を契約社員として採用し、その後、働きぶりに応じて正社員とするケースがあります。それでも不足している部分はAI(人工知能)を導入して省力化を図っているのです。医療の分野においてもAIが取り入れられています。

AIの機械学習を使えば人間が記憶できない量の症例を記憶させることできるので、AI(人工知能)を取り入れる病院は増えていくと見込まれています。

IBMのWatsonががんを発見したという報道にもあるように、「人間の医師が診断をするよりも適切な診断を下せるようになる」と、AIの医療分野への応用が進むことに期待する声もあります。

またこれにより医師の負担軽減も諮ることができると考えられています。

ですからAIに関する知識があることで、今後AIを導入することで起きる病院の変化にも対応することができます。

正社員登用されるメリット

では、正社員になるとどういうメリットがあるのでしょうか。

もちろん仕事を続けていく上では正社員の方が安定している感がありますが、特に待遇の面では、非正規と正規は大きく異なります。ですので、「安定」以外の6つのメリットについて紹介しましょう。

収入が上がる場合が多い

まず何と言っても大きいのは給与の面でしょう。

正社員は、パートや契約社員より収入が多い傾向にあり、そのため正社員登用されることで収入が上がる可能性は高いのです。

まず基本給が上がります。

これだけでも大きいのですが、それだけではなく、年数回の賞与も支給されることで、より年収が上がります。賞与の金額も正社員は年間平均100万円前後になるので、非正規雇用社員とは大きな年収の差がつくのです。

その他にも成果に応じたインセンティブ(成果報酬と言います)があったり、残業代がついたりします。それに対して非正規雇用の場合、決められた時間内までしか働けないケースが多いので、残業代などがつかず、収入も上がりにくくなってしまいます。

社会保険などに加入できる

2つ目のメリットとして、正社員になることで、その会社が加入している社会保険や厚生年金などに加入することができるようになります。保険や年金の手続きなどを会社側が行ってくれるため、正社員の負担が軽くなりますし、医療費を負担してもらえたりします。

一方、パートやアルバイトの場合、年金は基本的には国民年金頼りになってしまいますし、労働日数などの諸条件を満たさなければ社会保険に加入できない場合があります。

怪我や病気になった時に保険があることで安心して生活を送れるというのは、大変心強いことですし、有給休暇を利用することもできますから、非正規の時の様に無給になる事を恐れる必要もなくなります。

受けられる福利厚生の幅が広がる

その他にも、様々な休暇制度などの福利厚生が使える様になります。先にも書きましたが、有給休暇(有休)が使えるようになりますし、大手企業を中心に育児休業(育休)や産前・産後休業(産休)を取ることもできます。これら会社固有の福利厚生が利用できますので、働きやすい環境になります。

対して、時給や日給で働いている場合、上でも書きましたが、休んでしまえばその分の給料は払われなくなり、無給となってしまいます。有休が使えるようになれば、申請をすることで減給を避けられるようになります。

強い社会的信用を得られる

4つ目のメリットとして、やはり社会的信用が得られるようになることがあります。

正社員であることは社会的に見ると強い信用になるのです。家を借りる際にも、正社員であれば貸主の信頼を得やすくなります。それ以外にクレジットカードを作ったり、銀行でお金を借りたりすることもしやすくなります。

これは正社員であれば月給制であるのに対して、時給や日給で働いていると、毎月の収入が不安定になりますので、金融機関が貸付などを嫌がるケースが多いためです。

キャリアアップが狙える

そして仕事の面でも良いことがあります。

正社員になると、会社は戦力としてキッチリ働いてもらえる様に、しっかりとした研修メニューを準備してスキルアップを支援してくれます。当然、責任のある仕事や、大きな成果につながる仕事を任されることもありますから、うまく成果を残せれば、キャリアアップにもつながります。

もちろんキャリアアップすれば、責任も同じく増えることになりますが、基本給も上がりますし、手当もついたりなどして、さらに収入が増えます。

そして、もし転職することになっても、応募できる職の幅が広がりますし(リーダー職や管理職に応募できる可能性もあります)、アピールポイントとしても利用することができます。

転職の時に有利になる

そして最後に、正社員として働いていた経験は転職する際の強みになります。パートやアルバイトですと、転職先の人事担当者も「責任を伴うような重要な仕事を任せるわけにはいかないのでは?」と考えがちですが、正社員を長く続ければ続けるほど、それだけ責任感がある人物だとみなしてくれるようになります。

また当然のことながら実務経験があるという判断もされます。一定の業務をしっかりとこなしてきたという実績がありますので、正社員で働いていた経験は評価されやすいのです。

無料相談の詳細をみる

正社員登用されるデメリット

一方、正社員になる事はデメリットもあります。ここでは大きく3つのデメリットを紹介しましょう。

労働時間が増える可能性がある

まずなんと言っても、労働時間は長くなります。先ず間違いなく、パートやアルバイトに比べると、正社員は労働時間が長くなりやすい傾向にあります。これはほとんどの会社は基本的に1日8時間、週5日勤務であることです。フレックスタイム制やみなし労働時間制を採用している場合もありますが、基本的に週40時間労働というのがほとんどです。

また、就業時間を超えて残業する場合もあります。

特に締め切りや納期の直前などは、とにかく間に合わせるために残業を覚悟しなければならない面もあるでしょう。もちろんその分残業代が出るのですが、会社の規則によってはサービス残業になってしまう可能性もあります。

今後、サービス残業は法律で規制される方向に進むでしょうが、いずれにせよ、残業が発生するということは、プライベートに割ける時間が短くなってしまうことになります。

ダブルワークや副業が禁止となる場合がある

2つ目のデメリットとしては、パートやアルバイトのうちは、複数の仕事を掛け持つダブルワークが認められていることです。また契約社員などは副業ができるという場合も多いでしょう。

一方、正社員となると、副業を禁じている会社が多いため、働き方が制限されてしまいます。基本的にはその会社のために働くことを求められるわけです。もちろん雇用の安定感は上がりますが、基本月給と残業代だけですと、ダブルワークや副業をしていた時の方が収入は良かったというケースになることも考えられます。

ただし、近年、働き方改革が議論されるようになり、IT系を中心にダブルワークを認める会社も増えつつあります。もしかしたらこのデメリットはそのうち解消されるかも知れませんが、現時点では禁止とされる可能性が高いということは念頭に入れておきましょう。

責任の大きい仕事を任されることもある

最後は、責任の大きな仕事を任される可能性があるということです。もちろん責任の大きな仕事を任されることは、出世にもつながりますので、悪いことではありません。ですが半面、仕事に失敗した際のリスクもあるのです。

例えば、仕事に失敗してしまった結果、解雇になるケースは非常にまれですが、100%ないとは言い切れませんし、解雇とまでは行かなくても、減給は避けられないでしょう。また、部署の変更があったり、別の会社に出向となるケースもあります。

エンジニアの場合、責任の大きな仕事として、大口クライアントからの開発依頼を担当することもあるかもしれません。そのような場合はミスなどでトラブルが発生しないよう、より一層デバッグ作業などを注意して行う必要があります。

Tatsuya T. Yamada Tatsuya T. Yamada
天文学・宇宙物理学の研究を行い、一般向けの講演会や解説書も書いていた。現在は、1991年から行っている「パソコンを使った教育」を本業とし、eラーニングソフト・コンテンツを開発している。教育ビッグデータ、教育へのAI活用の専門家。日本天文学会、教育システム情報学会、宇宙作家クラブ会員。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

  • カテゴリー