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「Web系エンジニアはきつい・やめとけ」5つの理由とは?転職でみるべきポイントも

公開: 2021.07.21 更新: 2021.08.03

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HP、ブログ、オンラインストアなどのWebサイト・モバイルサイトの開発を行うWeb系エンジニア。

その将来性に期待して、未経験からWeb系エンジニアへの転職を目指す人も増えています。一方で「Web系エンジニアはきつい・やめとけ」といった話も一部では聞かれているようです。

この記事では、Web系エンジニアがきつい・やめとけと言われる理由や、転職時のポイントなどについて解説しましょう。

そもそもWeb系エンジニアとは

Web系エンジニアとは、Webサイトやモバイルサイトで使用するWebアプリケーションを開発するエンジニア(技術者)を指します。

Web系エンジニアは、担当する領域に応じてさらに次の2つの呼び方があります。

  • フロントエンドエンジニア:HTMLやCSSなどでサービスの見た目の部分を開発する
  • バックエンドエンジニア:PHPなどのプログラミング言語を使い、インフラ面を含むサービスの中身を開発する

なお、企業によってはバックエンドエンジニアのみをWeb系エンジニアと呼んだり、1人のエンジニアがフロントエンド・バックエンドの両方を担当したりするケースもあります。

Web系エンジニアの詳細についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。ぜひ合わせて読んでみてください。

【Webエンジニアとは?】仕事内容・働き方を解説!効率的な勉強法やWeb業界についても解説

Web系エンジニアの平均年収

他の業種と比べて平均年収が高い水準となっているIT系職種。Web系エンジニアにおいても同様で、求人ボックスによると正社員のWebエンジニアの平均年収は約598万円となっています。

ただし、年収幅は367〜882万円と広く、給料分布で最も多いのは367〜432万円。勤務先、スキル、経験に応じて年収に差があることがわかります。

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Web系エンジニアはきつい・やめとけと言われる5つの理由

将来性のある職業として人気の高いWeb系エンジニア。一方で「きつい」「やめとけ」とその職業に対して不満を言う人もいるようです。

なぜ、Web系エンジニアの仕事はきついと言われるのでしょうか。主な理由を5つ解説します。

職場によっては激務

きつい・やめとけと言われる原因の1つに、長時間労働があります。

Web系エンジニアの年間残業・休日出勤などの時間数平均は、245時間(月平均20.4時間)。1ヶ月の出勤日が20日とすると1日1時間程度の残業という計算です。

1日1時間程度の残業と聞くとそこまで激務なように感じませんが、全ての職場でこのような働き方ができるわけではありません。例えば「普段はほぼ残業なし、納期前は徹夜」「時期を問わず毎日3時間以上の残業」といった現場もあります。

納期以外にも、急なシステムトラブルやバグの対応のために休日出勤や残業をしなければいけなくなるケースも多いのが現状です。

スピードを求められる

同じエンジニアでも、Web系エンジニアは特に仕事にスピード感が求められる職業です。

Webシステム・アプリケーションは一般的に「アジャイル開発」という手法で行われます。これは、システム開発の工程を機能単位に分割し、それぞれで設計→開発→テストの小さなサイクルを繰り返しながら開発を進める方法です。

反対に、あらかじめ全工程の計画を立てて、作業を実行する手法を「ウォーターフォール開発」と呼びます。

アジャイル開発は、ウォーターフォール開発と比べて開発スピードが速く、顧客の要望にも柔軟に対応できるというメリットがあります。その一方で、開発途中での仕様や要件の変更が発生しやすく、エンジニアはその度に柔軟に対応する必要があるのです。

工程の後戻りも可能なアジャイル開発ではスケジュールやタスクの管理が難しく、結果として時間に追われて「納期前は残業続き」となるケースが多くあります。

自己研鑽が欠かせない

技術進歩が激しいIT業界では、数年前の技術が古いものとして扱われていることは珍しくありません。最近注目されている「React」や「AngularJS」なども、数年前から使われ始めた技術です。

身につけたスキルや知識に満足して自己研鑽を怠ると、やがては「古いWebエンジニア」として昔ながらの技術やシステムに関する仕事しか受けられなくなってしまいます。

将来にわたっても需要のあるエンジニアとして活躍し続けるためには、自己研鑽が欠かせません。自身で勉強会やセミナーに参加したり、参考書やIT系雑誌を読んだりと、常に最新の技術を学ぶ姿勢が必要です。

そのため、自己学習が苦手な人や変化を好まない人にとっては、Web系エンジニアの仕事はつらく感じてしまう可能性があります。

仕事が属人化しやすい

Web開発の現場では、各エンジニアが自分の担当を持ち開発を進めていきます。担当領域についての経験・知識が得られる点ではメリットですが、仕事が属人化しやすいというデメリットも。

特に少数精鋭で業務をこなすことが多いベンチャー企業では「開発者」という立ち位置で、システム全体のメンテナンスなどを担当するケースもあります。このように何かあった時に自分がいないとどうしようもない、という状況になってしまうと、長期休暇などが取りづらい可能性があります。

コミュニケーションスキルが必要

エンジニアと言えば、1人でパソコンに向かって黙々とプログラミングをするイメージがあるかもしれません。しかし、実際のプログラミングに入る前に機能や仕様を決める段階では、プロジェクトリーダーなどの関係者とのコミュニケーションも多く発生します。

このため、エンジニアとしてのスキルは高くても人間関係に悩む人も多いようです。特にIT技術に詳しくないデザイナーやプロジェクトマネージャーなどとの会話では、専門用語の説明をしなければいけないなど、より多くの労力を要するという声も聞かれます。

Web系エンジニアへ転職前のチェックポイント

プログラマーに向いている人の特徴6つ

「きつい」「やめとけ」といった声も聞かれるWeb系エンジニアですが、これらのネガティブな意見は企業や職場が原因となっていることも多いです。

言い換えると、職場選びを慎重に行うことでWeb系エンジニアとしても生き生きと、満足して働ける可能性が高いということ。

転職前に気をつけておくべきポイントについて解説しましょう。

平均残業時間

まずチェックしておきたいのが、平均残業時間です。年単位だと繁忙期・閑散期の差がわかりづらいので、月単位の時間または繁忙期・閑散期のそれぞれの平均時間を確認しましょう。

また、職場や働いている人に「残業をできるだけしない」気持ちや雰囲気があるかどうかも大切。たいして忙しくもないのに、なんとなくだらだら働いているケースや無駄な作業が多くて非効率な働き方をしているケースもあります。

機会があれば、効率化のために使っているツールや業務プロセスについても聞いてみるとよいでしょう。

有給取得率

有給取得率も大切なチェックポイント。Web系エンジニアは仕事が属人化しやすいと解説しましたが、特定の人にしかできない作業が増えれば増えるほど、休みづらくなります。

実際の取得率だけでなく、社員に有給を取得させるための会社としての取り組みや、休暇中の業務のサポート体制などについても聞いておきましょう。

賞与・ボーナス

給料と同じく、賞与・ボーナスは仕事をするための大きなモチベーションの1つです。

賞与・ボーナスは求人情報に記載されていなかったり、記載があっても最新情報でなかったりすることがあります。ベンチャー企業の場合、業績に応じて額が変動することもあるため、直近数年の実績を確認しておくと安心です。

評価制度

昇給・昇格するために重要な社内での評価制度も入社前に知っておきたい点です。具体的には評価の回数、時期、方法などを確認します。

「頑張りが評価されない」「勤続◯年で給料が1円も上がらない」という状況は、仕事に対するやる気や満足度を大幅に低下させます。

成果を正しく評価してくれる会社で働きたいと思う気持ちは当然のもの。入社した企業で満足して長く働くためにも、面接などの機会に確認しておきましょう。

自社開発か受託開発か

Webサービス・システムなどの開発する会社は「自社で独自のサービスを開発・提供している会社」と「他の企業から開発案件を受注する会社」の大きく2つに分かれます。

前者の自社開発企業の場合、納品先が社内になるため納期や仕様についてある程度の融通が利くことが多いです。

一方、後者の受託開発では、社外の取引先に納品するため期日が厳しく、また発注元企業の都合で急な仕様変更や納期短縮などを迫られることも。

受託開発の企業では、発注元が変われば案件や扱う技術も変わるので、自社開発企業では得られない幅広い知識や経験が得られるというメリットもあります。

それぞれの働き方を比較した上で、自分にあったものを選びましょう。

未経験からWeb系エンジニアはきつい?

未経験や文系出身者からの人気も高まっているWeb系エンジニアですが、全くの知識ゼロの状態からWeb系エンジニアに転職することはできるのでしょうか。

将来を見越した人材確保のため「未経験OK」で募集している企業もあります。しかし、中途採用では基本的に即戦力が期待されているため、経験者が圧倒的に有利なのが現実です。

未経験から転職でWeb系エンジニアを目指す場合は、事前に一定レベルのプログラミングスキルやIT知識を身に着けておくことが求められるでしょう。

プログラミング習得には独学という選択肢もありますが、より確実に転職を成功させたいのであればプログラミングスクールがおすすめ。

費用と時間がかかりますが、全てのカリキュラムを修了した際にはスキルと経験だけでなく自信も身につきます。転職活動においても企業に意欲の高さをアピールできるでしょう。

Web系エンジニアに向いている人の特徴

Web系エンジニアに限らず、全ての職業には向き不向きがあります。Web系エンジニアに向いている人の特徴を解説するので、自分の性格にマッチしているか考えてみましょう。

論理的思考ができる

論理的思考とは、物事を体系的に整理していく思考法のこと。

Web開発は、システムやサービスの目指すもの・ゴールを実現するための方法を筋道立てて考える必要があります。例えば、ショッピングサイトの開発では、商品ページ→買い物カゴ→決済といったように、各段階での処理を1つずつ構築していきます。

他にも、クライアントの要望を聞いて必要な要件や機能を考えたり、不具合発生時には問題を切り分けながら原因を突き止めたりすることも。こういった業務をこなすためには、事実を整理しながら思考する能力が求められるのです。

情報収集や勉強が苦ではない

Web系エンジニアとして活躍し続けるためには、新しい技術の勉強や情報収集などが欠かせません。

こういった自己学習は業務時間外に行うため、仕事とプライベートはしっかりと切り離したい人や、情報収集・勉強が苦手という人には苦痛に感じられる可能性があります。

集中力がある

長い期間をかけて1つのものを作っていくWebシステム・アプリケーション。ちょっとした不注意でバグ・不具合が出てしまうと、その修正にはさらに大きな手間がかかります。

そのため「この処理をより効率的に行うためにはどうコードを記述すべきか」などを考えながら、ミスなく作業できる集中力が重要なのです。

集中力の高め方を知っている人、1つの作業に没頭するのが得意な人はWeb系エンジニアに向いていると言えるでしょう。

臨機応変な対応ができる

システムの開発現場には、急な仕様変更や不具合対応などスピード感が求められるシーンが多く存在します。このような場面においても、焦ることなくスケジュールを調整したり、タスクの優先順位を変えたりといった、臨機応変な対応が求められます。

また、次々に出てくる新しい技術に柔軟に対応することも大切。時代の変化に応じて新しい知識や技術を取り入れていくことが、Web系エンジニアとしての成長につながるのです。

Web系エンジニアの将来性

様々なサービスがIT化している現在、Webエンジニアの需要は高い水準を保っています。IT業界は慢性的な人手不足の状態と言われ、未経験であっても採用したいという企業も多くあります。

とは言え、市場価値の高いエンジニアになるためには個人の努力が必須。身につけたスキル・知識で満足せず、時代やトレンドの変化に合わせて自身の開発スキルも成長させていくことが重要でしょう。

Web系エンジニアからの主なキャリアパス

Web系エンジニアからのキャリアパスとしては、スペシャリストとして開発者としての道を極める他に、次のような選択肢もあります。

  • プロジェクトマネージャー
  • Webディレクター
  • システムエンジニア
  • 社内SE

これ以外にも、IT業界の業務経験やプログラミングの知識を活かして、ITコンサルタント、IT系キャリアアドバイザー、セールスエンジニアなどに転職する人も。

将来どのような職種への転職を目指すかによって、Web系エンジニアとして身につけるべき知識や経験も変わってきます。5年先、10年先のキャリアのことも視野に入れて、応募企業や業務内容を決めていきましょう。

「Web系エンジニア=きつい」かどうかは個人で異なる

きつい、やめとけという意見もあるWeb系エンジニアですが、その働き方や職業への感じ方は人それぞれ異なります。Web系エンジニアをきついと感じるかどうかは、適性によるものが大きいため、自己分析によって見極めることが大切です。

また、満足して長く働き続けるためには企業選びも重要。この記事で紹介したポイントを確認しながら、自分にあった企業を見つけましょう。

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この記事を書いた人

石田ゆり
元システムエンジニア・コンサルタント。ERPパッケージソフトウェア会社にて設計から開発、品質保証、導入、保守までシステム開発の一通りの業務を経験し、その面白さと大変さを学ぶ。働く人々を支援するバックオフィス系システム・業務効率化ツール等に特に興味あり。趣味は旅行、ヨガ、読書など。

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