「クライアントの前で自社サービスのプレゼンをすることになった」
「ほとんど経験がないので、プレゼンのコツがよく分からない...」
「話し方や資料作りなど、プレゼンのコツを教えて!」
ビジネスパーソンならば、一度はプレゼンテーションを行う機会があるでしょう。
プレゼンを通して聞き手に商品の魅力や素晴らしさが伝われば、会社の売上に貢献できるだけでなく、社内評価も上がるはずです。
一方で、プレゼンはコツをつかむまでが難しく、なかなか成果に結びつかない、苦手意識があるという方も多いかもしれません。
そこで本記事では、人の心に刺さるプレゼンテーションのコツを、事前準備・内容構成・資料作り・話し方・身だしなみのカテゴリに分けて紹介します。
プレゼン初心者や苦手意識のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
刺さるプレゼンテーションのコツ【事前準備】
相手に伝わるプレゼンを実現するには入念な事前準備が肝心であり、「プレゼンの質は準備の質で決まる」と言っても過言ではありません。
プレゼンにおける事前準備のコツは、以下の5つです。
- プレゼンをする相手のことを調べる
- 想定できる質問の答えを用意しておく
- 日常生活で起きた印象的な出来事をメモしておく
- セミナーや研修などに参加し参考にする
- 数多くプレゼンをして経験を積み重ねる
それぞれ解説します。
プレゼンをする相手のことを調べる
プレゼンをする相手の情報や、相手が属す企業の特徴など、聞き手の情報は可能な限り収集しておくべきです。
こうすることで、より一層相手が興味を持つ話題やテーマを考えやすくなり、効果的なプレゼンを行うことが可能となります。
相手にどういった目的でプレゼンを行うのか、よく考えましょう。
加えてプレゼン会場にも可能であれば、下見を兼ねて事前に足を運んでおくと、会場の雰囲気が分かって当日緊張しにくくなり、本来の力を発揮しやすいはずです。
プレゼンは下準備をしっかりしているかどうかで、成功率が大きく変わります。
想定できる質問の答えを用意しておく
プレゼンの後は、相手から質問される可能性が非常に高いです。
想定外の質問がくると焦って答えられない可能性もあるので、結果としてプレゼンの要点を相手に伝えきることができなくなってしまいます。
事前に想定しうる質問を考えておき、簡潔に答えられるように準備しましょう。
考えるコツとしては、聞き手の視点でプレゼン内容を再考する・本番前に社内向けに練習してみるなどを実践すると、質問内容が分かってくるでしょう。実際に人に聞いてもらうと、客観的なフィードバックが得られ、想定質問のヒントになる可能性があります。
はっきりとした受け答えができれば、プレゼンの印象も良くなります。
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日常生活で起きた印象的な出来事をメモしておく
プレゼンの中で具体例や体験談をうまく盛り込むと、相手に伝わりやすくなります。
こういった手法を取り入れるには、普段からプレゼンに役立ちそうな出来事を心に留めておくことが重要です。
とはいえすぐに忘れてしまいますから、日常で起きた印象的な出来事やアイデアはスマホにメモしておくと、プレゼンに活用できるでしょう。
「日常で起きた印象的な出来事は、いつか話のネタになる」と考えておくことが重要です。
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セミナーや研修などに参加し参考にする
プレゼンを行うまでに、できる限り自身のプレゼンスキルを磨き上げることも重要。
プレゼンスキルを磨きたい人は、プレゼンのセミナーや研修に積極的に参加している場合が多く、そういった場でプレゼンの方法を見ながらあらかじめ腕を磨いています。
何度もセミナーで講師をやってる人のプレゼンは洗練され、参考になる部分も多いはず。セミナーや研修を通して、日頃からスキルアップを狙うのも準備の一つです。
数多くプレゼンをして経験を積み重ねる
プレゼンは経験を積み重ねることで、聞き手が反応しやすい話し方のコツがつかめ、立ち振る舞いなどがわかってくるもの。
実践経験を積むことでプレゼンのノウハウを身につけ、次のプレゼンにさらに活かすことができるようになってきます。
回数をこなすことで緊張せず、落ち着いてプレゼンができるはずです。
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刺さるプレゼンテーションのコツ【内容・構成】
プレゼンテーションの分かりやすさを決めるのは、内容・構成です。
プレゼンにおける内容・構成のコツは、以下の4つ。
- 結論を先に伝えるように意識する
- データや数字を活用して解説する
- 具体的な事例・体験談を話す
- 冒頭のつかみを重視する
それぞれ解説します。
結論を先に伝えるように意識する
聞き手にメッセージを伝える時は、結論ベースで話すと伝わりやすいです。
前提条件や長々とした説明から入ってしまうと、聞き手からしても要点が分かりづらく、結果として何を伝えたかったのかがぼやけてしまいます。
これは日常会話でも同じことがいえるので、相手にわかりやすく物事を伝えるためには、結論を先にした構成を考えるようにしてください。
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データや数字を活用して解説する
プレゼンはデータや数字を活用すると、劇的にわかりやすくなります。
想定値だったとしても、プレゼンの内容についての数字が具体的に示されていることで、聞き手からすればイメージがしやすくなり、頭に入ってきやすいのです。
数値が具体的であればあるほどプレゼンに説得力が増し、注目を集めやすくなります。
データと数字をうまく活用し、具体性の高いプレゼンにしましょう。
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具体的な事例・体験談を話す
理論や概要だらけのプレゼンは退屈です。そのため、具体的な事例や体験談を盛り込んで興味を引かせるのも重要になってきます。
例え話や体験談があると、聞き手はプレゼンの内容を頭でイメージしやすく、前のめりで聞いてくれるようになるでしょう。
聞き手の共感を得られて納得性も増しますから、伝えたい要点を理解しやすくなります。
具体例や体験談を効果的に使うコツとしては、聞き手の年代・所属する企業・役職・趣味などに関連するものを提示できると好印象です。
冒頭のつかみを重視する
ビジネスにおいて「第一印象は重要」というのは聞いたことがあるはずです。
これと同じように、プレゼン冒頭の「つかみ」も聞き手の興味を引きつける重要な要素で、「プレゼンが成功するかは最初の30秒で決まる」とも言われています。
どれだけ内容が充実していたとしても、聞き手からすればこの30秒で聞こうと思えるか、が左右されてしまうのです。プレゼンの目的を明確にし、相手に伝えたいことを導入部で強調しましょう。
ただし、つかみを意識しすぎて本筋から離れたネタに走ったり、コンプライアンス的によくない表現を使うと逆効果なので注意してください。
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刺さるプレゼンテーションのコツ【資料作り】
スライドを用いたプレゼンでは、スライドの分かりやすさにも気を配るべきです。
プレゼンにおける資料作りのコツは、以下の5つ。
- 図やグラフを使って視覚的に情報を伝える
- スライドはシンプルにする
- 資料を見ただけでプレゼン内容がわかるようにする
- あいまいな表現は避ける
- 見やすさを心がける
それぞれ解説します。
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図やグラフを使って視覚的に情報を伝える
言葉での説明を補うように、スライドには図やグラフを記載しましょう。
どれだけ丁寧な言葉で簡潔に説明しても、やはり視覚的な情報の方が聞き手にとって分かりやすく、より理解しやすくなります。
一目見ただけで、伝えたいメッセージがわかるようにすることが重要です。
スライドはシンプルにする
伝えたい内容がたくさんあるからといって、スライドに文字を書きすぎるのはNG。
一つの画面に情報を詰め込みすぎると、話の要点が分かりづらくなります。
「1スライド・1テーマ・1メッセージ」の原則を意識してみてください。そして文字ではなく、イラストや画像を使って視覚的に情報を伝えることを意識しましょう。
資料を見ただけでプレゼン内容がわかるようにする
プレゼンがうまい人は、一度見ただけで伝えたい内容がわかる資料を用意します。
スライドはあくまで「何を伝えたいか」が大まかに分かればよいのです。
詳細をまとめたい場合は別で資料にまとめておき、スライドはシンプルにして口頭で内容を説明するのが良いでしょう。
あいまいな表現は避ける
あいまいな表現を多用すると、結論や要点がぼやけてしまいます。
「たくさん」「少し」「非常に」といった表現では聞き手にいまいち伝わらないので、こういった表現は意識して避けるべきでしょう。
数字や例え話で具体性を持たせることで、聞き手は無理なく話を理解できます。根拠のある筋が通った説明を心がけるようにしましょう。
見やすさを心がける
スライドの体裁にもこだわりましょう。
文字のフォントは統一し、文字サイズ・色も最低限にとどめてください。似たような情報は同じスライドにまとめ、画面ごとの要点をはっきりさせましょう。
イラスト・背景画像・アニメーションなどは過剰に使いすぎないことも重要。
強調したい部分は文字の色を変えるなど工夫することで、より一層わかりやすく聞き手に内容を届けられます。
刺さるプレゼンテーションのコツ【話し方】
プレゼンが上手い人は、話し方や声の出し方にも気を配ります。
プレゼンにおける話し方のコツは、以下の5つ。
- 大きな声ではっきりと話す
- 早口にならないようにする
- 笑顔で話す
- 難しい言葉や専門用語は簡単な言葉に言い換える
- 「あの」「ええと」などのつなぎ言葉は言わない
それぞれ解説します。
大きな声ではっきりと話す
大きな声ではっきりと話すのは、プレゼンの基本中の基本。
大きな会場でのプレゼンの場合、マイクを使うことになるでしょう。それでも意識してはっきりと大きな声で話さないと、会場全体にはなかなか響かないのです。
ただし聞き手が少人数の場合は、声を大きくしすぎる必要はありません。
会場の大きさや聞き手の人数によって、声のボリュームを調整することも必要です。
早口にならないようにする
プレゼンの時間を考慮したり、緊張や焦りから早口になってしまう場合は多々あります。
しかし、早口なプレゼンは聞き手が情報を聞き逃してしまう可能性が高いため、余裕を持った速度を心がけるようにしましょう。
プレゼン中は常に「間」を意識して話すことが重要で、文と文の間はワンテンポおいて話すと、聞き手にも伝わりやすいプレゼンになります。
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笑顔で話す
プレゼン中はにこやかに笑顔で話すことが重要です。
どうしてもプレゼンの内容に集中し真剣になってしまうため、厳しい表情になってしまいがち。しかし、聞き手は喋り手の「表情」にも注目しています。
暗い顔やうつむいたままプレゼンすると、聞き手は話し手の様子にばかり気を取られてしまうため、結果として伝えたい内容の理解が半減してしまうでしょう。
せっかく伝えたかったメッセージが相手に伝わらない上に、悪い印象を与えてしまう場合もあるため、常に笑顔を意識することも重要です。
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難しい言葉や専門用語は簡単な言葉に言い換える
難しい言葉や専門用語はなるべく避け、簡単な言葉に言い換えましょう。
どうしても伝える内容によっては専門的な言葉が多く出てくる場面もありますが、聞き手全員があなたと同じレベルの知識があるというわけではありません。
言葉の意味が分からなくなると、話の本筋が頭に入ってこなくなります。
特に専門的な商品やシステムを提案する時などは、こちらのみが理解できる言葉で話していないかを、冷静に考えてみるべきです。
どうしても使わざるを得ない場合には、スライド・資料に簡単な注釈を載せておくと、ちょっとした気遣いで分かりやすさが改善します。
「あの」「ええと」などのつなぎ言葉は言わない
人によってはついつい「つなぎ言葉」を口にしてしまいがちですが、こういった言葉をなるべく使わないようにしましょう。
つなぎ言葉は聞き手に自信のない印象を与えたり、聞き手がつなぎ言葉に気を取られてプレゼンの内容が頭に入らない可能性もあるのです。
普段からつなぎ言葉を使ってしまう方は、本番で直すのは難しいですから、練習の段階でつなぎ言葉を使わないようにトレーニングしておきましょう。
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刺さるプレゼンテーションのコツ【たたずまい・身だしなみ】
プレゼンを行う上で、聞き手は話し手の立ち振る舞いを見ながら聞いています。そのため、身だしなみが悪いとプレゼンの印象が変わってくることも。
プレゼンにおけるたたずまい・身だしなみのコツは、以下の3つです。
- 会場の雰囲気にあった身だしなみにする
- 胸を張って堂々とする
- 発表原稿はなるべく見ない
それぞれ解説します。
会場の雰囲気にあった身だしなみにする
厳かな会場ではスーツ姿で行くなど、会場の雰囲気にあった身だしなみにすることが重要。
場合によっては、あえて雰囲気とあわない格好をして聞き手の注意を引く方法もあります。しかしこれは、非常にリスクが高いでしょう。
雰囲気とあまりにも場違いな格好では聞き手に不快な感情を抱かせてしまい、それが結果としてプレゼンの内容を伝えにくくしてしまうかもしれません。
その場の雰囲気を考えがえて身だしなみを整えるように心がけてください。
胸を張って堂々とする
話すときの姿勢は、堂々と胸を張って前を向くと聞き手に良い印象を与えます。
背中が丸まったままだと、逆に自信のない印象を聞き手に与えてしまうため、姿勢に気をつけるだけでも、プレゼンの印象は随分と向上するものです。
聞き手はプレゼンの内容に加えて発表者の行動も見ています。内容は素晴らしいのに、発表する姿勢が原因で聞き手にマイナスの印象を与えてしまってはもったいないです。
胸を張って前を向き、堂々と話すことを心がけてください。
発表原稿はなるべく見ない
プレゼン中に手元に発表原稿を持つときは、なるべく見ないような工夫も大切。
視線を発表原稿に落とすと背中が丸まり、自信のない印象を与えます。
あくまで原稿は、発表内容が思い出せない時のための保険と考えてください。あらかじめ練習を重ねることで、できる限り発表内容は暗記しておきましょう。
原稿内容を覚えることは喋り方に勢いを与えることにも繋がるため、より堂々としたプレゼンができるようになるのです。
プレゼンテーションの練習方法
プレゼンを成功させるためには前もった準備に加え、効果的な練習が不可欠です。
本章では、プレゼンの練習方法を4つ紹介します。
- 事前に何度も繰り返し練習する
- 自分がプレゼンしている様子を撮影する
- 他人にプレゼンを聞いてもらう
- プレゼンが上手い人を真似する
事前に何度も繰り返し練習する
事前に何度も繰り返しプレゼンの練習をしておきましょう。
プレゼンが上手な人は、それだけたくさん練習やリハーサルを繰り返しています。
何度も練習を行うことでプレゼンの流れを覚えるだけでなく、原稿の内容や喋り方にも迷いがなくなり、堂々とした発表ができるようになってきます。
可能であれば、最低でも5回通しでリハーサルをしておきましょう。
もちろん回数を積み重ねるほどにクオリティは上がっていくため、できるだけ多くの発表練習をしておくことが重要です。
自分がプレゼンしている様子を撮影する
自分がプレゼンしている様子を、ビデオカメラやスマホで撮影するのも効果的。
自分自身では完璧に発表できているつもりでも、客観的に見ることで普段気付かない喋り方の癖や振る舞いに気がつく場合があります。
撮影した映像を確認することで、自分で気付かなかった修正点を洗い出すことも可能です。
声の大きさ・話のスピード・姿勢などを観察し、悪い部分は見直しましょう。
まずは気になった点をメモしておき、次の発表練習からはそれを意識してプレゼンを行うよう心がけていくと、プレゼンのクオリティが上がっていきます。
他人にプレゼンを聞いてもらう
プレゼンを他人に聞いてもらい、フィードバックをもらえるとより効果的です。
最終的にプレゼンの良し悪しを評価するのは、当然聞き手。そのため、自分以外の人からの評価はとても重要となります。
自分では気づけない点を指摘してもらい、修正していくことで、より洗練されたプレゼンに仕上がります。評価は素直に受け入れ、試行錯誤しましょう。
プレゼンが上手い人を真似する
会社の同僚など身の回りにいる人で、プレゼンが上手い・聞きやすいと思う人がいれば、ロールモデルとして真似するのもおすすめ。
その人が普段プレゼンを行う上でどういったことに気を配り、どういったことを注意しているのかを聞いてみるのも有効な方法でしょう。
身近にプレゼンが上手い人がいない場合は、YouTubeやTEDなどで探してみてください。
プレゼンが上手い人の動画を参考にすることで新たな発見があり、より一層高度なプレゼンのノウハウを身につけることができるかもしれません。
プレゼン用スライド作成によく使われるソフト
スライドを作成するための、様々なソフトが存在します。
本章では、プレゼンでよく使われているスライド作成ソフトを3つ紹介します。
Keynote(キーノート)
出典元:Apple
MacやiPadユーザー向けには、「Keynote(キーノート)」がおすすめ。
スライドを効果的に見せるためのデザインやエフェクトが多数取り揃えられており、目を奪う印象的なスライドが作成できます。
iPadで書いた図表やイラストを用いてスライドを作ることもできるため、よりオリジナリティのあるスライドを作りたい方にはおすすめです。
チームと共同作業を行うこともでき、Windowsでも動作するのは嬉しい点です。
PowerPoint(パワーポイント)
出典元:Microsoft
Windowsユーザーには、Office系ソフトの「PowerPoint(パワーポイント)」がおすすめ。
古くから洗練された分かりやすいUIや、操作しやすい各種機能がそろっており、初めてスライドを作る方でも無理なくプレゼンの準備ができます。
多数のテーマも存在するため、様々なパターンに対応できるスライド作成ソフトです。
office365と併用することで、共同作業・共同編集ができるのも大きな魅力。
Googleスライド
出典元:Google
Googleスライドの最大の特徴は、Googleアカウントがあれば無料で利用できること。
パワーポイントに比べてスライド作成に必要となる機能を絞り込んでおり、よりシンプルにスライド作成を行うことが可能です。
データは無条件でWeb上に保存されるため、外出先などからも端末を介して作成中のスライドを編集できるといった独自のメリットを持っています。
Googleスライドの使い方は、「【スマホ・PC】Googleスライドの使い方を解説!共有・共同編集で作業効率化」で解説しているので、ご参考ください。
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プレゼンテーションスキルが役立つ事例
プレゼンスキルはプレゼンの場だけでなく、社内外でのコミュニケーションやプライベートでも役に立つでしょう。本章では、日常生活の中でプレゼンスキルが役に立つ事例を3つ紹介。
- 複数名への伝達
- 上司への報連相
- 会議で使う資料作成
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複数名への伝達
複数名の人たちへ自分の言葉を伝える場面は、まさにプレゼンに近いです。大きな声ではっきりと話すことで、自身の意思が複数名の人にも伝わりやすくなります。
聞き手が個人でも複数でも、そのコツと効果は変わりません。
また、エンジニアも会議の場でシステム制作の作業進捗を社内共有する場合もあります。こういった場面でも、大きな声ではっきり話すことが求められるでしょう。
仕事では意思の疎通は不可欠なため、分かりやすく相手に物事を伝えることは、より一層仕事を効率化することにもつながるのです。
上司への報連相
上司への報告・連絡・相談は、自分の伝えたいことを上司に理解してもらうための、小さなプレゼンともいえるでしょう。その時も結論から話すことで、より内容が明確に伝わります。
またメールでの進捗状況の報告・作業完了の連絡・日報などでも、プレゼンにおける資料作りのコツを活かせるでしょう。
仮にプレゼンする機会はなくとも、普段の業務の中で上司との会話はあまり得意ではなく、克服したいと思う方は、プレゼンスキルを磨いて損はありません。
会議で使う資料作成
会議で使う資料も、プレゼンの資料作りのようにわかりやすさを考えて作ってみてください。
口頭で説明すれば十分な部分は資料には記載せず、会議の場で議題として扱う重要な内容だけをピックアップするようにしましょう。
逆に資料に記載して後ほど見直せるようにしておくもののみ記載するなど、相手に伝えるべき情報を取捨選択することが重要です。
こうすることで、必要な情報を厳選した見やすく役に立つ資料が完成します。
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