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スポーツだけで食べていけるプロは少ない。18歳が選択した「プロスキーヤー×エンジニア」

作成: 2019.10.11 更新: 2019.11.06

TECH::EXPERT(テックエキスパート)は2020年3月2日「TECH CAMP(テックキャンプ)エンジニア転職」という名称に変わりました。卒業生・受講生のインタビューは取材時の名称となっております。

プロスポーツ選手とプログラミング。一見結びつかないようなこの2つを得て、活躍している18歳がいます。現役スキー選手である勝野天欄(かつの てんら)さん。

勝野さんは未経験からプロのエンジニアになるプログラミングスクールTECH::EXPERT(テックエキスパート)でプログラミングを学び、卒業した現在もフリーランスエンジニアになるべく勉強をされています。

スキー選手である勝野さんがプログラミングを学んだ理由や受講の感想をうかがいました。

スキーの大会で出会った海外選手がプログラミングを使い自由に生きる姿に感動

——勝野さんは現役のスキー選手でいらっしゃるんですね!

はい。5歳からスキーを始めました。北海道のニセコ町で生まれ育ったので、スキーは身近なスポーツでした。

昔からスキーが大好きで。ありがたいことにスポンサーもついて、「FREERIDEJUNIOR TUOR in New Zealand」という海外の大会に出場し、そこで良い結果を残してヨーロッパの最高峰の大会に日本人として初めて招待されたときはとても嬉しかったですね。

一人で海外へ行くのは勇気がいったけれど、とてもワクワクしたことを覚えています。

——1人で海外の大会に参加されるなんて、とても行動力がありますね。そうしてスキー選手として活躍しているにもかかわらず、プログラミングを学ぼうと思ったきっかけは何ですか?

海外へ行ったとき、スペインのスキーチームのコーチと1週間ほど一緒に過ごしたんです。キャンピングカーに乗って移動しながらいろいろなところを回りました。

その選手が毎日充実していて楽しそうで。スキーだけで生活できる選手がそれほど多くない中で「こんなに好きなことをしているのに、この人はどうやってお金を稼いでるんだろう?」と疑問でした。

それでどうやって収入を得ているのか聞いてみたら、その選手は「プログラミングや自分でブランドを立ち上げたりしてるよ!」と、にこやかに答えてくれたんです。

——スキー選手がプログラミング!意外な「二足のわらじ」ですね。

その姿が本当に輝いて見えて!パソコンとインターネットさえあればいつでも、世界のどこにいても仕事ができるって「かっけー!!」と思いました。

ひとつスキルを持っていればもっと自由に生きられるなんて今まで知らなかったので、帰国してすぐにプログラミングスクールを探し始めました。

——勝野さんはとても行動力があるんですね。数あるプログラミングスクールの中で、TECH::EXPERTを選んだのはなぜですか?

プログラミングスクールを調べたときに、たくさんの受講生・卒業生がいたからです。たくさんの人に選ばれているならと安心できました。

スマホ世代だからタイピングも早くない。挫折を乗り越えられたのは「挫折しきれた」から

——実際に受講を始めてからはいかがでしたか?

最初はカリキュラム(教材)を見ても何もわからない状態でした。その反面、周りの受講生はとてもできるように見えるんです。

そもそも、僕はいわゆるスマホ世代でパソコンを触ったことがあまりなくて…タイピングも満足にできなかったんです。

でも周りはすごいスピードでタイピングしていて「なんでこんなにできないんだろう」と落ち込みました。

——周りと比べて落ち込んでしまうことはありますよね。そこから立ち直るために何かしましたか?

とことん「挫折しきった」んです。こんなにできないのなら、これ以上できなくなることはないと。できなくて当たり前なんだと。

そう考えると、心を切り替えることができました。

——その心の切り替えはアスリートとしての経験も生きているのかもしれませんね。

たしかにそうですね。他には学習初期、担当ライフコーチに自分の心のうちをすべて吐き出せたのも挫折から立ち直る力になりました。

そうやって不安や悩みを全部受け止めて励ましてもらったことが、学習を続けるうえでの大きな力になったと感じます。

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TECH::EXPERTで普段は出会えない大人と話ができた。そして描けた将来像

——TECH::EXPERTには同じ場所で同じカリキュラムを学ぶ受講生がいます。他の受講生との関わりはどうでしたか?

まだ高校を出たばかりだったので、すでに一度社会に出ている大人たちとたくさん話せたことは大きな学びになりました。

僕はまだ10代なので、さまざまなバックグラウンドを持つ大人と関われる場所があまりありませんでした。だから、社会人としての経験を持つたくさんの大人と話ができたことは刺激的でした。

なぜ仕事を辞めてまでエンジニアを目指すのか、最初の就職のときに何を感じていたのか…自分の今後の進路を考えるうえで、とても参考になりました。

——たしかに、10代のうちは関わる大人は限られるので、とても参考になりそうですね。学習面ではどのように受講生と関わっていましたか?

お互いにわからないところはサポートしあって学習を進めていました。自分のできることは教えたり、逆にわからないところは教えてもらったり。

一緒に学ぶ受講生がいたから、初めてのプログラミング学習もやりきれたと思います。

朝は選手としてのトレーニング、昼と夜はプログラミング学習。メリハリをつけたから続けられた学習

——勝野さんはTECH::EXPERT受講中もスキー選手としてのトレーニングを続けていたと聞きます。両立は大変でしたか?

体力面では大変でした。けれど、幼い頃からずっと体を動かす生活をしていたからか、体を動かさないとプログラミングにも集中できなくて…運動した方が調子がいいんですよね。だから、トレーニングもいい息抜きになっていました。

——具体的にはどんな生活を送っていたのでしょうか?

朝起きてトレーニングをして、朝の9時から夜の10時まで教室で勉強をしていました。やる気が出ないときにも、遅くまで残っている受講生を見て「自分もやるぞ」と思えて、とてもよかったです。

エラーはあってもいい。そう思えて何度も試行錯誤して、プログラミングが楽しくなった

——プログラミング学習では自主的に勉強して解決する力が求められますが、TECH::EXPERTではその力はついたと思いますか?

ついたと思います。最初は、メンター(講師)に質問しても答えをすぐに教えてもらえなくて「メンターが問題を全部解決してくれるんじゃないの?」と思ったのですが、カリキュラムを進めるうちに考えを改められました。

エンジニアになるには、エラーが出たときもまずは自分で考えないといけない。それがプログラミングを学ぶ姿勢として大事なんだと。そのための基礎体力をTECH::EXPERTでは学べたと思っています。

——具体的にどうやって自ら問題を解決する基礎体力をつけられたと感じましたか?

TECH::EXPERTのメンターは、問題の答えをそのまま教えるのではなく、受講生に考えさせながら少しずつ答えへと誘導するのがとても上手なんです。

それを繰り返すうちに、プログラミングスキルがついてくるのを肌で感じられてとても楽しく勉強できました。

最初にエラーが出たときは、戸惑うと思います。でもエラーはあってもいいものだし、そこから学んで自分の力にすることができる。そう考えられるようになれたのは、とてもよかったです。

プログラミングは自分らしく自由に生き、チャレンジするための切符

——実際にプログラミングを始める前と後で、変わったことはありますか?

ひとつスキルを身につけたことで、スポーツ選手だけではない「新たな自分」を見つけられたと思います。自分らしく自由に生きるための切符を新しく手に入れられたな、と。

スポーツ選手って、一生そのスポーツを続けられたり、解説者やコーチなどそのスポーツ生かせる仕事に就けたりする人は少ないんです。

体力の限界やお金の問題などがあって、多くは引退せざるを得ません。中には、選手を引退した後に露頭に迷ってしまう人もいます。

若いスポーツ選手は、そうした先輩の姿を見て不安に感じることがあって。でも僕はその不安をプログラミングスキルを得たことで乗り越えられたし、乗り越えるための1つの手段としてプログラミングがあると思っています。新たなチャレンジをするエネルギーにもできました。

だから、スポーツ選手が新たなキャリアとしてプログラミングを学ぶことがスタンダードになったらなと思います。そのために、まずは自分がロールモデルになりたいです。

——それは素敵ですね! 勝野さんの今後の目標はありますか?

ゆくゆくは自分のスポーツ選手の経験を生かして、サービスを作ることが目標です。まだサービス内容は漠然としていますが、ひとつの案として自分と同じように将来に悩むスポーツ選手を応援できるようなサービスを作れたらと考えています。

僕にとってのプログラミングは、主体的に人生を生きるための一つの手段。その手段としてプログラミングを学ぶ人が増えたらいいなと思います。

——勝野さん、貴重なお話をありがとうございました!

TECH::EXPERT(テックエキスパート)は2020年3月2日「TECH CAMP(テックキャンプ)エンジニア転職」という名称に変わりました。卒業生・受講生のインタビューは取材時の名称となっております。

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この記事を書いた人

アカギヒトミ
Web編集者・ライター。大学卒業後、中学校教師になるもののインターネットと書くことを諦めきれずにIT業界へ転職。ヘルステックベンチャーで編集者・ライターをしていました。 「誰かの人生の選択肢を増やし、よりよい人生を送るお手伝いをすること」がモットーです。趣味は移動。