テレワークを行う機会が増え、PowerPointに変わるツールであるGoogleスライドを使うようになった人も多いのではないでしょうか?
本記事ではGoogleが提供するプレゼンテーション作成ソフト「Googleスライド」の基本的な使い方を紹介していきます。
パソコンだけでなくiPhoneなどのスマホや、iPadなどのタブレットでの使用方法、共有方法なども解説しますので、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次

Googleスライドの特徴
Googleスライドとは、Googleが提供しているプレゼンテーション作成ソフトで、以下のような特徴があります。
- PowerPointに近いツール
- 共同作業に便利
- 無料テーマが豊富
- フリー画像などを使用しやすい
- PowerPointファイルへの書き出しが可能
- 自動で保存される
- iPhone・iPadなどでも編集可能
必要なのはGoogleアカウントだけで誰でも使いやすく、テレワーク・リモートワークに向いた機能を持っています。
PowerPointに近いツール
Googleスライドは、いわば“Google版PowerPoint”。MacユーザーでもPowerPointのように使えるツールとして重宝されています。
従来Apple製品で使用するプレゼンテーションソフトといえば「Keynote」が一般的でした。しかしGoogleスライドの登場以来「PowerPointはもう不要」という人が出てくるくらい、Macユーザー・Windowsユーザーに関わらず気軽に使えるツールとして普及しています。
まずGoogleスライドの最大のメリットといえば、PowerPointとは異なりインストール不要である点。Googleアカウントがあれば、ライセンス料金なしに誰でも使用できます。
またGoogleスライドで作成したプレゼンテーションは、PowerPointの形式(.pptなど)でダウンロードが可能。PowerPointユーザーとのデータのやりとりもスムーズです。
共同作業に便利
Googleスライドはオンライン上でプレゼンテーションを作成できるツールです。またオンライン上で複数メンバーとの共同作業も可能。
テレワークが増えている現在、非常に便利なツールとして活用されています。
無料テーマが豊富
Googleスライドには無料で使えるテーマが豊富。まずサービス提供元であるGoogleから「Google Slides Template Gallery」というものが公開されています。
またこのほかにも、無料で使用できるテンプレートDLサイトが存在します。
詳しくは最後に紹介する関連記事でピックアップしていますので、あわせて参考にしてくださいね。
フリー画像などを使用しやすい
Googleスライドも、PowerPoint同様スライド内に画像を挿入できます。その際、Web上で検索した画像を挿入する機能が備わっています。さすがは検索エンジンを運営するGoogleのツールですね。
Web上で検索した画像の挿入方法は、以下の画像を参考にしてください。
またフリー画像を取り扱うサイトのアドオンを追加する(機能を拡張する)とより便利に。
例えば「Unsplash Images」というアドオンを追加すると、フリー素材とは思えないようなおしゃれな画像を、スライドに簡単に追加できるようになります。
アドオンの追加方法は、Googleドキュメントのアドオンの追加方法と同様です。詳しくは以下の記事も参考にしてくださいね。
【初心者向け】Googleドキュメントの使い方!便利機能や役立つ本も紹介PowerPointファイルへの書き出しが可能
GoogleスライドはPowerPointのファイル形式(.pptなど)にしてダウンロードできます。なのでGoogleスライドを使っていない人とも、データのやり取りがスムーズ。
筆者である私自身もクライアントからPowerPointのファイル形式でデータをいただく機会が多いですが、Googleスライドに変換してデータを読み込んでも問題なく仕事ができています。
自動で保存される
Googleスライドはクラウド上(Googleドライブ)で動いており、編集内容は常に自動でクラウド上に保存されています。
なので万が一急にPCなどが落ちてしまったときも、直前の編集内容が残っている可能性が高いです(※サービス自体に障害が起きたり、インターネット回線障害を起こしたりしていない場合)。
またWeb上で複数メンバーで同時編集している場合、誤って編集内容を消去してしまった時も、変更履歴から復元できます。
iPhone・iPadなどでも編集可能
Googleスライドにはスマホやタブレットでプレゼンテーションを作成・編集できるアプリがあります。このおかげで、インターネット環境があればいつでもプレゼンテーションを作成・編集可能。
またあらかじめオフラインでも編集できるよう設定しておけば、インターネットに繋がっていなくても、編集を再開できます。
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【PC基本編】Googleスライドの使い方
まずはPCでの基本的な使い方を解説します。
GoogleスライドはGoogleアカウントを作成して使用します。Googleアカウントはこちらのページから作成してください。
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プレゼンテーションを作成
プレゼンテーションを新規作成する時は、まずGoogleアカウントにログインして、下の画像の赤丸の部分→Googleドライブをクリックします。
そして左上に表示のある「+新規」をクリック。
すると「Googleスライド」を表示されるので、レイアウトなども自分で作成する場合は「空白のプレゼンテーション」を、テンプレートを使用するなら「テンプレートから」を選択します。
すでにあるスライドをインポートして使う(PowerPoint形式のものなどをインポートして使う)場合は、空白のプレゼンテーションを開いたのち「ファイル」→「スライドをインポート」をクリック。
そして「アップロード」タブを選択し、ファイルをドラッグするなどしてインポートしましょう。
タイトルをつける
ファイルのタイトルを変更するには、左上の「無題のプレゼンテーション」の部分をクリック。
そして任意のタイトルを打ち込みます。
スライドを編集
Googleスライドにはテキスト・メディア・図形・表・グラフ・線などを挿入できます。まずは以下の画像の赤枠部分で挿入できるものから見ていきましょう。
テキストはスライドを新規作成した際に表示されている「クリックして〇〇を追加」の部分をクリックして入力できるほか、上部のメニューバーからテキストボックスを選択して挿入することもできます。
画像はメニューバーのアイコン(下の画像の赤枠)から挿入できます。パソコンからアップロードできるほか、ウェブ検索で出てきた画像や、GoogleドライブやGoogleフォトにアップロードされているものなども挿入可能。
また図形も、メニューバーのアイコン(下の画像の赤枠)から挿入できます。
線もアイコン(下の画像の赤枠)から挿入可能。マインドマップ作成などで重宝するでしょう。
続いて表・グラフの挿入方法です。まず表の挿入方法ですが、メニュー「挿入」→「表」の順番に選択。
すると右側に表の行数・列数を選択する枠が出てくるため、マウスカーソルを動かして任意の行数・列数にします。
これで指定した表が挿入できます。
グラフを挿入する際も、表と同様「挿入」をまずクリック。そこから「グラフ」を選択すると、右のボックスから挿入するグラフの種類を選べます。
Googleスプレッドシートからグラフを挿入することも可能です。
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ワードアートを使用できます。メニュー「挿入」→「ワードアート」を選択し、ワードアートを適用したいテキストを、テキストボックスに打ち込みます。
ワードアートにしたテキストや一般のテキストは、上部メニューバーのアイコンから色や枠線を変えられます。
スライドを追加
新しいスライドを追加する方法は「挿入」→「新しいスライド」をクリック。
新しいスライドにレイアウトを適用する場合は、新しいスライドが選択されている状態で、メニューの「スライド」→「レイアウトの適用」をクリック。
アニメーションの追加方法
アニメーションの追加方法は、アニメーション効果を適用したいテキストやスライドを選択している状態で「挿入」→「アニメーション」をクリック。
すると右側にアニメーションを選択するウィンドウが出てきますので、任意のアニメーション効果を適用します。
スピーカーノートの追加方法
発表する際の台本は、スピーカーノートを活用して入力しましょう。スピーカーノートの追加方法は「挿入」→「スピーカーノート」をクリック。
するとスライドの下部にスピーカーノートが表示されます。
テーマの選択・変更
スライドを作成した後に、テーマを選択・変更することもできます。変更方法は、メニュー「スライド」→「テーマの変更」をクリック。
すると右側にテーマ選択枠が表示されるため、任意のテーマを選択しましょう。
また、DLサイトなどからダウンロードしたテーマをインポートすることも可能です。その場合はテーマ選択枠の下にある「テーマをインポートする」をクリックしましょう。
ダウンロード方法
スライドが完成したらダウンロードしましょう。GoogleスライドはPowrerpoint(.ppt)など形式を選択してダウンロードできます。
ダウンロード方法は、メニュー「ファイル」→「ダウンロード」をクリック。右側に現れる枠から任意の形式を選択しましょう。

Googleスライドの共有方法
Googleスライドの共有方法を解説します。
Googleスライドを共有する方法には、大きくメールアドレスを指定して共有する方法と、URLを公開して共有する方法があります。
それぞれシーンにあわせて使い分けましょう。
メールアドレスで共有する方法
メールアドレスで共有するメリットは、基本的にデータをクローズドにし、指定した相手にのみ共有できる点。
共有する方法は、まず右上にある「共有」をクリック。
すると共有設定ウィンドウが開きますので、共有したい相手のメールアドレスを入力し「完了」をクリックします。
するとメッセージ入力画面になりますので、任意のテキストを入力し、共有する相手の権限を設定。権限は閲覧者・閲覧者(コメント可)・編集者の3つから選択できます。
そして送信を押すと、相手にメッセージつきでGoogleスライドのリンクが送られます。
共有された相手は、受信したメールにある「スライドで開く」ボタンをクリックすると、データにアクセスできます。
リンクを取得して共有する方法
GoogleスライドはURLで共有することもできます。共有したい相手が複数名いる場合は、リンクを設定してビジネスチャットなどで公開するのが便利でしょう。
共有リンクを発行する場合も、メールアドレス共有と同様、まず右上の「共有」をクリックします。
すると共有設定ウィンドウが開くため、左下にある「リンクを知っている全員に変更」をクリック。
これで共有リンクが発行されました。メールアドレス共有同様、共有権限も設定可能です。
リンクをコピーし「完了」をクリックすると、ウィンドウが閉じます。
その後ビジネスチャットグループなどで、コピーしたリンクをペーストしてデータを共有しましょう。
権限の変更方法
一度共有した相手をオーナーにしたり、共有をやめたりすることも可能です。メールアドレス共有の場合は、以下画像の赤枠にそって権限を変更しましょう。
URL共有の場合は、以下の画像を参考にしてください。
【スマホ・タブレット編】Googleスライドの使い方
Googleスライドはスマホやタブレットでも作成・編集が可能です。
ここからはiPhone・iPadでの作成・編集方法を、実際のアプリの画面と共に紹介していきます。
Googleスライドアプリのダウンロード
まずGoogleスライドアプリをダウンロードしましょう。以下のリンクからダウンロードできます。
右下の「+」で新規作成
スマホで新規スライドを作成する場合は、右下の「+」アイコンをクリック。
そして「テンプレートを選択」か「新しいプレゼンテーション」を選択しましょう。
タブレットの場合も同様です。


コメント・テキスト・画像などの挿入方法
テキスト・コメント・画像などを挿入する場合は「+」アイコンをタップします。
スマホ画面は以下。
タブレット画面は以下です。

新しいスライドの追加方法
新しいスライドは、スマホアプリの場合、右下のアイコンから可能。
レイアウトを指定することもできます。
タブレットの場合は、左下のアイコンをタップ。
こちらもレイアウトを指定して挿入できます。
テーマを変更する方法
テーマを変更する方法は、右上のアイコンから可能です。スマホは以下を参考に。
タブレットでの方法は以下を参考にしてください。

スピーカーノートの追加方法
スピーカーノートは右上のアイコンから挿入できます。


※アニメーションの追加はパソコンで
アニメーションやスライドの切り替え効果の追加・編集は、スマホ・タブレットアプリからはできません。PC編の内容を参考にしてください。
共有方法
アプリ版の共有方法は、ヒト型のアイコンから可能です。


ダウンロード方法
ダウンロード方法は、スマホの場合は以下を参考にしてください。
タブレットの場合は以下を参考に。

Googleスライドはテンプレートも豊富
Googleスライドにはテンプレートが豊富にあるのも魅力。
以下の記事では無料で使えるテンプレートをダウンロードできるサイトを公開していますので、あわせて参考にしてくださいね。
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