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1億総プレゼンテーション時代!? 身に着けたい「相手を動かす」スキル

作成: 2020.02.13 更新: 2020.03.08

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プレゼンテーションと聞くと、「作り込んだ資料を使って、相手に商材の魅力を伝えること」をイメージしませんか。

プレゼンテーションとは、物事を分かりやすく伝え、相手に具体的な行動を促すことを目的とした手法のことです。

近年、ビジネスシーンや教育現場など、様々な場面でこのプレゼンテーションのスキルが重要視されています。

子どもから大人まで、幅広い世代に求められる現代のプレゼンテーションスキルについてご紹介します。

この記事の目次

プレゼンテーションとは?

誤解してしまいやすい、プレゼンテーションという言葉。
その本来の意味や目的を、改めて見てみましょう。

「相手に行動を促す」ことが目的

プレゼンテーション本来の目的は、物事を分かりやすく伝え、その結果として相手に何らかのアクションを促すことです。

商品やサービスの魅力を、スライドを使って上手にカッコよく説明することは目的ではなく、あくまで手法の1つに過ぎません。

例えば商品の営業であれば、どれだけ魅力的な提案をしても、購買という行動につながらなければ意味がないのです。

情報を伝えた先の「ゴール」を明確に

プレゼンテーションの準備段階で重要なのは、「自分は相手に何(どんなメリット)を伝えたいのか」「プレゼンテーションを通して、相手にどんなアクションを起こさせたいのか」というゴールを明確にすることです。

「誰に見せるのか」「どんな資料を使って説明するのか」といった外枠に意識がいってしまいがちですが、まずゴールを明らかにしてから、そこを見据えた手段=伝え方を考えていきます。

いま身に着けたいプレゼンテーション力

プレゼンテーション力は、仕事に限らず、私生活の様々な場面でも大いに役立つスキルです。
どのような場面で生きるのか、見てみましょう。

ビジネスシーンでの折衝に必須

「メッセージを分かりやすく伝え、相手に行動を促す」プレゼンテーション能力は、上司や部下、取引先とのコミュニケーションにおいて欠かせません。

特に現代はグローバル化が進み、様々な背景や価値観を持った相手と関わることが増えています。

その影響もあり、相手の立場に立つ姿勢、受け手に合わせた簡潔かつ理解しやすい表現の選定などを通して、成果に結びつけるスキルがより重視されているのです。

プレゼンテーション力は私生活でも有効

日常生活において、家族や友人、不特定多数の人と関わる際にも、プレゼンテーション力がコミュニケーションを円滑にします。

近頃はIT技術の発展により、SNS等を通して個人が自由に情報発信を行えるようになり、多くの人と触れ合える反面、今まで以上に受け手への配慮が必要になりました。

プレゼンテーションの力を磨くことで、トラブルなく安心してコミュニケーションを行えるようになります。

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プレゼンテーションスキルを習得するメリット

プレゼンテーションの技術を磨くことで、様々な能力を身に着けることができます。
いずれも、これからの人生で役立つスキルです。

論理的思考力&問題解決能力が身につく

プレゼンテーションスキルを磨くことで、物事に対する論理的な思考力が身につき、様々な問題を解決する力を身に着けることができます。

プレゼンテーションで最適な提案を行うためには、「課題(どんな課題があるか)」「原因(なにが原因なのか)」「解決策(解消するための具体策は何か)」「効果(解決策を実施した場合にどうなるか)」といったロジックで、繰り返し考え検証することが必要です。

「なぜ」「どうして」を深堀りし続け問題解決を図ることで、思考力と解決能力を磨けます。

コミュニケーション能力が向上

相手に行動を促すためには、相手をよく知り、関係性を構築し、相手に寄り添った提案をする必要があります。

常に相手を第一に考えたアプローチが習慣になることで、職場や家庭といった環境を問わずに、周囲と円滑なコミュニケーションを自然と構築可能です。

また、大勢の前で発表や提案をするプレゼンテーションの経験を積むことで、人前でも動じない精神力やスピーチ力を身に着けることができます。

高まるプレゼンテーション教育熱

教育現場でも注目されるプレゼンテーションの重要性。
小学生から大人までを対象に、多彩なプレゼンテーション教育が行われています。

企業研修や小中学校での授業のテーマに

プレゼンテーション研修に注力する企業が増える中、大学の講義や小中学校の授業においても、プレゼンテーション教育が増加中。

タブレット端末によるICT教育を活用し、プレゼンテーションに特化した授業などが行われ、これからのグローバル社会で活躍する人材育成の一環として注目されています。

プレゼンテーション教育の背景

背景としては、「グローバル化で多種多様な組織や人と接する機会が増えたこと」「プレゼンテーション力は体系的な教育で身につくと認識されるようになったこと」などが挙げられます。

相手のことを考えて説明を組み立てる能力を幼い頃から養うことで、学校生活や将来にも役立つコミュニケーションの基礎を、体系的に身に着けることが可能です。

プレゼンテーションのコツ

ここでは、実際にプレゼンテーションを行う上でのノウハウをいくつかご紹介します。
手軽に取り入れられるものばかりですので、早速実践してみましょう。

つかみが重要!アイスブレーキングを取り入れる

アイスブレーキングとはその場の緊張を解きほぐす手法で、雰囲気を和ませてコミュニケーションをとりやすい状態にするものです。

初対面の人との商談やワークショップ、そしてプレゼンテーションの場などでよく使われています。プレゼンテーション開始時には、聞き手も固くなっていますので、アイスブレークを積極的に取り入れましょう。

いつでもどこでもOK!定番ネタ

これらの話題はいつどこでも使いやすく、年齢や性別も問わないために使いやすくおすすめです。

  • 天気や気候
  • 服装
  • 出身地や住まい
  • 流行の話題(ポジティブなもの)
  • 趣味や休日の過ごし方
  • 仕事内容

避けた方が良い話題

一方で、下記の話題は個人によって価値観が大きく異なることもあり、避けた方がよいでしょう。

  • 容姿や年齢
  • 収入
  • 恋人や配偶者の有無
  • 政治
  • 宗教

上手なアイスブレーキングのコツ

相手のことをたずねる前に、自己開示(自分から情報を伝える)ことで、信頼感を得られ相手も話しやすくなります。

また、相手自身や会社について下調べをしておき、共通点などがあれば深堀りしておくことで、スムーズに話を続けられます。

ストーリーを語る構成にする

「なぜ今の問題が起きているのか」「なぜこれを提案するのか」「なぜ解決できるのか」
と、論理の流れが明快なストーリーを組み立てることで、相手の理解が深まります。

また、よりよくストーリーを練ることで説得力が増し、聞き手が話し手に共感しやすくなるとともに、話が深く記憶に残ると言われています。

ジェスチャーを活用する

プレゼンテーション中は体も使い、ジェスチャーを織り交ぜながら話すと効果的。
話の内容にあったジェスチャーをすることで、あなたの話がより具体的に伝わることでしょう。

また、あなたが動くことで、聴衆はあなたに注目します。

手元の資料を見ながらうつむいて話を聞くよりも、あなたの方に目を向けてもらった方が話も聞いてもらいやすくなります。

そのほかにも、プレゼンテーションの構成や話し方に加え、以下の点を意識してみてください。

アイコンタクト

聞き手と必ず目線を合わせてアイコンタクトをとりましょう。

広い会場で発表を行う際には、後ろの席まで意識して、会場全体を見渡すように視線を送り、全員と対話をする姿勢を表すことが大切です。

表情をつける

プレゼンテーション中、感情を込める部分においては、表情の変化を取り入れると効果的です。

その際には、分かりやすく誤解されずに伝えるために、どの文化圏でも共通の「喜び・悲しみ・怒り・驚き」の4つの表情に絞ると良いでしょう。

手のひらを見せる

プレゼンテーション時の手の動きは、聞き手の印象に大きな影響を与えます。

手のひらを見せるなど、話し手が聞き手に対してオープンなジェスチャーで接することで、ポジティブな印象を与えることができます。

立ち位置を動かない

大勢にプレゼンテーションする際には、舞台や会場全体で最も注目されやすい場所に立ち、極力位置を変えないようにします。

途中で理由もなく場所を移動すると、聞き手に落ち着きがない印象を与えてしまいます。

ジェスチャーが重要だとお伝えしましたが、あまりに大げさな動きは避けるのがベターです。

話し方を工夫する

サラリーマンプレゼンテーションで肝心なことは、やはりあなたが話す内容です。
話の内容がうまく伝わらなければ、プレゼンテーションも効果を発揮しません。

聞き手が「わかりやすい」と感じるための、ポイントを解説します。

声とスピード

大きな声ではっきり、ゆっくりと話すことを心がけましょう。

また、文章と文章の間、句読点の箇所で適度な間を入れることも効果的です。

プレゼンテーションでは、広い会場で大人数に対して話すことも多く、いつも以上に聞き手への心遣いが必要です。

自分をアピールするような気持ちで、焦らずに堂々と語りかけましょう。

簡単な表現を中心に、専門用語には解説を

できるかぎり簡単な表現を用いて、専門用語には簡単な解説をつけましょう。

話を聞いている全員が、必ずしも専門的な知識を持っているとは限りません。

聞き手に沿った話し方をすることで、話し手との一体感が生まれ、集中して聞いてもらえます。

構成にメリハリをつける

聞き手に「ここが重要なポイントなのだな」と意識させることで、話に抑揚ができます。

重要なポイントは声を強めて強調するほか、「次にお話しすることが大切なので、ここだけでも覚えて帰ってください」というように、前置きを入れるのもおすすめです。

スライド資料づくりのコツ

プレゼンテーションの際は「PowerPoint」や「Googleスライド」で作成したスライドを使うシーンも多く見られます。

スライドは、あなたの伝えたい内容を、聞き手にビジュアルで認識してもらうツールです。

スライドの作り方も工夫することで、あなたのプレゼンテーションは何倍にも効果を発揮します。

資料づくりの際は、以下のような点を意識してみてください。

結論は最初に

読み手が最も知りたいであろう結論は最初に記述しましょう。

分かりやすい資料の基本は、相手にストレスを感じさせないことです。

求める情報にすぐにたどり着けることで快適に読み進めることができ、その後の情報も頭に入りやすくなります。

空白・文字サイズでメリハリを

見出しと本文でサイズを変える、目立たせたい部分の周りに空白を多く設ける、文章の間に適度なスペースを入れる…こうした一工夫で、資料は格段に読みやすくなります。

「あれもこれも説明したい」という思いが強いと、ついつい資料に情報を詰め込んでしまいがちです。「相手が求める情報をわかり易く伝える」という資料本来の目的を常に考えるようにしましょう。

箇条書きにする

分かりやすい資料を作る際は、箇条書きで簡潔な文章にまとめることが大切です。

長々とした文章ではなく、要点をまとめた箇条書きで見せることで、読者は内容をひと目で判断できます。

フォントは3種まで

文章の印象を大きく左右するフォントは、3種類程度にまとめましょう。

それぞれのフォントには適性があり、例えば明朝体は丁寧で繊細な印象を、ゴシック体には力強い印象を与える効果があります。
とはいえ、闇雲に沢山使えばよいわけではありません。

テキスト内容に合わせて選定する、見出し・本文・注釈でそれぞれフォントを変えるなど、バランスを考えながら見やすくまとめましょう。

「よいプレゼンテーション」を知る

「よいプレゼンテーション資料ってどんなもの?」
実例つきで基礎から視覚的に学べる、おすすめの3冊をご紹介します。

プレゼン資料のデザイン図鑑

見てすぐに真似できる実例スライドが400枚!

この一冊で、あなたのプレゼンが劇的に変わる!

一生使えるプレゼン上手の資料作成入門

実践的ですぐに役立つ!

文字通り「一生使える」資料作成の入門書。

伝わるプレゼンの法則100

プレゼンのプロフェッショナルが、「誰も教えてくれない」テクニックを大公開。

資料の作り方×伝え方で、仕事の結果が変わる!

プレゼンテーション力を鍛える

プレゼンテーションのノウハウを知ることも大事ですが、それ以上に、実践の中でスキルを高める意識を持つことも大切です。
インプットだけでなくアウトプットも行うことで、日々スキルを磨きましょう!

日常生活で「書く」機会を増やす

論理的な思考力を磨くためにも、日々の中で書く機会を増やしましょう。

順を追って出来事を振り返り、今後について記す業務日報や日記の作成はよいトレーニングになります。

声に出して練習する&ボイストレーニング

作成した資料は、何度も声に出して読んでみましょう。

読みにくい場所や、時間がかかる場所を確認することができます。

また、お腹から出るような低く落ち着いた声はよく通るだけでなく、聞き手から信頼されやすいといわれます。
ボイストレーニングを受けることで、聞き手に響くよい声を習得するのもおすすめです。

録画して客観的にチェック

自分のプレゼンテーションを録画して客観視することはとても効果的です。

表情、姿勢、話し方、目線、口癖など、自分では気づきにくいプレゼンテーション中の様子を見ることができます。
スマホで簡単にできるので、是非やってみましょう。

良い見本との出会いを増やす

仕事で得た他社のスライド資料には、意識して目を通しましょう。

特に企業のIR資料は、その特性上、質の高い資料が多く参考になります。

プレゼンテーションであれば、NHKの講義番組やYouTubeなどの動画で優秀な事例を沢山見ることができます。

百聞は一見にしかずと言います。よい事例を実際に見てイメージを膨らませましょう。

緊張するのはなぜ?理由を知ってセルフコントロール

プレゼンテーションに臨むと、いつも以上に緊張して上手く説明ができなくなってしまう……
そんな経験をお持ちの方もご安心下さい。

気の持ちよう一つで、緊張はコントロールすることができるのです。

どうしても緊張してしまうという方は、ぜひ以下の点を意識してみてください。

完璧にこなそうとしない

「原稿はできる限り覚えて、間違えないように読まなきゃ……」

そんな風に思っていませんか?

大事なのは原稿を丸暗記することでも、間違えずに読むことでもありません。

プレゼンテーションは、資料読みではなく、話し手と聞き手の対話です。

話しかけるように、問いかけるように、気持ちを込めてメッセージを伝えれば、間違えても、つっかえても、あなたの思いは届くのです。

練習回数が自信につながる

不安な気持ちでいると、緊張につながってしまいます。

もししっかりと読めるか不安であれば、最低10回は通しで練習を行いましょう。

その実績が、「これだけやったんだから大丈夫」という自信につながり、自然と不安も解消されます。

1人に伝わればOK

あなたの話を聞いた聴衆の一人ひとりが、様々な感想や印象を持つでしょう。

全員に最適なプレゼンテーションを行おうとは考えずに、その中で一人でも心動かされる人がいれば、それは成功なのです。

期待し過ぎずに、ハードルを下げることで、リラックスした状態で臨むことができます。

プレゼンテーション力の向上でより豊かな人生を

仕事でプレゼンテーションを行う必要に迫られ、この記事をご覧になった方ももしかするといるかもしれません。
一見ハードルが高く感じられるプレゼンテーションですが、実はちょっとしたコツや意識の持ちようで、誰もが手軽に活用できるものです。

また、プレゼンテーションを通して得られる、論理的な思考力や問題解決力、スピーチ力やコミュニケーション力は、これから先の様々な場面で必ず役立つスキルです。

なんとなく苦手意識のある方も、この記事でご紹介した内容を1つずつでも実践してみてください。

そうして培った経験が、必ずやあなたの可能性を広げ、人生をより豊かなものにしてくれることでしょう。

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この記事を書いた人

篠崎友耶
編集・ライターとして、主に制作会社や編集プロダクションなどで勤務したのち株式会社divに入社。 趣味は、歴史関係(史跡巡りや読書)、御朱印集め、国内外のサッカー観戦など。好きなチームはバレンシアCF。 好きな言葉は『士別れて三日、即ち更に刮目して相待すべし』