大学生のうちにプログラミングを学んでおきたいと考えていませんか?
- 漠然と何かしたいなと考えている
- 就活のことはまだ何も決めていないが不安はある
- 大学卒業後はエンジニアになりたいと思っている
上記のような方は特に、大学生のうちにプログラミングを学ぶことをおすすめします。なぜなら、大学生のうちからプログラミングを学ぶことで、卒業後の将来の可能性を広げることにつながるからです。そこでこの記事では、主に以下2つに関して解説します。
- 大学生がプログラミングを学ぶべき理由
- 大学生がゼロからプログラミングを学んで稼ぐまでのステップ
2019年1月18日編集:この記事は、現役エンジニアによって監修済みです。
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この記事は現役エンジニアによって監修済みです。
この記事の目次
大学生こそプログラミングを学ぶべき7つの理由
大学に在学している期間は、プログラミングを学ぶのに最も適しています。まずはその理由を7つ解説していきましょう。
- 大学生の間は学習時間を確保できる
- 大学での雑務作業などを自動化することができる
- プログラミングスキルを活かしたアルバイト・インターンは時給が高い
- スキマ時間で稼ぐことができる
- 就職活動に有利になる
- 自分のアイデアを形にできる
- 年齢に関係なく稼ぐことができる
大学生の間は学習時間を確保できる
プログラミングスキルは一朝一夕で習得できるものではありません。ある程度プログラミングの全体像を掴むまで、最低でも200〜300時間以上はかかると言われています。
また非エンジニアが現場で開発に携わることができるようになるまでには、600〜1000時間かける必要があります。
600時間かける場合、1日2時間の学習をコンスタントに続けることができたとしても、およそ1年程度かかる計算です。
社会人になってプログラミングを学ぶ場合、学習時間を捻出することが難しくなります。一方、大学生であれば時間の融通が利くため、充分な学習時間を確保することができます。
これは大学生であるという状況の大きなメリットと言えるでしょう。
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大学での雑務作業などを自動化することができる
プログラミングを活用すると、あらゆるタスクを自動化することができます。
例えば、Webサイトから特定の情報を抽出したい場合、スクレイピングと呼ばれる技術を使うことで、情報取得を自動化することができます。
大学のゼミなどで、データ入力や書類作成など単調な作業をやらなければならない状況もあるでしょう。
プログラミングスキルを活用してそれらの作業を自動化することで、より本質的な学習に力を注ぐことができます。
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プログラミングスキルを活かしたアルバイト・インターンは時給が高い
プログラミングスキルを活かした仕事は給与が高く設定されていることが多いです。
大学生の場合、エンジニアのアルバイトやインターンとして開発に携わるという方法があります。基本的にこれらの時給も平均より高めに設定されています。
エンジニアのアルバイトは他のアルバイトと異なり、プログラミングという専門スキルが求められます。だからこそ時給も平均より高く設定されて います。
大学生のアルバイトの平均相場よりも多く稼ぐことができるため、早い段階で実務レベルのプログラミングスキルを身につけておくことがおすすめです。
スキマ時間で稼ぐことができる
近年のクラウドソーシングサービスの普及により、個人が仕事を受けやすくなりました。
アルバイトなどを始めるとどうしても自身の生活をバイトに合わせる必要がありますが、クラウドソーシングの場合はその限りではありません。時間や場所にとらわれず仕事をすることができます。
プログラミングスキルを身に付けると、Webサイト制作やアプリケーション開発に関する仕事を受けることができるようになります。どちらの仕事も高単価であることが多いです。
初めは時間がかかるかもしれませんが、スキルを身に付けるに連れて、短い時間で行うことができるようになるので、時間当たりの収入も上げることができるでしょう。
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就職活動に有利になる
「文系出身は就職が難しい?不利といわれる理由ややるべきことについて解説」でも解説しましたが、プログラミングスキルは就職活動で武器となります。一般的に新卒の就職活動では、ポテンシャルを評価され採用されることとなります。
その点、実務レベルのスキルを持つ就活生は、周囲より大きく一歩リードすることができます。プログラミングスキルを活かしてエンジニアのアルバイト・インターンをした経験や、プロダクトを作った経験を、即戦力として評価する企業も多いでしょう。
エンジニアとして働く人以外であっても、「自動化・業務効率化アプリケーションを作ることができる」というのは強みとなります。
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自分のアイデアを形にできる
プログラミングスキルを身に付けることで、自分のアイディアを形にすることができます。
例えば普段何気なく使っているスマートフォンアプリも、自分の手で作ることができるのです。
生活していく上で、「こんなアプリが欲しいな」「こんなサービスがあったらな」と思うことはないでしょうか。実は多くの人が同じ気持ちを抱いているかもしれません。
実際にプログラムを組んでアプリを作り、リリースすることで、収益化に繋がることもあります。プログラミングスキルを身に付けることで、デザインや機能を全て自分のイメージ通りのプロダクトを作ることができるのです。
アイデアを形にするには?
【スマートフォンアプリ】
- iOSアプリの場合は、Appleが開発した言語Swift
- Androidアプリの場合は、Java
【Webアプリケーション】
- RubyやPHP、Pythonなどのスクリプト言語を用いて開発します。
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年齢に関係なく稼ぐことができる
就職する企業選びの基準として「年収」を挙げる方もいるでしょう。
日系企業は年功序列の習慣が根強くありました。現在はなくなりつつあるものの、依然として初任給は低く設定され、年齢を重ねるごとに昇給するという制度を取っている企業も。
一方、IT業界は実力主義の風潮が強いです。実力があればポジションも収入も高くなります。
継続的な学習習慣があり、業界の早い変化に対応できれば、若いうちからでも実力が評価されやすい業界と言えます。
エンジニアの新卒採用の場合も、完全に実力主義なので、技術力が高ければそれに伴って年収も高くなります。
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大学生でプログラミングを学ぶと将来の可能性が広がる
大学生でプログラミングを学ぶことは、将来の選択肢を増やすことにつながります。ここでは、プログラミングを通して身に付くスキルや社会的な背景などを解説しましょう。
- アウトプットする力がつく
- 論理的思考を養うことができる
- IT業界は深刻な人手不足
- 企業に雇用されない働き方も
アウトプットする力がつく
高校、大学の勉強はインプットの比重が大きく、アウトプットをする機会はそれほど多くありません。
しかし、プログラミングスキル学習はアウトプットをする力が付きます。プログラミングは「何を作成するか」「どのようにコードを書くか」を決め、実際に自分の手を動かしながらプロダクトを作っていきます。
「この機能を実装するためには、どのようなコードを書けば良いのだろう」とアウトプット前提の学習を行うことで、インプットの質も高くなります。また、自然と創造性も養われてくるでしょう。
AIの台頭により将来的に多くの仕事がなくなると予測されていますが、「創造性」を発揮する仕事がなくなることはないと言われています。ゼロから何かを作り出すことは、AIで実現できないからです。
大学生のうちから創造性を養い、アウトプットの力を身に付けることは、AI全盛期を生き抜く上で、非常に重要であると言えるでしょう。
論理的思考を養うことができる
プログラミングを通して、論理的思考を養うことができます。
プログラミング言語は、コンピュータに行って欲しい処理を伝えるための言語です。コンピュータは少しでも曖昧な伝え方をすると、思うように動いてくれません。
また記述したコードに忠実に作動するので、少しでもロジックがおかしいコードを書くとエラーが発生します。
エラーが発生した場合、「それはどういう理由で発生したのか」「どうすれば解決できるのか」と論理的に問題解決を行います。それらの過程を通して、論理的思考を養うことができるでしょう。
世の中の仕事の多くは、問題解決を行うことです。論理的思考は汎用的な能力であり、実生活や社会に出てからも求められます。
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IT業界は深刻な人手不足
IT業界は今、深刻な人手不足に陥っています。
経済産業省のレポートによると、システムエンジニアなどのIT人材は、その需要が上昇し続けるという見込みに対して、供給については2019年をピークになった後は減少傾向となると予測されています。
レポートでは、2030年には最大約78.9万人のIT人材が不足するとも予測されています。
あらゆるサービスがテクノロジーと掛け合わさる時代において、エンジニアの需要は増加中。プログラミングスキルを持っている人材の市場価値は、今後も高まり続けるでしょう。
企業に雇用されない働き方も
プログラミングスキルを身に付けることで、企業に雇用されない働き方も可能になります。
開発現場である程度の経験を積んだ後は、フリーランスとして独立するという選択肢も考えられるでしょう。
近年は働き方の多様化によって、時間や場所にとらわれない自由な働き方をするエンジニアも増えています。また自分でサービスを作り運用する、起業するといったことも可能です。
プログラミングスキルを身に付けることは、自身の可能性を広げ、人生の選択肢を増やすことにつながるのです。
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プログラミング学習に文系・理系は関係ない
プログラミングを学習する際に、文系・理系の区分は関係ありません。実際に、文系出身者でもプログラミングを習得することは可能です。
またプログラミングに高度な数学知識も求められません。重要なのはいかに物事を論理的に考えることができるかどうかです。
機械学習などをしたい場合、統計や数学の知識が必要になる場合もあります。ですがWebアプリケーションやスマホアプリの開発において、高度な数学的知識は必要ありません。
全くの初心者からでもコツコツとコードを書いていくことで次第に慣れていき、プログラムを作ることができるようになります。
プログラミングはスポーツのようなものと考えてみてください。初めはうまくできないかもしれませんが、時間をかけて反復を行うことによって、次第に慣れ、うまくできるようになってきます。
「プログラミング=理系」というイメージを持っている方も多いかもしれませんが、そもそも理系学部の科目とプログラミングはあまり関係がありません。
プログラミングを本格的に学ぶのは工学部くらいであり、理学部などは一般科目で触れるくらいの場合が多いでしょう。
またプログラミングを学ぶとしてもC言語などプリミティブなもので、実用的なものではありません。
プログラミングはパズル的な要素があるため、もちろん数学が得意な人であれば習得しやすいでしょう。ですが「文系だからプログラミングが向いていない」ということは全くありません。
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大学生が学ぶのにおすすめのプログラミング言語
それでは、大学生がゼロからプログラミングを学ぶ場合、どの言語を選べば良いのでしょうか。ここでは代表的なプログラミング言語を3つ紹介します。
- Ruby
- Java
- Python
Ruby
Ruby(ルビー)は、Web開発を効率良く行うことができるスクリプト言語です。
「プログラミングを楽しむ」ことを目的に作られら言語のため、シンプルなコードで多くの機能が実現することができます。
日本語のドキュメントも多く、参考書籍も多数出版されているため、初学者にとっても取り組みやすい言語と言えます。
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Java
Java(ジャバ)は世界的にも人気の高いプログラミング言語です。
OSに依存しない開発を行うことができ、汎用性のある言語です。多くの企業でJavaは根強く採用されています。
Webアプリケーションだけでなく、Androidアプリの開発にも用いられます。iOSアプリであればSwift、Objective-Cが使われます。
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Python
Python(パイソン)は、人工知能の分野で使われる、注目のプログラミング言語です。
シンプルで可読性の高いコードが特徴で、Webアプリケーションから機械学習まで幅広く活用することができるため、人気が高い言語です。
シンプルでありながら高度な技術を扱うことができるPythonは、今後さらに需要が上がっていくと予測されています。
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大学生がプログラミングを学んで稼ぐための4つのステップ
プログラミングの学習を始めて、実際に稼ぐまでにどのようなステップを踏む必要があるのでしょうか。以下で簡潔に紹介します。
- プログラミング言語の文法基礎を学ぶ
- ハンズオン形式でアプリケーションを作成する
- オリジナルのアプリケーションを作成する
- エンジニアのバイト・インターンとして開発に携わる
プログラミング言語の文法基礎を学ぶ
まずはプログラミング言語の基本を学びましょう。書籍はもちろん、Progateやドットインストールなど、初学者に最適のWebサービスも多数存在します。
まずは、以下の2つを理解しましょう。
- プログラミングとは何をするものなのか
- 変数や値、代入、計算、条件分岐や繰り返し構文など文法の基礎
ハンズオン形式でアプリケーションを作成する
文法の基礎を理解した後は、ハンズオン形式で実際にサンプルアプリケーションを作ってみましょう。
ハンズオンとは、手を動かしながら行う体験学習を意味する言葉です。プログラミングは本を読むだけでは、なかなか身につきません。実際に手を動かしながらコードを書くことで、頭に定着させることができます。
SNSや掲示板のサンプルアプリケーション制作を通して、Webアプリケーションがどういう構造になっているのかを体得しましょう。
オリジナルのアプリケーションを作成する
サンプルアプリケーションである程度プログラミングに慣れたら、オリジナルのものを作ってみましょう。
といっても難しいものではなく、サンプルアプリケーションに機能を追加したり、処理をさらに複雑にするなどで問題ありません。
実際にオリジナルアプリケーションを作ることで、ポートフォリオとして活用できます。就活やエンジニアアルバイトなどの際、自身のスキルを客観的に示すことができ、採用に近くでしょう。
エンジニアのバイト・インターンとして開発に携わる
ある程度知識を身に付けたなら、実際にエンジニアのアルバイト・インターンとして開発に携わると良いでしょう。
プログラミングは専門的なスキルであるため、一般的なアルバイトよりも時給が高く設定されています。また実際に開発の現場で働くことで、技術を向上させることができるでしょう。
他にもスキルを活かして稼ぐ方法として、
- Webサービスを運用する
- プログラミングを教える
- 情報発信をする
- クラウドソーシングで仕事を受ける
などが挙げられます。
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大学生がプログラミングを学ぶ最善の方法は「スクールに通う」
大学生がプログラミングを学ぶ際におすすめな方法は「プログラミングスクールに通う」ことです。以下では、その理由について見ていきます。
- 学習効率が向上する
- 学生料金で受講可能なスクールも
- プログラミングを学ぶ仲間ができる
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学習効率が向上する
プログラミングを独学で学ぶ際、エラー解決が高い壁になります。
エラーが発生した場合、まだ経験の浅い初心者が自力で解決することは難しくなります。エラーの解決方法を調べるだけで1日が終わってしまう…ということになれば、モチベーションも下がってしまいかねません。
プログラミングスクールでは、エラーの原因をや解決方法をメンター(講師)に質問することができます。
初心者に教えることを想定したオリジナルのカリキュラムを使用するので、未経験からでも効率よくプログラミングを習得できます。
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学生料金で受講可能なスクールも
プログラミングスクールに通うことをためらう理由として、受講費の高さが挙げられるでしょう。数十万円かかるスクールは、学生にとっては大きな出費となります。
ですが、多くのプログラミングスクールは学生割引を行なっています。30%〜最大50%オフになるスクールもあります。学割料金で受講することができる点は、学生の特権と言えるでしょう。
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プログラミングを学ぶ仲間ができる
ひとりでプログラミングを学習していると、いつしかモチベーションが下がってしまうことも。スクールに通うことで同じ志を持った仲間を作ることができます。同じ空間で仲間と切磋琢磨することは、ひとりではできない体験です。
プログラミング学習にとってコミュニティが出来ることは大きな強みとなるでしょう。
挫折しないプログラミングスクールの選び方
プログラミング学習を途中で挫折しないために、スクールの選び方は以下を参考にしてください。
- プログラミングスクールに通う目的を明確にする
- 自分に合った受講スタイルを選択する
- 無料体験に参加する
プログラミングスクールに通う目的を明確にする
なぜスクールに通うのかを明確にしましょう。その目的を基準とすることで、自分に合ったスクールを選ぶことができるようになります。
自分に合った受講スタイルを選択する
自分に合った受講スタイルを選択することも重要です。
プログラミングスクールは主に「通学タイプ」「オンライン学習」のふたつに分かれます。
オンライン学習は場所を問わず学習をすることができます。しかしある種の強制力がないため、自分をきちんと律して学習を進める必要があります。
通学タイプの場合は、受講時間や場所が決まっているので、学習を続けやすい環境であると言えます。
受講スタイルは、学習を継続させるという観点から非常に重要な基準です。自分にあった受講スタイルを選びましょう。
無料体験に参加する
多くのスクールは無料体験を行なっています。
スクール候補をいくつか見つけたならば、実際に無料体験に参加してみることをおすすめします。複数のスクールの無料体験に参加してみると、どれが自分に合うかが分かってくるでしょう。
まとめ:大学生こそプログラミングを学び将来の選択肢を増やそう
大学生がプログラミングを学ぶべき理由や、具体的な学習方法について解説しました。
大学生の期間は自由に使える時間も多く、できれば有意義に使いたいところです。何もやりたいことがないという方も、ぜひ一度プログラミングに触れてみてはいかがでしょうか。
プログラミングを学生のうちから学ぶことで、エンジニアとしての道も見えてきます。時間のあるうちから将来の選択肢を増やしておくとよいでしょう。
以下の記事では、文系からエンジニアを目指すためにおさえておくべき3つのことを解説しています。エンジニアを目指している学生はこちらも参考にしてください。
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