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「公務員を辞めたい」と悩む若手公務員が多い理由とその解決方法を解説

更新: 2023.09.06

公務員は長期雇用により定年まで安心して働けること、定時退社がしやすいなどのイメージから、ホワイトな働き方ができる人気職業の1つ。

一方で、「お役所仕事」特有の刺激のない環境・緩い環境によって、仕事に嫌気が差し「公務員を辞めたい」と感じている人も多いようです。

ほかにも、「上司との人間関係がつらい」「仕事量が多すぎて定時退社できない」「もっと収入が良い仕事に就きたい」と悩む公務員も。

そこで本記事では、公務員を辞めたいと感じているあなたのために、今抱える悩みを解消する方法について紹介します。

公務員を辞めるかどうかの判断基準として、ぜひ参考にしてください。

公務員の離職率は若手ほど高い

公務員というと、あなたはどんなイメージを抱きますか。

「リストラがなく安定している」
「残業が少なく、9時〜17時で帰れる」

このようなイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。

確かに、公務員の離職率は民間企業よりも低い傾向にあります。

公務員は、国家公務員・地方公務員・教員・警察官・消防士・自衛隊といったように、職種は多岐にわたります。

全体的な離職率は10%程度に留まっており、民間企業の離職率よりはるかに低いです。

しかし、年齢別に見てみると、若くなるほど公務員の離職率は高くなっています

総務省が発表した『令和3年度 地方公務員の退職状況等調査』によると、令和3年度中に地方公共団体を普通退職した人の年齢別割合は以下の通りでした。

  • 25歳未満:5,504人(13.5%)
  • 25歳〜29歳:10,805人(26.4%)
  • 30歳〜34歳:7,760人(19.0%)
  • 35歳〜39歳:5,371人(13.1%)
  • 40歳〜45歳:4,077人(9.9%)
  • 46歳〜49歳:2,219人(5.4%)
  • 50歳〜54歳:1,936人(4.7%)
  • 55歳〜59歳:2,437人(6%)
  • 60歳〜64歳:628人(1.5%)
  • 65歳以上:162人(0.4%)

上記の通りで、「25歳〜29歳」で辞める人の割合が全体の約4分の1であり、30歳になるまでに辞める人の割合は合計で約40%という結果。

なぜ若い人ほど公務員をやめたくなるのでしょうか。そこには、公務員特有の労働環境や賃金体系が関わってくるようです。

新人や若年層ほど公務員を辞めたくなる理由を、いくつか挙げてみます。

  • 年功序列のような職場環境、人間関係に不満を感じる
  • 仕事量に対して収入が見合っていない
  • 今後のキャリアアップや仕事のニーズに不安を感じる

実力主義ではなく年功序列的な評価基準が、若い人の不満になっているようです。

また、公務員には残業がないというイメージをお持ちの方もいるでしょう。

しかし、仕事量に対して収入が少ないということは、残業や休日出勤などの超過労働も存在するかもしれません。

また、近年急速にシステム化が進んでおり、人力で行っている作業のほとんどが自動化されつつあります。

そのことから、キャリア形成や将来への不安を抱える若手公務員も多いようです。

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公務員を辞めたいと感じる原因

公務員を辞めてしまいたいと感じる原因として、以下のようなものが多い様子。

人間関係や、収入面、将来性など、様々な原因があります。

  • 人間関係のつらさ
  • 仕事の忙しさや残業の多さ
  • 将来性の観点による不安
  • 収入面での不満
  • クレームやトラブルなどによるストレス

人間関係のつらさ

公務員を辞めたいと感じる原因の一つには、人間関係のつらさが挙げられます。

どの職場でもあることですが、人間関係によるストレスにつらさを感じ、公務員を辞めたいと考える人は多いのです。

離職率をみると、男性、女性ともに若いほど離職者は多いです。

若い人が働きにくいと感じる要素とは何でしょうか。

  • 古くからある仕事なので、職場内では年功序列の風潮が強い。
  • 新人や若手のうちは働きにくいと感じる人がいるかもしれない。
  • 若いうちから活躍できる環境が与えられている職場は比較的少ない。
  • 実力主義ではなく年功序列型。

このような評価や賃金の体系は、なかなか変わりにくい部分ですよね。

仕事の忙しさや残業の多さ

仕事の忙しさや残業の多さも、公務員を辞めたい原因の一つです。

公務員というと、なぜか9時〜17時勤務というイメージがありますよね。しかし、そのような勤務時間で済んでいるのは一部の人です。

実は多くの公務員が残業しているのです。例を挙げてみましょう。

■市役所

  • 部署が総務、財務、福祉、市民、土木、建築、環境など様々ある。仕事量が全く違う。
  • 特に人事部や土木部は忙しい。月100時間の残業は当たり前と言われている。
  • 月100時間の残業は、IT土方と揶揄された時代のプログラマーの残業時間と一緒。
  • 土木関係の職員も多忙な労働環境にある。

■学校

  • 日々の授業に加えて、土日の部活動の顧問。
  • 部活の顧問は、学校事務と違い土日のほか長期休暇も出勤することが多い。

■警察署・消防署

  • 警察官や消防士の場合、勤務時間はバラバラ。
  • 状況次第では休日でも仕事をしなければならない。
  • 家族の負担も大きい。

また災害時ですが、公務員の中には帰宅が許されない人がいます。

例えば地震や台風の影響による洪水が発生した時。これらの警報が発令されたら、家に帰らずに庁舎に待機しなくてはならない公務員がします。

国家公務員でいうと国土交通省、市役所でいうと土木局、災害対策系の局の職員は、そのような体制を取っているのです。

国民のためにという使命感がないと務まらない仕事とも言えるでしょう。

将来性の観点による不安

また、公務員という職種の将来性への不安も原因となっています。

原則的にリストラのない公務員ですが、データベース化やシステム化の推進によりAI(人工知能)に奪われてしまう仕事はかなり出てくると思われます。

公務員の業務の多くは、紙ベースで行われることが多いです。

しかしずっとそのままという事はなく、いずれデータベース化が進むでしょう。一部の業務ではすでに電子化・データベース化が進んでいます。

窓口業務も高い割合を占めていますが、将来的にはAI(人工知能)による対応になっていくかもしれません。

窓口にやってくる国民、市民の層は多種多様なため、窓口対応にはイレギュラーな案件も多々発生します。ヒューマンパワーでないとこなせない領域だといえるでしょう。

しかしそのケースでも、機械学習であらゆるパターンの対応をマスターしたAI(人工知能)ならば、人間と同じようにこなせるかもしれません。

今よりも人間のアテンドが少なくなる可能性は十分にあります。

このように考えると、このまま仕事を続けても将来像が思い描けないと悩む公務員がいても不思議ではありません。

AI(人工知能)に奪われやすい仕事とは?

巷でささやかれる「第四次産業革命」。具体的には、どんなイノベーションをもたらすものなのでしょうか。

第一次産業革命は「蒸気」という動力を出現させ、第二次産業革命は「電気」と「石油」が工業化を促進しました。

第三次産業革命は、言わずと知れた「コンピュータ」「インターネット」で世界がつながった時代の到来を迎えました。

そして第四次産業革命とは、IoTとAIによって、全てのものが自動オペレーション化されていく時代をもたらすといいます。

どんどん便利な時代になる半面、AIは将来的に多くの職種を人間から奪うという話も。

経済産業省は、2030年までに経営の分野で136万人、製造・調達分野で262万人、管理部門で165万人が職を失うというショッキングな試算を出しています。

昨今のテクノロジーの発展が目覚ましい中で、変化が難しい体質を持つ公務員職についていると、あせりを感じるのではないでしょうか。

民間企業であれば、利益の追求が全体の目的です。サービスや作業工程で競合他社に遅れをとっていたら命取りになります。

しかし公務員の場合は、国や地域のために働くことがミッションです。民間ほど最新テクノロジーの導入には積極的ではない傾向があるでしょう。

そういった労働環境の中で、公務員が時代に取り残されていかないか、あせりを感じても不思議ではありません。

収入面での不満

次は収入面での不満です。

公務員の給与は、民間よりも安定しており高水準だと思われています。しかし、収入の水準は決して高いわけではありません。

公務員の給与は景気の良し悪しによって変わります。また災害時にも給与が影響を受けます。

実際、東日本大震災の後、2012年から2年間国家公務員の給与が7.8%引き下げられたのは、記憶に新しいところです。

実際は、民間企業の給与と大きく変わることはありません。公務員の給料設定は、国全体の給与を参考に設定されています。

国全体の平均値を算出した上で設定しており、低い給与になることはありません。

また、公務員の給料が高すぎると財政赤字を招く要因にもなります。収入面で民間企業とのギャップは生じないように設定されます。

ここで平成28年度の国家公務員の平均給与と、民間企業の平均給与を比べてみましょう。

令和4年度の国家公務員平均年収:約610万円
参考元:令和4年国家公務員給与等実態調査報告書|人事院

1年を通じて勤務した給与所得者の平均年収:約433万円
参考元:令和3年分 民間給与実態統計調査|国税庁

国家公務員のデータなので、公務員全体の平均年収ではありません。しかし、サラリーマンの平均年収と比較すると、年収にかなりの格差があります。

ちなみに、東京都民の平均年収は以下の通りです。

令和元年度の東京都の平均年収:約620万円
参考元:令和元年賃金構造基本統計調査 結果の概況|厚生労働省

こうして見ると、国家公務員の平均年収と東京都の平均年収はほぼ近い水準です。

後述しますが国家公務員も激務です。福祉系に限らずです。そのため、給与が実際の働きと見合っていないと感じる人が多いかもしれません。

クレームやトラブルなどによるストレス

公務員は、クレームやトラブルに対応することが多いため、大きなストレスを感じる仕事です。

市役所を例に挙げてみましょう。市役所は多いところだと毎日何百、何千という市民がやってくるところもあります。外国人の数も増えています。

それぞれが異なる要求を抱えて窓口にやってきます。対応できる職員の数が足りない場合もあるでしょう。すると怒号が飛び交うことも。窓口対応はプレッシャーも大きい業務です。

中には、明らかに対応ができない要求もあるはずです。年金の問題、保育園の不足、税金の問題など、行政としてもサービスには限界があります。

これらの内容はよく社会問題となっており、職員もやり取りにはずいぶん神経を使っているはずです。クレームに非常につながりやすいケースだからです。

国民の中には「こっちは税金を払っているんだぞ」という強気の姿勢を持っている人も少なからずいるでしょう。

公務員の給与の財源は、国民の税金。公務員としては、国民に強く言うことは難しいです。

警察官の場合はどうでしょうか。これもプレッシャーがかかる仕事です。

事件や事故などに常に関わる警察官は、そもそもストレスが大きいです。事件や事故など、トラブルの規模が大きすぎるものに日常的に向き合わなくてはなりません。

また国民の模範にならないといけない立場でもあります。このようなストレスから逃れたくて「退職したい」「自分はこの仕事に向いていない」と思う公務員は多いのです。

公務員を辞めたくても辞められない理由

「嫌だと感じるのであればすぐに辞めてしまえばいい」と思う方もいでしょう。

しかし、仕事を辞める判断はななかなしにくいものです。

公務員という仕事の性質上、辞めるかどうか判断を迷ってしまうこともあります。

公務員の人が「仕事を辞められない」と感じてしまう理由には、どんなものがあるのか見ていきましょう。

  • せっかく公務員になれたのにもったいないと感じてしまう
  • 慣れた仕事を変えるのが不安

せっかく公務員になれたのにもったいないと感じてしまう

まずは、公務員試験の難易度と、仕事の安定性が考えられます。

  • 高倍率の公務員試験に合格しせっかく公務員になったのにもったいないと感じてしまう。
  • 民間企業はいつリストラされるかわからないが、公務員にリストラはないという安定を手放せない。

公務員は、決して簡単に就ける仕事ではありません。多くの勉強と試験を乗り越えた人だからこそ就ける仕事です。

これまでの努力と苦労を考えると、すぐに辞めるという決断はできないかもしれません。

また、公務員は安定感のある仕事です。自分から辞めない限りは定年まで仕事ができる保証がある、自分の家族や親戚など周りの人も公務員になれてことを喜んでいる。

そのような環境にあると、辞める決断はしにくいものです。

慣れた仕事を変えるのが不安

また、環境を変えることへの不安もあるでしょう。これは公務員に限ったことではありません。せっかく慣れた仕事を変えるのは、誰でも不安に感じるものです。

その中でも特に公務員は、厳しい公務員試験を突破してきました。故に入社試験を受け直して、新しい仕事を覚えるくらいなら今のままでいいと考えてしまいがちです。

たとえ今がかなり厳しい環境でも、です。

公務員が仕事上での問題を解決するには

なかなか辞める決心がつかない場合は、「現状の悩みや不満がどうすれば解決するのか」から考えてみましょう。少しの工夫で解決につながるかもしれません。

  • 社内で味方を作る
  • 単純作業を効率化する
  • 転職する

社内で味方を作る

「年功序列の職場だから、勤続年数の長い人が絶対。職場での人間関係がうまく築けない」

このような人間関係の不満が一番大きいのかもしれません。

しかし、これは公務員ならだれでも通過する悩みなのかもしれません。

皆同じことを感じているのかもしれません。

あなたから同僚、先輩、後輩などと接点を増やしていき、職場内で味方を作りましょう

信頼できない上司には相談できないことも、相談できる相手をつくりましょう。

こうすることで、仕事への不満は乗り越えられる場合もあります。

もし自分が人間関係で困ったり、上司から叱責を受けて落ち込んだ時に支えてくれる人がいたらどうでしょうか。

あなたを支えてくれる存在がいれば、少しの悩みなら乗り越えられることもあります。

単純作業を効率化する

公務員は意外と残業が多いと説明しました。

もし仕事の工程に無駄が多くて時間内に終わらないなら、単純作業は効率化してしまうことを考えましょう。

例えば、GAS「Google Apps Script」の活用はいかがでしょうか。

GASは、Googleの提供するすべてのサービスを統合処理したものです。

Gmail、Googleカレンダー、ドライブなどがすべて連動しているところに、自作のGoogleスプレッドシートで業務効率化を図るのです。

そもそも職場でGoogle Appsの使用自体が禁止されていたら、実行不可能ですが。

民間では、作業の効率化や情報共有化を重視します。

テクノロジーの発展著しい今、スクールに通ってデジタルリテラシーを高めませんか。

プログラミングスキルを身につけるのも楽しいでしょう。

RPA(Robotic Process Automation)について

RPA」をご存知ですか?「RPA(Robotic Process Automation)」とは、ホワイトカラーの単純な間接業務を自動化するテクノロジーのことをいいます。

これまで外国のRPAの導入が主流でしたが、自国のRPAの開発もどんどん進んでいます。

例としてNEC Software Robot Solutionを紹介しましょう。これは名前の通り、ロボットによる業務オペレーションを可能にします。

入力業務をはじめとする以下のような定型業務を、ロボットが行うのです。

  • 伝票入力(受発注・売上伝票等)
  • 派遣契約更新
  • 人事業務(入社・転勤・退職等)
  • 顧客登録
  • 売上集計
  • マーケティング情報収集
  • 経費精算・モニタリング
  • 給与・勤怠データ集計
  • 納品伝票システム入力

出典元:NEC Software Robot Solution|NEC

これらの業務が人の手を離れてロボットに任される時代になろうとしています。遅かれ早かれ、役所など公的機関にもRPAは導入されるでしょう。

するとあなたは、どんな気持ちになりますか?

毎日リスト整理などの事務作業で、このままではスキルが身につかない
自分が今やっている仕事なんかAI(人工知能)に奪われてしまうかも

このように、不安になってしまうかもしれません。

実際、役所では手続きで市民と職員の間で多くのやりとりが行われます。

役所でも無人受付が増えてきていますが、その他の業務もAIに取って代わられてしまう可能性は高いのです。

現時点では、人間が行わなければならないイレギュラー事例も多いです。しかしそれらでさえも、AIに学習させると対応は可能になります。

このようにAIが発展すれば、単純作業の多くが奪われてしまいます。実際、医療現場ではすでにAI技術を活用した最新技術が導入されています。

<米国IBMが開発したAI(人工知能)・Watson>

  • 画像分析によって皮膚がんの早期発見
  • がんの最適な治療法を算出

<自治医科大学が開発中のホワイト・ジャック>

  • 診察の最終判断の補助
  • 離島や地方の医療機関への導入
  • 経験の浅いドクターの教育サポート

このほか、セルフメディケーションの分野でのAIの活躍が期待されています。コールセンターでも、オペレーター不足を解決すべくチャットボットを導入する企業も。

もはや簡単な取引であれば、人間を介さずともAIのみで対応できてしまう時代。未来においては、複雑な業務さえもAIの手にわたる可能性は大です。

公務員には民間と違ってリストラはありません。

しかし、あらゆる分野でここまで自動化・システム化が進んでいる今日、公務員としての自分のキャリアプランが見えなくて不安に感じる人は多いはずです。

転職する

これまで公務員の抱える悩みを列挙してきました。

努力すれば解決できそうなものもあれば、自分ではコントロールできない問題もありました。

クレームや仕事内容、収入などについては、自分の力でなんとかなるものではないです。

特に収入は、国家公務員の場合、決定権は国にあります。そうすると、自分で収入を伸ばすことも難しいです。

副業については現在、「働き方改革」によって解禁された企業も多いです。

一方で公務員には副業は認められていません。収入アップの術が閉ざされていることも、公務員への不満が募る理由の一つでしょう。

いくら頑張っても不可抗力な内容がある以上、これ以上公務員を続けることは難しいと感じるかもしれません。

あまり無理をすると仕事だけでなく健康にも支障が出てしまうことも。そんなことになってしまうなら、アクションは早く起こした方がいいです。

転職には年齢も大きく関係してくるからです。

公務員から転職するならITエンジニアがおすすめ

もし転職を考えるのであれば、新しい仕事として「ITエンジニア」がおすすめ

ITエンジニアとして働いたことがなくても、ITエンジニアは未経験からでも活躍できる職種として目指す人が増えています。

ここでは、ITエンジニアへの転職がおすすめな理由を5つ紹介。

  • 人材不足による引く手数多の業界
  • 一人で行う作業が多い
  • お客さんと直接顔を合わせる機会は少ない
  • データベースでのやりとりが基準となり、作業は効率化されている
  • 今後ニーズの高い職種となる

人材不足による引く手数多の業界

エンジニア業界は慢性的な人材不足が続いています。技術が日々進歩していく中で、その技術を使った開発ができる技術者が限られているのです。

そのため、年間を通してエンジニアの募集を行っている企業がたくさんあります。

エンジニアの作業に必要な「プログラミング言語」を学んでいない未経験者でも歓迎している企業もあるほどです。

もちろん、面接を受ける前にプログラミング言語を身につけておいた方が受かりやすいのは間違いありません。企業側としては、できる限り教育コストを抑えたいと考えています。

未経験OKの求人でも、プログラミングの知識がある求職者を優先して採用するでしょう。

また、習得言語によっても需要が異なります。近年、企業での需要が高まっているプログラミング言語の一例としては、以下の通りです。

  • AI開発に使える:Python
  • Appleの公式開発言語:Swift
  • Android公式開発言語:Kotlin

特にPythonはこれから学習すべき言語としておすすめです。

Pythonとは、Webアプリ開発や人工知能開発に向いている汎用性の高い言語。Pythonの人気は、AIの台頭により高まりました。

Pythonは1991年に登場し、組み込み開発、Webアプリケーション、デスクトップアプリケーションなどの開発に用いられてきました。

実際、YouTubeのシステムやDropboxにもPythonの技術が用いられました。

一人で行う作業が多い

もしあなたが、公務員という職場での人間関係に不満を感じていたとすれば、エンジニアの働き方は理想的に見えるかもしれません。

プログラマーなどのエンジニアの仕事の多くは、ソースコードを書くことです。その間、彼らは集中してPCの画面を見つめ、黙々と業務を進めるのです。

コーディングは分担されることはありますが、ほとんど一人で作業が行われます。プログラマーの中には作業中あまり話さない人も多いです。

プロジェクトはチームワークなので、打ち合わせでは積極的な意見交換を行いますが、コーディング中はあまり話さずに集中する姿が見られます。

「いかに集中を切らさないか」を意識して集中します。

豊かなコミュニケーションがないと寂しい人は、この環境に慣れるまで大変なようです。

あまり会話がない職場でも平気ならば、エンジニアの働き方はマッチするかもしれません。

人間関係に苦手意識を持つ人でも、馴染める可能性が高い労働環境なのです。もちろん、打ち合わせの際は参加し、意見を交換し合うなど最低限のコミュニケーション能力は必要。

お客さんと直接顔を合わせる機会は少ない

公務員として、窓口でお客さんからのクレームやトラブルに悩まされていた方ならば、なおさらエンジニアの働き方に魅力を感じやすいでしょう。

寡黙に自分の任務をこなす仕事であるからです。実力主義の世界である点も然りです。

エンジニアは基本的に社内での作業となります。現在、クライアント先に出社して開発する常駐型のほうが多いです。

しかし社内開発などで、エンドユーザーとは顔を合わせない働き方もあります。

独立してフリーランスになり受託開発を行っている場合は、直接クレームも受けます。

しかし、社内で開発するプログラマーに直接クライアントからクレームが入ることは少ないです。

対外的なことはプロジェクトマネージャーやシステムエンジニアがやってくれます。

データベースでのやりとりが基準となり、作業は効率化されている

就労環境も公務員とは全く違います。役所では個人情報を扱う性質上、民間とは事情が違うでしょう。情報の流出防止が第一だからです。

エンジニアが働くIT企業では、紙ベースのやり取りが少ないです。データベースでのやり取りを基本としている職場が大多数です。

IT企業では連絡や情報の共有にも積極的で、SlackやChatWorkなどのチャットツールは、コミュニケーションの手段として人気です。

ポータルサイトやコミュニケーションツールには、無駄な動きを減らせるメリットがあります。

書類を作る手間暇や、情報共有のためだけの会議などは要らなくなります。

IT企業には、業務を効率化させていこうという風潮があるのが一般的です。

あなたが非効率な作業に悩まされていたなら、それだけでも魅力的な職場ですね。

今後ニーズの高い職種となる

技術の進歩によって仕事を奪われないためには、どうすれば良いのでしょうか。

結論からいってしまえば、AIを作り出す側になるのがベストです。

「プログラミングなんかやったことがない」「自分には出来なそう」と不安に思われる方も多いかもしれません。

しかし、AIに対応できるスキルを持つエンジニアは不足しています。むしろ、始めるなら今がチャンスの時なのです。

今のままではAIに仕事を奪われてしまう可能性は残りますが、エンジニアになればAIなどの最先端技術を担っていく立場になります。

AI市場が拡大するほど高まりを見せるエンジニアの需要。エンジニアとしてのスキルを上げていけば、より高度な開発にも関わっていけます。

公務員時代に感じていた、自分のキャリアプランや将来性への不安からは解消されます。

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プログラミング未経験からエンジニアになるには?

「プログラミング」という言葉は聞いたことはあるけど、何ができるのかわからない。

プログラミングの環境を用意する方法もわからないという方が大多数だと思います。

プログラミング未経験者からでもエンジニアに転職できるのか不安になるかもしれません。しかし、方法さえ間違えなければ、未経験からでもエンジニア転職を果たせます。

プログラミングスクールに通うのがおすすめ

プログラミング未経験からエンジニア転職を考えるのは、とても不安ですよね。

ならば、プログラミングスクールに通うことを強くおすすめします。

スクールでプログラミングを学ぶのが、実務でも活かせるプログラミングスキルが身につく最短法だからです。

もっとも、独学を考える方もいるかもしれません。しかし、独学だと約8〜9割ほどの人が挫折するとも言われています。

プログラミングスクールの良さは、カリキュラムやテキストが整えられている点です。

未経験者がやりがちな、あっちこっちに行ったり一か所で永遠につまづいたりといった迷走。

それを踏まえた、効率よく学習が進められるカリキュラムが準備されているのです。

転職保証付きのスクールがベスト

プログラミングスクールには、転職保証がついたところもあるのはご存知ですか?

転職保証がついたスクールでは、学習と転職活動が並行して進められるのです。

エンジニアの就活という未知の領域にも、十分なサポートをしてくれます。

またエンジニアの転職には、キャリアアドバイザーがいた方が良いです。

エンジニア求人の募集要項は様々なので、アドバイザーに相談しながら進めた方が、ミスマッチも少なくなります。

プログラミングスクールなら、キャリアアドバイザーとの面談を重ねながら講座を受講できるので、就職後のミスマッチも少ないのです。

まとめ:公務員を辞めたいと感じたら即行動しよう

公務員を辞めたいと感じる原因や辞めたくても辞められない理由、およびそれらの解決方法などを紹介しました。

今抱えている問題が解決される見込みがあるか、この先のキャリアプランを考えた時に公務員として働き続けるべきか。

自分にとっての優先事項を見極めて辞めるべきかどうかの判断を下しましょう

そして転職を決断したら、即行動に移すべきです。早めに行動した方が転職のモチベーションを維持したまま、スムーズに行動できるでしょう。

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この記事を書いた人

椎名 妙子
2016年までは小さな英会話スクールで働く。システム開発業の夫を手伝ううちに、IT業界に魅せられる。夫と育児系のiphoneアプリをリリースしたことも。2017年からIT関連のライティングを開始。日々いろいろ勉強中。最近は、子供達と動画チャンネルを作っています。

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