「転職したい」と思ったら、まずは何をすべきでしょうか。初めて転職する人にとっては、何から始めたらよいのか分からないことも多いでしょう。
そこで本記事では、「転職したい」と思ったら今すぐやるべきことを紹介します。
一般的に「転職したい」と思う理由や、転職のリスクも紹介していますので、転職を検討している方は参考にしてください。
この記事の目次

「転職したい」と思う理由とは
「転職したい」と思う理由は人それぞれですが、大きく以下のように分類できます。
- 人間関係が上手くいっていない
- 希望している仕事ができない
- 残業や休日出勤が多い
- 待遇に不満がある
人間関係が上手くいっていない
仕事自体への不満はなくても、職場の人間関係が上手くいっていないという理由で転職を考えるケースがあります。
同僚や上司、部下との付き合いが上手くいかず、日々ストレスを感じながら仕事をするのは苦痛で、仕事にも悪影響を及ぼしかねません。
自分1人の力で改善できないのであれば、転職を考えてもいいかもしれません。
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希望している仕事ができない
希望している仕事ができないことから転職を検討するケースです。
いざ入社してみたら採用された職種とは違う仕事をさせられたり、異動によって希望していない仕事を任されたりした場合などに不満が募り、転職を検討することがあります。
残業や休日出勤が多い
残業や休日出勤が多いことから転職を検討するケースです。
勤務時間の短縮や休日出勤の調整などは、業務の効率化である程度解決できます。
一方で、企業風土や人間関係に原因がある場合、1人で解決するには難しいことも。自分の力でできないならば、思い切って転職するのも手です。
待遇に不満がある
給与などの待遇面に不満があって転職を考えるケースです。
自分の給与が、同じ業種や同じ職種の平均給与よりも明らかに低い場合、転職したくなる人もいるでしょう。
また、昇給につながる社員の評価基準がはっきりしていないことに不満を持つケースも。
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「転職したい」と思ったらやるべき5つの行動
転職したいと思っても、何から始めたらいいのかわからないという方も多いでしょう。
勢いで仕事を辞めたのに仕事が見つからなかったり、転職できたと思って入った会社がブラック企業だったりしたら元も子もありません。
ここでは「転職したい」と思ったら今すぐやるべきことを5つ紹介します。
「転職したい」と思ったら、以下のポイントに沿って行動してみてください。
- 転職したい理由と目的を洗い出す
- 自分の市場価値を調べる
- 転職活動のスケジュールを作る
- 働きながら転職活動を進める
- 転職に必要なスキル・資格を習得する
それぞれ詳しく解説します。
転職したい理由と目的を洗い出す
「転職したい」と思ったら、なぜ転職したいと思ったのか、理由と目的を洗い出してみましょう。
理由や目的がはっきりしていないと、転職の軸が定まらなくなり、行き当たりばったりの転職活動になってしまいます。
仮に内定が出て転職できたとしても、「思っていたのと違う」「やりたい仕事ができない」といった事態にもなりかねません。
まずは「転職したい」と思った理由を思い浮かぶだけ書き出してみましょう。
この時点では人に見せるわけではないので、ネガティブな理由であっても全部書き出します。
なぜならネガティブな理由はポジティブな目的に言い換えることが可能だからです。
例えば以下のように、ネガティブな転職理由もポジティブな目的に言い換えられます。
- 残業時間を減らしたい:効率的に働きたい、ワークライフバランスを充実させたい
- やらされ仕事をしたくない:自分から提案して主体的に働きたい
- 成果が給与に反映されにくい:成果と給与の関係が明確な企業で働きたい
- 社風が合わない:〇〇な社風の企業で働きたい
自分が本当にやりたいことや、やりたくないことが分かってくることもありますので、まずは転職したい理由を洗い出してみましょう。
自分の市場価値を調べる
「転職したい」と思ったら、自分の市場価値を調べてみましょう。
転職活動で使われる「市場価値」とは、転職市場というマーケットで自分が業界や企業からどのように評価されているかという指標のことを指します。
市場価値を構成する要素として専門性やスキル、経験、実績、再現性などが挙げられますが、大きく以下の2つに分けられるともいえます。
- ハードスキル
- ソフトスキル
ハードスキルとは、資格や特定のツールを使える技術など、客観的に評価できるスキルのことです。「ここからここまでできる」など、明確な線引きが可能なスキルがほとんどです。
以下のようなスキルは、ハードスキルに分類されるのが一般的です。
- プログラミング技術(扱えるプログラム言語)
- アクセス解析ソフトの設定や操作
- Webデザイン
- データベース管理
- 語学力
- Microsoft Office
- UI・UX設計
- 電気回路設計
ハードスキルはアピールしやすく、習得方法も確立されていますが、ソフトスキルが無いと活用が難しいとされています。
ソフトスキルとは、仕事を進める際のベースとなる個人の習慣や特性を指します。ハードスキルと違い、後から身に付けるのが難しいといわれています。
以下のようなスキルは、ソフトスキルに分類されるのが一般的です。
- コミュニケーション能力
- 信頼性
- 発想力
- 論理的思考力
- 共感能力
- 適応力
- 問題解決能力
- 社交性
ソフトスキルは書類だけではアピールしにくいですが、具体的なエピソードを含めることで面接などでアピールすることができます。
ソフトスキルは後天的に身に付けるのが難しいため、市場価値を高めてくれるでしょう。
自身のハードスキルとソフトスキルを洗い出し、転職サイトの想定年収チェックサービスや求人情報などから、市場価値を調べてみましょう。
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転職活動のスケジュールを作る
「転職したい」と思ったら、転職活動のスケジュールを立ててみましょう。
転職活動を始めたからといって、すぐに内定が出るとは限りません。転職先企業への入社をゴールとして逆算し、必要なステップを洗い出しましょう。
転職活動期間を3カ月に設定した場合の一般的なスケジュールは以下の通りです。
- 事前準備:約2週間
- 情報収集・応募:約2週間
- 選考・内定:約1カ月
- 退社準備:約2週間
- 入社準備:約2週間
このようなスケジュールを作成し、焦らず自分のペースで転職活動を進めましょう。
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働きながら転職活動を進める
「転職したい」と思ったからといって、現職をすぐに辞めるのはおすすめしません。
現在の職場に余程の問題が無い限りは、働きながら転職活動をすることをおすすめします。
働きながら転職活動をすることには、以下のようなメリットがあります。
- 収入の不安なく転職活動できる
- 職歴にブランクが発生しない
- 途中で転職活動を中断できる
収入の不安なく転職活動ができるため、気持ちに余裕を持って転職活動ができるでしょう。
仕事を辞めて収入に不安がある状態だと、「入社できればどこでもいい」といった考えで企業を選んでしまいかねません。
職歴にブランクが発生しないこともメリットの1つです。
納得できる理由を説明できれば問題ありませんが、企業によってはブランク期間がある応募者に不安を覚えるケースもあります。
転職活動がうまくいかず、半年や1年といったブランクができてしまうと「仕事から離れすぎていてスキルが落ちている可能性が高い」と判断する企業もあるかもしれません。
途中で転職活動を中断できることもメリットです。
転職活動でさまざまな企業を見る中で、現在の職場の良さに気付くこともあるかもしれません。
また、希望していた部署に異動になり、やりたい仕事ができるようになるケースも。このような場合に転職活動を中断できるのはメリットといえるでしょう。
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転職に必要なスキル・資格を習得する
応募条件の中に必須資格・推奨資格があるならば、できれば取得しておきたいところ。
例えば、システムエンジニアの求人情報では、国家試験の「基本情報技術者試験」やベンダー資格の「LPIC」「ORACLE MASTER」などの資格を推奨するケースも。
また企業によっては、資格を取得していると、資格手当という形で給与にプラスされることもあるので、取得しておいて損はありません。
もっとも、求人情報とまったく関係のない資格を取るのは、時間を無駄にするだけです。資格の勉強に関しては、必要に応じて検討してください。
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「転職したい」と思ったらリスクも把握しておこう
「転職したい」と思ってすぐに動き出すことも大事ですが、転職にはリスクがあることも把握しておきましょう。
転職によって、新たに得られるものもあれば、失うものもあります。例えば、以下のようなケースが考えられるでしょう。
- 仕事が少なく退屈な職場が不満で転職したら、退屈ではなくなったが忙しくなり残業が増えた
- 責任が重く大きな仕事をしたくて転職したら、達成感は得られるようになったがストレスも増えた
- ベンチャー企業で働きたくて大企業から転職したら、仕事は充実したがローンの審査が降りなくなった
- 残業が多いのが不満で転職したら、ワークライフバランスは整ったが給与は減った
このように、転職にはメリットもあればデメリットもあります。
自分にとって「これだけは譲れない」というポイントを明確にしてから転職活動をしましょう。
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「転職したい」と思ったら理由と目的をはっきりさせよう
本記事では「転職したい」と思ったらやるべきことについて解説しました。
漠然と「転職したい」と思って転職活動を始めても、軸がブレているため上手くいかないかもしれません。
仮に内定が出て転職できたとしても、「思っていたのと違った」という理由でまた転職を繰り返すことも考えられます。
まずは「転職したい」と思った理由と目的をはっきりさせてから、次の行動に移りましょう。
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