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転職活動期間の平均は?長引く原因や働きながら転職するコツも解説

更新: 2022.10.04

転職活動は、自己分析や書類作成などの準備から始まり、企業への応募や面接、そして内定獲得、退職・入社といった順番で行います。

各プロセスには一定の時間がかかるため、転職を考えている人は希望する入社日から逆算してスケジュールを立てることが重要です。しかし、「転職活動にどれくらいの期間を見積もれば良いのかわからない」という人も多いでしょう。

そこでこの記事では、転職活動期間の平均について解説。転職が長引いてしまいがちな人の特徴や、働きながらスムーズに転職活動を行うポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

転職活動にかかる平均期間

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転職活動を開始してから、転職先の企業に入社するまでには、一般的に3~6ヶ月程度の期間が必要といわれています。

この間に、自己分析やキャリアカウンセリングなどの準備、履歴書や職務経歴書などの書類作成、面接、退職や入社の手続きなどを行います。

転職を決意する人の中には、現在の仕事への不満から「一日も早く転職したい」という人もいるでしょう。

しかし、企業選びや選考、さらに内定獲得後も業務の引き継ぎや入社手続きなど、一定の時間がかかります。アルバイトのようにすぐに辞めて別の仕事を始める、といったようにいかない点は、あらかじめ理解しておきましょう。

年代別の転職活動期間

転職にかかる期間には年代によっても差があります。

エン・ジャパン株式会社が「エン転職」上で、ユーザーを対象に「転職活動」についてアンケートを実施。転職するまでにかかった期間について調査をしました。(2018年9月26日~10月28日)

1ヶ月以内 1~3ヶ月以内 4~6ヶ月以内 6月以上
全体 21% 52% 17% 10%
20代 29% 53% 13% 5%
30代 19% 54% 18% 9%
40代 18% 49% 19% 14%

参考:1万人が回答!「転職活動」実態調査

このように、1~3ヶ月以内で転職活動を終えた人の割合が、全体では73%であるのに対して、20代で82%、30代で73%、40代で67%という結果に。年代が高くなるほど、転職期間が長期化していることがわかります。

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転職活動の主な流れと必要期間

大学生の新卒採用と異なり、中途採用では面接の回数が少なかったり、面接と面接の間隔が短かったりなど、応募から内定獲得までの期間が短いのが特徴です。

では、平均して3~6ヶ月もの期間が必要なのでしょうか。ここからは、転職活動の主な流れと、各プロセスで必要な期間について解説します。

準備(平均2週間~1ヶ月)

転職することを決意したら、まず行うのが自己分析とキャリアの棚卸しです。2週間~1ヶ月の期間をかけてこれら2つの作業を行い、以下のようなことを整理します。

  • 転職の動機(なぜ転職をしたいのか)
  • 転職の目的(なんのために転職をするのか)
  • 企業選びの軸(どのような企業で働きたいのか)
  • キャリアビジョン・キャリアプラン(将来どのような自分になりたいのか)
  • 現在のスキル・実績(今の自分には何ができるのか)

これらを明確にすることで、転職活動の方向性が固まり、転職活動をより着実に、スムーズに進めることができます。

自己分析やキャリアの棚卸しは、自分一人で行うこともできますが、キャリアカウンセラーやキャリアコンサルタントなど第3者の意見を聞くこともおすすめです。自分では気づかなかった強みや弱みを指摘してくれたり、より説得力のある書類作成の手助けをしてくれたりします。

準備期間には、志望する業界や職種に関する情報収集も忘れずに行います。ネットで得られる情報には限度があるので、転職エージェントなどの転職のプロや実際にその仕事に関わっている人に聞いてみるなどして、より精度の高い情報を集めましょう。

応募・面接(平均2ヶ月)

準備が整ったら、企業の求人に応募し、書類選考や面接などを受けます。集中的に行い1ヶ月程度で応募から内定獲得まで終わらせるケースもありますが、平均では2ヶ月程度かかります。

書類の提出から面接、さらに一次面接から二次面接などの間には数週間の待ちが発生することもあるため、複数社に同時に応募し、並行して進めていく方法がおすすめです。

また、働きながら転職活動を行う場合は、平日の仕事の合間や夜などに時間を見つけて面接を受けに行くことになります。「忙しくて面接に行く余裕がない」といった状況にならないよう、現職のスケジュールの調整も行いながら進めましょう。

退職・入社手続き(平均2~3ヶ月)

無事に内定が出た後も、実際に働き始めるまで平均して2~3ヶ月の期間が必要です。この間に、転職先企業との条件交渉や入社日の決定、入社手続きを行います。

在職中の場合には、現在の会社の退職手続きも同時並行で行います。退職意思を伝える時期は、就業規則を確認しましょう。多くの企業で「退職する場合には1ヶ月前までに書類で申告する」といった内容が定められています。明確な記載がない場合は、人事部に問い合わせてみましょう。

中途採用は、退職や異動による欠員の補充が目的であることが多いことから、内定獲得後はあまり期間をあけずに入社するのが一般的です。

一方で、現在の会社を急に退職することは、そこで働く同僚や上司に迷惑をかけてしまう可能性があります。あくまで円満に退社ができるように、前もって準備しておくことが大切です。

転職活動期間が長い人の特徴

ネガティブ

転職活動にかかる期間は人それぞれ。2~3ヶ月のスピード転職を実現させる人もいれば、半年~1年かけて行う人もいます。

転職活動をできるだけ早く終わらせたい人は、転職活動を長引かせる原因を知り、しっかりと対策することが大切です。

ここからは、転職活動期間が長引きがちな人の共通点を紹介します。

転職の目的がない

転職の目的がない人や目的が曖昧な人は、企業選びに時間がかかったり、手当たり次第に求人に応募して不採用が続いてしまったりと、無駄な時間を使ってしまう可能性が高いです。

転職の目的は、応募する企業やポジションで本当に働きたいかどうかを見極めるための重要な要素です。

「とりあえず今の会社が嫌」「仕事に飽きてしまった」といった理由によっては、転職をしないほうが良いと判断できるケースもあります。

大切な時間を無駄にしてしまわないよう、転職活動を始める前に、転職の目的は明確にしましょう。

自己分析・キャリアの棚卸しが不十分である

自己分析やキャリアの棚卸しが不十分な人は、現在のスキルや経験に見合っていない求人に応募して、結果として書類選考や面接で不採用となってしまう可能性が高いです。

20代前半の第2新卒では、志望理由ややる気などからポテンシャル(将来性)を期待して採用されることもあります。

しかし、20代後半以降の中途採用は、基本的に即戦力採用。これまでの経験や資格、成果などから、募集しているポジションで仕事をこなすだけのスキルがあるかを見ます。

「自分にはこれくらいのスキルがあるはずだ」といった希望や推測が含まれた自己分析だと、採用の可能性が低い求人に応募して、時間を無駄にしてしまうことになるかもしれません。

書類や面接での通過率を上げるためにも、自己分析やキャリアの棚卸しは客観的に行うことが重要です。

応募のペースが遅い

求人に応募してから書類選考、面接などのプロセスを経て、最終的に採用・不採用が確定するまでには、ある程度の時間がかかります。

特に面接の日程は、仕事の調整ができ、かつ相手の企業にとっても都合のよい日から選ぶため、面接までに1週間以上の待ちが発生することも多いのが現状です。

そのため「1社ずつ応募していき、その会社で内定が出なかったら次の会社」といったやり方だと、転職活動期間が長引いてしまうことも。

転職活動期間をできるだけ短くしたい人は、複数社にまとめて応募し、同時進行させていく方法にしましょう。

転職活動の時間を確保できない

現職が忙しすぎて単純に時間が確保できないケースもあります。面接は平日に行われることが多いため、在職中の人は仕事を休むか、仕事の合間に時間を見つけて面接を受ける必要があります。

繁忙期や業務量が多い職場では、なかなか転職活動に費やせる時間が見つからず、時間がかかってしまうことがあるのです。

働きながら転職をスムーズに進めるためには、業務効率化などで残業を減らしたり、半日や1日有給を取って、複数社の面接をまとめて行ったりなどの工夫が必要です。

退職する準備ができていない

内定の獲得後、退職するまでに時間がかかってしまい転職活動が長引いてしまうことも。あなたがどれだけ辞めたいと思っていても、会社によっては繁忙期や人手不足を理由に、退職を一時的に引き止めることもあります。

引き止められた場合は、退職の意思や希望日をしっかりと伝えつつ、できるだけ上司や同僚などに迷惑がかからないように配慮することが大切です。

将来何かの縁でまた一緒に働くことになったり、お客さんとして関わることになったりすることもあります。「○○が退職してから大変だった」と悪い印象を持たれないように円満退職になるようにしましょう。

働きながら転職活動を行うコツ

転職活動には①働きながら行う方法②退職してから行う方法の2つがあります。

それぞれメリットデメリットがありますが、「キャリアに空白期間を作りたくない」「経済的に安定していたい」という人は、働きながら行う方法がおすすめです。

働きながらの転職活動は、仕事の合間を縫って行わなければいけないため、企業選びやスケジュール管理についていくつか工夫すべきことがあります。詳しく解説していきましょう。

入社希望日から逆算してスケジュールを組む

転職のタイミングについて「キリのよい年末や年度末で辞めたい」「繁忙期が来る前に転職したい」といった希望がある場合は、その日から逆算してスケジュールを組みましょう。

例えば4月から新しい会社で働き始めたい場合、次のようなスケジュールになります。(3ヶ月で転職活動を行うケース)

  • 準備:12月末~1月中旬
  • 応募・面接:1月中旬~2月下旬
  • 退職・入社手続き:2月下旬~3月上旬

転職で未経験の職種や業界に挑戦する場合は、内定を獲得するまでに時間がかかってしまう可能性があります。キャリアカウンセラーやコンサルタントに相談しながら、現実的な予定で進めていけるようにしましょう。

Web面接を活用する

以前は転職活動の面接は企業のオフィスで行われることが一般的でしたが、最近ではオンラインで面接(Web面接)を行う企業も増えています。

Web面接であれば、移動にかかる時間とコストをカットできるため、働きながらであっても比較的予定の調整がしやすいでしょう。

また、Web面接を実施している企業は、テレワークなどの柔軟な働き方への体制も整っていることも多いです。今後は在宅メインで働きたい人は、Web面接の実施有無も企業選びの基準の1つとすると良いでしょう。

転職の軸を明確にする

転職活動では、1社応募するたびに、書類の提出、面接日程の調整、面接準備、面接本番などの多くの時間と労力が必要です。

大切な時間を無駄にしてしまわないためにも、転職の軸を明確にし、本当に働きたいと思える企業にだけ応募しましょう。

具体的には、業務内容、勤務時間、勤務場所、必要なスキルや身につけられるスキル、福利厚生などの条件を整理します。転職活動の目的(ゴール)をはっきりさせておくことも重要です。

  • 仕事とプライベートをしっかり分けたい
  • 将来独立するためのスキルやキャリアを身につけたい
  • 今あるスキルを活かせる仕事に就きたい
  • 語学力を活かして働きたい
  • 妊娠や出産などのあとも働き続けられる職場が良い

このように転職先の企業に求めることや、あなたが理想とする働き方について思いつく限り書き出してみましょう。

今の仕事の手を抜かない

どうせ辞めるから、と目の前の仕事に手を抜いてしまうと、上司や同僚との関係が悪くなり、円満な退職が難しくなってしまう可能性があります。

「もう二度と関わることはないから」といった油断も禁物。、数年後に何かの縁でまた昔の同僚と仕事やプライベートで関わりを持つかもしれません。また、転職活動をした結果、今の職場で働きつづけると判断する可能性もあります。

退職時はもちろん、将来のトラブルを避けるためにも、退職する日まで、その会社の社員としてしっかりと業務を行うことが大切です。

転職サービスやエージェントを活用する

転職サービスや転職エージェントを活用するのもおすすめ。

これらのサービスでは、応募する企業の選定、応募の手続き、面接日程の調整、条件交渉などを行ってくれるため、自分一人で行うよりもスムーズに転職活動が進められます。

また、履歴書や職務経歴書などの添削や面接対策などを受けられるサービスも多くあります。これまで何人もの転職者を見てきた転職のプロの意見を参考にすることで、書類選考や面接での通過率を高めることができるでしょう。

転職活動期間まとめ

転職活動にかける期間は人それぞれですが、一般的には3~6ヶ月で行う人が多いです。

「1日も早く転職したい」「○月までには確実に転職したい」といった希望がある人は、希望日から逆算して予定を立てる、同時に複数社に応募するなどの工夫をすると良いでしょう。

転職の際には、今の会社に迷惑をかけないように退職することも重要です。退職の意思は余裕を持って会社に伝え、引き継ぎはしっかりと行いましょう。

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この記事を書いた人

石田ゆり
元システムエンジニア・コンサルタント。ERPパッケージソフトウェア会社にて設計から開発、品質保証、導入、保守までシステム開発の一通りの業務を経験し、その面白さと大変さを学ぶ。働く人々を支援するバックオフィス系システム・業務効率化ツール等に特に興味あり。趣味は旅行、ヨガ、読書など。

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