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問題と課題の違いは?ビジネスにおける問題の具体例や使い方を理解しよう

更新: 2024.04.05

仕事で上司に怒られることが多く、自分の働き方に問題や課題を感じる
部下がミスの多さから自信喪失していてこのままでは退職してしまうかもしれない

このようなお悩みを持つ方は多いかもしれません。

「問題」と「課題」には明確な違いがあります。これらを理解することにより、仕事で抱える様々な悩みを解決することに繋がるでしょう。

そこで本記事では、「問題」と「課題」の違いや問題の種類、ビジネスにおける問題解決のプロセスなどを解説します。

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この記事の目次

問題・課題・対策の違い

「問題」と「課題」の違いを解説する際には、合わせて「対策」という言葉も知っておくと理解しやすいでしょう。問題・課題・対策の違いは以下のとおりです。

  • 問題:果たしたい目的や目標とのギャップ
  • 課題:ギャップを埋めるためのアクション
  • 対策:アクションを起こすための具体的な措置

以下で、それぞれ詳しく解説します。

「問題」とは

「問題」という言葉のビジネスにおける意味を確認しましょう。

ビジネスの現場で使う「問題」という言葉は、一般的に「ネガティブな現状や事柄」を意味するために使われます。

例えば、「達成したい売上の目標に届いていない」「社員の定着率が低く毎月退職者が出る」といったように「達成すべき目標と現状との差(理想と現実の差)」が「問題点」です。

人、チーム、プロジェクト、会社など、規模によってもちろん問題の大きさや内容は異なりますが、共通してこのような意味合いで使われます。

「課題」とは

「問題」と混同しがちな「課題」の意味を確認しましょう。

ビジネスの現場では「問題」が「達成したい目標との差」であるのに対して「課題」はその差を埋めるために起こすべき具体的なアクションを指します。

「対策」とは

対策とは、アクションを起こすための具体的な措置を指す言葉です。

「課題」を達成するための具体的な行動という意味で使われ、近い意味を持つ言葉として「解決策」があります。

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辞書での「問題」と「課題」の違いと意味

辞書

「問題」と「課題」の意味は、辞書ではどのように定義されているのでしょうか。goo辞書で「問題」と「課題」を調べると以下のように定義されています。

「問題」の意味

  1. 解答を求める問い。試験などの問い。
  2. 批判・論争・研究などの対象となる事柄。解決すべき事柄。
  3. 課題。困った事柄。厄介な事件。
  4. 世間が関心をよせているもの。話題。

ビジネスの現場で使われる「問題」は2番目に近い意味で使われていることがわかります。

「問題点」のように使われる場合も2番目の意味で使われることが多く、「課題」と同じように使われることが多いようです。

「課題」の意味

  1. 与える、または、与えられる題目や主題。
  2. 解決しなければならない問題。果たすべき仕事。

ビジネスでは2番目に近い意味で使われています。

「〇〇に課題感がある」のように言うことがありますが、これは「〇〇には解決すべきことがある」という意味になります。

「問題」の種類

ビジネスで使う「問題」はさらに以下の3つに分類することができます。

  • 現状発生している問題
  • 将来的に発生する問題
  • 問題だと気づいていない未発見の問題

現状発生している問題

1つ目の「問題」とは、現在、目に見えて異常な事態が発生している状態です。

先程の例で挙げた「達成したい売上の目標に届いていない」というのは、現在その状況が発生している状態であるため、この分類に入ります。

これらの「問題」は、すでに異常な事態として客観的に認知されており、放置しておくと深刻化する可能性も高いです。そのため、早急に解決する必要があります。

将来的に発生する問題

2つ目の「問題」は、「今は現実の事態として確認されてはいませんが、将来的に個人やチームに悪影響を及ぼすであろう問題」です。

こういった「問題」には、その問題が実際に起こらないようにするための対策や、問題が起きた場合のための対応を講じておく必要があります。

将来的に発生するであろう問題のため、解決する優先順位としては低いでしょう。しかし、あらかじめ対策を打っておくことで、問題そのものを発生させることなく回避することも可能です。

問題だと気づいていない未発見の問題

3つ目は、「問題であると認識されていない未発見の問題」です。

例えば、当事者に問題意識がない場合でも、実は作業効率化や経費削減といったことが出来る場合があります。

これらの「問題」は、第三者による評価や当事者による現状の見直しによって顕在化します。

ビジネスにおける問題・課題・対策の具体例

ここでは、具体的な例を使って「問題」「課題」「対策」の違いを見ていきましょう。

  • 具体例1:営業成績が悪い
  • 具体例2:システム開発が納期に間に合わない
  • 具体例3:体調不良で仕事が遅れている

具体例1:営業成績が悪い

  1. 「個人の売上成績で今月は最下位」:問題(ネガティブな現状・事柄)
  2. 「売上を伸ばす」:課題(問題をポジティブな方向に変換・解決する方法)
  3. 「顧客に2つ以上の商材を提案する」:対策(課題を達成するための具体的な行動)

具体例2:システム開発が納期に間に合わない

  1. 「顧客へのシステムの納期に間に合わない」:問題
  2. 「コーディングの時間を短縮流する」:課題
  3. 「フレームワークを導入し、プログラマーの作業時間を10%カットする」:対策

具体例3:体調不良で仕事が遅れている

  1. 「体調を崩して1週間ほど仕事を休み、完了していないタスクが多数ある」:問題
  2. 「すべてのタスクを月末までに完了する」:課題1(現状の問題を解決するための対策)
  3. 「同僚や部下の協力を仰ぐ」:対策1
  4. 「健康管理を行う」:課題2(同じ問題発生を防ぐ将来的な対策)
  5. 「早寝早起き、食事の栄養バランスなどに気をくばる」:対策2

このように、すべての事柄は問題→課題→対策の順番で考えていくことができ、例3のように一つの問題に対して課題や対策が複数あることもあります。

仕事において発生しやすい「問題」とは

ビジネスシーンで「問題」に発展しやすい事態(問題の原因)について整理しましょう。

  • 仕事のミス
  • 上司への伝達不足
  • システムや製品開発の遅延
  • 人材不足
  • 社員のモチベーションが低い

仕事のミス

細心の注意を払っていたとしてもミスをしてしまうことはあります。

「クライアントとの会議で約束の時間に遅刻してしまった」
「システムエラーがある状態で納品をしてしまった」

これらの仕事上のミスによって引き起こされるのが、クライアントからのクレームなどの「問題」です。ここで注意してもらいたいのが、ミスそのものは「問題」ではないことです。

例えば会議に遅れてしまった、というミスを起こしたとしても、事前に連絡していたためクレームは受けなかった場合、「問題」は回避されたことになります。

上司への伝達不足

上司への相談や報告を疎かにすると、後に大きな問題になってしまいます。

例えば、仕事やプロジェクトの進捗が芳しくない、という場合に「相談する時間が取れない」「上司との関係があまり良くなくて相談しづらい」といったものがきっかけとなりやすいです。

可能な限り、社内ではコミュニケーションが取りやすい環境づくりが求められます。

システムや製品開発の遅延

IT業界においては、システムや製品開発の遅延はクレームや違約金の請求などの大きな問題になる可能性があります。

人材不足

人材不足も、業績の悪化や従業員の残業時間の増加といった問題につながる可能性があります。

そのため、「より多くの人を雇用する」「業務フローを見直し、作業を効率化する」といった対策を取る必要があるでしょう。

社員のモチベーションが低い

社員のモチベーションの低下は、生産効率の低下や離職率の増加といった会社全体に影響する問題を引き起こす可能性があります。

モチベーションを低下させる原因は勤務時間の長さや待遇、給料など様々。問題を解決するためにはその一つ一つの原因を分析し、対策をする必要があります。

問題が解決できないおもな原因

ビジネスの現場において、問題が全く無くすべて順調に物事が進むことは難しいことです。

もし、今あなたが問題を抱えていて、それを解決できないと感じている場合、以下の3つの原因のいずれかがあてはまるかもしれません。

  • 自分を客観視できていない
  • 危機感が不足している
  • 自分で解決できる範囲を超えている

あなたの働き方や仕事中の態度などを、今一度見直してみましょう。

自分を客観視できていない

問題解決には、物事を客観的に考えることが重要です。しかしながら、自分自身の問題となると自身の感情などもあり主観的に考えてしまいがちです。

「この問題はどうしようもない」「これはこういうものだ」と決めつけ、なぜどうしようもないのか、なぜこういうものなのか、と深く考えることを行っていない可能性があります。

客観視出来ていないと感じる人は、これまでの自分の仕事の方法を書き出してみたり、周囲に意見をもらうなどして、自分を客観的に判断することが必要でしょう。

危機感が不足している

問題を解決できない理由の一つとして、問題を認識していながらも危機感が不足しており、問題を深刻に考えることを行っていないことがあります。

「きっと大丈夫だろう」「もう少し様子を見てみよう」といったように問題から目を背けている間に、より深刻化してしまう可能性もあります。

特に、仕事を続けてきた年月が長くなるごとに、仕事に対する緊張感が失われやすいです。初心を思い出し、一つ一つの作業を丁寧にこなしてみましょう。

自分で解決できる範囲を超えている

自分の知識、スキル不足、あるいは問題の規模が大きくチームや会社単位で動かなければ解決できないというケースもあります。

この場合については後ほど詳しく解説しますが、自分で足りないスキルを身につけたり、上司や同僚など周囲の人々に協力を仰ぐ必要が出てくるでしょう。

部下がミスをした時の理想的な対応

仕事でミスをしたり、問題が発生してしまうのは、あなただけではありません。

例えば、あなたに部下がいたとします。その部下がミスをしてしまい、上司であるあなたにその責任が及んだとしたら、あなたはどんな行動を起こしますか。

部下を叱るだけでは、ミスをした本人の自信を失わせてしまう可能性が高いです。

そこで本章では、相手に自分自身の問題点を見直し、課題を見つけられる理想的な上司としての対応を4つ紹介します。

  • 問題点を明確にしてどうすればミスを防げたのか考えさせる
  • 人格や能力を否定しない
  • 偏った考えを押し付けすぎない
  • 見つけた「課題」と「対策」を徹底するよう約束する

問題点を明確にしてどうすればミスを防げたのか考えさせる

一度起きてしまったミスをなかったことにはできません。大切なことは次に同じようなミスを起こさないように指導することです。

そのために、「問題」「課題」「対策」を部下に考えさせることが必要です。

上司・先輩であるあなたが部下が考えた案に対してアドバイスをすれば、反省を促すとともに部下の成長にもつながり、またその部下との信頼関係を築くことも出来るでしょう。

人格や能力を否定しない

怒る時にやってはいけないのは、相手の人格や能力を否定することです。否定された相手は自信をなくし、今後の仕事にも打ち込めなくなってしまう可能性もあります。

厳しく指導することは時には必要ですが、あくまでも怒る対象はミスをしたことに限定し、しつこく責めたり繰り返し怒ることはやめましょう。

偏った考えを押し付けすぎない

極端なアドバイスや偏った考えを押し付けすぎないようにすることも重要です。

例えば「お前は〇〇だけやっていればいい」「上司の命令は絶対に従え」といった考えの押し付けは、部下が自分で考える力を失ってしまいます。

また、部下との関係の悪化にも影響するはずです。

あくまで、自発的に自分の何が問題だったのかを考えさせるよう促しましょう。

見つけた「課題」と「対策」を徹底するよう約束する

取り組むべき「課題」「対策」を見つけたら、それを徹底するように約束しましょう

そうすることで、部下は同じミスを繰り返さないように意識が変わり、仕事に対するモチベーションを高めることにも繋がります。

個人でできる問題解決までの主な手順

本章では、日々の生活や仕事で実践したい、問題解決のプロセスを7ステップで紹介。

  1. 現状を見直して「問題」をリストアップする
  2. 「問題」の原因と解決する優先順位を考える
  3. 「問題」を解決するための「課題」と「対策」を具体的に考える
  4. 「対策」を実際の行動に移す
  5. どれくらいの「問題」を解決できたのか達成度を共有する
  6. 解決できなかった理由や今後の対策を考える
  7. 新たなる「問題」に対する「課題」と「対策」を考える

「自分は大丈夫」「仕事は順調だ」という人も、以下の手順に沿って自分のビジネスプロセスを見直すことで、業務効率化や高い成果を上げられるかもしれません。

現状を見直して「問題」をリストアップする

問題を洗い出すためには、まず現状の自分の業務プロセス、プロジェクトの進捗状況、会社の売り上げなどを見直すことが重要です。

次に、洗い出した中から目標と現状とのギャップが大きい部分(問題)をリストアップします。

この時点では「これは問題ではないだろう」といった先入観は捨てて、些細な事であっても書き出すようにしましょう。

「問題」の原因と解決する優先順位を考える

次に問題の原因となっている事柄を考えます。

もし自分だけで見つからない場合は、第3者の客観的な意見をもらったり、そのギャップがない同僚と自分を比較してみると原因が見えてくるかもしれません。

原因が分かったら、優先順位を考えます。早急に解決した方がいい問題(緊急性)や解決しなかった場合の責任や損失が大きくなる(重要性)などを考えた上で順位を決めます。

「問題」を解決するための「課題」と「対策」を具体的に考える

優先順位を決定したら、その順番に従い解決するための課題を考えます。「課題」を洗い出した後は、その課題を達成するための「対策」を練ります。

ここでポイントとして、達成度を明確にするために対策は目的や目標を数字などを使って明確に表現するようにしましょう。

例えば、「新規顧客をたくさん獲得する」では、具体的なアクションは見えません。この場合、「一日5件、新規顧客に対してアポイントの電話をする」といったように、他者から見てもその詳細が分かるように設定してください。

可能ならば、自分以外の人に共有し、達成するための心構えを表明しましょう。

「対策」を実際の行動に移す

何をするべきか(対策)が決まったら、実際の行動に移してみましょう

もちろん想定通りに物事が進むとは限りませんが、そういった場合でも焦らず、日々の行動の結果を記録し、それらを分析することで次の対策を練りましょう。

どれくらいの「問題」を解決できたのか達成度を共有する

行動した後は、その結果として最初にリストアップした「問題」がどのくらい改善・解消できたのか、振り返り成果をまとめることも重要です。

まとめた結果はチームメンバーなどと共有し、フィードバックをもらうことがより理想的です。

解決できなかった理由や今後の対策を考える

解決できなかった「問題」については、なぜ出来なかったのか、「課題」「対策」のどの部分の分析が甘かったのか、といった理由を考えてみましょう。

自分の頭で考えることも重要ですが、第三者から意見をもらうのも有効です。

上司や同僚、部下、または家族や友人など様々な人から意見をもらうよう心がけてみてください。たくさんの人から意見をもらうことで、より正確な対策寝るヒントが得られるでしょう。

新たなる「問題」に対する「課題」と「対策」を考える

行動に移した結果、新しい問題や課題を発生することもあります。

発見した新しい「課題」に対して「対策」を考え、行動に移し、結果を振り返る、というサイクルを回していくことで問題を少しずつ解決させていきましょう。

チームの抱える問題や課題を洗い出す方法

チームで抱える問題や課題を洗い出す方法として、「ブレインストーミング(ブレスト)」という方法があります。

これは、チーム全員で自由に各自が感じている問題を書き出し、顕在化している問題・潜在的(将来的)な問題・より改善が見込める問題などに分類し、課題を導き出す方法です。

ここからはブレインストーミングの方法について説明します。あなた自身、あるいはチームの問題発見に役立ててみましょう。

  • ブレインストーミングのコツ
  • ブレストで出たアイデアは整理する
  • 課題をメンバー間で共有する

ブレインストーミングのコツ

効果的なブレインストーミングのためには、以下の点を意識するようにします。

  • 意見の批判はしない
  • 自由に意見を出す
  • アイデアや意見は質よりも量を重視する
  • 他のアイデアに自分のアイデアを組み合わせる

ブレストは大量の意見の中から本質的な問題・課題を見つけ出すための準備作業です。

まずはアイデアの内容や大小にこだわらずに多種多様な意見を出すことを目的として、より積極的かつ自由に発想・意見ができる空間作りをすることにも意識を向けましょう。

ブレストで出たアイデアは整理する

ブレストでは、メンバーをまとめるリーダーとアイデアを文面にまとめる書記を決めます。

リーダーは時間設定や意見を促すように気を配り、書紀はメンバーから出た意見をホワイトボードなどに書き出していきます。

出てきたアイデアの中で重複しているものを1つにまとめたり、別の視点からアイデアが出せないかなどを確認し、整理しましょう

課題をメンバー間で共有する

様々な立場のたくさんの人と関わりを持つビジネスの場においては、互いの理解不足によって発生する問題もあります。

最近では、仕事上のやり取りはメールやチャットで済ませる、という職場も多く人間関係が希薄になってきています。

しかし、特にチームで連携して業務を行う仕事の場合、少しのコミュニケーション不足が問題の原因ということも。

ブレストのように、メンバー同士が直接意見交換をしながら、互いに対する理解を深められる場を設けることも必要です。

問題解決にはフレームワークを活用しよう

より素早く、的確に問題点を導き出すにはフレームワークを使うのも効果的。

個人あるいは組織の強みや弱みを分析する「SWOT分析」、マーケティングの面から製品の課題を分析する「3C分析」などがあります。

本質的な問題を探るため、物事を分解して考える「ロジックツリー」なども有名です。

これらのフレームワークに従って分析を行うことで、問題解決の手段が分からない人でも取り組みやすいでしょう。

問題解決フレームワークの種類は、「ビジネスの問題解決に役立つフレームワーク21選!おすすめツールや本も紹介」も参考にしてみてください。

より高いレベルの「課題」を達成するには

より高いレベルの「課題」を達成するには

自分やチームの抱えている問題が、自分やチーム自身の持っている能力や知識だけでは解決できないことももちろん出てくるでしょう。

本章では、より高いレベルの「課題」を解決するための方法を4つ紹介します。

  • 周囲の人の協力を得る
  • 本を読んだりセミナーに参加したりして知識を広げる
  • 資格を取得する
  • 社会人向けの専門スクールに通う

周囲の人の協力を得る

例えば作業量が多くて分担が必要な場合や、自分の持っていない専門的な知識が必要な場合などは、他者に協力が頼めないか考えてみましょう

自分一人で解決しようとすると。視野や選択肢の幅が狭くなりがち。「人脈も自分の力」と考え、頼れる人の力は積極的に活用しましょう。

本を読んだりセミナーに参加したりして知識を広げる

自分の持っていない知識が必要で、周囲にその知識を持つ人がいない場合は、自分で本を買ったりセミナーに参加することで身につけることも必要です。

普段通りに仕事をこなしているだけでは新しい知識や技術に出会うことは少ないです。

身に付けた知識がたとえその問題の解決にはあまり役立たなかったとしても、その知識はあなたのスキルとして残ります。

資格を取得する

より専門的なスキルを必要とする場合、資格を取得するという手段もあります。

資格の取得には数ヶ月かかるかもしれませんが、一度取得できれば肩書きとして使い続けられるものも多く、そのスキルを定着させることができればキャリアアップなどにも繋がる可能性があります。

社会人向けの専門スクールに通う

働きながら独学で資格やスキルの習得を目指すことに不安がある人は、社会人向けの専門スクールに通うのもおすすめです。

スクールにはわかりやすいテキストや質問ができる体制が整っているため、効率的に学習を進めることができます。

社会人がビジネスで使えるスキル、例えば、Excelなどの使い方やプログラミング技術などを教えるスクールもあります。

問題と課題の違いを認識してビジネスで成果をあげよう

「問題」「課題」と聞くと、どうしてもネガティブな印象を持ってしまいます。

しかしビジネスの場においては、状況を改善しより高い成果を出すことに繋がる、ポジティブなものとして捉えられるのです。

状況が刻一刻と変化していく社会において、いつもと同じように仕事を続けるだけでは、より高い成果を上げることは難しいでしょう。

本記事を参考にしてもらい、「問題」と「課題」の違いから、自分自身の働き方を見直すきっかけにしてみてください。

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この記事を書いた人

石田ゆり
元システムエンジニア・コンサルタント。ERPパッケージソフトウェア会社にて設計から開発、品質保証、導入、保守までシステム開発の一通りの業務を経験し、その面白さと大変さを学ぶ。働く人々を支援するバックオフィス系システム・業務効率化ツール等に特に興味あり。趣味は旅行、ヨガ、読書など。

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