あなたは「どうしても仕事へのやる気が出ない」と悩んでいませんか? やる気がでない原因は「仕事が自分に合わない」「働き方に不満がある」というものから、心の病までさまざまです。
また、コロナウイルスの影響からリモートワークを導入する会社も増えてきたましたが、それによってますます自己管理をするのが難しく感じている人もいるのではないでしょうか。
今回は仕事へのやる気がでない時の対処法や、そもそもの原因を解説します。
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この記事の目次
仕事にやる気がある人はわずか6%?
leIdeal leadersに記載されている米ギャラップ社の調査によると、日本で熱意を持って働いている社会人はわずか6%で、調査対象139カ国中132位となっています。
つまり、仕事に対してやる気を見いだせていない人は94%もいるのです。
では、やる気が出ない人はどうしたらよいのでしょうか。
仕事にやる気が出ない原因とは?
そもそも仕事でやる気が出ない原因には何があるのでしょうか。
自分自身が「なぜ仕事にやる気がでないのか」を考えてみましょう。
- 仕事が自分に合っていない
- 働く意味や目的を見失っている
- 仕事の達成感がない
- 職場までの距離が遠い
- 給料が安い
- 人間関係に悩んでいる
- 自分の仕事を評価してもらえない
- 休みがなく体が疲れている
- 仕事が非効率すぎる
- 今の仕事に将来性がなく不安
- 副業の方が気になる
- 季節的な要因
- 病気の場合もある
仕事が自分に合っていない
どんなにいい性格で高い能力を持っていたとしても「適材適所」という言葉があるように、適した環境でそれらを発揮できないとなかなか思ったように仕事を進めることができないかもしれません。
あなたが持っているスキルや経験を思うように生かすことができないと仕事でのミス等に繋がり、それが思いがけないストレスを生んでしまうかもしれません。
自分に合っていない仕事を無理に続けていると、やりがいを失ってしまいます。
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働く意味や目的を見失っている
初めて仕事に就いた時は、人によって様々な「目標」であったり、こうなりたいと望む「未来像」のようなものがあったかもしれません。
「多くのスキルを身につけたい」だとか「出世してたくさんのお金を稼ぎたい」など、仕事に向き合う姿勢は多種多様です。
ですが、長く仕事を続けているとどこかでその目標を見失ってしまい、モチベーションを維持することが難しくなってくるかもしれません。
初めのころに抱いた「理想」と仕事に対する「現実」のギャップが大きいと、自分が働く意味や目的を抱くことは非常に難しいです。
特に仕事を続けていくプランを考えず「とりあえず」という軽い気持ちで就職活動を行ってしまった方は、こういった理由で仕事のやる気を失ってしまうパターンが多くみられます。
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仕事の達成感がない
1つの仕事を長く続けていると必然的にノウハウが身に付き、当初に比べて格段に仕事効率が上がってくるかもしれません。
その結果、昔は数時間かかっていた仕事を短時間でこなしたり、ミスをすることなく高いクオリティで仕事をこなすことができるようになるのです。
一見するとこれは非常に素晴らしいことではあるのですが、モチベーションの面を見ると必ずしも良いこととは言い切れなかったりもします。
つまり、仕事に慣れるということはそれだけ仕事を終えた際の「達成感」が薄れてしまい、どうしても一つ一つの作業が習慣化されてしまうということです。
特に新人として仕事を始めたころは用量を掴むことで上達するスピードも速いのですが、慣れてきてしまうとなかなか成長を感じる場面は少なく、どうしても今までやってきた仕事が流れ作業のようになってしまいがちです。
日々の仕事をマンネリに感じてしまうと、仕事に対してのモチベーションも必然的に下がってしまい、やる気が出なくなってしまうのです。
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職場までの距離が遠い
職場の立地環境によって、自宅から通勤する際の時間は人によって大きく変わってきます。
10分程度とかなり近い方もいれば、なかには1時間以上といった長い時間をかけて通勤している人も珍しくはありません。
加えて、朝晩の通勤ラッシュなどに巻き込まれてしまうと、長い移動時間は非常に苦痛になってくるでしょう。
場合によってはいくつもの交通機関を乗り継ぐ必要があったりと、住んでいる場所や地域によっても通勤に関する悩みは様々です。
会社に勤めた際は新たな環境に対する意気込みややる気に溢れており、こういった長時間の通勤も苦ではないかもしれません。
しかし、職場環境に慣れてくるとモチベーションが下がり、途端今まで通っていた職場までの長い道のりが苦痛になってきます。
毎日の生活のなかで人混みに紛れ、数時間の移動をこなし続けるのは楽なことではありません。
このことから、会社に行きたくないと感じる方は決して少なくはありません。
給料が安い
働く理由の一つとして、やはり多数を占めるのが「給料」ではないでしょうか。
日々の生活で必要となるお金を稼ぐため、高い給与にやる気を感じているという人も非常に多いです。日々の仕事が辛かったとしても、その対価として支払われる給与はモチベーションを上げる上では非常に重要な要素の一つです。
しかし、会社によっては思うように収入が上がる機会がなく、いつまでも変わらない給与で働き続けているという場合もあります。
年に数回のボーナスも想像していたもの以下だった場合、仕事に対してのモチベーションを上げることができず、やる気が出ないということも考えられます。
近年では仕事に対しての見直しなども行われてきましたが、それでもまだまだ仕事内容に対して払われる給与が満足できない職場も多々あり得ます。
数年働いてもほとんど給与額が変わらなかったりボーナスそのものが存在していないなど、給料をモチベーションとしていた人にとっては、こういった環境は非常に苦痛で嫌になってしまうでしょう。
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人間関係に悩んでいる
仕事をしていく上では、職場の同僚や上司とのコミュニケーションは必要不可欠となってきます。
しかし、そういった方々とのやり取りがうまくいかず、人間関係に悩んでしまうと仕事へのやる気を失ってしまうケースも多いです。
例えば、職場でよくある人間関係の悩みは以下のようなものが挙げられます。
- 上司や先輩との付き合いで飲み会へ参加することが多くて困っている
- 周囲のチームや部下のやる気がなく、どうしたらいいのか分からない
- 会社自体のコミュニケーションが非常に少なく人間関係が希薄
職場でのコミュニケーションは多くても少なくても、どちらも共に精神に負担がかかりやすい要素です。
いい人間が揃う職場は多少仕事がきつかったとしても頑張れるものですが、逆にどんなに条件のいい仕事でもそこにいる人々との人間関係が劣悪なものであると、やる気を出すことが非常に難しいものです。
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自分の仕事を評価してもらえない
頑張って仕事をやり遂げた時、人間は誰かにその姿を誉めてほしいと思うものです。
どんなに仕事の内容が苦痛だったとしても、それによって生み出された成果が評価されるとそれが達成感を生み、喜びへと変わります。
誰かがしっかりと自分自身を評価してくれるからこそ、それがまた次の仕事に向けてのやる気へと繋がっていくのです。
職場で働いていたとしても周りが自分の行いを見てくれておらず、あるいは正当に評価してくれない場合はモチベーションの維持が非常に困難です。
どれだけ辛い仕事をこなしても目立ったリアクションもなく、流れるように新たな仕事を積まれたり。
必死に働いているのに、きちんと仕事をしていない別の人間ばかりが注目されたり。
そういった環境ができあがってしまうと、仕事に対して真面目に取り組もうという気持ちすら薄れてしまうかもしれません。
ただし、仕事というのは「結果」が求められるものであり、厳しいようですがしっかりとした成果を上げなければ正当な評価を受けることは難しい、ということも理解しておきましょう。
やったこと全てが必ずしも成功する、という保証はありません。
取り組んだものが確かな結果を生み、職場にとっての利益に繋がるという要素も重要になってくるのです。
休みがなく体が疲れている
時には過酷な仕事をこなすため、残業時間を使って夜遅くまで仕事に取り組むこともあるかもしれません。
しかし、ほぼ毎日のように終電まで残らされたり、休日出勤が当たり前になっていたりと、本来当たり前に与えられるはずの休みがなければ、疲れがたまり肉体だけでなく精神的にもまいってしまいます。
あまりに行き過ぎた労働は肉体を疲れ果てさせ、ひどい時は病気などを誘発させるきっかけにもなりかねません。
近年ではかなり数は減ってきていますが、それでも世の中には不当な給与で長時間の労働を強いる「ブラック企業」が存在するというのも事実です。
時にはしっかりと休み、疲れた体をリセットすることが重要になります。
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仕事が非効率すぎる
日中業務を行っていると、仕事に対して「もっとこうしたほうが効率が良いのではないか?」と疑問を抱くことがあるかもしれません。
仕事に慣れてきたからこそ、もっと少ない労力で効率的に仕事を終わらせるための手段を思いつくことはよくあることです。
近年では様々な仕事に「デジタル」が活用されており、書類や入力作業などもデジタル化することで手間暇を削減させるだけではなく、生産性を一気に上げることが可能になってきます。
しかし、そうした効率的な働き方を思いついたとしても、職場によっては昔ながらの風習に縛られてしまい、結果的にアナログな方法を取り続けているという場合もありえます。
あえて非効率な方法で仕事をこなし続けなければいけないとなった場合、仕事に対するモチベーションを上げることは難しくなってきます。
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今の仕事に将来性がなく不安
仕事を続けていく中で「ここで働いていても、自分自身が成長することはできないのではないか?」という疑問を抱いてしまうかもしれません。
職場の環境だけでなく、その仕事を取り巻く業界全体の衰退など、将来のことを考えた時に不安になってしまうことはよくあります。
今や世界の技術力の進歩はめまぐるしいため、新たな技術が生み出されるその裏で、古くからある技術が衰退していくというのも厳しい現実です。
職場の将来性に限界を感じたとしても、自分一人ではその会社の将来性を向上させていくことは難しいかもしれません。
そういったことに不安を感じる方にとっては、早めに転職を考えたり、独立するなどといった方法で不安を解消するのが良い方法でしょう。
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副業の方が気になる
自分の好きなことを活かし、本業とは別の収入減を得ることが可能な世の中になってきています。
最近では副業を認めている企業も数多く存在しています。
ただ、元々多くの会社が副業を禁じていた理由の一つに、副業にばかり意識が向いてしまい、本業がおろそかになることを防ぐということがありました。
本業ではやりたくない仕事も我慢しながらこなす場面が出てきますが、副業は多くの場合自分の好きなことや興味のあることを題材として取り組むため、どうしても仕事を進めていく上での「楽しさ」から副業のことが気になってしまう人は多いのです。
こういったリスクを未然に防ぐため、企業からすると副業を禁止し、本業に専念してもらいたいのです。
最初はお小遣い稼ぎという程度で始めた副業が、いつしか本業の収入を超える時が来るかもしれません。
そうなってしまうと、やりがいと収入という二つの観点からモチベーションを上げることが難しくなってくるかもしれません。
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季節的な要因
5月病という言葉もあるように、5月になるとやる気が出なくなる人もいますよね。
4月に環境が変わって馴染めなかったり、GW明けで休み気分が抜けなかったりなどさまざまな原因が考えられます。
また、PR TIMESで発表された株式会社アックスコンサルティングの調査によると、5月に続いて6月にも仕事にやる気が出ない人が多いとされています。
梅雨の時期に入り、気分が優れないことが原因かもしれません。
このような季節的な要因によって、仕事に身が入らないこともあります。
病気の場合もある
やる気が出ない理由は様々な可能性が挙げられますが、もしかしたら集中できないというだけではなく、心の病が原因かもしれません。
例えば、近年では以下のような症状が理由となり、やる気が出ないことがあります。
- うつ病
- 自律神経失調症
- 無気力症候群(アパシーシンドローム)
- 橋本病
ここ最近ではどの心の病も非常に増えてきており、どんな方でも発症する可能性があるというのが恐ろしい点です。
こういった心の病は自分で改善するのは非常に難しいです。早めに専門のお医者さんに相談するべきでしょう。
仕事でどうしてもやる気が出ない時の対処法4つ
仕事にやる気が出ない時はどうしたらよいのでしょうか。以下で具体的な対処法を紹介します。
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対処法①仕事面
まずは仕事面における対処法を紹介します。
目標を決める
仕事にやる気を出すためには、やはり目標をしっかりと決めておくことが大切です。
ただ漠然と毎日仕事に向き合っていると、いつしか流れ作業のようになってしまい、モチベーションが下がってしまいます。
目標を達成する、という強い気持ちがあればそれに向かって日々の仕事に取り組む姿勢を作り上げることができます。
目標は様々で「収入を上げる」だったり「出世する」というものだったり「より高い技術を身につける」といった自分に関するもので構いません。
さらには自分のチーム全体の目標であったり、家族のためといった広い範囲を対象としたものでも良いかもしれません。
自分のためでも、他人のためでも、自分が頑張れると思う目標を考えてみてください。
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業務を効率化できないか考える
今やっている仕事をもっと効率的にこなすことができないか、色々と工夫することで日々の仕事を簡単に、より効果的に行うことができるかもしれません。
最近ではGoogleスプレッドシートなどで関数を使って自動集計ができたり、スクレイピングでウェブサイトの情報を抽出できたりと、無料でありながら仕事の効率を上げるために使うことができるツールがたくさん用意されています。
社内でのやり取りにしても、口頭や紙ベースではどうしても処理スピードが遅くなってしまいがちです。
そういう場合はチャットツールを導入することで瞬時に多くの方と連絡を取れたり、一度交わした会話の内容を再度履歴から確認することができたりと、仕事のミスを防ぐという意味でも活躍してくれます。
また、さらなる業務の効率化を目指すならばプログラミングが役に立ちます。
プログラミングを身につけると、社内用に特化した機能を持ったチャットツールを作ったり、マクロを組むことで専用の効率化システムを稼働させたりもできるのです。
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短い時間・期間を決めて頑張る
今いる職場で同じ作業を何時間もこれらから先も続けていくと考えると、その長さに不安を抱いてしまいモチベーションが下がることもあるかもしれません。
同じ作業を繰り返していると、今やっている作業に対する意義を見出すことができず、それを我慢したまま仕事を繰り返していくのは精神的に非常に大きな苦痛となります。
そんな時は短い時間や期間を自分の中で定め、その間はとにかく頑張ると自分で決めてしまいましょう。「1時間だけは集中する」や「1年間はとにかく頑張る」という感じで、自分の中で仕事に対するボーダーを決めることでやる気を持続させるのです。
様々な問題はあれど決めた期間はやり遂げる、という思いがモチベーションを上げるきっかけとなります。
また、終わりのタイミングを決めるということは「ずっと仕事が続く」という不安を解消することにも繋がります。
周囲の人と話す
一人きりで仕事に取り組み続けていると、どうしても考え込んだり悩んでしまうかもしれません。
機会を見つけて積極的に周囲の人と話をして、気分転換を図ってみましょう。
同じ仕事の話を同僚としたり、他愛ないプライベートの話でも構いません。
同僚らと話すことで職場に対しての意識共有をできるだけでなく、同じ職場の悩みを解決する手掛かりなどが得られるかもしれません。
また、友人や家族でもとにかく色々なことを話すことで心にため込んだものが軽くなるかもしれません。
同僚や上司といった職場の人間と違い、近しい間柄であればあるほど思い切った悩みを打ち解けることもできます。
仕事場に対する不満など、普段は言いづらいことも親しい人に話してみることで、誰にも伝えることのできなかったもやもやが消え去ってくれるのです。
思い切ってやる気がない理由や、自分の仕事への思いを吐き出すことで胸につかえていたものがとれ、精神のリフレッシュに繋がります
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対処法②生活面
次に生活面での対処法を紹介します。
しっかり休む
仕事のことが気になってしまい、休日も思ったように休むことができないといった方もおられるのではないでしょうか。
仕事の出来や進捗を気にすることも重要ですが、行き過ぎてしまうと肉体も精神も休まる暇がなく、徐々にすり減っていってしまいます。
休みの日は思い切ってスイッチを切り替え、思い切り体を休めるように心がけましょう。
疲れているのであれば睡眠をとったり、マッサージを受けるなどして肉体に残った疲れをとるのがおすすめです。
特に座り仕事や同じ体勢での作業が続く方は、知らず知らずのうちに肉体が凝り固まってしまっているので、その疲れがやる気を削ぐ原因になっている場合もあります。
また、休みの日は思い切り趣味に時間をかけたり、遊びに時間を使うなど自分勝手な時間を過ごすことで、仕事に追われて疲弊した心を潤すことができます。
休みの使い方は人によって様々ですが、まずは仕事のことをいったん忘れ、リフレッシュできることをやってみてください。
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たくさん食事をとる
疲れがたまって気分が落ち込んでいると、ついつい食欲まで失ってしまいがちです。
栄養を取らないと風邪をひきやすくなったり、寂しい気持ちになったりと肉体的にも精神的にも良いことはありません。
やる気が出ないというときは、いつもより意識して食事を多めにとるよう心がけてみてください。
思い切って自分の好きな食べ物を取るようにするのも良いでしょう。
食事は生きるためだけではなく、仕事をこなしていく上でも貴重なエネルギー源となります。
まずはしっかりと栄養を蓄え、休息と合わせることで肉体に活力を取り戻しましょう。
運動をしてストレスを発散する
仕事をする上ではストレスや不満はどうしても溜まってくるものです。
忙しさに対するものだけでなく、職場の環境や人間関係、健康面などその原因は様々です。
ストレスが原因からやる気を失い、職場に行くことすら嫌になってしまうかもしれません。ですが人間関係や職場をコントロールするのは非常に難しく、時間も手間もかかってしまいます。
そういった悩みを抱える場合、すぐには問題を解決できないのも困った点です。そんな時、いったん仕事のことは忘れ、思い切って運動をすることでストレスを発散することができます。
簡単に始められるものではウォーキングやジョギング、ヨガやストレッチがあります。
思い切ってなにかスポーツを始めてみるのも良いかもしれません。
特に同じスポーツを通じて新たな仲間ができることで、仕事以外のコミュニティも広がっていき、悩みやストレスを解消する手助けになるかもしれません。
運動に集中することで肉体的に健康になるだけではなく、心にため込んでいた不満を一時的に忘れることができ、精神的に非常に楽になります。
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生活している環境を変える
思い切って、現在の生活環境をガラッと変えてみるのも一つの手です。
通勤時間に困っている方は、住んでいる場所をもっと近くにすることで毎日の移動時間を短縮したり、一人暮らしを始めることで日々の生活に変化をもたらしてみましょう。
そうすることで生活に関わる費用なども変化するため、仕事で手に入る収入に関するモチベーションも上がるかもしれません。
なかなか簡単なことではありませんが、あえて大きな変化を取り入れることは、良い刺激をもたらしてくれます。
身の回りを掃除する
普段作業をしているデスクの周りや、作業場を綺麗にすることで気持ちをリセットすることが非常に効果的です。
大きな変化ではありませんが、身の回りを綺麗にすることで徐々に仕事に対するモチベーションを上げていくのです。
なにより掃除を終えて綺麗になった職場を見ることで達成感が得られますし、身の回りが綺麗になったことでマイナスになることはまずありません。
また、作業環境が綺麗になることで、そこで仕事をしようというやる気も出てくるものです。
汚い職場で気持ちよく働けるという人は、なかなかいませんよね。
些細なことには思えますが、毎日働く場所だからこそ清潔かどうかということは、非常に重要な要素でもあるのです。
身の回りが汚れている方は、まずは簡単な掃除から手を付けてみるのも良いかもしれません。
専門の病院に相談する
様々な工夫をこらしてみても、仕事に対するやる気やモチベーションが上がらず、集中することができないかもしれません。
そういった場合は心の病気の可能性を疑い、専門の病院に行くことも重要です。
お医者さんに相談することで適切な診断や治療方法が判明します。
心の病気はなかなか自分一人では気付きにくく、かつ治療することが非常に困難です。
専門家の意見をしっかりと聞くことで、きちんと原因を突き止め、しかるべき対処をとっていきましょう。症状がひどい場合は長期間仕事をお休みして様子見たり、治療に専念するようにしましょう。
それでもだめなら転職を考える
自分の性格やスキルが現在の職場に合っていないと感じる場合は、転職という手段も考えられます。
転職活動をするのは不安もあるでしょうが、世の中には様々な仕事があり、同じ職種でも場所によっては全く違う空気の職場があったりするのです。
自分にぴったりの仕事を見つけることは非常に難しいですが、自身に合わないという不満を我慢したまま今の場所にいるよりは、思い切って職場そのものを変えてしまうことも大切な手段の一つです。
給与や休日の数、職場の人数や空気、職場までの距離や福利厚生。
職場を変えるだけで変化があるものは実に様々です。
最近では転職サイトを利用することによってあらかじめ職場の雰囲気やそこに働く人の素直な意見なども確認することができるので、しっかりとした調べや準備を進めることで、自分によりあった職場を見つけることができます。
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部下のやる気を引き出す6つの方法
仕事のやる気を失う可能性があるのは、何も自分だけではありません。
自分の部下や後輩がやる気を失った場合、立場が上である方がモチベーションを上げる必要が出てきます。
職場で長く働いているとチームを任されたり、自分と共に仕事をこなす部下を管理する場面は必ず出てきます。
そんな時、自分にやる気があったとしても部下が仕事にモチベーションがなければ様々な問題も発生し、仕事もうまくいかなくなってしまいます。
同じ職場で働く仲間がやる気を失ってしまった場合、どのような手段で彼らを助けるべきなのでしょう。
その手段についていくつかご紹介します。
- たくさん相談に乗ってあげる
- 業務の負担を軽減してあげる
- 小さなことでも評価してあげる
- ミスを注意したらフォローも加える
- 目標を決めさせる
- 責任の大きな仕事をやらせてみる
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たくさん相談に乗ってあげる
やる気が出ない人は、なにかしら仕事に対する不満を抱いている場合が多いです。そういった方にはまず自分から話を聞いてあげるようにし、彼らが抱いている不満を聞き出してあげるようにしましょう。
上の立場の人間は、自分自身の仕事だけでなく周りの部下の管理も業務に含まれています。
なかなか部下から上司に相談することは踏ん切りがつかないこともあるので、上の立場の人間から積極的に話を聞いてあげるようにしましょう。
相談の中でやる気が出ない原因が分かったら一緒にそれを改善してあげるのです。
業務の負担を軽減してあげる
業務の負担から部下のモチベーションが下がっている場合、業務の効率化や見直しを行うことで、部下への負担を減らしてあげる必要があります。
先程説明したような効率化のツールを利用することで、日々の業務の負担を大きく軽減することができるかもしれません。
特にチャットツールを導入するだけでも、連絡の負担を減らせるだけでなく、より同僚や部下からの悩みを聞き出すこともできるようになります。
業務の中でミスが起こりやすい部分は、積極的に効率化を図ることで余計な負担を削除することができるのです。
チーム全体の負担が軽くなることで結果、時間的、精神的な余裕を得ることができ、仕事に対するやる気を向上させることに繋がります。
小さなことでも評価してあげる
特に若手社員達は、自分の行動に対しての評価を非常に気にする傾向にあります。
どんな些細なことでも、彼らの仕事に対しての行動を褒めてあげるように意識してみると良いでしょう。
仕事の結果だけにこだわらず、仕事に対する取り組む姿勢や言動、仕事の中で出てきたアイデアや言葉など、どんなことでも褒めてあげることで仕事に取り組む意欲を引き出すことができます。
ただ単に良い評価を誉めるだけではなく「こういう風にしたほうがいい」というようなアドバイスを与えることも重要です。
仕事のミスを追求するのではなく、解決方法を提示してあげることで自分が気にかけられていると感じ、それがモチベーションにも繋がります。
自分のことをきちんと見てくれている、と思うと相手も自分に対して安心してくれるようになり、より良い信頼関係を築くことにも繋がってくるのです。
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ミスを注意したらフォローも加える
時には部下のミスを厳しく叱る場面も出てくるかもしれません。
仕事ではやはり結果が求められるものですから、シビアにならざるを得ない時は必ずあります。
同じミスを繰り返させないためにも厳しくする必要はあるのですが、部下にとってはそれがストレスとなりやる気を失ってしまうというケースも珍しくありません。
ミスをした以上、責任は部下にあるのは当然なのですが、だからといって一方的に責め立ててしまうと相手も萎縮してしまい、結果としてそれがモチベーションの低下に繋がりかねません。
ミスを未然に防ぐことは大事ですが、必要以上にミスを恐れやる気を削いでしまうのは逆効果です。
怒りに任せて相手を怒鳴りつけるのではなく、その中に先程のようなアドバイスやフォローを混ぜると良いでしょう。「ミスしないようにこうすべきだ」「次回はこうしてみたら良い」というような、ミスに対し部下を導いてあげるような一言があると、随分と印象が変わってきます。
やるべきことがはっきりすると、また仕事に取り組む上でやる気が出てくるものです。
目標を決めさせる
漠然と仕事をこなすのではなく、部下にもしっかりとした目標を決めさせ、それに向かって仕事を進めるように心がけましょう。
大きなものでなくても、1週間あるいは1日といった細かな目標を定めることでこつこつとそれに取り組み、やり遂げた時の達成感を得ることができます。
その結果、やがて大きな目標に向けて同じように取り組み、達成してくれるようなやる気を持って仕事に臨んでくれるようになることでしょう。
仕事では時には大人数で一つの大きなプロジェクトに挑まなければいけない、という場面も出てくるかもしれません。
それぞれに役割があり、責任を背負わされるということも珍しくはないのです。
そういった場面でしっかりと最終的な目標を見据え、やる気を自身で維持して仕事に取り組んでくれるように、日々の仕事の中で目標を意識させていくことが重要です。
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責任の大きな仕事をやらせてみる
仕事をやっていく上で、やはり責任というのは誰しもに関係してくるものです。
責任感を強く感じるほど、仕事をやらなければいけないと人は感じるもの。
責任感を煽るような方法はあまりポジティブとは言えないかもしれませんが、逆に責任ある仕事を任せるということで「自分は信頼されている」と感じる人もいます。
大きな仕事、重要な仕事を部下に託すことで「部下を評価する」ということにも繋がり、前向きなモチベーションの上げ方をすることができるのです。
成功すれば部下の評価は上がりますし、昇進やボーナスアップなどに繋がると、さらにやる気を出してくれるかもしれません。
もちろん部下が失敗したとしても、ミスを反省させると共にアドバイスやフォローを加えることで、仕事でめげないようなメンタルを作り上げていってもらうのです。
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仕事のやる気が出ない時は原因から探ってみよう
仕事は楽しいことばかりではなく、時には辛く厳しいものです。
仕事に煮詰まったり環境に不満を抱くことで、嫌だ、逃げたいという気持ちが強くなってしまい、やる気が出なくなることもあるかもしれません。
職場によって仕事をこなす環境は実に様々で、自分に完璧に合った仕事、職場、人間関係というのは非常に難しいものです。
しかし、やる気が出ないということはそれだけ行動や考え方、業務環境や効率化など改善できる点が多々あるかもしれない、ということでもあるのです。
それらを改善することで結果として職場での仕事が楽しくなったり、自分のさらなるスキルアップに繋がったりする可能性も十分にありえます。
なぜ自分がやる気が出ないのかを正しく分析し、なにがやる気の低下につながっているのか、その原因を考えていく事が重要です。
もしそれが解決できるものであれば日々の生活を工夫することによって乗り越えたり、時には環境そのものを大きく変えるという決断も必要になってくるかもしれません。
今回の記事を参考に、今の自分に適切な対策は何なのかを考えてみてください。
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