「会話を通して相手が本当に思っていることを引き出せる」
「言いづらいことをざっくばらんに話せる空気が作れる」
「コミュニケーション能力には自信がある」
「就職活動ではコミュ力の高さをうまくアピールしたい」
「『長所はコミュ力』を自己PRでうまく伝える方法を教えてほしい」
長所のコミュニケーション能力を就職に活かしたいと考える就活生は多いでしょう。
実際、就職活動ではいかに自分をうまくアピールするかが重要ですから、面接官に伝わる形で長所をアピールしたいところです。
そこで本記事では、就職・転職を控える方向けに「長所はコミュニケーション能力」とする自己PRの考え方として、言い換えや例文などを紹介します。
この記事の目次
そもそも「コミュニケーション能力」とは?
コミュニケーション能力とは、そもそもどんな能力なのでしょうか。
日本コミュニケーション能力認定協会によれば、コミュニケーション能力とは、人と意思疎通するための力。さらに突き詰めると「人と理解しあうための力」と定義しています。
コミュニケーション能力を構成する要素としては、おもに以下があります。
- 話す力(対話力)
- 聞く力(傾聴力)
- 書く力(文章力)
- 読解力・非言語コミュニケーション(言葉以外の手段で伝える能力)
- 共感力
「おしゃべりな人やトーク力がある人=コミュニケーション能力が高い」というイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし実際は間違いで、コミュニケーション能力を構成する要素は、上記の通りさまざま。
これらの複数要素をうまく組み合わせ、巧みに利用して人間関係を構築できる人こそが、コミュニケーション能力が高い人なのです。
日常生活を送る上で、人と関わらずして生きていくことはできません。「自分は1人でも生きていける」と思っていても、実際はどんな物事にも人の手は少なからず介在しています。
コミュニケーション能力は、生きる上で必要不可欠な能力といっても過言ではありません。
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「長所はコミュニケーション能力」とする自己PRの4つの考え方
就職活動でコミュニケーション能力をアピールする際の4つの考え方を紹介します。
- 結論から伝える
- 伝わりやすい表現に言い換える
- 具体的なエピソードを盛り込む
- どのように仕事に活かせるか伝える
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結論をはじめに伝える
何かを伝える際、結論からはじめると相手に伝わりやすいです。これはコミュニケーション能力を自己PRで長所としてアピールする際も有効。
エントリーシートなどの応募書類と面接の両面において役立つでしょう。
ここで参考にしてほしいのが、「PREP法」というフレームワークです。
PREPとは、以下の4つの頭文字を取ったもの。
- Point:結論
- Reason:理由
- Example:事例
- Point:結論
上記の4つに当てはめて文章を考えると、話が伝わりやすくなるでしょう。
例えば、初めに「私の強みは顧客の潜在ニーズを引き出すことです」と伝えます。続いてその強みが鍛えられた理由および根拠となる事例を提示。
最後に改めて顧客の潜在ニーズがアピールポイントであることを話すと、相手に説得力もって、伝えたいことを伝えられるようになります。
PREP法の詳細は「わかりやすい文章構成にはPREP法がおすすめ!伝わる文章の書き方も解説」で解説していますので、ぜひ参考にしてください。
伝わりやすい表現に言い換える
「コミュニケーション能力」をもっと相手に伝わりやすい表現に変えましょう。
例えば「話を聞くのが得意」に言い換えると、以下の通り。
また「伝えるのが得意」に言い換えると、以下の通り。
「話を論理的に誰にでもわかりやすく伝えられる」
「思いや情熱を言語化できる」
このように、「コミュニケーション能力」から一歩踏みこみ、より掘り下げてあなたの強みを伝えましょう。
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具体的なエピソードを盛り込む
自己PRでは、具体的なエピソードがないと説得力に欠けます。
日常生活のエピソードの中で、コミュニケーション能力の高さをアピールできるポイントを探してみましょう。
これはエ応募書類でコミュニケーション能力をアピールする際にも有効。
書類は時間を取って読みますから、あなたの魅力を簡潔かつ具体的に説明してください。
前職でのエピソードを盛り込む
転職活動でコミュニケーション能力をアピールするなら、前職で評価されたポイントと関連付けて説明しましょう。例えば以下の通り。
- クライアントから伝えたいことをよく汲み取ってくれる
- 理想を反映したサービスを提供してくれた
「ニーズを聞き出す能力」は、ビジネスコミュニケーションで重要視されます。
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仕事以外でのエピソードも探す
企業が求めるコミュニケーション能力は、仕事以外で発揮されることもあります。
例えば以下の通り。
- 社会人サークルでメンバーと連絡を取りながらイベントを開催した
- 学生時代に就活の意見交換の場を幹事として取りまとめた
学生時代の文化祭や社会人サークルでのイベント運営の経験があれば、企業においてもコミュニケーションを円滑に行えるアピールになるでしょう。
どのように仕事に活かせるか伝える
コミュニケーション能力を仕事でどのように活かせるかも伝えましょう。
すると企業はあなたが会社で働いているイメージを持てます。実際の業務は入社後にしかわからない面も多く、「役に立ちたい」という意欲を示すことも可能です。
例えば、前職でクライアントから「話をよく汲み取ってくれて、言う前にこちらが求めていることを提案してくれた」と評価されたことを伝えます。
そして「貴社でもお客様の言葉に耳を傾け、気持ちに寄り添いながら、お悩みを解決できるようにサービスを提供して参ります」と締めるとうまく話がつながります。
「長所はコミュニケーション能力」をアピールする例文
コミュニケーション能力を長所としてアピールする例文を紹介します。
レストランのスタッフとして、お客様の対応や案内をを担当していました。店内が混み合いますと、どうしてもお客様をお待たせしてしまうことがあります。そのような場合には、席にご案内してからも積極的なお声掛けを心がけました。
オーダーの傾向や召し上がった感想を伺って、お客様のニーズに合った提案も行いました。その結果、「おいしいごはんと快適なサービスが楽しめたよ」といっていただき、常連になっていただけました。
貴社でも相手の要望に答える誠実な対応で、お客様の信頼を獲得したいです。
このように、まずアピールしたいポイントを書き、次に実際のエピソードを盛り込み、アピールポイントの根拠とします。最後は、入社後のイメージが持てるような文で締めます。
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面接でコミュニケーション能力をアピールするポイント
書類ではうまくアピールできたとしても、面接で「実際会ってみたらコミュニケーション能力はさほど高くないな…」と思われるのは避けたいです。
そこで本章では、面接でコミュニケーション能力をアピールするポイントを3つ紹介。
- 笑顔は最大の武器
- 質問の意図を正しく汲み取る
- 質問の答えを分かりやすく伝える
笑顔は最大の武器
面接では、好感が持てる笑顔は最大の武器。
気持ちの良い笑顔でやりとりができると、採用担当者は書類の内容だけではなく、実際に人当たりのよい方なのだと理解してもらえるはずです。
緊張で表情が固くなるのは仕方がありません。その中で自然な笑顔を相手に向けられるように、模擬面接などを通して練習しておきましょう。
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質問の意図を正しく汲み取る
面接官は「受け取る力」と「伝える力」を重要視しています。
まず、面接での「受け取る力」とは、「質問の意図を正しく理解すること」です。
自分をアピールしようとすると、自分に意識が向きがちです。そうすると、面接官が意図することを正しく理解できなくなり、受け答えがちぐはぐになる場合も。
質問の意図を汲んで、面接官が求める答えを冷静に導き出す必要があります。
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質問の答えを分かりやすく伝える
面接での「伝える力」とは、「質問に対して的確に答えること」です。
面接官は、質問に答えてもらう際、PREP法のように構造的に物事を説明できるかを見ています。
面接対策をする場合は、周囲の人にも答え方を聞いてもらい、論理的に説明できているかを客観的に判断してもらいましょう。
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「長所はコミュニケーション能力」を深掘りして伝えよう
就職・転職を控える方向けに「長所はコミュニケーション能力」とする自己PRの考え方として、言い換えや例文などを紹介しました。
コミュニケーション能力を転職・就職でアピールするのは間違いではありません。問題なのは、「漠然としたアピール」に留まることです。
「コミュニケーション能力の高さ」は誰もが書きそうな強みなので、いかに深掘りして具体的に伝えられるかが鍵となります。
また、エントリーシートでアピールするだけでなく、面接でも面接官の話を「まず聴く姿勢」を心がけ、面接官が聞きたいことを的確に答えられるように工夫しましょう。
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