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ドットインストールとは?評判・Progateとの違いを初心者向けに解説

更新: 2024.07.25

ドットインストールとは、プログラミング初心者向け学習サービス。本記事ではドットインストールの特徴や評判、同様に初学者向けサービスとして人気のProgate(プロゲート)との違いも紹介します。

プログラミング初心者が挫折しそうになった時の対処法や、中級者・上級者にレベルアップするための方法も紹介しますので、これからプログラミングを学ぶ方は必見です。

この記事の目次

ドットインストールとは?6つの特徴

ドットインストールは、国内でも人気なプログラミング学習サイトの1つ。ここではドットインストールの特徴を6つご紹介します。

  • 無料で利用できる
  • スマホからでも視聴できる
  • 現役のエンジニアに質問できる
  • 勉強会も定期的に開催される
  • 学べるプログラミング言語が豊富
  • 開発環境を整える必要がある

無料で利用できる

ひとつめの特徴は、無料で利用できることです。ドットインストールは無料でプログラミング学習をスタートできるサービスです。

HTML&CSSやJavaScriptなど、基礎的な部分は無料で学べます。ただし、有料会員(プレミアムサービス:月額1,280円(税込) ※2024年5月時点)にならないと学習できない講義が多い傾向です。

有料会員になると、学習をサポートする下記の機能が利用できます。

  • プレミアムレッスン動画の視聴
  • 現役エンジニアへの質問が可能
  • 文字起こしの閲覧や検索
  • ソースコードの閲覧や比較
  • 講義音声の切り替え
  • 再生速度の変更
  • 256timesへのアクセスが可能

また月額2,948円(税込)(※2024年5月時点)の法人向けプランもあります。法人向けプランでは企業の福利厚生や自主学習としての利用も可能。また請求書払いに対応しています。法人向けダッシュボードも用意されるため、企業内では法人向けプランが使いやすいかもしれません。

ドットインストールは無料でも利用でき、さらに有料であるプレミアムプランや法人向けプランを選択すると、さらに使い勝手が良くなります。

動画形式の講義

出典:ドットインストール

ドットインストールは動画による学習スタイルなので、内容が頭に残りやすいのが特徴。

また、動画も3分ほどの長さのものがほとんどで、内容も初心者向けとなっています。

動画を見ながら自分で手を動かしてコーディングなどの作業を進めることで、頭に残りやすく、より確実にスキルを身につけることができるのです。

スマホからでも視聴できる

ドットインストールの動画講義は、スマホからでも視聴できます。そのためたとえば出勤中の電車の中や休憩時間中にも、カジュアルな形で学習できることが強みです。

学習をしたいと思っても、パソコンでしか視聴できないとなると、なかなか手軽に利用できません。その点ドットインストールであれば、スキマ時間を利用した学習が進むはずです。

現役のエンジニアに質問できる

現役のエンジニアに質問ができることも魅力のひとつです。

動画形式の講義であっても、やはり疑問点は出てくるのではないでしょうか?そのようなときは、現役のエンジニアに直接質問ができます。動画の中でわからなかったこと、疑問に思ったことを解決できるため、学習がよりスムーズになるでしょう。

勉強会も定期的に開催される

さらにドットインストールでは、定期的に勉強会が開催されます。有料であるプレミアムプランもしくは法人プランのみの特典ではありますが、「256times」と呼ばれる勉強会に参加可能です。

勉強会では問題が出され、課題に答えて提出する形式が取られています。解答は他の受講者のものも見られるため、プログラミングに関する視点を広げるためにも役立つはずです。

学べるプログラミング言語が豊富

ドットインストールは、2022年7月時点で474のレッスンを7,119本の動画で提供しています。

学べるプログラミング言語は主に以下の通り。

  • HTML&CSS
  • JavaScript
  • Ruby
  • Python
  • Java
  • PHP
  • Go
  • Kotlin
  • Swift

基礎的な言語が学べるのはもちろん、GoやKotlinなどの新しい言語も学べます。

また、他の学習サイトに比べてJavaScript関連の講座が充実しているのが特徴。

「Vue.js」「React」「jQuery」「Node.js」「AngularJS」なども学べます。また、実際にストップウォッチやタイピングゲームなどのミニアプリを作ることで、より実践的な学びを得ることができます。

そのほか、AWSやgitなどの講座もあるため、このサービス1つでプログラミングに対する理解が深められるでしょう。

開発環境を整える必要がある

ドットインストールは、PCを準備しただけで始めることはできません。まず、プログラムの開発環境を構築することが必要になります。

ドットインストールの動画では、テキストエディターとしてAtomが使われています。まずはAtomをPCにインストールしましょう。ドットインストールの動画の解説も分かりやすいのでおすすめです。

Atomのインストール方法については、以下の記事でも解説しています。こちらも参考にしてください。

【開発終了】Atomエディタのインストールから日本語化までを解説

またRubyやPythonなど、環境構築が必要となる言語を学習する場合は「cloud9」がおすすめです。初心者でも短時間で環境開発ができます。

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ドットインストールの評判

ドットインストールの評判をSNS上で調査しました。

「講義が動画でわかりやすい」「ミニゲームを作るので達成感がある」など、かなり好評でした。一方で「ドットインストールで学んだだけでは実務レベルのスキルは身につかない」という声も。

エンジニアとしての転職を考えている場合は、プログラミングスクールなどで実践的に学ぶほうがよいでしょう。

ドットインストールの注意点

SNS上の口コミから、ドットインストールは評判の良いサービスであることがわかりました。しかし実際に利用していく上で注意するべきこともあります。それではこれから利用していきたいと考えている方に向けて、ドットインストールにおける3つの注意点を解説します。

注意点1:コンテンツの情報が古い場合がある

まずはコンテンツの情報が古い場合があることに注意が必要です。

ドットインストールは長く続いているサービスです。それゆえ講義動画が以前に作成されていることもあり、情報が古い可能性があります。

IT関連の情報は、日々新たなものへと更新されていきます。1年経つと、以前の情報が時代遅れになってしまっていることもあるでしょう。

もちろん定期的なアップデートが行われていますが、100%でないことも考えられます。過去に公開された講義動画は、最新情報ではない可能性があるため注意しましょう。

注意点2:学習環境はオンラインのみ

次の注意点は、学習環境がオンラインのみであることです。講師から直接は学べません。

オンライン学習の場合、ご自身での開発環境構築が求められます。パソコンにソフトウェアをインストールしたり、設定をしたりしなければなりません。パソコンをプログラミングができる状態に整える必要があるのです。

開発環境にいる方であれば問題ないかもしれません。しかしイチからプログラミングを学びたいと思っている方であれば、開発環境を整えること自体が難しい可能性もあります。

オンラインで学習できる環境を整えられるよう、事前段階での学習が必要となるかもしれません。

注意点3:一部説明が省略されてしまう

注意点の最後としてご紹介するのは、一部説明が省略されてしまう場合があることです。

ドットインストールでは初心者の方がほしい解説が、あまり丁寧にされないことがあります。もちろん講義動画ですから、説明は丁寧にされます。しかしやはりオンライン講義である以上、ご自身が「もっと詳しく説明してほしい」と感じるところが省かれることもあるでしょう。

そのため理論的に考える方にとっては、納得できないことがあるかもしれません。プログラミングを志す方には理論的な方が少なくなく、挫折の原因になるとも考えられます。

初心者はドットインストールとProgateどっちを使うべき?

出典:Progate
Progateは「プログラミング学習の登竜門」といわれるほど有名な学習サービス。

「ドットインストールとProgate、どっちで勉強するか迷っている」という方も多いのではないでしょうか。

そこで、どのような方にProgateがおすすめなのか、ドットインストールとどのような点で違いがあるのか解説します。

パソコン・ITの知識に自信がない方はProgateがおすすめ

結論、パソコンやITに関する知識にあまり自信がない方は「Progate」の方がおすすめです。

一方で、仕事でパソコンを使っており、最低限のIT知識がある方は「ドットインストール」を使ってみましょう。

その理由は、ドットインストールとProgateでは、学習をスタートする前の準備段階に違いがあるからです。

大きな違いは開発環境の構築が必要かどうか

ドットインストールでは開発環境を自分で整える必要があります。一方、Progateではそれが不要。

Progateはウェブブラウザ上で操作できるので、パソコンやITにあまり詳しくない方でも、すぐに学習を始められるメリットがあります。

その点、ドットインストールは自分のPCにテキストエディタをインストールしたり、言語によっては環境構築をしたりする必要があります。

そのため、パソコンの操作に慣れていない方がドットインストールで学習をしようとすると、学習スタートの準備段階でつまずき、挫折してしまうことも。

つまり、ドットインストールかProgateどちらで勉強すべきかは、ご自身のIT知識レベルに合わせて考えるのが重要です。

Progateはスマホでも学習しやすい

もう一点、ドットインストールとProgateとの違いを挙げるとしたら、スマホでの学習のしやすさです。

Progateにはスマホアプリがあり、隙間時間などを使って学習を進めやすいメリットがあります。

一方ドットインストールはスマホで学習するのは厳しいかもしれません。

ただ、ドットインストールはProgateよりも実践的な学習ができる点がメリットです。

そのため「とりあえずプログラミングがどういうものなのか知りたい」段階であればProgate、「実践を見据えたプログラミングスキルを身につけたい」段階であればドットインストールという選び方もいいでしょう。

まずはProgateでプログラミングがどんなものなのかを把握し、次にドットインストールでの学習を始めるという方もいます。

質問機能があるのはドットインストール

ドットインストールにもProgateにもメリットがありますが、質問機能があるのはドットインストールです。Progateには質問機能がありません。

オンライン講義動画は一方的になりがちなため、わからないことが出てくることもあるでしょう。そのようなとき、現役プログラマーへの質問ができるドットインストールは心強い存在です。

ただしもし、わからないことはご自身で調べたいとの気持ちを持っている方であれば、Progateでも問題ありません。もし質問をして明瞭になった状態で学びたいと考えるなら、ドットインストールの方がおすすめです。

ほかサービスとの違い

ドットインストールと似たサービスは、Progate以外にもあります。それではドットインストールとその他のサービスの違いとはどのようなものでしょうか?

どのような方法でプログラミングを学ぶか迷っている方は、下記でご紹介する内容を踏まえながら、ご自身に合ったサービスを見つけてください。

Udemy

「Udemy」は210,000以上のコースが用意されており、学びたいコースをご自身で決められるのが特徴です。Python3入門やAI講座、データ分析、ITパスポート試験対策など、さまざまなコースが揃っています。

カテゴリーも開発をはじめ、デザイン、マーケティング、写真、ビジネススキルなど多彩。ひとつのコースの価格もそれほど高くなく、さまざまなことを広く学びたい方に役立つサービスです。

侍テラコヤ

中学生・高校生向けのプログラミング学習サービスであるのが「侍テラコヤ」です。学生向けのサービスなので、ゼロからプログラミングを学びたい方でも無理なく利用できるでしょう。

月額2,980円からはじめられるリーズナブルさも魅力のひとつ。現役エンジニアとのオンラインレッスンやQ&A掲示板があるなど、学習環境も整っています。

ドットインストールはどんな人におすすめ?

それではドットインストールはどのような人におすすめなのでしょうか?おすすめの人の特徴を見ていきましょう。

【おすすめの人】

  • 学習のためのコストを抑えたい人
  • わからないところを質問して解決したい人
  • スマートフォンで手軽に学習したい人
  • 環境構築から学びたい人
  • Webサイトの制作を目指している・携わりたい人
  • マイペースに学習を進めたい人

ドットインストールはフリープランであれば無料で学べます。プレミアムプランであっても月額1,280円(税込)と安価なため、学習にかかるコストを抑えたい方におすすめです。

またスキマ時間にスマートフォンで学びたいながら、質問もしたい、環境構築も学びたいと考えている方にも適しています。環境構築から学べれば、実践力が身につくはずです。

トータルで考えると、Webサイトの制作に携わっている方、サイト制作者を目指している方や、マイペースで学習を進めたい方に向いています。オンライン学習はご自身の好きなときに、好きなところで学習できる自由さがあるのが魅力です。

ドットインストールで学習を始めるまでのステップ

これからドットインストールでプログラミングの学習を始めたいと思われているなら、まず始め方について知っておきましょう。

学習を始めるには少しコツが必要です。始める前に挫折してしまわないよう、ご紹介するステップごとの内容について把握しておいてください。

①学習環境を整える

ひとつめのステップは、学習環境を整えることです。

学習環境の整え方は、ドットインストールの教材にも記されています。PHPやPythonなどの言語を学ぶための環境を構築してください。

②会員登録する

学習環境が整ったら、会員登録をしましょう。もし学習環境をご自身で整えられなかったら、会員登録をして、教材を確認してから整えていっても構いません。

無料でも会員登録できますが、無料会員は初級動画しか閲覧できません。中級者・上級者の方は、プレミアム会員もしくは法人会員になったほうが意義があるはずです。

③レッスンを見て手を動かしてみる

会員登録を済ませて開発環境も整ったら、実際にレッスンを見ながら手を動かしてみてください。動画で紹介されたコードは、実際に記述してみるとより理解力が深まります。

コーディングは自分の手で行うものです。ご自身でコードを書いてみて、実際にうまく動作するかどうかを確認してみましょう。記述してみると「うまく動かない」と感じることがあるかもしれません。

レッスンを見て手を動かしてみて、正常に動作するか確認するサイクルを繰り返しましょう。そしてわからないことは質問をしたり、ご自身で調べたりして解決してください。その中で自然とコーディングのスキルが上がっていくはずです。

ドットインストールの学習内容を効果的に身につける方法

それでは具体的に、ドットインストールを使って効果的にプログラミングを学習する方法について見ていきましょう。ポイントとなるのは次の6つです。

  • 一度の学習で完璧に理解しようとしない
  • 学習目的をはっきりさせる
  • 自分で手を動かして勉強する
  • わからないことはすぐに調べる
  • 毎日少しずつこなす
  • 何度も反復する

一度の学習で完璧に理解しようとしない

まずは一度の学習で、完璧に理解しようとしないことが大切です。言語の学習は、1回学習しただけで完璧にすることは難しいものです。

どのようなことでも学習は、計画に通りに進まないと挫折しやすくなってしまいます。わからないことがあっても、次のステップに進めばいつかわかるときがくるかもしれません。

ひとつのステップに長時間をかけるよりも、すべてのステップを短時間で繰り返すことを目指してください。一度の学習を完璧にせず、次に進む気持ちが大切です。

学習目的をはっきりさせる

学習目的を明確にしておくことも大切なポイントのひとつ。あなたはなぜ、プログラミングを学ぼうと思ったのでしょうか?

学習目的がはっきりすると、本当に必要なスキルを身に着けられるようになります。また「目的に近づいている」との意識を抱ければ、上達によってモチベーションも維持しやすくなるでしょう。

学習には目的が必要です。学校のテスト勉強も、「テストで良い点数を取る」ことが目的となります。対象となる言語を学ぼうとした目的を明確にすれば、目的に向かって進んでいけるはずです。

自分で手を動かして勉強する

動画の講義を見るだけではプログラミングは身につきません。

「習うより慣れろ」ということわざがあるように、手を動かすことで初めて身になります。動画を見ながら自分でコードを書くことでスキルが身につくのです。

わからないことはすぐに調べる

動画の中でわからないことがあったら、巻き戻して聞き直したり、自分で調べてください。

理解できないままでも動画は進んでしまいます。必要に応じて動画を止めて、理解できない内容を調べる時間を意識的に作りましょう。

わからない部分があると、次の単元、さらに次の単元を勉強する際に、理解できない部分が増えてしまう可能性があります。

わからないことは、必ずその場で解決させるよう心がけてください。

毎日少しずつこなす

一度にたくさんの単元をこなそうと思うと、情報量が大量すぎてパニックになりやすいです。

挫折するリスクを避けるため、毎日少しずつ理解しながらカリキュラムを進めていきましょう。

ドットインストールの動画は1つあたりが短いので、短時間の勉強に向いています。プログラミングの習得にはもともと時間がかかるもの。慌てることなく毎日着実に勉強する習慣をつけてください。

何度も反復する

プログラミングは、1回動画を見て全体を通して学習しただけで身につくものではありません。2回3回、あるいはそれ以上繰り返して、反復練習をして身につけましょう。

HTML/CSSなど比較的簡単な言語から学習を始める

プログラミング初心者は比較的簡単な言語から始めましょう。HTML/CSSは比較的やさしい言語なので、初心者にはおすすめです。

比較的簡単な言語でプログラミングの基本を学んだ後に、JavaScript、Ruby、Pythonなど、次に難易度の高い言語の学習に着手する様にしましょう。

いきなりC言語やJavaなどの難しい言語に挑戦すると、挫折につながりかねません。

ドットインストールを使っても挫折した時は?

ドットインストールを使っても挫折してしまった場合、以下の3つのことを意識して行うようにしましょう。

  • 挫折した原因を探す
  • プログラミング学習の心構えを理解する
  • 挫折しないための方法を実践する

それぞれの内容について、詳しく解説していきます。

プログラミング初心者が学習を挫折しやすい原因

まずはプログラミング学習を挫折してしまいがちな原因について解説します。

過去にプログラミングを挫折してしまった方は、以下のような事例に心当たりがありませんか。

動画の内容が理解できない

ドットインストールの動画は、初心者向けのものから上級者向けのものまで様々です。

知識が少ない状態からいきなり上級者向けのものから取り掛かってしまうと、内容が理解できずに挫折してしまうケースが多くあるので注意しましょう。

やがてはレベルの高い内容に踏み込まなければ、実践的なスキルが身につかないのは間違いありません。

しかし焦りは禁物。初心者向けの動画を理解できるまでは、レベルアップは控えておきましょう。

学習しているプログラミング言語の難度が高い

プログラミング言語にも学びやすさに差があります。C系の言語など、初心者が学習するにはハードルが高い言語から挑戦してしまうと、挫折する可能性が高いのです。

言語のレベルにおいても、段階を踏んでレベルアップしていくことが求められます。

初心者のうちは、HTML/CSS、Ruby、Python、PHPなど、比較的やさしいプログラミング言語に取り組むのがおすすめです。

いきなり難しいシステムに取り掛かってしまった

難易度の高い言語を使って作るシステムに挑戦しようと思うと、挫折にも繋がりやすいのです。

AndroidアプリをJavaを使って開発したり、C++を使ったゲーム開発など、アプリやゲームは比較的難易度が高いと言えます。

目的のシステムを早く作りたい気持ちは十分に理解できます。しかしスキルがないうちに挑戦しても、完成は難しいです。

段階を踏んでスキルアップすることをおすすめします。

学習時間が取れない

仕事と並行してプログラミング学習を進めている人は、学習時間が取れないことがきっかけで挫折してしまうことも多いと言えます。

1日2日とプログラミングに触れない日が増えていき、だんだんと学習から遠ざかってしまい、最終的に諦めてしまいがちです。

仕事をしながらプログラミングの技術を学ぶ時間を確保できるようスケジュールを調整しなければなりません。

わからないことを相談・質問できる人がいない

学習中にわからない専門用語で躓いたり、相談したり質問したりできる人が身近にいないことも挫折する原因となってしまいます。

参考書や動画によっては解説や情報が不十分なものもあり、初心者のうちは細かく解説してくれないと理解できないということも多いようです。

もちろん動画は収録されたものがほとんどです。マンツーマンのレッスンのように、動画に写っている講師が指導してくれるわけではありません。

プログラミングの知識を持った人に聞くことができれば、たいていの問題はすぐに解決するレベルです。しかし、簡単な問題といえど、いつまでもたっても理解できない状況が続くと、嫌気が差して学習から遠ざかってしまう事態になりがちです。

モチベーションが下がってしまった

理解できない部分が頻繁に出てくると、学習に対するモチベーションが下がりやすいことはお判りでしょう。

特に、自発的に学習を始めた人ほどモチベーションの低下が挫折につながりやすいと言えます。誰かに頼まれたり強制力があったりするわけではないので、学習を続けるもやめるも自分次第。

モチベーションの低下は、学習をやめてしまう大きな原因となるのです。独学でプログラミングの技術を身につける場合、モチベーションをいかに保てるかが、ポイントとなるでしょう。

プログラミングを独学する上での心構え

プログラミングをこれから始める方は、以下のような心構えを持って挑戦してみてください。

過去にプログラミングを独学で身につけようとして挫折してしまった方も、悲観的にならずに、考え方を切り替えて再挑戦してみましょう。

プログラミングの習得には時間がかかる

未経験からプログラミングを身につけようと思った場合、まずは専門用語の理解が必須となります。その段階から1つの言語で開発ができるようになるまでに、少なくとも3ヶ月〜半年は必要となります。

時間にすると、1000時間を要すると言われています。これはスクールのレッスンを受けた場合の期間であって、独学の場合は1年以上かかる可能性もあるのです。

仕事をしながら身につけようと思えば、それだけ1日当たりの学習期間が短くなり、習得には時間がかかります。

まずは、勉強を始めて数日で身につくものではなく、数ヶ月という長い時間をかけて学習することで一定のスキルが身につくものと理解しましょう。

プログラミングを独学で始めた人の80〜90%が挫折する

プログラミングを独学で始めた人の80〜90%が挫折してしまうとされています。

主な原因は先ほど挙げた通りですが、学習内容でつまずいた部分が解決できなかったり、忙しくて勉強が手につかなくなってしまった結果、挫折してしまうのです。

そもそもプログラミングを独学で身につけること自体、ハードルは高いと理解しましょう。

挫折してしまっても諦めない

挫折してしまう人が多いプログラミングの独学ですが、過去に挫折経験がある人も、決して素質がないわけではなく「勉強方法に誤りがあっただけ」という可能性が高いのです。

もし、改めてプログラミングを学ぼうと思うのであれば、挫折したことは意識しすぎる必要はありません。

挫折の原因を理解した上で諦めずに学習を継続できれば、プログラミングは確実に身に付きます。そのためにも以降の記事を参考にしてください。

エラーが発生しても慌てずに処理する

プログラムを組む中でエラーが発生してしまうのは避けられません。

ベテランのエンジニアやプログラマーでもエラーはつきものです。初心者のうちは仕方がないのです。

エラーを発生させないことはもちろん重要ですが、エラーが発生した時に解決方法をすぐに見つけ出す能力も同じくらい大切です。

エラーの原因を探し、わからないことはネットで調べるなどして、すぐに処理すれば問題ありません。1度エラーが発生したところは覚えておき、同じミスを繰り返さないように注意しましょう。
自分で把握できないエラーが出てしまうと、焦りがちです。時に、「自分は能力がない」とマイナス思考になってしまうかもしれません。

プログラミングにエラーはつきものであり、正しく修正できれば問題なし。このように気軽に取り組みましょう。

文系だから習得できないということはない

コンピュータが高価な時代では「プログラマーは技術職だから、理系でなければ就業できない」といった常識がありました。

くれぐれも留意して欲しいのですが、プログラミングは文系だから習得できないということは決してありません。

実際は、理系の方が式の代入や、論理的思考を使う機会が多いため、プログラミングを学ぶ上で有利に働くかもしれません。

しかし、プログラミングは高度な数学の知識を用いるわけではないので、文系出身者で十分にも習得は可能なのです。

また、プログラミングの多くは英語表記ですが、理解する為の英語力にしても、中学生レベルがあれば問題なく学習できます。

プログラミングは「言語」の勉強です。文法や法則に当てはめてコードを作っていくのは、学生時代に文系出身者が勉強してきた内容に近いと言えるでしょう。

「文系だからプログラミングは向いていない」と考える必要はありません。

文系出身者の方でプログラミングを習得されたい方はこちらの記事を参考にしてください。

数学が苦手な文系出身者でもプログラミングを習得できる理由と方法を解説

プログラミング学習を挫折しそうになった時の対処法

ここでは、プログラミング学習を挫折しそうになった時の対処法を見てみましょう。

考え方や気持ちの部分でのアドバイスが多いですが、プログラミング学習は諦めない強い精神を保ち続けることが何よりも大事です。

辛い時ほど、以下のことを思い出してみてください。

  • 目標設定を変えてみる
  • 難度の低いプログラミング言語から学ぶ
  • 隙間の時間を利用する
  • オンライン学習を利用する
  • 一緒に勉強する仲間を見つける
  • 簡単なプログラムを組んでモチベーションを上げる
  • QiitaやGithubに投稿してみる

目標設定を変えてみる

モチベーションの高い方に多いのですが、いきなり高い目標を立てて、その目標を達成するために難しい教材に手を出してしまっている可能性があります。

目標設定を変えて、もっと低い目標からステップアップして大きな目標を達成していくようにしてみましょう。

プログラミングの学習を初めて1ヶ月でWebサービスやスマホ用アプリを作れるかというと、まず無理です。作らなくて当たり前です。それはドットインストールのような、効果的にプログラミングが学べるサービスを使っても同じでしょう。

具体的な目標の立て方としては、
「今週中に入門編を終わらせる」「1ヶ月以内に単元を1周する」「3ヶ月以内に単元を3周する」

というように、その時点に最適なレベルの目標を立てるようにしてください。

難度の低いプログラミング言語から学ぶ

自分の目標達成のためには、最終的に難度の高い言語を身につけなければならない場合もあります。

それでも最初はRubyやPython、HTML/CSS、PHPといった初心者向けの言語から挑戦しましょう。

初心者向けの言語を通してプログラミングの基礎を身につけてから、次の言語に進むという順序が挫折しない為にも大切なポイントです。

隙間の時間を利用する

通勤、通学の時間や、自宅にいる時間などの隙間時間を有効活用し、自分なりの勉強法で学習を進めましょう。

こういった隙間時間はテレビを見てしまったり、ゲームやSNSに時間を使ってしまったりしがちです。勉強を妨げるものは近くに置かず、プログラミングに集中できる環境を意識的に作りましょう。

長時間机に向かって勉強が続けられない人ほど、隙間時間の活用が大事です。

オンライン学習を利用する

仕事や学業の関係で、教室に通うことができないという人は、オンライン学習サービスを利用してみましょう。

インターネットにつながる環境とパソコンがあれば、スクールに足を運ばなくても学習できます。出先でも勉強できることもメリットの1つです。

ドットインストールも、パソコンやスマホを通して動画を見ながら勉強ができます。

他にもProgateなどの無料でプログラミングが学習できるWebサービスもあるので、それらを利用するのもいいでしょう。

ただ、オンラインでの学習は質問できる人がいないので、わからない部分があたった時に解決できないケースも考えられます。できれば、実際の教室でメンター(講師)の指導を受けながら学習するのが望ましいです。

プログラミング入門にうってつけの無料学習サイトをこちらの記事で紹介していますので、参考にしてください。

プログラミング無料学習サイト13選!独学での勉強におすすめ【エンジニア直伝】

一緒に勉強をする仲間を見つける

身近に一緒にプログラミングの勉強をしている人がいると挫折しにくくなります。

お互いにわからないところを教えあえれば、勉強も進みやすいのです。相手が現役のエンジニアやプログラマーなど、ある程度のプログラミング経験者であればフィードバックももらえるため、作業もより効率化できます。

また、仲間がいる何よりのメリットは、お互いに精神的な支えとなれることです。プログラミング学習は、長く辛い期間が続くかもしれません。

そんな時に仲間がいれば、相手の気持ちを理解して、励まし合うことができます。たまには気分転換に、一緒に食事をすることで、より親密にコミュニケーションが取れるでしょう。

SNSやブログを利用すれば、仲間も見つけやすいでしょう。

また、もくもく会に参加すれば志の高い仲間に出会えるはずです。もくもく会については以下の記事を参考にしてください。

もくもく会とは?おすすめや参加するメリット、探し方などを解説

簡単なプログラムを組んでモチベーションを上げる

下がってしまったモチベーションを再度高めるためには、成功体験を積み重ねることが重要です。

まずは今持っているスキルでできる簡単なプログラムを組み、小さなゴールを設定してみましょう。小さな成功が積み上がっていくと、嬉しい気持ちと一緒に自信もわいてきます。

モチベーションが下がった時は、最終的な目的からは少し外れるかもしれませんが、まずは簡単なプログラムを組んで、モチベーションを高めてください。

QiitaやGitHubに投稿してみる

QiitaGitHubは、自分が得た知識や書いたコードを多くのエンジニア・プログラマーと共有できるサービスです。

こういったサービスに自分が学習していく中で得たことを積極的に投稿してみてください。「いいね!」のリアクションがつくと自分の知識が誰かの役に立ったとわかるので、モチベーションにつながるでしょう。

初心者のうちはQiitaがおすすめです。プログラミング言語を習得でき、コードをよりきれいに、無駄なくかけるようになったらGitHubに挑戦してみるパターンがおすすめです。

初心者がプログラミング学習を始める基本的なステップ

ここでは、初心者がプログラミング学習を無理なく始めることができる基本的な手順をみてみましょう。

  1. プログラミングを習得する目的・目標を決める
  2. どのプログラミング言語を学ぶかを決める
  3. 開発環境を構築する
  4. プログラミング言語の学習を開始する

プログラミングを習得する目的・目標を決める

まずは、なぜプログラミングを学ぶのか、何を作りたいのか、具体的な目標を決めましょう。

目的や目標が決まると、何が必要で、どんな勉強をすればいいのかも見えてきます。

自分が欲しいサービスや、自分あるいは周りの人が困っていることを解決するようなサービスだと、モチベーションも上がりやすいものです。

どのプログラミング言語を学ぶかを決める

プログラミングを学ぶ目的や目標が決まったら、その目標を達成するために学ぶプログラミング言語を決めましょう。

以下の記事では、初心者におすすめのプログラミング言語について解説しています。参考にしてください。

開発環境を構築する

まず、プログラミングを実際に行うための開発環境を構築します。

統合開発環境(IDE)ならば、テキストエディターやコンパイラ、デバッガなどのツール全てをパソコンにインストールできます。

統合開発環境(IDE)については、下記の記事で解説していますので参考にしてください。

統合開発環境(IDE)とは?人気ランキングや言語別のおすすめIDEも紹介

IDEとフレームワークの違い

IDEは開発環境そのもののことを指します。フレームワークはRuby on Railsなどアプリケーションの開発工程を手助けするためのものです。Ruby on RailsはWebサービスの開発などで良く利用されています。

パソコンはMacがおすすめ

プログラミングをするとき、パソコンはWindowsではなくMacがおすすめです。

MacはプログラミングやWebデザインといったクリエイティブな作業をしやすいパソコンです。

また、MacはWindowsOSもインストールできるのです。Windowsでしか学習できない言語でも学べることがメリットです。

一方、WindowsではMacOSは使用できません。今後プログラミングを行っていくことを考えてもMacを用意するべきでしょう。

プログラミング言語の学習を開始する

開発環境の実装ができたら実際に学習を開始しましょう。

参考書などを参照しながら、自分でコードを書いてプログラミングの基礎や文法を身につけていきます。ここまで解説した様に、独学で勉強することも十分可能性ですが、挫折する可能性も大きいので注意が必要です。

プログラミング上級者になるための4つのネクストステップ

初心者から一定のプログラミングスキルを身に付けた後、更に伸ばす方法をまとめてみました。

  1. 中〜上級者向けの勉強会・講座に参加する
  2. プログラミングを使ったアルバイト・インターンをしてみる
  3. プログラミングを使った副業をしてみる
  4. プログラマーやエンジニアに転職する

中〜上級者向けの勉強会・講座に参加する

プログラミングの勉強会や講座は初心者向けに行われているものだけでなく、中〜上級者がさらに技術を磨くためのものもあります。

上級者向けの勉強会・講座に参加することで、より高度なサンプルプログラムに触れることも可能であり、大幅なスキルアップも狙えるでしょう。

プログラミングを使ったアルバイト・インターンをしてみる

プログラマーのアルバイトをすると実務に近い形でのプログラミングを学ぶことができます。

大学生の場合、最近はIT企業などがプログラマー、エンジニアのインターンを募集している場合も多くあります。

こういったものに応募すると、エンジニアやプログラマーの実際に開発しているサーバー環境など、プロフェッショナルな現場を学ぶことができる格好の機会となるでしょう。

プログラミングを使った副業をしてみる

システムの受託開発など、プログラミングを使った副業を始めてみると、実践的なスキルが身につきます。

自分でWebサービスやスマホアプリを開発したり、サンプルプログラムなどのアウトプットを公開するのも一つの方法です。

また、販路が確保できれば、法人向け業務システムなどの開発を請け負うことも可能になります。

もちろん仕事である以上失敗した際の責任は問われます。自信がつくまでは副業として挑戦せずスキルを蓄積し、「スキルが十分に身についた」と判断したタイミングで始めてみると良いでしょう。

プログラマーやエンジニアに転職する

プログラミングを学ぶ中で、この仕事に就きたいと感じるのであれば、プログラマーやエンジニアに転職してしまうのも一つの方法です。

プログラマーもエンジニアも継続的に人手不足が続く業界です。IT系の企業を中心に、即戦力となる技術者を欲しがっていることは間違いありません。

プログラミングをすでに学んでいる人材ともあれば、企業としては積極的に採用したいところです。転職できれば、業務の中でプログラミングスキルを活用し、新しい知識をつけながら働くことができるでしょう。

ドットインストールでつまずいたらプログラミングスクールも検討しよう

ドットインストールでプログラミングを学習するには、自分で開発環境を整える必要があります。

自分でゼロから開発環境を整え、独学でプログラミングを身につけるのはハードルが高い部分があるでしょう。

独学で何度も挫折した経験がある、挫折は絶対にしたくないと考えている方は、プログラミングスクールに通うことも検討してみてください。

スクールにはメンター(講師)がいるので、わからない部分があったらすぐに質問ができます。

スクールの環境は、プログラミング学習の挫折を防ぎ、可能な限り短い期間でスキルが身につく環境になっているのでおすすめです。

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はじめての転職、何から始めればいいか分からないなら

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