「テレワーク(リモートワーク)ができる職種にはどんなものがある?」
「在宅勤務やフルリモートなど、場所を選ばず働ける仕事がいい」
こう考えていませんか?
働き方改革・企業のDX導入・コロナ禍などが相まって、多くの企業で急速にテレワークの環境が整備されています。
そのため、出社しない働き方としてテレワークで働きたいと考える方も多いでしょう。
そこで本記事では、テレワークしやすい仕事11選を紹介します。
ちなみに「リモートワーク」と「テレワーク」は、ほぼ同義。また在宅勤務もリモートワークやテレワークに含まれる働き方です。
そのため、テレワークできる仕事や在宅勤務できる職種をお探しの方も、ぜひ本記事を参考にしてください。
※記事内の年収等は2023年11月時点の内容です。最新情報は公式サイト等でご確認ください。
テレワーク(リモートワーク)できる職種12選
さっそく、テレワークでできる職種12選を紹介します。
- Webデザイナー
- システムエンジニア
- データサイエンティスト
- ライター
- Webマーケター
- コンサルタント
- カスタマーサポート
- 人事・経理・総務
- インサイドセールス
- マネジメント職
- カウンセラー
- 動画編集者
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Webデザイナー
WebサイトやWebサービスなどのデザインを担当するWebデザイナー。
パソコン1台あれば場所関係なく業務ができ、フリーランスWebデザイナーとして活躍する在宅ワーカーやノマドワーカーもいます。
特に資格は必要ありませんが、IllustratorやPhotoshopなどの操作スキルは必須。
詳しくは「【3分で分かる】Webデザイナーとは?年収・仕事内容・資格を紹介」を参考にしてください。
Webデザイナーの平均年収:約474万円(求人ボックス)
システムエンジニア
システムエンジニアはシステム開発の上流工程を担当する職種。システムの要求分析・定義から運テストまで幅広く担当します。
特に資格がなくても仕事に就けますが、プログラミングスキルは必須。また顧客からシステム要件をヒアリングするコミュニケーションスキルも重要です。
詳しくは「システムエンジニアとは?仕事内容からやりがい、年収まで徹底解説」も参考にしてください。
システムエンジニアの平均年収:約550万円(令和4年 賃金構造基本統計調査)
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データサイエンティスト
データサイエンティストは、企業が保有するビッグデータを解析・調査して、企業の経営課題や売上目標の達成を後押しする職種です。
企業のDX導入やIoTが普及したことで、これまで収集不可能だったデータを大量に記録し収集できるようになりました。
しかし生のデータでは膨大かつ煩雑で素人が扱うのは困難。そのため、データサイエンティストがデータ解析し分かりやすい形で提供することで、初めてデータを利活用できるのです。
業務はクライアントとのやり取りが発生するものの、基本的にはパソコンがあればテレワーク可能な職種といえます。
詳しくは、「【データサイエンティストとは?】資格・年収・将来性も解説」も参考にしてください。
データサイエンティストの平均年収:約699万円(求人ボックス)
ライター
ライターは、執筆〜入稿までパソコンとインターネット環境があれば可能。
紙媒体の執筆であっても、データのやり取り自体はメールで対応可能。場所を選ばずとも執筆活動を行えるでしょう。
Webデザイナーやシステムエンジニアと同様に、特別な資格がなくても仕事ができる上、クラウドソーシングを活用すれば初心者でも受注できる案件が多いです。
一方で経験を積まないと単価を上げにくい側面もあります。
詳しくは「Webライターとはどんな仕事?年収・向いてる人・必要なスキルなどを解説」も参考にしてください。
ライターの平均年収:約449万円(求人ボックス)
Webマーケター
Webを通したマーケティングを担当する職種です。そもそもマーケティングとは自社のサービス・商品が顧客に選ばれるしくみを作り出す活動全般のこと。
WebマーケティングはなかでもWebを通した活動を担当するため、例えば企業のWebサイトのPV数を上げる施策を考えたり、企業のSNSアカウントの運用などを担当。
特別な資格は不要ですが、高い情報収集能力・営業・企画力などは求められます。
Webを通したマーケティングを行うため、仕事も基本的にWebを通してどこででも行いやすいメリットがあります。
平均年収(マーケティング):約509万円(求人ボックス)
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コンサルタント
コンサルタントは企業の経営上の課題を明確にし、課題解決のための助言を行う職種。
例えばITコンサルタントは、経営上の課題をIT技術を使って解決する方法を助言。
企業からヒアリングした内容をもとに、システムの最適化をはかったり、課題解決のための新たなシステムの開発を提案します。
システムエンジニアのキャリアアップ職としても挙がることが多いです。
詳しくは「ITコンサルタントとは何をする仕事?平均年収・必要なスキル・有利な資格などを解説」も参考にしてください。
コンサル活動は、電話・メール・ビジネスチャットをはじめ、Web会議ツールでも対応しやすいです。そのためテレワーク可能な職種として挙げられます。
平均年収:約480万円(参照:求人ボックス)
カスタマーサポート
カスタマーサポートは、顧客からの問い合わせに対応する職種です。
商品説明・使い方・クレーム対応まで、サービスに関する幅広い問い合わせに対応。対応業務は基本リモートで対応し、特別な資格も不要です。
ただし携わる商品・サービスによっては専門知識が必要なこともあります。
平均年収:約444万円(求人ボックス)
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人事・経理・総務
人事・経理・総務などの管理業務は、アウトソースするケースも増えています。
実際にクラウドソーシングサービスを検索してみても、リモートで経理業務を担当する案件などが出されています。
資格がなくてもOKな求人もありますが、経理は簿記などの資格が有利に働くことも。
- 総務の平均年収:約383万円(求人ボックス)
- 人事の平均年収:約478万円(マイナビエージェント)
- 経理の平均年収:約413万円(求人ボックス)
インサイドセールス
インサイドセールスとは、営業職の1つで電話・電子メール・SNS・Web会議ツールなどを活用した内勤型の営業のことです。
足で稼ぐ外勤型の営業(フィールドセールス)と対になる働き方を指します。
あるいは、新規顧客へのアプローチやアポの取り付けまでをインサイドセールスが担当し、その後の商談および成約までをフィールドセールスが担当する分業型の場合も。
マネジメント職
プロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーといった、いわゆるマネジメント職についてもテレワークがしやすい職種。
プロジェクトの規模や状況にもよりますが、必要な準備(スケジュール表・タスク管理表・連絡手段の確保など)ができていれば、在宅勤務でも対応できるでしょう。
プロジェクトマネージャーの平均年収:約645万円(求人ボックス)
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カウンセラー
カウンセラーは、仕事や人間関係における心の悩みを改善・サポートする職種です。
大きく分けると「心理カウンセラー」と「産業カウンセラー」の2種類が存在します。
企業に在籍し従業員や経営者のメンタルヘルスをサポートする産業カウンセラーは、企業内に常駐するほか、テレワークも可能です。
また「cotree(コトリー)」のようなオンラインカウンセリングサービスもあるので、時間や場所を問わずに働ける環境も整っています。
カウンセラーの平均年収:約373万円(求人ボックス)
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動画編集者
動画編集者は、撮影した動画を見やすく編集する仕事です。昨今YouTubeなど動画配信プラットフォームが普及したことで、動画編集者のニーズも高まってきています。
動画は撮ったままのデータをアップしても問題ありませんが、視聴者が見やすくなるようテロップを入れたり、不要な部分をカットしたりしたほうが、視聴数も大きく変わります。その際に動画編集者の出番です。専用のソフトを使って動画を編集します。
パソコンと編集ソフトさえあれば作業可能なため、テレワークでも問題なく稼働できるでしょう。
動画編集者の平均年収:約406万円(求人ボックス)
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テレワークの割合が高い職種とは?
テレワークがしやすい職種には何か特徴があるのでしょうか。
本章では、2020年4月7日に発出された緊急事態宣言で、各企業で起こった働き方の変化を調査した結果を一例として紹介します。
- 緊急事態宣言下も半数以上が「毎日出社」
- 業種別TOPは「IT・インターネット」
- 職種別ではマーケティング・エンジニア関連の割合が大きい
- コロナ収束により出社回帰へ向かっている
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緊急事態宣言下も半数以上が「毎日出社」
出典元:カオナビHRテクノロジー総研
カオナビが行ったリモートワークに関する実態調査によると、緊急事態宣言下であった5月1~7日でも「毎日出社」が全体の半数以上(58.5%)を占めました。
一方「毎日リモートワーク」は17.4%、「週に2~3日出社し、その他はリモートワーク」は18.1%に止まっています。
業種別TOPは「IT・インターネット」
出典元:カオナビHRテクノロジー総研
業種別に見るとテレワーク実施する割合に差があることが分かります。
カオナビによると、テレワーク実施率がもっとも高かった業種は「IT・インターネット」で68.4%。次いで金融(50.5%)、通信・インフラ(44.8%)となっています。
一方でテレワーク実施率が低かったのは流通(25.3%)と小売・外食(22.8%)。いずれもその場にいなければ対応しにくい職種で、テレワークの実施が難しいことが分かります。
職種別ではマーケティング・エンジニア関連の割合が大きい
出典元:Wantedly
Wantedlyでも緊急事態宣言下の働き方の変化を調査しました。これによると、2020年4月1日〜4月8日期間中は在宅勤務の実施率が22.6%。
出典元:Wantedly
一方2020年4月29日〜5月6日は在宅勤務実施率が46.1%に上昇(緊急事態宣言が発出されたのは4月7日)。
出典元:Wantedly
また在宅勤務実施率を職種別にしたところ、マーケティング・エンジニアで割合が高いことが分かりました。
コロナ収束により出社回帰へ向かっている
出典元:カオナビHRテクノロジー総研
カオナビによると、2022年12月時点では、約78%が「毎日出社」という結果で、2020年5月調査から最多の割合となりました。
また、「出社とリモートワークを併用」とする企業は12.5%と、2020年5月調査から最も少ない割合という結果に。
そして2023年3月13日には、マスク着用が個人の判断に委ねられ、2023年5月8日からは、新型コロナウイルスが季節性インフルエンザと同様の5類に変更されました。
ここから分かるように、2023年以降はコロナ収束の影響により、引き続き企業としては出社回帰へ向かう動きが増えるでしょう。
テレワークしやすい職種へ転職する方法
テレワーク可能な職種へ転職する方法は、おもに3つあります。
- 今の仕事で経験実績を積み独立
- テレワークで通用するスキルを獲得する
- テレワーク未経験者はIT系職種がおすすめ
それぞれ解説します。
今の仕事で経験・実績を積み独立
現在就いている職種が比較的テレワークしやすいのであれば、今の職場でスキル・経験値を上げ、独立を目指す道もあります。
例えば最初は一般企業のインハウスデザイナーとして経験を積み、その後フリーランスデザイナーとして独立する道もあるでしょう。
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テレワークで通用するスキルを獲得する
週末副業も兼ねてテレワークで通用するスキルを獲得する方法もあります。
この方法のメリットは、今の仕事を続けることで生活に必要な収入は得つつ、副業で別のスキルを獲得する機会を得られること。
いきなり仕事を辞めてしまうと生活が困窮する可能性もあります。
しかし仕事を続けることで生活困窮リスクを抑えつつ、副業は本当に得たいスキルの獲得に専念しやすくなるでしょう。
そして副業の収入が安定してきたら、リモートワーカーになる道に進むことも。
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テレワーク未経験者はIT系職種がおすすめ
IT業界は全般的に人材不足に陥っており、テレワーク可・未経験可とする案件が見つかる可能性が比較的高いです。
今回紹介した職種であれば、Webデザイナー・Webライター・システムエンジニア・Webマーケターの求人を実際に調べてみるといいでしょう。
未経験から効率よくIT系職種への転職まで実現するには、転職保証つきのプログラミングスクールに通うのがおすすめです。
プログラミングスクールのおすすめは「【オンライン可】社会人向けのITスクールおすすめ12選!エンジニアを目指せるプログラミングスクール」で紹介しています。
テレワークしやすい職種の求人は増えている
テレワーク(リモートワーク)でできる仕事11選、テレワーク可能な職種へ転職する方法などを紹介しました。
未経験からいきなり在宅勤務・フルリモートになるのは難しいでしょう。そのため、まずはリモートの可否に関わらずIT企業への転職を実現することから始めましょう。
うまく転職しIT人材として活躍できれば、テレワークの実現だけでなく、将来的にはフリーランスになれるチャンスもあります。
テレワーク可能な求人は働き方の幅が広がる現代において増える可能性が十分にあるので、ぜひトライしてみてください。
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