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フリーランスとして働く際におすすめの職業23選

更新: 2024.11.05

近年、人々の生き方が多様化しているなかで、“フリーランス”が働き方の一つとして定着しつつあります。
実際「フリーランスとして働きたい」「具体的にはどのような仕事があるのか」と思われている方も多いのではないでしょうか。

今回は、フリーランスにおすすめの職業を、23種類ピックアップして紹介します。
フリーランスとして働くメリット・デメリットもお伝えしますので、理想のキャリアを叶えたい方は最後までご覧ください。

フリーランスとは

フリーランスとは、特定の会社や組織に所属せずに、個人で仕事を請け負う働き方のことです。
基本的には働き方を表す言葉ですが、その業務形態で働いている方のことを指す場合もあります。

なお、フリーランスになるために、特別な手続きは必要ありません。
「フリーランスになる」と決意し、ご自身で仕事を見つけて契約を取れれば、フリーランスとして活動を開始することができます。
そのためには、特定のスキルとともに、契約を獲得したり業務を円滑に進めたりするうえでのコミュニケーション能力が不可欠です。

ちなみにフリーランスは“Free(自由)”と“Lance(槍)”を組み合わせた言葉で、中世ヨーロッパで有力者に仕えた騎士が使っていた武器が、槍であったことが語源とされています。

そんなフリーランスと似た捉え方をされているのが、“個人事業主”です。
フリーランスと個人事業主の違いは、“税務署に開業届を出しているか否か”という点です。
フリーランスとして働いている方が、税務署に開業届を提出して受理されると、税務上、個人事業主に分類されます。

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フリーランスにおすすめの職業23選

ここからは、フリーランスが多く就労している、おすすめの職業を23種類紹介していきます。
エンジニア系・クリエイティブ系・接客系・その他の4つのジャンルに分け、ジャンルごとにお伝えします。
フリーランスではご自身に合った職業を選ぶことが何よりも重要ですから、ぜひ参考になさってください。

エンジニア系

まずご紹介するのは、エンジニア系の職業です。

職業名 業務内容
フロントエンドエンジニア Webサイトやアプリケーションにおいて、ユーザーが接触する部分の設計・開発を担当する
WordPressエンジニア CMSの一種であるWordPressで、Webサイトやコラムコンテンツの制作を行う
システムエンジニア 顧客の要望をヒアリングしたうえで、ニーズに合うシステムの設計・開発を手掛ける
インフラエンジニア システムの稼働に必要なサーバーやネットワークなどの基盤を、設計・構築・運用(保守)する
ネットワークエンジニア サーバーと端末、サーバー同士をつなぐネットワーク全般を設計・構築・監視・運用する
プログラマー プログラミング言語を用いて、さまざまなシステムやソフトウェアのプログラミングを行う
コーダー Webサイトやアプリケーションを、ユーザーがブラウザ上で閲覧・動作できるようにプログラミング言語を用いて構築する

経済産業省によると、日本のIT業界においては、人材の需要が供給を上回っており、2030年にはIT人材が最大79万人不足するという試算がなされています。
つまり、エンジニアは今後も需要があるため、フリーランスとして働くうえで将来性が見込めるというわけです。

それではさっそく、これらエンジニア系の職業の概要を紹介していきます。

参照元:経済産業省「IT人材育成の状況等について P5」
https://www.meti.go.jp/shingikai/economy/daiyoji_sangyo_skill/pdf/001_s03_00.pdf

フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアは、Webサイトやアプリケーションにおいて、ユーザーが接触する部分の設計・開発を担当する職業です。
Webサイトなら、ユーザーが目にするブラウザ上の画面や、その画面を表示するための仕組みといった、すべての開発を担当します。

フロントエンドエンジニアは、Webデザイナーが設計したデザインをもとに、HTML・CSS・JavaScriptを駆使して、ブラウザ上に表示できるようにコーディングを実施します。
HTML・CSS・JavaScriptは、Webページを制作するため、またエンジニアとして活躍するうえでは欠かせないプログラミング言語です。
また、Webサイトを運営するために、WordPressをはじめとするCMSの構築やカスタマイズするスキルも求められます。

フリーランスのフロントエンドエンジニアとして活躍するにはまず、上記のプログラミング言語を習得したうえで、実務経験を積みましょう。

WordPress エンジニア

CMSの一種であるWordPressで、Webサイトやコラムコンテンツの制作を行うのがWordPressエンジニアです。
Webサイトの新規制作や既存ページのリニューアル、機能の追加・更新などのさまざまな作業を請け負います。

WordPressはシンプルな機能で成り立っていますが、ゼロから開発する場合はWordPressを構築するPHPや、データベース管理システムであるMySQLの知識が必要です。
ほかにも、コラムを投稿する場合には、検索結果で上位表示させるためのSEOの知識も求められます。

フリーランスのWordPressエンジニアとして高収入を狙うなら、実務経験を十分に積むか、スクールでしっかりと学んで、高度なスキルを身につけることが不可欠です。

システムエンジニア

システムエンジニアは、顧客の要望をヒアリングしたうえで、ニーズに合うシステムの設計・開発を手掛けます。

システム開発における上流工程を担当し、要件定義や基本設計、詳細設計などを幅広く行います。
また、顧客の要望をヒアリングする必要があるため、コミュニケーション能力も欠かせません。

フリーランスのシステムエンジニアとして活動するには、実務経験が求められます。
ですから、まずは、同職種に就いてスキルと経験を身につけたうえで、フリーランスに挑戦するとよいでしょう。

なお、システムエンジニアはさらにいくつかの種類に分類され、そのなかに、インフラエンジニアとネットワークエンジニアがあります。

インフラエンジニア

インフラエンジニアは、システムの稼働に必要なサーバーやネットワークなどの基盤を、設計・構築・運用(保守)する職業です。
インフラエンジニアの仕事内容を、以下にまとめました。

インフラエンジニアの仕事内容

仕事内容 業務内容
設計 使用するサーバーの機器やOS、メモリなどを決め、基本的なシステム開発の概要を設計する
構築 ハードウェアの運搬・設置後にサーバーを構築し、作業が完了したら動作確認と負荷テストを行う
運用(保守) 構築されたシステムが問題なく稼働するように動作を監視し、万が一のトラブルの際は速やかに対応する

設計は上流工程に、構築と運用(保守)は下流工程に区分されます。
下流工程であれば、上流工程と比べるとルーティン作業が多く、独立直後のフリーランスのインフラエンジニアの方でも、取り組める案件が見つかりやすいかもしれません。

ネットワークエンジニア

サーバーと端末、サーバー同士をつなぐネットワーク全般に関わるのが、ネットワークエンジニアです。
ネットワークエンジニアの仕事内容は、設計と構築、監視・運用の3つに分けられます。

ネットワークエンジニアの仕事内容

仕事内容 業務内容
ネットワーク設計 ・顧客の要望を正確にヒアリングしたうえで、ネットワーク構成や全体に関する方向性を設計書に記載する

・設計書をもとにケーブルの配線や機器の設定値を確定する

ネットワーク構築 設計時に立てたスケジュールに基づいて、ネットワーク機器を設置・設定したのちに、テストを実施する
ネットワーク監視・運用 トラブル発生時には原因を突き止め、必要に応じて機器の交換や設定変更などを行い、円滑なネットワークを維持する

ネットワークエンジニアでも、フリーランスとして働くことはもちろん可能です。
ただし、自社の管理設備内が作業場になることが多いため、ほかのエンジニア職と比べると在宅勤務できる案件は少なくなります。

プログラマー

“プログラミング言語”を用いて、さまざまなシステムやソフトウェアをつくるための“プログラミング”を担当するのが、プログラマーです。
一般的に、システムエンジニアが設計した仕様書に基づいてプログラミングを行います。

使用するプログラミング言語は、Java・Python・Perl・PHP・Objective-Cなど数多くあり、どのようなジャンルを担当するのかによって、必要となる言語も変わります。

フリーランスのプログラマーとして仕事を獲得しつづけるには、多くの言語を習得して仕事の幅を広げることが欠かせません。

コーダー

コーダーは、Webデザイナーが設計したWebサイトやアプリケーションを、ユーザーがブラウザ上で閲覧・動作できるような仕様に、プログラミング言語を用いて構築する職業です。
HTML・CSS・JavaScriptなどの学習難易度が比較的低い言語を使用するため、プログラミング初心者でも比較的取り組みやすいとされています。

指示通りにコーディングするのはもちろん、Webデザイナーやシステムを開発するシステムエンジニア・プログラマーの意向を汲むことも大切です。
そのため、コーダーにはIT・Webの幅広い知識が求められます。

コーディングの仕事は個人で受注できるものが多く、しっかりとしたスキルがあればフリーランスとして働くことができます。
ただし、プログラミング言語だけではなく、デザインツールの操作やネットワークの知識なども必要です。

クリエイティブ系

クリエイティブ系は、新しいものを生み出す創造力とセンスが試される職業のジャンルです。
報酬は仕事を提供する会社や案件ごとに異なり、ご自身の努力と選ぶ仕事次第で単価を上げることが可能です。

フリーランスにおすすめのクリエイティブ系の職業

職業名 業務内容
ライター 企業や個人から依頼を受けて、Webメディアや雑誌などに掲載する記事を執筆する
コピーライター ポスターや雑誌などの広告を中心に、訴求力の強いキャッチコピーをつくる
編集者 雑誌や小説、電子書籍といった書籍を企画し、出版やWebサイトへの掲載までの工程を管理する
新聞記者 他社に先駆けてニュースをつかみ、取材内容をもとに原稿を執筆する
ブロガー・アフィリエイター 個人ブログやWebサイトを運営し、記事に掲載した広告収入や商品の販売で生計を立てる
カメラマン 広告用の商品や人物、個人の色を出した芸術性のある写真・動画などを撮影し、編集まで行う
Webデザイナー 顧客の依頼を受けて、WebサイトやバナーなどのWeb関連のデザインを手掛ける
グラフィックデザイナー ポスターや雑誌、リーフレット、商品のパッケージなどの平面デザインを制作する
イラストレーター 雑誌や書籍、Web上で利用するイラストを作成する

ここからは、クリエイティブ系の職業として、フリーランスにおすすめの上記9つを紹介していきます。

ライター

ライターは、企業や個人から依頼を受けて、Webメディアや雑誌などに掲載する記事を提供する職業です。
ライターが執筆する原稿のジャンルは、美容・医療・金融・旅行・グルメ・スポーツ・歴史・サブカルチャー・各種エッセーなどさまざまです。

ライターの仕事は、日本語話者なら未経験者であっても始めやすい一方で、そのぶんライバルも多いため、仕事をなかなか獲得できないことも少なくありません。

フリーランスのライターとして稼ぐには、医療や金融をはじめとする特定のジャンルの専門性を高めることや、SEOの知識を身につける必要があります。
また、書いた文章をより多くの方に読んでもらうためには、必要な情報をわかりやすい日本語でまとめたり、取材でユニークな発言を引き出せたりするといった能力が問われます。

コピーライター

ポスターや雑誌などの広告を中心に、訴求力の強いコピーをつくるのがコピーライターです。
広告のキャッチコピーと、それに伴うテキストを作成するのが主な仕事です。

ライターが長文で読者を理解・納得に導くのに対し、コピーライターはごく短いメッセージで消費者に訴求します。
キャッチコピーを考えるだけでなく、ヒアリングした顧客の要望をもとにデザイナーと連携して、企画のコンセプトを考案する場合もあります。

広告代理店や広告を扱うプロダクションに就職して経験を積んだのち、フリーランスのコピーライターになる道が一般的です。

編集者

編集者は、雑誌や小説、電子書籍といった書籍を企画し、出版やWebサイトへの掲載までの工程を管理する職業です。

基本的には、企画から編集・校正のほか、外部のライターやデザイナーとの折衝、予算の管理まで幅広い業務をこなす必要があります。
そのため、企画や編集のスキルはもちろん、編集作業全般をマネジメントする力も不可欠です。
なお、ファッション誌や文芸書、ビジネス書、マンガなどのジャンルによって、具体的な作業内容は一部異なります。

フリーランスの編集者になるための決まったルートはありませんが、編集者としての実力を証明できるような実績が求められます。
まずは出版社や編集プロダクションに就職し、現場で3年程度は実務経験を積んだうえで、フリーランスとして独立できるのかを見極めましょう。

編集者・ライターの仕事に興味をお持ちの方はこちらの記事をご確認ください。
フリーライターの仕事とは?必要なスキル・年収・未経験からのなり方などを解説

新聞記者

新聞記者は新聞社に所属する取材ライターで、他社に先駆けてニュースになりそうな出来事を見つけ、取材内容をもとに原稿を執筆する職業です。

新聞社では、政治・経済・社会・国際・芸能などの部署に分かれており、専任の記者が取材を行います。
一般紙のほか、個別業界の内報に特化した業界紙という新聞社も全国に数多く存在します。

新聞記者はこれらの各新聞社で勤務するのが一般的ですが、複数の雑誌や週刊誌と契約するフリーランスの新聞記者も珍しくありません。
新聞記者がフリーランスとして活動するときは、“ジャーナリスト”とよばれる場合があります。

ジャーナリストを目指すには、まずは新聞社に就職して現場を知り、10年以上の実務経験と実績が必要だとされています。

ブロガー・アフィリエイター

個人ブログやWebサイトを運営し、その記事に掲載した広告収入や商品の販売マージンで生計を立てるのがブロガーです。
成果報酬型広告である“アフィリエイト”を利用するケースも多いので、アフィリエイターともよばれます。

ブロガー・アフィリエイターの収入は、ブログ記事への訪問者数と扱う商品のジャンルによって大きく変わります。
集客が見込めるとされているジャンルは、以下の通りです。

ブロガー・アフィリエイターに人気のジャンル

  • 副業・転職などの仕事系
  • 投資・クレジットカードなどの金融系
  • 英語・資格などの学習系
  • サプリメント・化粧品などの健康・美容系
  • 出会い・結婚などの恋愛系
  • ゴルフ・野球などの趣味系

まとまった収入につなげるためには、継続的な記事作成だけでなく、自分の書いた記事のリライトも適宜行う必要があり、成果が出るまでにある程度の時間がかかります。
そのため、フリーランスのブロガー・アフィリエイターとして安定するには、まずは副業から始めて経験を積む必要があります。
生計が十分に成り立つと判断した時点で、独立を目指しましょう。

Web広告などからの収入を得る方法について興味をお持ちの方はこちらの記事をご確認ください。
副業初心者がパソコンで稼ぐ9つの方法!準備やメリット・デメリットも解説

インターネットビジネスに興味をお持ちの方はこちらの記事をご確認ください。
ネットビジネスを22種類紹介!副業初心者やネット起業におすすめ

カメラマン

写真や動画を撮影し、編集まで行うのがカメラマンです。
広告用の商品や人物といった商業的な写真をメインに撮ったり、個人の色を出した芸術性のある写真を専門としたりするなど、カメラマンのタイプもさまざまです。

カメラマンの世界は、年齢や実務経験の年数はほとんど関係なく、実力主義社会といわれています。
かつては撮影スタジオのスタッフとして働きながら勉強するか、著名なカメラマンに弟子入りしてアシスタントの経験を積むのが基本でした。
しかし近年では、SNSにアップした写真から人気が出て、プロへの道が開かれるなど、新たなルートも生まれつつあります。

フリーランスのカメラマンになるために、カメラマンとしての才能やセンスは求められますが、特別な資格は必要ありません。
ただし、仕事を獲得しつづけるには、カメラマンとしての得意分野をもつことが大切です。

Webデザイナー

Webデザイナーは、顧客の依頼を受けて、WebサイトやバナーなどのWeb関連のデザインを手掛ける職業です。

特別な資格は不要ではあるものの、デザインの基本理論とともに、PhotoshopやIllustratorといった制作ソフトの使い方を習得することが必須です。
コーディングスキルや、ユーザーの利便性向上を目指すUI/UXデザインのスキルもあると、より高単価な案件を受けられるようになります。

未経験・独学でフリーランスのWebデザイナーとして活動するのも、不可能ではありません。
しかし、安定した収入を確保するには、Webデザイナーとして会社で働き、実務経験を積んだうえでフリーランスを目指すことをおすすめします。

これらの中でも、エンジニアとWEBデザイナーは近年、報酬が高くなっているので注目です!


はじめに、Webデザイナーの仕事内容について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
【3分で分かる】Webデザイナーとは?年収・仕事内容・資格を紹介

グラフィックデザイナー

ポスターや雑誌、リーフレット、商品のパッケージなどの平面デザインを制作するのが、グラフィックデザイナーです。
顧客からの依頼内容をもとに、より美しく、印象的なデザインに仕上げるためのセンスが問われる仕事です。

グラフィックデザイナーには、デザインのスキルはもちろん、最新のトレンドをキャッチする情報収集力や、顧客と関わるコミュニケーション能力なども求められます。

グラフィックデザイナーになるには、まずはアシスタントとして現場で経験を積むのが一般的です。
その後、実務経験が3年以上になると実力もつき、フリーランスのグラフィックデザイナーへの道が開けてきます。

イラストレーター

イラストレーターは、雑誌や書籍、Web上で利用するイラストを作成する仕事です。
雑誌・書籍の挿絵や、アニメやゲームのキャラクターなど、顧客に依頼されたイラストを描いて、収入を得ます。

PhotoshopやIllustratorに対応したファイル形式で納品するケースが多いので、制作ソフトのスキルは必須です。

イラストはクリエイターの作家性が大きく反映されるため、認知度がアップし人気が出れば、そのぶん単価が上がっていきます。
フリーランスのイラストレーターとして収入を獲得するには、多くの方の目に触れるように、SNSでイラストを積極的に発信することから始めてみましょう。

イラストレーターの仕事に興味をお持ちの方はこちらの記事→「イラストレーターは独学でもなれる?成功する方法や独学のメリット・デメリットについて解説」をぜひご覧ください。

接客系

接客系の職業では、顧客を相手になんらかのサービスを提供します。
人とのコミュニケーションが基本になるため、コミュニケーション能力が高い方には大いに適性があります。

フリーランスにおすすめの接客系の職業

職業名 概要
セールス 営業代行のことを指し、企業の営業に関する業務を代行する
コンサルタント 企業の問題解決や成長に対してアドバイスを行い、サポートする
メイクアップアーティスト テレビやCM、映画などの撮影現場でモデルやタレントに対して、または美容院や結婚式場でお客さまにヘアメイクを施す
インストラクター・講師 顧客に対して、自身の得意分野の教育や指導を行う

いずれもご自身が就業した業種であれば、その経験を活かしてフリーランスに転身することが可能です。
ここでは、上記4つの接客系の職業を紹介します。

セールス(営業代行)

セールスは、一般的には“営業”をイメージされるかもしれませんが、フリーランスにおいては“営業代行”のことを指します。

営業職には、傾聴力や話力、プレゼンテーションスキルなどの総合的なスキルが必要です。
自社で営業職を育成するコストや教育のリソースの余裕がなく、自社の営業活動を営業代行に委託している企業が一定数存在します。

営業代行の仕事は、新しい顧客を獲得するための新規開拓はもちろん、既存顧客へのルート営業、見込み客に電話で営業するテレアポなど多岐にわたります。

営業代行の場合、基本的な報酬に加えて、成果報酬型の報酬形態が採用されているケースが多いため、売上を上げるほど高収入を狙うことが可能です。

ご自身の営業職としてのスキルに自信があり、これまでに培った人脈を活用できるなら、フリーランスのセールスとして活躍できるでしょう。

コンサルタント

企業の問題解決や成長をサポートする、アドバイザーのような職業がコンサルタントです。
クライアントの経営や企業戦略にまつわるコンサルティングを行う経営コンサルタントや、IT関連業務に特化したITコンサルタントなど、いくつかの種類があります。

企業の成長の一端を担うコンサルタントには、専門知識や高いコミュニケーション能力、論理的思考能力などが要求されます。

コンサルタントになるのに、特別な資格は必要ありませんが、信頼度を左右するのは、これまでの実績や経歴です。
特に、経営や金融、投資などの専門分野に関するコンサルティングの経験があると、より高単価な案件を受けられるようになります。

フリーランスのコンサルタントとして活躍するには、コンサルティング会社で知識と経験を重ねて独立するのが有力なルートです。
経験が浅いうちに独立して、スキルが追いつかず苦しい思いをするケースも少なくないので、じっくり実力をつけてから独立しても遅くはありません。

メイクアップアーティスト

メイクアップアーティストは、テレビやCM、映画などの撮影現場でモデルやタレントに対して、または美容院や結婚式場でお客さまにヘアメイクを施す仕事です。

メイクアップアーティストになるには、ヘアスタイリングやメイクアップの知識・技術が欠かせません。
専門学校の卒業を経て、知識・技術や現場での対応力を実務で磨き、経験を積んだのちに独立するのが王道です。

フリーランスのメイクアップアーティストとして稼ぐには、人気のモデルやタレントからの指名を得られるようになる必要があります。
そのためにも、アシスタントの下積み時代からスキルと人脈を広げておきましょう。

インストラクター・講師

インストラクター・講師は、顧客に対してご自身の得意分野の教育や指導を行います。

スポーツ系のインストラクターであれば、フィットネスジムやヨガ、ピラティス、ゴルフなどの種類があります。
スクール系の講師なら、プログラミングや、英語・フランス語・韓国語といった外国語の教育などさまざまです。

フリーランスのインストラクター・講師の業務内容やレベルは、千差万別です。
いずれの種類であっても、まずは人気のインストラクター・講師になったうえで独立すれば、収入を安定させることができるでしょう。

なお、インストラクター・講師の種類によっては資格が必要なので、事前に取得しておかなければなりません。

その他

近年のIT技術の進化は、人々の娯楽や生活、行動スタイルにも大きな影響を与えています。
それによって、新たな職業も生み出されているのをご存じでしょうか?

フリーランスにおすすめの職業(その他)

職業名 概要
個人投資家 特定の組織に属さずに、単独で個人の資産を利用して投資活動を行う
YouTuber YouTubeに自身で撮影した動画を投稿して収入を得る
インフルエンサー InstagramやTikTok、X(旧Twitter)などのSNSで、影響力の大きいアカウントを運営する

それでは、代表的な3つの職業を紹介していきます。

個人投資家

個人投資家は、特定の組織に属さずに、単独で個人の資産を利用して投資活動を行います。

実は、株や仮想通貨で投資している投資家は、法律上は職業として認められていません。
ただし、投資や配当だけで生活が成り立っているのであれば、フリーランスと同じ括りで考えても差し支えないでしょう。

投資に関する豊富な知識と経験をもっているなら、個人投資家として生きる方法も一考の余地があります。

YouTuber

YouTubeに自分で撮影した動画を投稿して収入を得る、現代的な職業がYouTuberです。

YouTuberは、動画の再生数やチャンネル登録者数に応じて、広告収入を得ることができます。
ほかにも、企業とコラボレーションして、商品・サービスを紹介したり、動画を通じて自身のサービスに誘導したりする方法もあります。

動画の撮影・編集はスマートフォンでも簡単に行えるため、参入のハードルはそれほど高くないといえるでしょう。
しかし、無数の競合アカウントから選ばれ、多くの再生数を稼ぐのは決して簡単なことではありません。
また、ライバル数の増加やコロナ禍の影響などによって、広告収入自体が減少しています。

最初のうちは、毎日動画を投稿してもチャンネル登録者数が増えないこともあるので、まずは副業から始めて、軌道に乗せることを目指しましょう。
YouTuberとして本格的に活動するのは、それからでも遅くないはずです。

インフルエンサー

インフルエンサーは、InstagramやTikTok、X(旧Twitter)などのSNSで影響力の大きいアカウントを運営する新たな職業です。

美容や健康、グルメ、旅行などから、ご自身の得意なジャンルでアカウントを開設し、運営するなかでフォロワーを集めていきます。
フォロワー数が増えると、企業からPR案件の依頼やグッズ化の提案をもらえるようになります。
商品・サービスを宣伝することで、フォロワー数に応じた広告収入を得ることが可能です。

多くのフォロワーを獲得し、インフルエンサーとして成功するには、センスの良い画像・動画や、わかりやすい文章などのコンテンツを生み出しつづける必要があります。
SNS自体は無料で始めることができるため、YouTuberと同様に副業からスタートし、安定した収入を得られるようになった段階でフリーランスになるのがよいでしょう。

フリーランスとして働くメリット

フリーランスとして働くと、さまざまなメリットを得ることができます。

フリーランスのメリット

  • 収入アップを目指せる
  • 仕事の内容を自分で選べる
  • 自由に働くことができる
  • ライフスタイルに合わせて働ける
  • 人間関係のストレスが軽減される
  • 定年がなく、好きな年齢まで現役で働ける

フリーランスには、ご自身の頑張り次第で、収入を大きく増やせるチャンスがあります。
受ける案件数を増やしたり、スキルアップして高単価の案件を受けられるようになったりすると、そのぶん売上を増やすことが可能です。
ご自身の頑張りが、収入という目に見えるかたちで反映されるため、達成感を得られ、仕事に対するモチベーションアップにもつながります。

ご自身の得意分野を活かしながら、働く時間や場所、休日などを自由に決められるのもフリーランスならではのメリットです。
時間が自由になることで、その日の体調はもちろん、結婚や出産などのライフスタイルに合わせて、柔軟に働くことも叶います。

今まで通り、人との関わりが必要な場面はありますが、上司や同僚との煩わしい人間関係からは解放され、ストレス軽減を実感される方も多いでしょう。

もちろん定年もないため、顧客からの依頼がある限り好きな年齢まで働けます。

フリーランスとして働くデメリット

フリーランスとして働くことには、メリットと同時にデメリットも存在します。
事前にデメリットも把握しておくことで、「こんなはずではなかった……」と後悔せずに済むはずです。

フリーランスのデメリット

  • 収入が不安定になる可能性がある
  • 生活リズムが乱れるおそれがある
  • 他者との関わりが少なくなる傾向にある
  • 会社から受けられる恩恵がない
  • 事務作業や確定申告を行う必要がある
  • 社会的信用が低くなる場合がある

フリーランスの収入は、上限なくアップを望める反面、限りなくゼロになるリスクもつきまといます。
ご自身が働いたぶんしか収入を得られないため、仕事量によって収入が大きく変動します。
顧客から突然契約を打ち切られ、急に収入がなくなることもあるでしょう。

メリットに挙げたように、フリーランスは自由に働ける一方で、タスク・スケジュール管理が苦手な場合、生活リズムが乱れやすくなります。
基本的に個人での仕事になるため、上司や同僚などの仕事の悩みを相談できる相手が見つからない場合、一人で悩みを抱え込んでしまうかもしれません。

また、フリーランスは会社に雇用されていないので、有給休暇や産休・育休などの福利厚生がなく、税金関係の事務作業や確定申告もご自身で行う必要があります。

収入が不安定になるフリーランスは、会社員と比較すると社会的信用が低く、住宅ローンやクレジットカード発行などの審査で落ちるリスクがあるのは覚えておきましょう。

フリーランスにおすすめの案件を獲得する方法

フリーランスとひと口にいっても、仕事の見つけ方は人それぞれです。

ここからは、フリーランスにおすすめの案件を獲得する代表的な4つの方法を紹介していきます。
「フリーランスになったのはいいけど、仕事が見つからない……」と困ることがないよう、ぜひ参考になさってください。

クラウドソーシングを使う

まず手軽に利用できるのが、企業とフリーランスの橋渡しとなるクラウドソーシングです。

クラウドソーシングとは、インターネット上のプラットフォームを介して、依頼を発注する側と受注する側のマッチングを行うサービスのことです。
“ランサーズ”や“クラウドワークス”などが有名で、数多くの仕事が掲載されています。

クラウドソーシングの利用には手数料がかかりますが、仮払い制度によって報酬の踏み倒しを予防できるなど、安全性を確保することができます。

クラウドソーシングで案件を獲得するには、魅力的なプロフィールを作成し、ご自身のスキルを活かせそうな案件に応募しつづけましょう。

求人サイトを利用する

求人サイトを利用するのも、フリーランスにおすすめの案件を獲得する方法です。

エンジニア向けの“IT求人ナビ フリーランス”や、主婦向けの“ママワークス”など、職種に特化した求人サイトに登録するとよいでしょう。
どの求人サイトを利用すればよいのかわからない場合は、「フリーランス ○○(職種) 募集」といったキーワードで、フリーランス向けの案件を検索してみるのも一つの手です。

一般的に、求人サイトで見つけた案件に応募する際は、履歴書・職務経歴書の提出が求められます。
これまでの経歴を棚卸ししておき、積極的にアピールできれば、案件の獲得につながります。

エージェントを活用する

フリーランスにおすすめの案件を獲得する方法としては、エージェントの活用も挙げられます。

エージェントは、求職者の希望やスキルにマッチする仕事を、担当者が紹介してくれるサービスです。
エージェントには営業担当者やキャリアカウンセラーが在籍しており、営業活動や契約交渉、事務作業などの対応を任せられます。

スクールのサポートを受ける

ご自身が受講したスクールのサポートを受けて、案件を獲得するのも方法の一つです。

フリーランスになるために、プログラミングやライティング、Webデザインなどを専門のスクールで学ぶ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
スクールによっては、受講期間中に案件に挑戦できる機会が設けられていたり、カリキュラムの受講後に、スキルに合わせた案件を紹介してもらえたりします。

ただし、スクールはあくまでもフリーランスとしてのスキルを身につけるところなので、サポートを過剰に期待することはやめておきましょう。

フリーランスとして働く前に準備すべきこと

メリット・デメリットを踏まえたうえで、フリーランスになると決めたものの、「事前に準備しておくことはあるのかな」と思われているかもしれません。

そこで最後に、フリーランスとして働く前に準備すべきことを紹介していきます。
独立後を見据えてしっかりと計画を立て、準備を抜かりなく行えば、仕事の滑り出しもスムーズに運ぶはずです。

必要なスキルを身につける

フリーランスとして働くなら、ご自身の強みとなるスキルを身につけておくことは必須です。

特定のスキルがなくても受注できる仕事はあるものの、こうした仕事は誰でもできるゆえに低単価で、高収入を狙うことは難しいでしょう。
フリーランスとして成功するには、どのようなスキルを習得し、仕事を獲得していくのかという見通しを立てておく必要があります。

未経験からフリーランスのエンジニアやライター、Webデザイナーなどになる方も少なくありません。
ただ、特定のスキルがない場合は、専門のスクールや通信講座で学んで、まずはスキルを身につけるのも一つの手です。

また、特定のスキルはもちろん、フリーランスは営業から事務作業まですべて一人で行わなければならないため、さまざまな実務をこなせる能力が要求されます。
具体的には、コミュニケーション能力や自己管理能力、スケジュール管理能力、経理・財務の知識などが挙げられます。
つまり、社会人として一定のレベルが問われるということです。

目標を立てる

“フリーランスになって、自分はどうなりたいのか”という目標を、きちんと立てられていますか?

目標を設定するのがあまり得意ではない方もいらっしゃるかもしれませんが、フリーランスになる前に目標を掲げておくのは非常に重要です。
フリーランスは、仕事量や働く時間、今後のキャリアなどを自分で決めねばならず、そのすべてが自己責任になるからです。

具体的には、どの程度の収入を目指し、どのような仕事を受けるのか、休みを確保するのかなどを考える必要があります。

目標があれば、ご自身が今何をすべきなのかが明確になり、目標に向けて努力を続けようというモチベーションにもつながるはずです。

お金を貯めておく

フリーランスとして働く前に、最低でも3か月、できれば半年間はしのげる程度の生活費を貯金しておきましょう。

フリーランスになったばかりの頃は、案件の獲得に苦戦してしまい、生活費すら稼げない可能性があります。
お金がない状態は精神的な負担が増え、追い詰められてしまうと、本来のパフォーマンスを発揮できなくなり、稼げないという悪循環に陥りかねません。
案件を獲得できた場合であっても、プロジェクトによっては報酬の受け取りのタイミングが数か月先になるケースもあるため、ある程度の貯蓄があると安心です。

また、フリーランスには有給休暇がなく、怪我や病気で働けなくなるリスクに備えるためにも、手元にまとまったお金を用意しておくことが望ましいです。

働く環境を整える

働く環境の整備も、フリーランスになる前に準備すべきことの一つです。

新たな人脈やビジネスパートナーが増えるので、仕事用のメールアドレスを準備したり、スムーズな会計管理に向けて、事業用の銀行口座を開設したりする必要があります。
口座開設と同時に、経費精算のためのクレジットカードも作成しておくと、確定申告の手間を減らせます。

また、IT・Web系のフリーランスとして活動するのであれば、自宅が職場になるケースが多いでしょう。
パソコンやデスク、パソコンチェアなどの快適に働くための備品はもちろん、通信環境の整備も済ませておきたいところです。
通信速度や安定性が十分でない場合、業務に支障をきたしてしまう可能性があるからです。

なお、フリーランスは会社員と比較すると、賃貸契約の審査にも通りづらくなるため、引っ越しを検討しているなら、フリーランスになる前に済ませておきましょう。

副業として始めてみる

将来的にフリーランスを目指すなら、まずは準備段階と考えて、副業として始めるのもおすすめです。

仕事の適性や収入の見込みなどは、業務を行うことでわかってくる部分も少なからずあるでしょう。
プログラミングやライティング、Webデザイン、SNSなど、まずはご自身が興味をもつ分野について調べ、副業として取り組めそうかを確かめてみてください。
副業として小さく始めることでリスクヘッジになるうえ、本業の収入を支える柱にもなってくれるかもしれません。

ただし、会社の雇用契約によっては、副業が禁止されていたり、事前に申請する決まりがあったりするため、トラブルにならないよう確認しておきましょう。

自分に合った職業を見つけて、フリーランスという働き方を実現させましょう

今回は、フリーランスにおすすめの職業を23種類ピックアップし、ジャンル別に紹介しました。

フリーランスとして働ける職業は、数多く存在します。
ご紹介した職業のなかに、ご自身の興味・適性に合うものや、続けられそうなものは見つかったでしょうか。

フリーランスとして活躍するには、特定のスキルを身につける必要があります。
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参考記事:Webデザイナーがキャリアアップするには?必要なスキルや事例を解説
参考記事:フリーランスWebデザイナーは厳しい?年収や仕事の取り方を解説


この記事は自由に働くためのフリーランス超入門について説明している12ステップ記事のひとつです。

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kanakitagawa
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