- AI(人工知能)
- ビッグデータ
- IoT
- スマートホーム
- 自動運転技術
- ブロックチェーン
- AR/VR
- 5G
仕事をする上で、自分が働いている業界が将来性が高いのか気になる方は多いと思います。
伸びる業界で働くことは、新しい技術や知識にキャッチアップしやすく、給与も上がりやすいなど、さまざまなメリットがあります。
そこでこの記事では、2020年から今後10年先まで伸びる可能性が高い業界について紹介します。
2022年版のこれから伸びる業界については以下の記事を参考にしてください。
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この記事の目次
【2020年】10年先まで伸びる業界
10年先まで伸びると予想される業界について紹介します。
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IT業界
成長を続けているIT業界は、これから10年後も伸びると予想されている業界。
日々新たな技術が生まれており、ビジネスチャンスも豊富です。
以下のようなさまざまな技術と関連して、IT企業が他分野へと進出する可能性も高いでしょう。
特にAIはスマホやスマートスピーカーの音声認識などにおいて実用化されており、今後もこの流れは進むでしょう。
ビジネスにおいても業務の自動化や効率化を図る上で、AIは欠かせない技術になってきています。
また、5G(第5世代移動通信システム)は2020年からサービス提供が開始。
本格的に普及すれば、4Gよりも高速・大容量の通信が可能になるので、AR/VRを始めとする技術の進歩にも影響を与えるでしょう。
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IT業界の業界規模は拡大を続けている
業界動向サーチによると、IT業界の2017年から2018年の業界規模は約15兆円と増加傾向とあります。
クラウドを活用した新たなシステムの導入を行う企業も増えており、今後もこの流れは続くでしょう。
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世界のトップ企業はIT企業
出典:statista
世界のトップ企業はGAFA(Google・Amazon・Facebook・Apple)を始めとするIT企業が多くランクインしています。
statistaの企業価値のランキングを見ると、Apple・Microsoft・Amazon・Alphabet(Google)と続いています。
IT企業が世界の経済に与える影響力はとても大きいです。
X-Tech(クロステック)の動向にも注目
IT業界の成長を語る上で、X-Tech(クロステック)の動向も見逃せません。
以下のような既存の分野とITを組み合わせた新しいX-TechのビジネスもIT業界が成長を続けると考えられる要因です。
- フィンテック
- アグリテック
- メドテック
- HRテック など
X-Techについて詳しく知りたい方は「新しい価値を生み出すX-Techとは?世界的に拡大している背景も解説」をご覧ください。
半導体や電子部品製造業が成長の見込み
ITの根幹を担う半導体や電子部品の製造は世界的に見て、市場規模が拡大しています。
実際にIBISWorldによると、2018年から2019年の収益成長率は9.3%と高いです。
IT業界は未経験からでもチャレンジしやすい
また、ITエンジニアは人材の不足が予想されているので、未経験からでもチャレンジしやすいです。
将来性の高いIT業界への転職を考えている方にとって、転職を考えている方にとって狙い目の職種。
ただし、高い年収を得られるかはスキルや経験に左右されます。逆に言えば、スキルを身に付けて経験を積むことで高い年収を実現するチャンスがあるとも言えるでしょう。
まだまだ成長段階にあるIT業界は、転職を考える上で未だ狙い目の業界と言えます。
「【114人に独自調査】ITエンジニアは楽しい?きつい?やりがいや未経験転職での年収の変化も公開」では、プログラミングを学んでIT業界やIT職種に転職した人たちの声をまとめていますので参考にしてみてください。
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インターネット広告業界
インターネット広告業界は2009年から右肩上がりに成長を続けている注目の業界です。
広告業界はGoogle検索やSNSなどを利用したデジタル広告主体に変わりつつあります。
その中でも注目したいのがモバイル向けの広告。電通によると、日本の総広告費において2018年にモバイル広告費は初めて1兆円を超えたとあります。
広い世代にスマホが普及したことがその背景として考えられます。インターネット広告には以下のようなさまざまな手法があり、今後も可能性は広がっていくでしょう。
- 成果報酬型広告
- 検索連動型広告
- ディスプレイ広告
- ビデオ広告
エンタメ業界
エンタメ業界はIT技術と掛け合わせたコンテンツが増えることで、ソーシャルゲームや動画配信を中心にさらに市場拡大が加速していくと予想されています。
サブスクはエンタメ業界と相性がよい
サブスク(サブスクリプション)とエンタメ業界はとても相性がよいです。
定額制で使い放題が多いサブスクは、新たなコンテンツを求めるユーザーのニーズを満たしてくれるため継続利用する人が大半。
エンタメ業界の企業にとっては、コンテンツを手軽にアピールしやすい場と言えるでしょう。
現在、人気を集めているサブスクとしては以下が挙げられます。
- 動画配信サービス:Netflix・Amazon Prime Video など
- ストリーミングゲームサービス:Apple Arcade・Stadia など
- 音楽配信サービス:Apple Music・Spotifyなど
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AR/VRは参加型・体験型コンテンツへの導入が進んでいる
AR/VRはまだ発展途上ではありますが、Oculus Questの登場などで徐々に身近なものになりつつあります。
すでに、ARが使われたポケモンGOをプレイしている方も多いと思います。
VTuberなどの新たなアプローチのコンテンツもAR/VRとの親和性が高いです。
また、VRはゲームセンターやテーマパークなどの参加型・体験型ビジネスへの導入も進んでいます。
さまざまな施設でVRコンテンツは手軽に体験できるので、その面白さを肌で感じるのもよいでしょう。
建設業界
世界的に不況に強いと言われている建設業界。それだけでなく、今後10年間で大きく成長すると見込まれています。
建設業界の成長に大きな影響を与えるのはIT技術。
日本の建設業界においてもIoT化によって、作業の効率化が進んでいます。
例えば、ドローンによる測量や遠隔操作による機械の操作が本格的に導入されれば、人の手が必要な作業は少なくなるでしょう。
また、高齢化が進む建設業界は人材不足が懸念されています。しかし、人の手がかかる作業がIoTによって効率化されればそのような人材不足の問題も解決できるでしょう。
そして、AR/VRの設計や工事への導入も期待されています。
医療業界
今後は、医師の業務をサポートする形でAIが活用される場は増えていくと見込まれています。
実際に、画像診断においては専門医を上回るケースもあるとGoogle DeepMindが研究結果を発表していますので、その有用性がよく理解できるはずです。
創薬の分野でAIを活用できれば、開発費用の圧縮や開発期間の短縮にもつながります。また、オンラインでの診療も可能になっていくでしょう。
また、今後ガンなどの分野で革新的な医療技術の登場への期待も医療業界の強み。それによって、さらなる急激な成長も見込めるでしょう。
そして、ヘルスケアも世界的に人々の関心が高い分野。
さまざまな角度から見て、医療業界は発展する可能性がある伸びる業界と言えるでしょう。
化学業界
化学業界は、おもに石油などを原材料に樹脂・ゴム・合成繊維・プラスチックなどを作る業界。
業界動向サーチによると、2019年版の業界規模は約32兆円ととても大きく、伸び率も安定している将来性の高い業界です。
化学業界は業界全体がホワイトで労働環境のよさで知られている。それを支えているのは高い技術力
日本の化学業界の企業は、環境問題への意識が高いことが特徴。日本製紙はプラスチックの代替となる包装資材を開発。三菱ケミカル、カネカなども自然分解可能なプラスチックを開発しており、食品業界からの需要が高い。
積水化学工業は、Corporate kinghtsが発表した「世界で最も持続可能な100社」のランキングで12位にランクインしています。
利益率の低い低価格な汎用品分野からの撤退、設備過剰を改善するためのプラントの再編や停止により収益性の向上を図る動きも活発。
IoT・クラウド・ビッグデータといったIT化も進んでいませんでしたが、スタートアップをはじめ対応する動きが加速しています。
化学業界は現状の市場規模も大きく、伸び代のある注目の業界と言えるでしょう。
介護福祉業界
高齢化社会が進む日本において、介護業界の需要は高まっています。今後も流れは続くでしょう。
内閣府の資料によると、要介護の認定者数は17年間で約2.9倍に増えており、増加傾向にあります。
要介護者が増えていくのに対して、人口減少により労働人口が減ることで人材不足が深刻になるという予想。
それに対して、見守り支援などのロボットの導入やスマートスピーカーを使った会話による家族の支援を始め、病気の兆候を察知するAIの活用などで要介護者を減らす動きもあります。
また、人手に頼るだけでなくITによって作業が自動化・効率化されれば人材不足解消にプラスの影響を与えると予想されます。
介護福祉業界は国からの支援も厚いので、今後は問題を解決するために力が注がれると考えられます。さらなる成長が期待できるでしょう。
人材派遣業界
働き方改革の影響による労働の多様化、HRテックの導入による人事の業務の変化によって人材派遣業界は今後伸びていくと予想されています。
働き方改革によって、終身雇用を前提とした働き方も変わってきました。
企業側も実力主義・成果主義を重要視する傾向が高まっており、転職市場の動向も活発になっています。
流動化する労働市場において企業と労働者をつなぐ役割を果たす人材派遣業界は規模を拡大していく可能性が高いです。
農業業界
食料問題は世界的に見えて重要な課題。もちろん、日本も例外ではありません。
その問題を解決するために、農業の技術革新が不可欠です。
農業とITを組み合わせるアグリテックにおいて、自動化・生産量のアップ・作業負担の軽減などさまざまな取り組みが世界的に行われています。
アナログな業界のイメージがある農業は、実際にIT化の余地が大きいです。
また、日本は食料の国内自給率が低いことが課題としてあるため、アグリテックによって技術革新が実現すれば与えるインパクトは大きいでしょう。
クボタ・ヤンマーなどの農機メーカーだけでなく、イオン・富士通・コニカミノルタ・三井不動産などの他業界の企業もアグリテックに取り組んでいます。
食品業界
2007年から緩やかな増加が見られる食品業界は、消費税増税によって成長が見込まれる分野。
もともと共働きの世代が増えたことで冷凍食品や時短食品などの需要が増加傾向にありました。また、高齢者の増加による個食ニーズの高まりも食品業界の成長を後押ししています。
さらに家庭での料理の代行となる「中食(なかしょく)」のニーズが、消費増税でも8%に据え置かれたことで大きく成長。中食に含まれるのは以下の種類です。
- テイクアウト:コンビニ・スーパー・デパ地下・持ち帰り弁当サービスなどで購入
- デリバリー:ピザ・寿司・そばなどの宅配、Uber Eatsなどのサービスの利用
- ケータリング:自宅などで調理してもらるサービスを利用
エヌピーディー・ジャパンによると、増税後の客数がイートイン7.6%減に対して、テイクアウトは6.1%増とあります。
中食は2008年から順調に拡大しており、10兆円を超える規模を誇ります。
2020年以降は「TABETEなどの登場によるテイクアウトのサービスの多様化」「Uber Eatsや出前館などのデリバリーサービスの盛り上がり」「ヘルシーな中食によるブルーオーシャンの開拓」といった要因により、さらにの伸びることが期待できるでしょう。
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2020年 東京オリンピック後に伸びる業界は?
オリンピックでスポーツ熱が高まり、スポーツ人口が増加することが予想されるからです。
スポーツ人口が増えれば、シューズやウェアなどのメーカーをはじめ、ジムなどのスポーツ施設にも好影響が期待できます。
また、海外からの観光客に伴うインバウンド消費の増大により、観光業界・宿泊業界・飲食業界が一時的に盛り上がるでしょう。
東京オリンピックでどのような業界が影響を受けるのかは、「2020年東京オリンピックの影響で伸びる業界や株の銘柄を解説」で詳しく紹介しています。
今後廃れていく要注意の業界
今後、市場の縮小が予想される要注意の業界を紹介します。
出版業界
出版業界は世界的に見ても厳しい分野。スマホや電子書籍リーダーで本を読む人が増えていおり、市場規模も縮小傾向です。
全国出版協会によると、紙市場は2018年度は5.7%減で14年連続のマイナスとあります。
紙媒体が完全になくなる可能性は低く、市場規模の下げ止まりはあるでしょう。しかし、今後ビジネスとして成長を見込むのは難しい業界であることに変わりはありません。
製造業界
今後はロボットやAIを駆使した自動化が進み、人員は削減されていくでしょう。
また、日本の製造業界は海外に比べてIT活用が進んでおらず、AIやIoTの導入が課題。世界的な競争力という側面からも厳しい状況です。
日本経済において、屋台骨と言われている製造業界。
競争力強化に向けて、IIoT(インダストリアルIoT)・サービス化などの取り組みが急ピッチで進められていることがプラス要素と言えるでしょう。
公務員や士業も厳しい
業界ではありませんが、公務員や士業も今後の衰退が懸念されているので紹介します。
RPAによる自動化・機械化などにより、会計士・税理士・弁理士などの仕事が代替される可能性は高いです。
年収が高いと言われてきた士業。安定性が高いと人気だった公務員。
これらの職業は付加価値の高い仕事を創出できなければ、生き残ることは難しくなっていくでしょう。
これからの時代を生き残るための働き方
これからの時代を生き残るためにはどうすればよいのでしょうか。
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10年先も伸びる業界で働くことが大切
これからの時代で、仕事を失わずにキャリアアップを目指すのであれば、伸びる業界で働くことがとても大切です。
伸びる業界で働くと以下のようなメリットがあります。
- 年収アップが狙える
- 仕事を獲得しやすい
- 成長しやすい
伸びる業界は新たなビジネスが生まれやすいです。優秀な人材は引く手数多。収入アップも狙いやすいでしょう。
また、伸びる業界には最先端の技術や優れた人材が集まりやすいです。そのような人たちと働くと刺激を受けることができます。
また、チャレンジする機会も豊富なので、成長しやすい環境と言えるでしょう。
学び続ける能力が不可欠
働き方の多様化によって、今後は働ける期間は長くなるでしょう。50年以上働くことも珍しくなくなるかもしれません。
そのような長い期間仕事を獲得するためには、特定のスキルを持っているだけでは不十分。陳腐化した場合に対応できなくなるからです。
これからのビジネスパーソンには社会や経済の変化に柔軟に対応するために、働きながら成長することが求められます。
つまり、10年後・20年後の社会でも活躍できるように、自主的に学ぶ続ける能力が必要となるのです。
AIの発達やサービスの進歩で、スキルを学ぶ学習コストは下がっています。スキルの取捨選択を見極め、いかに効率的に学ぶかを考える能力も今後は大切になるでしょう。
ITを駆使して新たな形にビジネスを発展させた企業が生き残る
伸びる業界の中でも、ITを駆使して既存のビジネスを新たな形のビジネスに発展させた企業が生き残る可能性が高いです。
将来性の高い企業で働きたいと考えているのであれば、伸びる業界を選ぶだけでは不十分。
企業の「新しい取り組み」「事業のビジョン」「企業の理念」などもチェックすることをおすすめします。
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