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新しい価値を生み出すX-Techとは?世界的に拡大している背景も解説

更新: 2020.07.15

「X-Techはどんな事例があるのだろうか」
「X-Techとはそもそも何を意味するのだろうか」

あなたはこう考えていませんか。

フィンテックをはじめ、「〇〇テック」と呼ばれるビジネスにチャレンジにする企業は増えており、それらを総称した「X-Tech」という言葉を耳にしたことがある方も多いでしょう。

そこでこの記事では、X-Tech(クロステック)とは何かをはじめ、ビジネスとして市場規模が拡大している背景も解説します。

X-Tech(クロステック)とは

X-Techとは、既存の産業と最先端のテクノロジーを組み合わせて、今までにない新しい価値や仕組みを提供すること。

X-Techに取り組む企業はスタートアップが多いです。

X-Techによる事業は、一般的に「〇〇Tech」という造語で呼ばれます。(例:「FinTech」「EdTech」「 MedTech」など。)

サービスやプロダクトの高機能化・高品質化の実現

既存の産業と最先端のテクノロジーを組み合わせると、どのようなメリットがあるのでしょうか。その一つが、高機能化・高品質化の実現です。

代表的な事例「Fintech(フィンテック)」

代表的な事例が、近年スピーディーに浸透しつつあるFintech(フィンテック:「Finance(金融)」×「Technology」)です。

金融とITの組み合わせにより、スマホ決済が可能となりました。私たちは現在、スマホ一つがあれば、買い物だけでなく、送金や資産管理ができるようになっています。

注目される「MarTech(マーテック)」

また、MarTech(マーテック:「Marketing(マーケティング)」×「Technology」)も、X-Techの一つです。

マーケティングにテクノロジーを組み合わせることで、MA(マーケティングオートメーション)ツールを活用し、顧客のあらゆるニーズを可視化できるようになりました。

物が売れなくなっている現代は、顧客の潜在ニーズをいかに引き出すかが重要になっています。

その点、MAツールは膨大な顧客データを分析するのに役立ち、その分析結果を商品やサービスに反映させ、より顧客のあらゆるニーズに答える、高機能・高品質な物を生み出せるようになっています。

業界を一新する変化をもたらす可能性

前述したMarTechのように、必要だった知識や技術がITによって代替されることで、既存の役割や仕組みに変化を与えます。

また、今までリソースの確保が難しいなどの理由で市場に参入できなかった企業が、進歩したテクノロジーを活用することで参入機会を得られる場合もあります。

例えば近年の民間宇宙開発事業の活発化も、テクノロジーによる開発費用のローコスト化が背景にあります。

このように、多くの企業のビジネスの可能性を広げ、業界を一新するような変化をもたらす可能性もX-Techは秘めているのです。

X-Tech(クロステック)ビジネスが拡大している背景

では、近年X-Techビジネスが拡大する背景にはどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは4つのポイントで見ていきます。

IT導入におけるコストの低下

あらゆる産業にITツールを導入すると、人件費削減に貢献できます。

テクノロジーで農業の生産性を向上させる「AgriTech(アグリテック)」

その一例がAgriTech(アグリテック:「Agriculture(農業)」×「Technology」)です。

農業用ドローンや農場のリモートセンシングによって、これまでは人が行なっていた作業をテクノロジーの力で代替・管理できるようになってきました。

マイナンバーカードも「GovTech(ガブテック)」の一種

また、より身近な話でいくと、マイナンバーカード導入もX-Techの一種GovTech(ガブテック:「Government(政府)」×「Technology」)です。

これによって住民票の写しなどはコンビニで取得できるようになり、区役所を利用する必要がなくなりました。

今後のこのマイナンバーを軸に、様々な公的機関手続きがスムーズにできるようになるでしょう。そしてその分人件費を削減できるようになります。

また、クラウドの普及によって、新たにITを導入するハードルも下がりました。

小さい規模であってもそれに合ったスケールで導入でき、成長に合わせた柔軟な拡張も可能。設備投資も最小限に抑えられ、スピーディーにシステムを移行できます。

ITの導入のコストの低下、それによる人件費の削減や労働効率の向上がX-Techビジネスの拡大を後押ししています。

スマホの普及でユーザーへリーチしやすくなった

ここ10年の急激なスマートフォン普及も、X-Tech盛況の大きな追い風となりました。

総務省のデータによると、スマホの世帯世帯別利用率(2018年)は79.2%。約8割となっていることがわかりました。

ちなみに、2010年の普及率は9.7%。この10年でスマホがいかに急激に私たちの生活に浸透してきたかがわかるでしょう。そしてこの普及率は、2017年の時点でパソコンの保有率を抜いています。

現代は、多くの人がスマートフォンを持ち、在宅時のみならず、外出先でもインターネットに簡単にアクセスできるようになりました。

つまりこれは、スマホのようなスマートデバイスを介して、企業も顧客にアプローチしやすくなったということでもあります。

その結果、企業は顧客データの収集がしやすくなり、その分析結果によって商品・サービスをよりブラッシュアップできるようになりました。

DX(デジタルトランスフォーメーション)の浸透

「DX(デジタルトランスフォーメーション)」は、なかなか聞きなれない言葉かもしれません。

経済産業省が2018年12月に取りまとめた「デジタルトランスフォーメーションを推進するための ガイドライン」によると、デジタルトランスフォーメーションは以下のように定義されています。

企業かビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのも のや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。

出典:デジタルトランスフォーメーションを推進するための ガイドライン

前述したようなスマホ普及率を見ればわかるように、現代社会にはさまざまなスマートデバイスが急激に浸透しました。

これを受け、企業も「よりよいサービスのためにはデジタルトランスフォーメーションが必要不可欠」と考えるようになり、デジタル技術を基盤としたビジネスを展開。

そして社会全体としても、ITの浸透によってその恩恵が実感できたことで、企業のDXへの活発な取り組みを自然な形で受け入れられる状態に変化してきているのです。

X-Techビジネスの発展は、DXと密接な関係にあると言えるでしょう。

コンピューティング能力の進歩

「AI(人工知能)」「ビッグデータ」「5G」がトレンドワードとなることからわかるように、近年のコンピューティング能力の進歩には目覚ましいものがあります。

X-Techとコンピューティング能力の進歩の関係を考える上で欠かせないのが、AIによる「機械学習」や「深層学習」です。

コンピュータにさまざまなアルゴリズムを用いてデータを反復して学ばせることで、未学習のデータからも分析や予測などを導き出せるようになりました。

このような進歩によって、大量のデータの収集・蓄積・分析がコンピュータを用いて可能に。

これまでは分析からの意思決定は人間の手で行われてきましたが、その部分もコンピュータが代替するようになったのです。

その分、人間はアイディアの着想・発想に時間を配分できるようになり、より洗練されたサービスを生み出せるようになりました。

その結果、社会にイノベーションを起こすようなX-Techが誕生してきています。

X-Techの理解におすすめのイベント・本

X-Techはさまざまな分野へと広がっており、日々変化を続けています。

その最新の情報や基礎について理解できるおすすめのイベントと本を紹介します。

日経 xTECH EXPO

出典元:日経 xTECH EXPO 出展のご案内

日経 xTECH EXPOは、X-Techによるイノベーションの最新情報にキャッチアップできるイベントです。

出展企業やビジネスリーダーとも商談や交流が行えるため、テクノロジーの活用によって競争力を得たいと考えている代表の方や経営者の方におすすめ。

「日経 xTECH EXPO 2020」は2020年10月14日から16日で開催予定です。

日経 xTECH EXPO 出展のご案内

X-Tech JAWS(エクステックジョウズ)

AWSの利用を推進し、異なる業界や企業のハブとなることを目的に作られたコミュニティ「X-Tech JAWS」。

X-Techに関わるイベントを定期的に開催しており、多くのユーザーが交流の場や勉強会として利用しています。

セッションはユニークな内容が多く、Doorkeeperから参加の申し込みが可能。X-Techについてよく知らないという方でも参加しやすいでしょう。

過去のセッションについては、以下から内容を確認できます。

ASCII.jp:業界を知り、業界をつなぐX-Tech JAWS

Xテック 2020

世界有数のコンサルティングファームとして知られるアクセンチュア。そのアクセンチュアのコンサルタントがわかりやすくX-Techについて解説しているおすすめの本です。

ロジテック・エドテック・HRテック・フィンテックなどの項目に分かれており、概要・主要企業・今後の動向まで把握することが可能。

これからの時代の流れを理解する上でも参考となる本と言えるでしょう。

その他のX-Techビジネスの事例について

最先端のテクノロジーと既存の事業を組み合わせるX-techに対する動きは、今後より活発になっていくと予想されます。

変化の激しい現代のビジネスシーンにおいて、最新の情報へのキャッチアップはとても重要です。

X-techと一口に言っても、その種類はさまざま。以下の記事を読んでどのようなX-techの事例があるかを理解すれば、時代に取り残されることなくビジネスチャンスをつかめるでしょう。

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この記事を書いた人

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フリーランスのWebライターです。小学生の娘と一緒にプログラミングを学習中です。テックキャンプブログではITの最先端を学びつつ記事を書いています。

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