「プログラマーに転職したいけど、プログラミング未経験だから不安」
「そもそも、プログラミング未経験からプログラマーに転職できる?」
「プログラミング未経験から転職するコツが知りたい」
現職の将来性や今後のキャリアを考えて、ITエンジニアになりたい。
まずはプログラマーからキャリアを積み、ゆくゆくはステップアップしたいと考えている人は多いでしょう。
一方で、「未経験からプログラマーはきついからやめとけ」と不安をあおる声も。実際のところ未経験でも転職可能なのか、気になると思います。
そこで本記事では、プログラミング未経験からプログラマーに転職できるのかを解説。
転職のコツ、未経験者におすすめのプログラミング言語、転職面接で失敗しないためのポイントについてもまとめました。
未経験からプログラマーを目指す人は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
プログラミング未経験でも転職できる!3つの理由
結論をいうと、プログラミング未経験でもプログラマー転職は十分に可能。
実際、異業種からの転職でプログラマーに転身した人は数多くいます。文系理系も問わず、女性の活躍も目立つ職種です。
ここでは、プログラミング未経験でもプログラマーに転職できる3つの理由を紹介します。
- IT人材が慢性的に不足しているから
- 必ずしもプログラミングだけが採用基準ではないから
- プログラミングの基礎を学ぶ
IT人材が慢性的に不足しているから
プログラミング未経験でも転職できる1つ目の理由は、日本はIT人材が慢性的に不足している状況だからです。
ここで、経済産業省の『IT人材需給に関する調査(2019年3月)』の試算結果を見てみます。
すると、IT需要の伸びが「高位シナリオ(約9〜3%)」の場合、2030年には最大約79万人のIT人材が不足すると試算しました。
日本におけるIT人材不足が深刻な理由としては、以下が挙げられます。
- 少子高齢化による労働人口の減少
- 急速に進化するIT技術に対する教育体制の遅れ
- 労働環境に関するネガティブなイメージ
- IT技術の習得には時間がかかる
上記の通りで、特にIT技術の習得について、業務レベルに達するには約1,000時間かかるともいわれています。
詳しくは「【プログラミングの習得時間は1000時間】時短で身に付ける方法を紹介!」で解説しているので、参考にしてください。
未経験者を積極的に採用する企業もあるから
プログラミング未経験でも転職できる2つ目の理由は、未経験でも積極的に採用する企業が増えているからです。
実際、IT・Web業界に強い転職エージェント「ワークポート」を見ると、未経験・第二新卒系でIT関連の求人数は、1,000件以上ありました(2023年8月確認時)。
また、前述した「IT技術の習得には時間がかかる」という問題については、入社後の技術研修やOJTなどを通してスキルを身に付けられます。
そのため、技術以外のスキルや適性が企業とマッチしていれば、たとえプログラミング未経験でもプログラマーに転職できるのです。
必ずしもプログラミングだけが採用基準ではないから
プログラミング未経験でも転職できる3つ目の理由は、プログラマー転職において、採用基準は必ずしもプログラミングスキルだけではないからです。
これは、前述した「未経験者を積極的に採用する企業もあるから」に繋がります。
プログラマーとして働く上で、技術は当然必要です。しかし、基本的な技術はいってしまえば、仕事をする中で後天的に身に付きます。
そのため、プログラマーの採用活動において、技術や実績だけを判断基準とする企業は少なく、人となりを含めて総合的に判断する企業の方が多いのです。
未経験歓迎の企業は、その人自身が元々持っているコミュニケーション力や問題解決能力、仕事に対する熱意や向上心などを重視しています。
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プログラミング未経験からプログラマーに転職する5つのコツ
プログラミング未経験でも、プログラマーへの転職は十分可能だと分かりました。
これを踏まえて本章では、プログラミング未経験からプログラマーに転職するコツを5つ紹介します。
- プログラミングの基礎を学ぶ
- ポートフォリオを作る
- 自分の年代に合わせた転職活動を行う
- 企業研究を徹底して行う
- 転職エージェントを利用する
本気で転職を目指すなら、5つのコツをすべて実践しましょう。
プログラミングの基礎を学ぶ
プログラミング未経験からの転職のコツ1つ目は、プログラミングの基礎を学ぶこと。
未経験だからといって、何の知識もなく転職活動するのはNG。Webが動く仕組みや業務内容と関連のある技術の基礎は押さえるべきです。
ProgateやUdemyなど、プログラミングを学べる教材は豊富にあります。
オンライン学習サービスや書籍などを活用して、Webの仕組みやプログラミングの基本的な文法・概念は理解しておきましょう。
プログラミングの基礎については「プログラミングとは何か?を世界一わかりやすく解説【初心者向け】」で解説しているので、参考にしてみてください。
ポートフォリオを作る
プログラミング未経験からの転職のコツ2つ目は、ポートフォリオを作ること。
ポートフォリオは、自分のスキルセットや経験値を証明するための作品集のことです。
プログラミングの基礎を学んだら、簡単なアプリやWebサービスを開発し、ポートフォリオとして提出できる形に残しましょう。
こうすることで、スキルの証明や熱意・向上心が伝わり、面接官へのアピールに繋がります。アプリ開発以外では、IT系の資格取得もありです。
ポートフォリオがあるだけで、ほかの求職者と差別化できます。転職活動を有利に進めるために、ぜひ作りましょう。
自分の年代に合わせた転職活動を行う
プログラミング未経験からの転職のコツ3つ目は、年代に合わせた転職活動を行うこと。
ITエンジニア界隈では、「35歳定年説」という風説がかつてありました。
これは、35歳になると体力的な限界が来ること、35歳頃から管理職登用が一気に進むことなどが背景としてあったためです。
しかし、実際は35歳を超えても、現役で活躍するプログラマーはたくさんいます。最近では、労働人口の減少に伴い、シニア人材を推進する企業もあるほど。
とはいえ、年代が上がるごとに転職活動の難易度が変わるのも事実であり、20代と同じ心持ちで40代の人が転職するのは難しいかもしれません。
そのため、年代に合わせた転職活動の動き方をおさえておくべきです。
以下の関連記事を参考に、年代に合わせた転職活動を実践してみてください。
- 第二新卒・未経験からITエンジニアに転職!企業が求める理由や必要なスキルを紹介
- 30代未経験からエンジニア転職!成功例やプログラミングスクールのおすすめを紹介
- 40代未経験でIT転職は無理?成功させるための心構えや具体的な戦略を解説
企業研究を徹底して行う
プログラミング未経験からの転職のコツ4つ目は、企業研究を徹底して行うこと。
企業研究を通して、企業情報・事業内容・社員の声などを知ることで、自分のスキルや適性に合う企業かどうかを判断できます。
またIR情報を確認して、気になる企業の財務情報・事業計画・強みと弱みといった経営実態をつかむことも重要です。
さらに企業研究を通して得た内容を転職面接で活用すれば、面接官に熱意が伝わります。企業研究は抜かりなく行いましょう。
転職エージェントを利用する
プログラミング未経験からの転職のコツ5つ目は、転職エージェントを利用すること。
転職エージェントを利用すれば、キャリアカウンセラーが自分のスキルセットや能力にマッチした企業を紹介してくれるので、転職成功の確率が上がります。
また企業研究のアドバイス・履歴書の添削・面接対策なども対応してくれるので、初めて転職する方にとってもメリットが多いです。
IT業界への転職に際しては、IT・Web系の転職に強い転職エージェントを選び、複数のエージェントに登録して自分に合うものを見つけましょう。
ITに強い転職エージェントは「IT転職におすすめのエージェント4選!未経験からエンジニアを目指す方法も」で紹介しています。
合わせて、参考にしてください。
未経験でも学びやすいプログラミング言語
すでに転職したい・気になる企業があれば、その企業が必須とするスキルやプログラミング言語を学びましょう。
あるいは、学習難易度が低いプログラミング言語を学んで、簡単なアプリやWebサービスを作ってアピールするのもありです。
ここでは、未経験者でも学びやすいプログラミング言語を紹介します。
- HTML/CSS/JavaScript
- Python
- Ruby
HTML/CSS/JavaScript
HTML/CSS/JavaScriptの3つはフロントエンドの言語で、Webサイトのレイアウト・色・振る舞いなどを表現します。
これらはプログラミング初心者にとって、最も学習難易度が低く理解しやすい言語です。
開発環境も構築しやすく、プログラミングに適したコードエディタを用意すれば、動作確認はブラウザ上で完結するので簡単。
これら3つの言語については「【入門】HTML・CSS・JavaScriptの違いとは?各役割とおすすめ本を紹介」で解説しているので、参考にしてみてください。
Ruby
Rubyは、サーバー側でデータのやり取りを行うサーバーサイド言語の1つ。
日本人プログラマーの方が開発した言語で、文法が分かりやすく日本語の教材も多いことから、プログラミング初心者におすすめです。
また、特筆すべきは「Ruby on Rails」というフレームワーク。
Webアプリ開発の生産性を何倍にも高めるフレームワークとして、Ruby開発においては必要不可欠な存在です。
Web系のIT企業では、同じくサーバーサイド言語のPHPと並んで、Rubyを扱う案件はまだまだ豊富にあります。
プログラムの仕組みを学ぶ上でも有用なので、気になる方はRubyを学んでみてください。
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Python
Pythonは、世界的に需要の高いサーバーサイド言語の1つで、汎用性が高く学習難易度も低いことから、プログラミング初心者におすすめ。
文法がわかりやすいことに加えて、メジャーな言語なので教材が豊富。またAI開発やデータ分析など、先端技術にも対応しています。
将来性を考えた上でも、Pythonを扱うシステム開発の案件は増えていくことが予想されます。学んでおいて損はありません。
IT人材として市場価値を高めたい、ゆくゆくは先端技術を扱うITエンジニアになりたいという方にもおすすめです。
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プログラミング未経験者が転職面接で失敗しないためのポイント
ここでは、プログラミング未経験者が転職面接で失敗しないための3つのポイントを紹介します。ポイントを押さえて、転職成功に一歩近づきましょう。
- 事前に面接対策を十分に行う
- 前職での実績・経験を活かす
- 自信を持って臨む
事前に面接対策を十分に行う
転職面接で失敗しないためのポイント1つ目は、事前の面接対策を十分に行うこと。
一般的に、志望動機・転職理由・前職での経験・自己PR・逆質問は聞かれやすい質問です。これらの想定される質問には、あらかじめ回答を用意しましょう。
また、できれば面接官役の人に手伝ってもらい、実際の面接を想定した練習をしておくと、本番でも普段通りの姿勢で臨めるはずです。
ちなみに転職エージェントでは、面接対策として対面やリモートで模擬面接を実施したり、面接対策セミナーを実施することもあります。
こうしたサービスもぜひ活用してみてください。
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前職での実績・経験を活かす
転職面接で失敗しないためのポイント2つ目は、前職で得た実績や経験を活かすことです。
新卒と比較した中途採用の強みは、前職での経験や社会人経験で身に付いたスキルがあること。
プログラマーに転職しても活かせる仕事の経験や自分の強みを棚卸しして、面接でアピールできるように準備しましょう。
自信を持って臨む
転職面接で失敗しないためのポイント3つ目は、自信を持って面接に臨むこと。
未経験の業界や職種に転職する際は、誰でも少なからず不安はつきもの。しかし、後ろ向きな面接になると、印象が悪くなることも。
もっとも、面接官は事前に履歴書を見てあなたが未経験だということは理解しています。なので、不安になる心配はありません。
ネガティブな発言に繋がったり、面接官に不安を与える原因になるので、面接では自信を持って臨みましょう。
プログラミング未経験から転職するならテックキャンプがおすすめ
プログラミング未経験からプログラマーに転職できるのかどうかや転職のコツ、転職面接で失敗しないためのポイントなどを解説しました。
未経験からプログラマーに転職した人はたくさんいます。決して、未経験だからといって無理なことはありません。
しかし、働きながらプログラミング学習と転職活動を並行するのは、中々ハードです。途中で挫折する可能性もあるでしょう。
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