「現在25歳でIT企業に転職したいと考えている」
「第二新卒・未経験でもITエンジニアに転職できる?」
22歳から25歳頃までの転職希望者「第二新卒」に企業は注目しています。第二新卒の方は、未経験であってもITエンジニアへの転職を有利に進めることが可能です。
そこで本記事では、第二新卒のITエンジニアを企業が求める理由や求められる要素を解説。ITエンジニアの代表的な職種「システムエンジニア」についても紹介します。
ITエンジニアに転職したい第二新卒の方は、ぜひ参考にしてください。
この記事の目次
第二新卒はITエンジニア転職に有利
一度社会人を経験して、今までとは違う職種に転職したいと考えている方も多いでしょう。
そのような場合に、専門スキルが身につけられ、将来性の高さを感じさせるITエンジニアに興味を持つ方も増えています。
22歳から25歳までは第二新卒扱いとなり、まだまだ若いです。他の職種と同じ様に、ITエンジニアへの転職も有利に進められます。
ここでは、そもそも第二新卒とは何かを以下の流れで解説します。
- 第二新卒とは
- 第二新卒は文系・未経験でもITエンジニアになりやすい
- IT業界の人材不足も追い風
第二新卒とは
第二新卒とは、新卒で就職後、3年以内に転職活動をはじめた人を指します。年齢としては、22歳から25歳頃までです。
第二新卒の定義は転職サイトなどで異なりますが、共通している認識もあります。それは、「短い期間でも社会人経験がある」こと。
「新卒」と「社会人」のちょうど中間のような位置づけと捉えるとわかりやすいでしょう。
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第二新卒は文系・未経験でもITエンジニアになりやすい
第二新卒の方は、文系や未経験でもITエンジニアへの転職は比較的行いやすいです。
ITエンジニアと聞くと、理系が強いという印象を受けるでしょう。しかし、実際には、文系でITエンジニアとして働いている方も多く存在します。
また、未経験で就職してから研修や実務を通してスキルを身につけたITエンジニアも少なくありません。文系・未経験だからといってITエンジニアになれないわけではないのです。
第二新卒には、社会人として仕事に取り組んだ経験があります。ITのスキルを身につける意欲が伝えられれば、文系・未経験でも転職をスムーズに進められるでしょう。
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IT業界の人材不足も追い風
第二新卒がITエンジニアになりやすい理由として、IT業界の人材不足も重要。経済産業省の資料によると、2030年には最大約79万人のIT人材不足が発生する予想もあります。
また、IT人材の不足だけでなく、高度IoT人材の育成も必要。高度IoT人材はインターネットとリアルでのモノづくりのスキルを持ち、個人・チームで能力を発揮できる人材です。
そのような人材の育成において、年齢や素直さはとても重要。
第二新卒は、社会人としての基本を理解しているので企業にとっても扱いやすく、将来性のある魅力的な人材と捉えられるでしょう。
なぜ企業は第二新卒を求めているのか
25歳前後で多少の社会人経験を持つ第二新卒。企業はなぜ第二新卒に注目するのか。
ここでは、その理由をおもに4つ紹介します。
- ビジネスマナーを身につけている
- 仕事の進め方がある程度わかる
- 仕事の吸収が早い
- 第二新卒の採用を政府がサポートしている
ビジネスマナーを身につけている
第二新卒を企業が求める理由の1つは、ビジネスマナーを身につけていること。
第二新卒は社会人としての経験がありますので、新人研修などでビジネスマナーや社会人としての一般教養を身につけています。
ビジネスマナーは、業界を問わずどんな仕事においても基礎となる重要なスキル。具体的には、挨拶・名刺交換・電話対応・ビジネスメールなどの知識のことです。
社会人の基本となる部分に教育のコストや時間をかけることなく、業務の研修にすぐに進めるのは第二新卒を雇用する大きな魅力。
仕事の進め方がある程度わかる
社会人としての実務経験があるため、仕事をどのように進めていくか理解していることも第二新卒が求められる理由です。
連絡・情報共有・進捗報告など、どんな職種でも仕事の進め方の基本は大きくは変わりません。
また、「仕事を効率的に進めるために能動的に動く」「問題が発生した場合には上司に指示を仰ぐ」といった、当たり前のことを当たり前にできる点も重要。
第二新卒の雇用は、社会人の経験がない新人を一から育てるよりも効率的で確実です。教育に工数を使う余裕がない企業にとっては、積極的に雇用したい人材と言えるでしょう。
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仕事の吸収が早い
第二新卒は卒業から3年以内で、年齢も25歳前後とまだまだ若いです。若さは素直さや仕事の吸収の早さにつながります。
社会人経験がある方は、これまでの経験則に基づいて仕事をします。
しかし、時にはそれが非効率な場合も考えられるでしょう。
これがベテランの社会人の場合、改善しようとしても、経験が先入観となってネックになり仕事が覚えづらくなる場合も。
一方で、仕事の経験が長くない第二新卒は、非効率な仕事をしていても、上司のサポートや気づきを得ることで改善できる可能性が高いのです。
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第二新卒の採用を政府がサポートしている
厚生労働省は第二新卒の企業による採用を増やすために、特定求職者雇用開発助成金を支給するサポートも行っています。
これは、卒業して三年以内の方を新卒扱いで採用すると、定着期間に応じて助成金の支給が得られる制度です。
教育に対するコストが抑えられるだけでなく、助成金の支給も受けられるので、企業にとって第二新卒を採用するリスクは低いと言えるでしょう。
第二新卒と30代のITエンジニア転職に求められる要素の違い
第二新卒としてITエンジニアを目指す場合には、どのような要素が求められるか理解しておくと転職が進めやすいです。
そこで本章では、第二新卒と30代のITエンジニアに求められる要素の違いについて解説します。
志望動機や転職理由を考える際の参考にしてみてください。
第二新卒(25歳前後)の場合
25歳のITエンジニアに求められる要素は、「将来性を感じるか」「伸びしろがあるか」「コミュニケーション能力の高さ」のおもに3つです。
将来性を感じるか
第二新卒の若い方が、経験が浅くスキルが低いことはあまり問題ではありません。
新しいことを吸収しようとする積極性や、前向きに仕事に取り組める姿勢が大切です。このような意欲や姿勢から企業はあなたに将来性を感じるでしょう。
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伸びしろがあるか
これから新しい仕事に取り組む上で、伸びしろを感じさせるかはとても重要。
若い方は、仕事に実直に取り組める素直さや、教えたことを短時間で身につけられる吸収力が30代にはない強みと言えるでしょう。
だからといって、「がんばります」「やる気があります」だけでは、企業から採用されることは難しいです。
短い期間であっても、どのように課題に取り組んだのかや、仕事でどのような成果を上げてきたのかを数字や具体例を入れ込んで言語化できるようにしておきましょう。
仕事に対して自分から生産性の向上に取り組めると受け取られ、さらに伸びしろのある人材として企業は認識します。
コミュニケーション能力の高さ
コミュニケーション能力は、チームでの作業や仕事を教わるといったさまざまな仕事の場面で求められる重要な能力です。
伸びしろや吸収力といった魅力を伝える上でもコミュニケーション能力は役立ちます。
質問の受け答えや意志の疎通が行える程度のコミュニケーション能力は、どのような仕事においても必要不可欠です。
将来性が期待される第二新卒の人材。その成長を加速させるコミュニケーション能力の高さを企業は求めています。
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30代の場合
30歳のITエンジニアには、「即戦力となるか」「実績や成果」のおもに2つが求められるようになります。25歳のエンジニアよりも若干ハードルは高いと言えるでしょう。
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開発経験があり即戦力となるか
30歳のITエンジニアは、開発経験があり即戦力となるかがポイントとなります。
25歳であれば、教育が前提で採用されますが、30歳の場合には将来性よりも戦力として活躍することが期待されるからです。
具体的な実績や成果があるか
30歳のITエンジニアの転職には経験があることが前提。どのようなプロジェクトに携わったかはもちろん、具体的な実績や成果をあげてきたかも企業が気になるポイントです。
経験があれば、何かしらの実績や成果はあるでしょう。今までのキャリアの振り返りをおこなって、大小にこだわらずに実績や成果を書き出すことがおすすめです。
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25歳と同じようなレベルでも募集している企業もある
30歳から未経験でITエンジニアに転職するのはややハードルは高いです。
しかし、30歳から未経験での転職は無理ではありません。25歳のITエンジニアと同じ程度のレベルでも募集している企業はあります。
それでも、早くから経験を積めれば、後のキャリアプランが描きやすいことは事実。
ITエンジニアに興味がある方は30歳でも大丈夫と思わずに、第二新卒という転職しやすい状況でチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
システムエンジニアの仕事内容・年収
ITエンジニアには、さまざまな職種があります。その中でも需要や人気の面でよく挙げられるのが「システムエンジニア(SE)」です。
実際、システムエンジニアを目指す第二新卒の方も多いでしょう。そこで本章では、基本情報としてシステムエンジニアの仕事内容や年収について解説します。
- システム開発とプロジェクト管理
- プロジェクトマネージャーを目指すのが一般的
- システムエンジニアの平均年収
より詳しく知りたい場合は、「システムエンジニアとは?仕事内容からやりがい、年収まで徹底解説」を参考にしてください。
システム開発とプロジェクト管理
システムエンジニアのおもな仕事は、「システム開発」と「プロジェクトの管理」の2つです。
以下で深堀りします。
システム開発
システム開発は、以下の5つの行程で行われます。
- 要求分析・要件定義
- 基本設計
- 詳細設計
- 開発
- テスト
- 導入
要求分析・要件定義は、まずクライアントの要求を聞いて分析を行い、解決したい課題を明確にします。それをもとにシステムでその課題を解決するかを決定。
基本設計は、要件定義で決定した内容に沿って、システムの設計を行う行程。機能・表示方法・操作方法などの仕様を決めます。
詳細設計の工程では、基本設計で決定した機能をどのようにプログラミングで実現するのか、より細かく設計を行います。
開発は設計書をもとにプログラミングをしていく工程です。この工程はおもにプログラマーが担当し、システムエンジニアが兼務する場合も。
テストは、プログラムが設計で意図した通りに動くか確認します。導入で完成したシステムを顧客に納品します。
このように、システムエンジニアは、ほぼすべての工程に関わる重要な職種です。
プロジェクト管理
システム開発は規模の大小に関わらず、多くの人間がプロジェクトに関わってきます。そのプロジェクトのスケジュール管理もシステムエンジニアの仕事です。
問題が発生した場合には解決に取り組み、スムーズにプロジェクトを進行させることが重要。
プロジェクトマネージャーを目指すのが一般的
システムエンジニアのキャリアプランとしては、上位職のプロジェクトマネージャー(PM)を目指すのが一般的です。
具体的には、チームリーダー・プロジェクトリーダー・プロジェクトマネージャーと管理業務が増えることで、ステップアップしていきます。
プロジェクトマネージャーになると、メンバーの人数調整・予算管理・全体スケジュール管理も行うため、経験と優れた管理能力が不可欠です。
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システムエンジニアの平均年収
求人ボックス 給料ナビによると、システムエンジニアの平均年収は約517万円という結果(2023年3月10日時点)。
また、20歳〜24歳は約339万円、25歳〜29歳は約445万円でした。
今後もシステムエンジニアに対する需要は増えていくと予想されるので、スキルや経験次第で平均年収を大きく超える収入を得ることも期待できるでしょう。
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システムエンジニアに向いている人
システムエンジニアに向いている人の特徴としては、「情報収集能力が高い」「新しい技術に意欲的」「コミュニケーション能力が高い」の3つがあげられます。
情報収集能力の高さや新しい技術に関心が持てることは、スキルを高め続けなければならないSEには必要不可欠です。
重要な3つの特徴の中で、コミュニケーション能力は特に必須です。
クライアントの要望を聞き出し、求めていることを正確に理解する力が求められます。また、作ったシステムをクライアントに説明する際には、わかりやすく伝えなければなりません。
システムエンジニアとして働くメリット・デメリット
本章では、システムエンジニアとして働くメリット・デメリットについて紹介します。
メリット
システムエンジニアとして働くメリットは、以下の5つです。
- やりがいのある業務に取り組める
- 風通しの良い職場
- チームで働く楽しさが味わえる
- 給料が高い
- 転職しやすい
やりがいのある業務に取り組める
新しい技術ややりがいのある業務に取り組める点は、システムエンジニアとして働くメリット。
IT業界は進歩が早く、新しい技術が日々登場します。スピーディーな変化は、あなたに常に刺激を与えてくれるでしょう。
風通しの良い職場
風通しの良い職場が多いことも、システムエンジニアとして働くメリットです。
IT業界は他の業界と比較すると新しい業界。そのため、新しい会社が多く、古い慣習にとらわれない職場で働ける可能性が高いでしょう。
フレックスタイムの導入や私服で働けるなど、オープンな職場が多いです。
また、年齢に関わらず、能力が高ければ評価されやすい点も魅力。
チームで働く楽しさが味わえる
システム開発のプロジェクトは、個人ではなくチームで取り組むものです。
システムエンジニアは、ほぼすべての工程に関わるので、多くの人とコミュニケーションを取りながら仕事を進めなければなりません。
そのため、クライアントへの納品が完了した際には、一人では味わえないチームで働くやりがいが感じられるでしょう。
給料が高い
システムエンジニアは、給料面で他のITの職種と比較すると優遇されています。給料が高いことは働くメリットと言えるでしょう。
技術職の1つなので、営業職のようにインセンティブで稼ぐというよりも、基本給が高くスキルや経験をもとに昇給・昇進を経て収入アップする仕組みです。
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転職しやすい
第二新卒の転職において、IT業界は人気があります。そのIT業界の中で、システムエンジニアの求人数は多いため、転職しやすい職種と言えるでしょう。
「将来性のある技術が取得したい」「今までの仕事をIT業界で活用したい」と考えている方は、ITエンジニアの中でも、特にシステムエンジニアがおすすめ。
システムエンジニアはスキルが身につき、年収も高い傾向にあります。IT業界でほかの企業に転職する際も、これまでのスキルや経験を活かせる場面が多いです。
デメリット
一方で、システムエンジニアとして働くデメリットは、以下の3つです。
- 残業が多い
- 仕事以外の時間に勉強が必要
- スキルが陳腐化する可能性がある
残業が多い
出典元:OpenWork 働きがい研究所
システムエンジニアは他の職種よりも残業が多い傾向があります。これは、プライベートを大切にしたいという方にはネックになるでしょう。
OpenWorkの調査によると、2021年の月間平均残業時間は約24時間。また業界別の「SIer、ソフト開発、システム運用」を見ると、同様に約24時間でした。
この数字だけを見ると、あまり残業が多くないように感じるでしょう。
しかし、システム開発の時期によっては、長時間の残業が発生する場合もあります。また突発的な障害対応で残業が発生する場合も。
システムエンジニアを志すのであれば、ある程度の残業は覚悟しておきましょう。
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仕事以外の時間に勉強が必要
システムエンジニアは、仕事以外の時間にも最新の技術にキャッリアップするために勉強が必要。変化が早いということは、それに遅れない努力も求められます。
新しい技術を楽しみながら調べられれば、情報収集や学習も苦にはならないでしょう。
スキルが陳腐化する可能性がある
努力して身につけたスキルが、時代の変化によって陳腐化して役に立たなくなる可能性も。これからの注目が予想された技術がまったく使われないこともあります。
プログラミング学習の際は、Java・JavaScript・C#・Pythonなど、今後も需要が見込める技術を見極めて学習するのが得策です。
システムエンジニアに必要なスキル・資格
第二新卒・未経験でもシステムエンジニアに転職は可能。そしてスキルや資格があれば、さらに転職を有利に進められるでしょう。
そこで本章では、良い条件で転職するために必要なスキル・資格を3つ紹介します。
- プログラミングの知識
- 取得すると有利な資格
- 第二新卒は研修が充実した企業がおすすめ
プログラミングの知識
プログラミングの知識は、システムエンジニアとして働く上で必須。システムエンジニアはシステム開発の全行程に関わりますので、プログラミング知識も要求されます。
実際、転職する企業によっては開発工程を担当することも。また、プログラミングの知識があれば、要求分析・要件定義もより具体的な提案が可能。
プログラマーとのやりとりもスムーズに行えます。
以下で、ITエンジニアを目指す方におすすめのプログラミング言語を紹介します。
Webエンジニアを目指すならRuby・JavaScript
Webエンジニアを目指す方には、Ruby・JavaScriptがおすすめです。
この2つの言語は人気が高いだけでなく、Ruby on Railsなどのフレームワークを利用すれば学習も行いやすい点もポイント。
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年収アップを狙うならGo言語がおすすめ
年収アップを狙うなら、世界的に需要が高まっているGo言語もおすすめ。Go言語は、2018年のプログラミング言語の年収ランキングで1位を獲得しました。
シンプルで記述しやすく学習のハードルが低く、大規模プロジェクトに採用しやすいため、Go言語をシステム構築に採用する企業が増えています。
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取得すると有利な資格
システムエンジニアとして転職する上で、資格は特に必要ありません。
ただし、仕事に関連する資格を取得していれば、ITに関する知識があることや意欲を示すことができます。転職も有利に進められるでしょう。
ITの基礎知識を持つことを証明できる以下の資格の取得がおすすめです。
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第二新卒は研修が充実した企業がおすすめ
スキルや資格は今後のキャリアアップにも役立ちます。転職前に身につけるのが難しい場合には、研修が充実している企業を選ぶという方法もあります。
また、研修が充実している企業はスキル・資格面で役立つだけでなく、社員の育成に力を入れている企業が多いです。
転職先の候補を選ぶ際に、比較する要素として考えても良いでしょう。
転職の面接でチェックされるポイント
転職の面接で、第二新卒の方が企業からチェックされることが多いポイントを3つ紹介。
- 短い期間で転職しないか
- コミュニケーション能力に問題はないか
- 転職理由は筋が通っているかが大切
短い期間で転職しないか
第二新卒は、就職してから3年以内に転職活動をしている方です。そのため、企業はあなたがまたすぐにやめてしまうことを心配しています。
客観的に納得できる退職理由や、長期的に働く意志があることを明確に伝えましょう。
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コミュニケーション能力に問題はないか
人間関係が1つの理由となって退職した場合には、あなたのコミュニケーション能力に問題がないかが企業は気になります。
人付き合いは一方方向ではなく、両者のやりとりで成り立ちます。そのため、片方だけが悪いというケースは稀です。
そのため、あなたにも問題があったのではないかと企業は考えます。人間関係で発生した問題を今後はどのように解決していくか伝えられると良いでしょう。
転職理由は筋が通っているかが大切
第二新卒での転職において、転職理由に筋が通っていることも大切。
「社会人として働く上で、自分が本当にやりたいことはシステム開発だと気づいた」など、なぜSEとして転職しようとしているのか、相手も納得できる回答を用意しておきましょう。
「給料が安すぎた」「上司と合わなかった」など、マイナスの理由ばかりを伝えると主体性のない人材と受け取られかねません。
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まとめ:第二新卒・未経験でもITエンジニアに転職できる
第二新卒のITエンジニアを企業が求める理由や求められる要素、システムエンジニアの基本情報などを紹介しました。
第二新卒・未経験からITエンジニアに転職する際、以下の準備は必ず行いましょう。
- 市場価値を理解する
- キャリア・スキルの棚卸し
経験は浅くても、社会人としての経験が第二新卒の方にはあります。あなたのスキルや経験によって、どのような市場価値があるのか理解しましょう。
未経験の職種にチャレンジするのは良いですが、同じ職種でより良い条件に転職した方が良い場合もあります。
社内価値だけしか理解していない場合には、あなたの能力が転職に活かせないことも。
そして、キャリア・スキルの棚卸しも重要。短い期間でも、今までに「どのような経験をしてきたか」「どのようなスキルを身につけてきたか」を振り返りましょう。
異なる職種を目指す場合にも、ビジネスマナーやコミュニケーション能力など生かせるスキルはあるはずです。また、課題にどのように取り組んだのかもアピールできるポイント。
あなたの市場価値の理解とキャリア・スキルの棚卸しを行えば、転職における強みが見えてきます。そして、あなたに何が足りないのかもわかるはずです。
この記事を参考にしていただき、ITエンジニアへの転職を成功させましょう。
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はじめての転職、何から始めればいいか分からないなら
「そろそろ転職したいけれど、失敗はしたくない……」そんな方へ、テックキャンプでは読むだけでIT転職が有利になる限定資料を無料プレゼント中!
例えばこのような疑問はありませんか。
・未経験OKの求人へ応募するのは危ない?
・IT業界転職における“35歳限界説”は本当?
・手に職をつけて収入を安定させられる職種は?
資料では、転職でよくある疑問について丁寧に解説します。IT業界だけでなく、転職を考えている全ての方におすすめです。
「自分がIT業界に向いているかどうか」など、IT転職に興味がある方は無料カウンセリングにもお気軽にお申し込みください。