「給料が高い職業にはどんなものがあるのだろう」
「今よりも年収を上げるにはどんな職業に転職すればいい?」
今よりも年収が高くて稼げる職種に就きたいと考える人は多いでしょう。
そこで本記事では、給料が高い稼げる職種ランキングTOP100を一挙紹介。
また、業種別平均年収ランキング、特別な学歴・資格がなくても高い年収が狙える職種なども紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
※記事内の年収等は2024年3月執筆時の内容です。最新情報は公式サイト等でご確認ください。
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この記事の目次
「給料が高い職業」といえるのはいくらから?
「給料が高い職業」と聞いて、皆さんはどれくらいの年収を思い浮かべるでしょうか?
ここでは、日本のサラリーマンの平均年収や、理想の年収について調査したアンケート結果などを紹介しながら考察していきます。
- 日本のサラリーマンの平均年収は458万円
- 理想の年収は約789万円
日本のサラリーマンの平均年収は458万円
国税庁の『令和4年分 民間給与実態統計調査』によると、給与所得者の年間給与額は約458万円。男女別で見ると男性が約563万円、女性が約314万円となっています。
また、給与所得者の給与階級別分布によると、男性では400万円超500万円以下が最も多く、女性では100万円超200万円以下が最も多いという結果でした。
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理想の年収は約789万円
一方、日本人の理想の年収と実際の年収との間には大きな差があるようです。
株式会社WAMICOが行ったアンケート調査(2022年)によると、理想の年収の平均は約789万円という結果でした。
また、男女別で見ると、男性は約963万円、女性は約833万円という結果。
また前述の国税庁の調査によると、日本の給与所得者における年収800万円超の割合は、全体の約10%程度。年収1,000万円超になると、全体の約5%という結果でした。
国民全体の平均年収の約2倍に当たる「年収800万円」という数字は、「年収が高い」というイメージの1つの目安となるようです。
給料が高い稼げる職業ランキングTOP100
実際に年収1,000万円以上稼ぐことも夢ではない「給料の高い稼げる職業」には、どのようなものがあるのでしょうか。
以下で、厚生労働省が発表した『令和4年 賃金構造基本統計調査』の結果から算出した、年収ランキングTOP100を紹介します。
順位 | 職種 | 平均年収(円) |
1 | 航空機操縦士 | 16,003,100 |
2 | 医師 | 14,288,900 |
3 | 大学教授(高専含む) | 10,656,600 |
4 | 法務従事者 | 9,713,900 |
5 | 管理的職業従事者 | 8,627,200 |
6 | 大学准教授(高専含む) | 8,600,400 |
7 | 歯科医師 | 8,104,100 |
8 | その他の経営・金融・保険専門職業従事者 | 7,808,600 |
9 | 公認会計士、税理士 | 7,466,400 |
10 | 小・中学校教員 | 7,397,200 |
11 | 研究者 | 7,039,400 |
12 | 著述家、記者、編集者 | 6,976,200 |
13 | 大学講師・助教(高専含む) | 6,972,300 |
14 | 獣医師 | 6,866,200 |
15 | 不詳 | 6,811,900 |
16 | 高等学校教員 | 6,775,000 |
17 | システムコンサルタント・設計者 | 6,604,000 |
18 | 機械器具・通信・システム営業職業従事者(自動車を除く) | 6,545,500 |
19 | 電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く) | 6,444,500 |
20 | 発電員、変電員 | 6,346,200 |
21 | 企画事務員 | 6,303,100 |
22 | 建築技術者 | 6,203,600 |
23 | 化学技術者 | 6,192,000 |
24 | 輸送用機器技術者 | 6,122,700 |
25 | 金融営業職業従事者 | 6,070,900 |
26 | 機械技術者 | 6,062,100 |
27 | 鉄道運転従事者 | 5,931,400 |
28 | 船内・沿岸荷役従事者 | 5,859,900 |
29 | 助産師 | 5,842,100 |
30 | 薬剤師 | 5,833,900 |
31 | 他に分類されない専門的職業従事者(行政書士、不動産鑑定士、検数員、司書、通訳など) | 5,797,900 |
32 | その他の営業職業従事者(食料品ルートセールス員、不動産セールス員、 医薬品販売外交員、広告取りなど) |
5,782,800 |
33 | 土木技術者 | 5,732,100 |
34 | 販売類似職業従事者 | 5,643,500 |
35 | 他に分類されない技術者(作業環境測定士、農業技術者、食品化学技術者など) | 5,575,300 |
36 | ダム・トンネル掘削従事者、採掘従事者 | 5,530,700 |
37 | 金属技術者 | 5,503,300 |
38 | ソフトウェア作成者 | 5,502,200 |
39 | 診療放射線技師 | 5,437,400 |
40 | 自動車営業職業従事者 | 5,400,800 |
41 | その他の情報処理・通信技術者(サーバー管理者、セキュリティ技術者、 電気通信主任技術者など) |
5,346,100 |
42 | 秘書 | 5,200,400 |
43 | 車掌 | 5,195,900 |
44 | はん用・生産用・業務用機械器具・電気機械器具整備・修理従事者 | 5,151,900 |
45 | クレーン・ウインチ運転従事者 | 5,133,200 |
46 | 化学製品製造従事者 | 5,103,700 |
47 | 臨床検査技師 | 5,089,200 |
48 | 看護師 | 5,081,300 |
49 | 電気工事従事者 | 5,067,900 |
50 | 製銑・製鋼・非鉄金属製錬従事者 | 5,022,600 |
51 | 自動車組立従事者 | 5,012,800 |
52 | 宗教家 | 4,973,300 |
53 | その他の機械整備・修理従事者(電車修理工、自転車修理工、時計修理工など) | 4,941,400 |
54 | その他の教員(各種学校教員、専修学校教員、特別支援学校教諭、予備 校・自動車学校教員など) |
4,938,900 |
55 | 庶務・人事事務員 | 4,907,000 |
56 | 総合事務員 | 4,899,500 |
57 | 音楽家,舞台芸術家 | 4,896,200 |
58 | 測量技術者 | 4,871,900 |
59 | 配管従事者 | 4,852,800 |
60 | 運輸・郵便事務従事者 | 4,847,800 |
61 | 保健師 | 4,812,800 |
62 | デザイナー | 4,806,400 |
63 | はん用・生産用・業務用機械器具組立従事者 | 4,805,900 |
64 | 生産関連事務従事者 | 4,802,500 |
65 | 鋳物製造・鍛造従事者 | 4,799,800 |
66 | 営業用大型貨物自動車運転者 | 4,773,700 |
67 | 金属工作機械作業従事者 | 4,749,800 |
68 | 営業・販売事務従事者 | 4,714,100 |
69 | その他の商品販売従事者(街頭販売員、訪問販売員など) | 4,710,200 |
70 | 鉄工、製缶従事者 | 4,702,600 |
71 | 自動車整備・修理従事者 | 4,692,600 |
72 | 美術家、写真家、映像撮影者 | 4,666,800 |
73 | 画工、塗装・看板制作従事者 | 4,617,800 |
74 | その他の建設従事者(左官、壁塗り工、モルタル塗り工、屋根ふき工、 はつり工、防水工、保温工、保冷工、内装仕上工など) |
4,606,500 |
75 | 外勤事務従事者 | 4,544,400 |
76 | 他に分類されない輸送従事者(駅構内係、フォークリフト運転者など) | 4,537,500 |
77 | 会計事務従事者 | 4,500,100 |
78 | 金属彫刻・表面処理従事者 | 4,498,700 |
79 | 航空機客室乗務員 | 4,496,900 |
80 | 製図その他生産関連・生産類似作業従事者 | 4,495,800 |
81 | 機械検査従事者 | 4,481,000 |
82 | 金属溶接・溶断従事者 | 4,480,100 |
83 | 保険営業職業従事者 | 4,469,500 |
84 | その他の保健医療従事者(臨床工学技士、マッサージ師、はりきゅう師、 柔道整復師など) |
4,433,000 |
85 | その他の製品製造・加工処理従事者(金属製品) | 4,393,300 |
86 | 建設・さく井機械運転従事者 | 4,391,300 |
87 | 営業用貨物自動車運転者(大型車を除く) | 4,379,400 |
88 | 窯業・土石製品製造従事者 | 4,377,200 |
89 | その他の一般事務従事者 | 4,374,300 |
90 | その他の機械組立従事者(電車組立工、時計組立・調整工、レンズ工、 計量計測機器・光学機器組立工など) |
4,366,300 |
91 | その他の定置・建設機械運転従事者(エレベーター機械係、クレーン合図員、玉掛工、 リフト運転員、ごみ処理プラント操作員など) |
4,329,100 |
92 | 建設躯体工事従事者 | 4,309,800 |
93 | 理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、視能訓練士 | 4,306,800 |
94 | 歯科技工士 | 4,298,700 |
95 | ゴム・プラスチック製品製造従事者 | 4,296,900 |
96 | 金属プレス従事者 | 4,281,500 |
97 | 印刷・製本従事者 | 4,234,800 |
98 | 板金従事者 | 4,202,900 |
99 | 准看護師 | 4,181,700 |
100 | 土木従事者、鉄道線路工事従事者 | 4,171,000 |
平均年収ランキングTOP100のうち、平均年収1,000万円を超えるのは航空機操縦士・医師・大学教授(高専含む)の3つのみ。
これらは、いずれも高い学歴や資格が必要な職業です。またTOP10に入る職業のうち、公認会計士・税理士・歯科医師についても、国家資格が必要。
一方で、経営・金融・保険専門職業従事者やシステムコンサルタント・設計者など、上位にランクインした職種の中には特定の資格が不要なものもあります。
しかし、いずれにせよ高いスキルが求められる職業が平均年収ランキング上位になっていることが分かるでしょう。
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業種別平均年収ランキング
厚生労働省の『令和4年 賃金構造基本統計調査』では、業種別の給与所得金額も調査されています。ここでは、業種別の平均年収ランキングを紹介します。
順位 | 業種 | 平均年収 |
1 | 電気・ガス・熱供給・水道業 | 6,143,500 |
2 | 学術研究、専門・技術サービス業 | 5,963,900 |
3 | 金融業、保険業 | 5,937,000 |
4 | 教育、学習支援業 | 5,759,700 |
5 | 情報通信業 | 5,671,600 |
6 | 鉱業、採石業、砂利採取業 | 5,359,200 |
7 | 不動産業、物品賃貸業 | 5,141,900 |
8 | 建設業 | 5,002,400 |
9 | 卸売業、小売業 | 4,738,100 |
10 | 製造業 | 4,623,700 |
11 | 複合サービス事業 | 4,578,500 |
12 | 医療、福祉 | 4,294,700 |
13 | 運輸業、郵便業 | 3,988,300 |
14 | サービス業(他に分類されないもの) | 3,721,500 |
15 | 生活関連サービス業、娯楽業 | 3,620,900 |
16 | 宿泊業、飲食サービス業 | 3,431,500 |
1位の「電気・ガス・熱供給・水道業」は私たちの生活に欠かせないライフライン。次いで「学術研究、専門・技術サービス業」「金融業、保険業」となっています。
「学術研究、専門・技術サービス業」には、法律・特許事務所、公認会計士・税理士、獣医業などが含まれ、これらは職種別平均年収ランキングで上位に入っているものです。
5位の「情報通信業」に属するのは、大手テレビ局やIT企業など。特にIT市場は近年拡大し続けており、人材不足が深刻であることから、平均年収が高い傾向があります。
楽に稼げる高収入な仕事の例
「楽に稼げる仕事」といわれて、皆さんはどんな仕事を思い浮かべるでしょうか。実は仕事における「楽」の条件は人それぞれ。
「肉体的に楽に稼げる」具体的な条件は、「座り仕事」「危険でない」「自宅でもできる」「定時で上がれる」「残業がない」などです。
また、「精神的に楽に稼げる」具体的な条件は、「ノルマがない」「人間関係が安定している」「将来への不安が少ない」「自分の好きな時間にできる」「大きな責任が伴わない」「ワークライフバランスが保てる」などです。
ここでは、これらの条件を満たし、満足のいく収入を得られる仕事の例を4つ紹介。
- 個人投資家
- アフィリエイター
- 放射線技師
- IT系職種
楽に稼げる仕事については、「給料高い&楽な仕事ランキング10!今からでも目指せる職業を厳選」でも紹介しています。
個人投資家
個人投資家とは、個人として資産を利用して投資活動を行う人のこと。個人投資家が得る利益は、大きくインカムゲインとキャピタルゲインの2種類あります。
- インカムゲイン:資産を保有することで得られる利益。投資信託の分配金や株式の配当金などがこれにあたる
- キャピタルゲイン:資産の売買によって得られる利益。株式を購入額よりも高く売却すれば、その差額がキャピタルゲインとなる
個人投資家が「楽に稼げる」といわれるのは、インカムゲインは資産を保有しているだけで得られ、キャピタルゲインを得るにしても売買にかかる時間はわずかなためです。
一方で個人投資家として十分な利益を得るためには、相応の資産が必要。また元本割れのリスクがあることも忘れてはなりません。
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アフィリエイター
楽に儲かる仕事として紹介されることもあるアフィリエイター。
アフィリエイターとは、自分のブログやWebサイトに広告を掲載し、誰かがその広告をクリックして商品を購入することで、手数料をもらえる職業。
アフィリエイターとして生計を立てるためには、SEOなどのスキルが必要だったり、Webマーケティングの知識が必要だったりします。
価値のあるコンテンツを継続的に発信できれば、収入も上がり、月に数百万の収益を出すブログやサイトに育て上げられる可能性も。
また価値のあるコンテンツが一定数蓄積され、メンテナンスもできていれば、1日の作業にそこまで時間をかけなくても収益を生み出せられるでしょう。
一方で上記のようなサイト(ブログ)に育てるためには、相応の労力が必要となることも把握しておきましょう。
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放射線技師
放射線技師になるためには、診療放射線技師の国家資格が必要です。
また、資格試験には一定の学歴も必要。特別な学歴・資格が必要な職業のため、その分年収も高い傾向があります。そんな放射線技師の仕事は「楽」「暇」といわれることも多いです。
その理由としては、「基本的に医師や歯科医師の指示に従って放射線を用いた画像検査や治療を行えばOK」という部分があるでしょう。しかし、放射線画像撮影1つとっても、精密な診断のためには技術が求められます。
また放射線技師は、所属する病院によっては残業がほぼなかったり、短時間勤務が可能だったりします。そのため、放射線技師はプライベートを充実しやすいという声も。
働く病院によりますが、「給料の割に楽に働ける」職業の1つと言えるでしょう。
IT系職種
IT系職種が楽なポイントは、基本的にデスクワークである点にあります。
またIT業界全体として、在宅勤務やリモートワークなど、働く環境・時間を選びやすい柔軟な企業が多いのも、楽なポイントの1つと言えるでしょう。
特に家事・育児・介護など、長時間家を空けて働きに出るのが難しい人にとって、働き方を選びやすいIT系職種はメリットとなる部分も多いでしょう。
IT系職種の稼げるポイントとしては、IT業界の慢性的な人材不足が理由としてあります。また業界全体として成果主義の傾向があるため、年齢・性別に関係なくスキルがあれば年収を上げ続けることも可能です。
IT業界が稼げると言われる理由や、稼げるIT系職種に関しては、後ほど改めて紹介します。
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高収入な職業に転職するには?
高収入な職種に転職するには、以下のような条件があります。
- 語学力(英語のスキル)を磨く
- 専門資格を取得する
- 専門スキルを身につける
- 転職エージェントを活用する
語学力(英語のスキル)を磨く
語学力が平均年収に関係していることは、アンケート結果で明らかになっています。
実際、エンワールド・ジャパンのアンケート調査(2020年調査)によると、英語レベル上級者(流暢)では、年収1,000万円以上が約60%という結果。一方で、初級(挨拶レベル)では約10%に留まっていました。
この理由としては、英語スキルがあると職務の幅が広がることが挙げられます。以下は、同調査の結果分かった、英語レベルと担当する職務についてまとめたグラフです。
出典元:英語レベル「上級」では、年収1,000万円以上が約60% 英語レベルと年収の高さに相関関係
英語スキルが上級レベルの場合、Eメールや資料作成といった読み書きだけでなく、商談やプレゼン、セミナー登壇など、より応用的な場でスキルを生かせることが分かります。
また、前述した平均年収の高い職業の中でも、語学力が重要視されているものも。
例えば、航空機操縦士は海外からのお客様向けに英語のスキルが必要ですし、医師や大学教授も論文を読んだり書いたりする際に英語のスキルが求められます。このほかにも、外資系金融機関に勤める職員や国際部門の公認会計士も、英語力が必要。
このように、語学力は給料が高い稼げる職業を目指す際のアドバンテージとなる可能性が高いといえるでしょう。
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専門資格を取得する
紹介した給料が高い稼げる職業の中には、専門資格が必須となるものも多かったです。
例えば航空機操縦士・医師などは、資格取得に特定の学歴が必要。一方で公認会計士試験には受験資格はなく、学歴関係なく誰でも受験できます。
また、資格が必須でなくても、資格を取得することに年収アップが見込める職業も。
例えばIT系職種でも、資格を取得すると資格手当がもらえたり、独立する際に資格を保有していると収入アップが見込めたりすることもあります。
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専門スキルを身につける
今回紹介した給料が高い稼げる職業ランキングの上位の職業を見れば分かるように、年収が高い職業は共通して専門スキルが必要です。
例えばパイロットや医師、弁護士は高いスキルや知識が求められる職業で、その分年収も高い傾向があります。このような職業は、今から転職して目指すのは厳しい方も多いでしょう。
一方で、特別な学歴や資格がなくても、専門スキルさえあれば未経験からでも目指せる仕事も。
その1つが、IT系の職種。平均年収ランキングでも、10位に「システムコンサルタント・設計者」がランクインしています。
しかしなぜIT系職種は年収が高いのでしょうか? 次の項目で解説していきます。
転職エージェントを活用する
在職中で働きながら転職を目指すなら、転職エージェントをうまく活用すべきです。
転職エージェントは、求職者の適性や要望などを判断材料として、現状よりも成長機会があり労働条件のよい求人を紹介してくれます。
高収入を目指すなら、ビズリーチ・リクルートダイレクトスカウト・エンワールドなどのハイクラス転職に特化したエージェントを活用しましょう。
ただし、担当のキャリアカウンセラーとの相性もあるので、転職エージェントを登録する際は、なるべく複数のサービスに登録して吟味することをおすすめします。
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高収入を目指すならIT業界がおすすめ
IT業界は人材不足が続いており、売り手市場となっています。かつ、医師や弁護士、パイロットのように特別な学歴や資格は不要。文系でもスキルがあれば問題ありません。
なぜ、IT業界は高収入といわれるのでしょうか。それには以下のような理由があります。
- 深刻な人手不足だから
- 専門スキルが必要だから
- 成果主義だから
- 成長市場だから
深刻な人手不足だから
IT市場は成長産業であり、その分人材不足も深刻です。実際に日本政府の試算によると、2030年には約79万人ものIT人材が不足するともいわれています。
そのためIT業界の企業は、人材の確保が大きな課題。求人でも高い給与での募集がされており、未経験でもポテンシャルを見込んで採用されることもあります。
専門スキルが必要だから
ランキング上位の職業は専門スキルが必要なものが多かったです。専門スキルが必要ということは、それだけハードルも高いということ。これはIT系職種でも同様です。
またIT業界は、学び続けなければならない世界です。なぜならIT技術は常に進化しており「10年前に主流だった技術が今は使われていない」ということもザラにあるため。
IT業界は、学び続けられる人・常にトレンドをキャッチできる人が生き残れる世界。
そのため、技術進歩やトレンドについていけない人が一定数いるため、なかなか人材不足が解決されないのが現状です。
逆に、IT技術を常に学び続け、自身のスキルアップがはかれる人は、結果的に市場価値の高い人材となり、年収も高くなる傾向があります。
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成果主義だから
IT業界は基本的に成果主義。年齢・性別・学歴に関係なく、高いスキルを持ち成果を出せれば、その分年収を上げていけます。
たとえ若くてもスキルがあり「即戦力になる」と判断されれば、重要性の高いプロジェクトに招集されることも。そこでさらに結果を出せれば、高い評価を受けられます。
一方スキル不足に対しては、シビアな評価が下される傾向があることも念頭に入れておかなければなりません。
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成長市場だから
IT市場の成長は今後も止まらないと予測されています。そのような成長市場において課題となりやすいのが、業務範囲の増大です。
成長過程にあるIT企業では、一人ひとりの業務範囲が増えやすいです。
また人材を採用する際も、あらゆる範囲の業務ができる高いスキルを持った人材を求める傾向が。このような人材は市場価値が高く、年収も高い提示になりやすいでしょう。
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【最新】稼げるIT系職種ランキング
「IT系職種」と一口に言ってもさまざまあり、年収にも差があるのが現状。IT系職種の中でも稼ぎやすい職種はあるのでしょうか。
転職サイトdodaの平均年収ランキング(2023年12月時点)を見ると、2022年の技術系(IT/通信)全体の平均年収は約452万円。
男女別で見ると、男性は473万円、女性は398万円でした。
ここでは、dodaの平均年収ランキングを参考に、技術系(IT/通信)の職種における平均年収TOP6を紹介します。
順位 | 職種 | 平均年収 |
1 | プロジェクトマネジャー | 691万円 |
2 | プリセールス | 609万円 |
3 | ITコンサルタント | 602万円 |
4 | IT戦略/システム企画 | 600万円 |
5 | セキュリティコンサルタント/アナリスト | 597万円 |
5 | 研究開発 | 562万円 |
1位:プロジェクトマネージャー
IT系職種でもっとも平均年収が高いのはプロジェクトマネージャーでした。プロジェクトマネージャーとは、プロジェクトチームを統括する職種。業務内容としては、以下のようなものがあります。
- プロジェクトの進捗状況管理
- チームメンバーの選定
- クライアントとの打ち合わせ
プロジェクトマネージャーは、マネジメントスキルが重要となる職種。
マネジメントスキルは、経験を積まないと身につかない領域なので、市場価値・需要ともに高く、年収も高い傾向にあります。
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2位:プリセールス
プリセールスとは、ソフトウェア販売・システム導入を担当する営業に同行する職種。
IT製品やシステム構築の専門的な説明を行ったり、顧客からの専門的な質問に応えたりして、営業担当をサポートする役割を担います。
システムエンジニアのキャリアパスとして挙げられることが多い職種です。
3位:ITコンサルタント
ITコンサルタントとは、企業の経営課題をIT技術を使って解決に導く職種。
システムの最適化や新しいシステムの開発など企画するため、ITに関する知識はもちろん、経営に関する知識も求められます。
高いコンサル能力が求められるため、他のITエンジニアと比較して年収が高い傾向です。
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4位:IT戦略/システム企画
IT戦略/システム企画は、事業に必要なシステムの導入を計画したり、システムの最適化を検討したりします。
システムの専門的知識だけでなく、企業をより強くするための戦略をIT視点で考えられるスキルが必要になるでしょう。
近年話題のDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進も業務範囲に含まれます。
5位:セキュリティコンサルタント/アナリスト
セキュリティコンサルタントは、情報セキュリティに関する専門知識を駆使して、法人や個人に対してセキュリティに関する助言やサービスを提供する専門家です。
おもに情報セキュリティに焦点を当てており、顧客がデータや情報を適切に保護し、セキュリティリスクを最小限に抑えるための戦略や対策を策定・実行します。
インターネットが普及しテクノロジーが進歩する現在において、サイバー攻撃も多様化・複雑化しています。こうした脅威に対して助言できる専門家の存在は非常に重要です。
6位:研究開発
研究開発は、R&D(Research and Development)とも呼ばれます。
IT分野で新しい価値を生み出す職種で、デジタルツールの小型化・軽量化を実現する技術やネットワークの高速通信を実現する技術などを生み出します。
新しい技術を生み出すためには高い知識・スキルが必要。その分年収も高い傾向があります。
まとめ:稼げる職業に就いて高収入を目指そう
今回紹介した給料が高い稼げる職業の上位には、特別な学歴・資格が必要な職業もあれば、特別な学歴・資格がなくても目指せるものがありました。
そのため「自分には高い年収の職業はもう目指せない」と諦めないでください。
例えば成長業界であるIT業界に属する職種の中には、未経験でも目指せるものがあります。
「今よりももっと稼ぎやすい職種に転職したい」と考えているのであれば、IT系職種もぜひ検討してみてください。
以下の記事ではIT業界で働く魅力を紹介しています。あわせて参考にしてみてくださいね。
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