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留年したら就職できない?留年による就職への影響や有意義な過ごし方を解説

更新: 2023.10.06

留年をしたらどうなるのか、不安な方も多いのではないでしょうか。

留年したら就活に影響が出るのでは?
留年したら周りから白い目で見られそう…
留年期間は何をして過ごそう…

などなど、様々な不安がありますよね。しかし、留年が決まった方は後戻りできません。留年期間をいかに有意義に過ごすかを考えましょう。

そこでこの記事では、留年期間を有意義に過ごす方法を紹介。

また「実際デメリットになるのか」「面接で聞かれたらどう答えたらいいのか」といった、就活への影響も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

4年生大学における留年の割合

留年とは、取得単位が足りず進級・卒業できないこと。それでは、実際どれほどの人が大学を留年しているのでしょうか。

文部科学省の2018年の調査によると、平成26年4月に4年制大学に入学した476,621 人のうち、4年後の平成30年3月で卒業した人は全体の81.6%です。

つまり、残りの18.4%は何らかの理由で留年(一部は中退)をしています。

また、NEWSポストセブンの記事(2016年)によると、留年率30%〜50%を超える大学も数多くあったそうです。

なぜ留年をするのか

なぜ、毎年こんなにも多くの学生が留年をするのでしょうか。

もちろん「体調を崩した」「金銭的な事情」など多くの理由が考えられますが、ここでは主な留年の理由を挙げていきます。

  • 単位を落とした
  • 留学をしていた
  • 就職留年をした

単位を落とした

留年となる理由の1つ目は「単位を落とした」です。

「バイトやサークルなどの課外活動に全力を注いでいたら、学業が疎かになった」
「朝起きるのが辛く、授業をサボりがちになった」
「勉強内容が難しくて追いつけなかった」

など、上記の理由で単位を落としている人はあなたの周りにもいるでしょう。

実際、マイナビ学生の窓口の調査によると、社会人452人のうち大学時代に単位を落とした経験がある人は117人(25.9%)もいたという結果も。

この調査からも、大学で単位を落とす学生が多いことが伺えます。

留学をしていた

留年となる理由の2つ目は「留学」です。

文部科学省の2019年の発表によると、大学生の留学者数は年々増えており、2009年の36,302人から2017年には105,301人に倍増しています。

留学者数が増加している一方で、大学によっては留学先の単位が互換できない場合もあり、仕方なく留年をしている学生が多いと考えられます。

就職留年をした

留年となる理由の3つ目は「就活」です。

就職活動による留年は「就職留年」と言われており、聞いたことがある方も多いと思います。

新卒一括採用が行われている日本では、新卒ブランド信仰が強く、内定先に納得ができないと就職留年をする学生が一定数います。

実際、マイナビの調査によると、2020年3月卒業予定者48,064人のうち「希望する就職先に決まらなければ、就職しなくてもよい」と答えた学生は全体の13%もいました。

売り手市場の現代においても、比較的多くの学生が就職留年を選択肢にいれているので、景気の変動次第では今後も増える可能性が十分に考えられます。

大学を留年することによる就職への影響について

ネガティブ

大学を留年をすると、具体的にどのような影響が生じるのか不安に感じる学生も多いですよね。そこで以下で、留年の主な不安と対処法を紹介します。

  • 就活は不利になる?
  • 面接で留年理由を聞かれたらどう説明するべきか
  • 学費(奨学金)は大丈夫?
  • 他人の目が気になる

就活は不利になる?

留年の不安1つ目は「就活」です。「就活で留年は不利になる」という噂をよく耳にしますよね。実際、100%影響しないとは断言できません。

しかし、就活はポテンシャル採用となるので、一概に全ての企業が留年を悪いものと考えているわけでもありません。

大切なのは、留年した期間をいかに有意義に過ごしたかです。

実際、就職ジャーナルの調査(2019年)では、「”就職留年”は、新卒採用の選考に影響しますか?」と200人の人事に聞きました。

すると、デメリットに働くと答えたのは全体の13%のみでした。

この調査からも分かるように、留年した事実よりも「どんな努力をして、どのように成長できたのか」を説明できれば、採用担当者の心に響く可能性が高いと考えられます。

面接で留年理由を聞かれたらどう説明するべきか

男 面談

留年を気にしない企業が多いといえど、留年理由を聞かれたときは説明に困る方もいますよね。留年理由を聞かれたときは、どのように説明するべきなのでしょうか。

ポイントは、以下の3つです。

  • 言い訳をしたり嘘をついたりせず正直に伝える
  • 留年中に学んだことを説明する
  • 過去の反省を反省して将来に活かす

言い訳をしたり嘘をついたりせず正直に伝える

面接官は数々の学生を見てきています。就職ジャーナルの2018年の調査によると、人事300人のうち約7割が学生の嘘に気づいているという調査結果もあります。

嘘がバレてマイナスの評価を受けるぐらいなら、最初から素直に話しましょう。

留年中に学んだことを説明する

怠惰が原因で留年をしたのではなく、留学や起業などの積極的な理由で留年をした学生もいるはずです。そのような方は積極的にアピールをしましょう。

ポイントは、「留年したことを負い目に感じないこと」です。

「自分は留年をして他の学生よりも多くのことを学んだ!」
「自分の選択に後悔はない!」

そう思うと、自然と自信に満ち溢れた表情になります。

自信を持って経験をアピールすれば、きっと面接官の心にも刺さるはずです。

過去の反省を反省して将来に活かす

もし、マイナスの原因で留年した方がいたら、しっかりと反省して将来に活かすことを伝えるのがおすすめです。

留年は過去の話。また、人間なので一度ぐらい道を外すのも普通です。

しっかりと反省をして、まずは「なぜ留年したのか」「過去に戻ったらどのように留年を防ぐのか」を振り返りましょう。

そこで反省点や自分の短所が見つかれば、「今回の失敗を将来どのように活かすのか」まで伝えましょう。

素直に反省して未来に活かす真摯な姿勢を見せれば、面接官もよい印象を受けるはず。

学費(奨学金)は大丈夫?

留年の不安2つ目は「学費」です。留年において学費を不安に感じる人も多いはずです。

基本的には、1年留年した場合は学費が追加で1年分かかる場合が多いです。

また、奨学金をもらっていた学生は貸与停止となる可能性もあります。

一部、早稲田大学のように残単位数によって割引きされる大学もあるので、まずは大学の事務室で確認してみることをおすすめします。

他人の目が気になる

留年の不安3つ目は「他人の目」です。

「留年したら白い目で見られるのではないか」
「同年代が一歩先に社会に出ることに焦りを感じる」

そのような不安に襲われる方も多いのではないでしょうか。

しかし、自分は自分、他人は他人です。あなたが思っている以上に、他人はあなたのことを見ていません

それでも強く「他人の目を気にしてしまう」のであれば、もしかすると自己肯定感が低いのかもしれません。

他人の目を気にしない方法

他人の目を気にしないためには、自己肯定感を高める必要があります。

以下に1つでも当てはまる方は注意が必要です。

  • 過去のトラウマや失敗を引きずってしまう。
  • 他人に劣等感を感じやすい
  • 自分には無理だと思ってしまう
  • 周囲に合わせてしまいがち

自己肯定感が高まると自分に自信が生まるので、幸せを感じやすくなります。

もし「自分は自己肯定感が低いかも」と感じたら、以下の本を読んでみることをおすすめします。

『何があっても「大丈夫。」と思えるようになる自己肯定感の教科書』

この本は129,000部を超えるベストセラー(2023年時点)で、すぐに実践可能な自己肯定感を高める方法が書かれています。

自己肯定感チェックシートもあるので、自己肯定感が低いと感じたら、ぜひ一読を。

留年期間を有意義に過ごす方法

記事前半でも触れたように、留年が決まった人のなかには、特に計画もなく怠惰が原因で留年してしまった方も多いですよね。

そのような方は、ぜひ「いかに有意義に過ごすか」を考えてみてください。

留年した事実を変えることはできませんが、この期間を有意義に過ごせば、留年がむしろプラスに変わるかもしれません。

以下で留年期間を有意義に過ごす方法を5つ紹介します。

  • 勉強してスキルアップ
  • 海外を旅する
  • 企業でインターンをする
  • 本を読む
  • 学業に専念する

勉強してスキルアップ

留年期間を有意義に過ごす方法1つ目は「勉強してスキルアップ」です。

1年の留年が決まった方は特に、勉強してスキルアップすることがおすすめです。

なぜなら、社会人になると勉強時間を確保することが難しくなります。

自分の市場価値を高めるには経験も大切ですが、その基盤となるスキルも大切。

特におすすめの勉強は「プログラミング」と「TOEIC」です。

プログラミング

おすすめの勉強1つ目は「プログラミング」です。

「え、難しそう…」と思われた方も多いと思います。

実は、未経験から仕事で使えるレベルのプログラミングを学習するには1000時間かかると言われています。

つまり留年期間が1年あれば、1日あたり約3時間の勉強で大丈夫ですね。

プログラミングは今後必要となるスキルなので、身につけるなら今がチャンスです。

しかし、独学だと挫折しやすいのも事実です。時間がある今のうちから、スクールに通うことも検討してみてはいかがでしょうか。

TOEIC

おすすめの勉強2つ目は「TOEIC」です。

TOEICはビジネスにおいて、英語力の指標となります。

実際、ETSの調査(2013年)によると、約7割の企業が採用時にTOEICスコアを参考にしています。また、TOEICに限らず、今後は英語力が重要なスキル。

企業の海外進出が加速しており、英語ができる人には多くのチャンスが降ってくる時代です。

就職活動で留年が不利に働くと不安に感じている方は、TOEICで高スコアを取得して武器を身に着けてみてはいかがでしょうか。

以下で、おすすめのTOEIC書籍を紹介します。

おすすめのTOEIC書籍

『英語耳 発音ができるとリスニングができる』

TOEICおすすめ書籍1つ目は「英語耳」です。

あなたはbatとbutの発音を区別できますか?発音ができなければ、英語を完璧に聞き取ることはできません。

TOEICの実践的な対策とはなりませんが、物事は急がば回れが正解です。

まずは英語の発音慣れて、英語に対する恐怖心を減らすことがおすすめです。

『公式TOEIC Listening & Reading 問題集』

TOEICおすすめ書籍2つ目は「公式TOEIC Listening & Reading 問題集」です。

「いきなり公式問題集?」と思われる方も多いでしょう。しかし、公式問題集を侮ってはいけません。

この本は、実際のTOEICで出題される形式で問題が出されており、自分のレベルを把握するのに最適な問題集です。

まず現状把握をしてから目標設定をしないと、効率的な学習計画を立てることができません。

TOEIC初心者の方は、公式問題集で自分の実力を試してみてみることをおすすめします。

海外を旅する

留年期間を有意義に過ごす方法2つ目は「海外を旅する」です。留年が決まったけれど残単位数が少なく、比較的時間に余裕がある学生は海外を旅してみてはいかがでしょうか。

海外を旅することのメリットは以下となります。

  • 英語力が身につく
  • 異国の人と交流することで、異文化が学べる
  • 未知の世界で過ごすことで、精神的にタフになる

上記以外にも数え切れないほどのメリットがあります。

社会人になると、なかなか海外旅行の計画を立てることが難しくなってきます。

実際に、マイナビ学生の窓口の2017年の調査によると、社会人が学生時代に戻ったらやりたいことの1位は「海外旅行」という結果も出ています。

「インドに行ったら人生が変わった」という言葉があるように、海外に行くと見える世界が変わるかもしれません。

ぜひ、これを機に海外を旅することを検討してみてはいかがでしょうか。

企業でインターンをする

留年期間を有意義に過ごす方法3つ目は「企業でインターンをする」です。留年が決まった人で、アルバイトを探している人は企業でインターンをしてみてはいかがでしょうか。

週2〜3日の勤務から募集している企業が多いので、授業との両立も可能です。

特に、同年代が先に社会人となることに焦燥感を持っている方におすすめです。

企業でインターンをするメリットは以下です。

  • 社会に出る前にビジネスマナーが身につく
  • スキルを身に着けて同年代と差をつけることができる
  • 志の高い仲間と出会える

興味がある方はキャリアバイトWantedlyなどに登録して、条件に合うインターンをぜひ探してみてください。

また、漠然とインターンに興味があるけれど「どの職種にするか迷っている」という方に向けて、以下でおすすめの職種である「営業」と「マーケター」を紹介します。

おすすめの職種①営業

インターンでおすすめの職種1つ目は「営業」です。

営業を経験するメリットは以下となります。

  • 目標達成に向けて逆算して仕事をする力がつく
  • 相手の課題をヒアリングする力がつく
  • 名刺交換や敬語などのビジネスマナーが身につく
  • 新規開拓の場合は、根性が身につく
  • 顧客と直接関わることで、やりがいを感じやすい

上記のメリットに魅力を感じた人は、ぜひ営業職の求人を探してみてください。

おすすめの職種②マーケター

インターンでおすすめの職種2つ目は「マーケター」です。

マーケティングを経験するメリットは以下となります。

  • エクセルスキルが身につく
  • 分析する癖がつく
  • 日々アンテナを張るので、特定業界に詳しくなる
  • 情報収集能力が身につく
  • マーケティング業務で使用するツールに詳しくなる
  • 仮説検証をする力がつく

上記のメリットに魅力を感じた方は、ぜひマーケティング職の求人を探してみてください。

本を読む

留年期間を有意義に過ごす方法4つ目は「本を読む」です。

学生のうちに本を読む習慣をつけるのは、非常に大切です。特に留年が決まった人は、これからの人生について悩むことが多いと思います。

そのような方に、以下でおすすめの本を2冊紹介します。

  • 君たちはどう生きるか
  • LIFE SHIFT

君たちはどう生きるか

おすすめの本1つ目は「君たちはどう生きるか」です。

この本の原作は、1937年に吉野源三郎によって書かれました。

最近になって漫画化され、2017年8月に発行されてからわずか半年で200万部を超えるベストセラーとなりました。

そして2023年7月には、スタジオジブリ制作で本作に由来する同名の映画が公開され、再び話題となりました

原作から90年を超えてもヒットしたことから、時代を超えても人の悩みや考え方は変わらないことを実感させられる本です。

「なぜ自分はあのような行動をしたのか」「これからどうして行けばよいのか」を愚直に考える主人公に、きっと心を動かされることでしょう。

LIFE SHIFT

おすすめの本2つ目は「LIFE SHIFT」です。

この本は、人生100年時代をどう生きるかをテーマにして書かれたものです。

今まで人間は「教育→仕事→労働」という3つのステージで人生を歩んできました。

しかし現代は寿命が伸びたことで、今後は新たなステージが加わり、マルチステージの人生を歩むことになると述べられています。

著者によると、具体的には以下のステージが加わります。

  • エクスプローラー:自分の好きなものや得意なことを発掘する自分探しのステージ
  • インディペンデント・プロデューサー:自身で仕事を生み出して組織に縛られないで働くステージ
  • ポートフォリオ・ワーカー:副業やボランティアなど異なる活動を通して生活するステージ

また、このようなマルチステージの人生を歩むには、お金以外にもパートナーや人脈、健康などの様々な資産が必要となってくるとも述べられています。

留年をして「これからの人生をどのように生きていこうか」と悩んでいる方がいたら、ぜひこの本を手にとってみてください。

これからの長い人生で、「人はどのように生きるのか」「何が必要となるのか」を学ぶことができるはずです。

学業に専念する

留年期間を有意義に過ごす方法5つ目は「学業に専念する」です。

再び留年しないようにしっかりと勉強することも大切です。

大学生のなかには「大学の勉強は役に立たない」と考え、まったく勉強しない人も少なくありません。

しかし、知識は自分自身の血となり肉となります。

実際、マイナビ学生の窓口(2015年調査)が社会人の男女380人に調査したところ、学生のころ「もっと勉強しておけばよかった」と思う社会人は65.8%もいます。

知識を蓄えず、物事を深く洞察する力さえも身に着けないと、社会人になってから後悔する可能性が高いです。

留年したことで勉強できる時間が増えたとポジティブに捉えて、しっかりと勉強しましょう。

理由次第では大丈夫!留年したことを後悔しないで

留年期間を有意義に過ごす方法や留年による就活への影響などを解説しました。

留年したのを後悔している方も実際、多いのではないでしょうか。しかし、過去のことを振り返っても仕方ありません。

同年代よりも「何かに打ち込む」時間ができたのです。

この時間を有意義に使えるよう、しっかりと計画を立てて前向きに日々を過ごしましょう

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この記事を書いた人

shota
IT・ガジェット記事のライティングをしています。過去には携帯キャリアでエンジニアもしていました。また、人材業界で数社働いたので転職関連の記事もたまに書きます。趣味はサウナとネットサーフィンです。

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