「将来は地方に移住したい」「家庭の事情でどこか別の場所に引越しするかもしれない」といった時に気になるのが、そこで仕事を見つけられるかどうかです。
全国、さらには世界のどこでもできる仕事に就くことができれば、ライフステージにあわせて柔軟に働くことができるでしょう。
そこでこの記事では、どこでもできる仕事のおすすめや特徴を解説します。パソコン1台でできる仕事や世界で通用する資格についても紹介します。
地方や海外への移住やリモートワークに興味がある方はぜひご参考ください。
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この記事の目次
どこでもできる仕事のおすすめ11選
何が起きるかわからない人生。この先、配偶者の海外転勤についていったり、親の介護のために都心から実家のある地方に戻ったりする必要があるかもしれません。
そのような時もあなたの仕事が場所を問わずどこでもできるものであれば、職を失ったり収入が減ったりする心配も少なくなります。
ここでは、全国どこでもできる仕事のおすすめを11個紹介します。
- ITエンジニア・プログラマー
- Webデザイナー
- Webライター
- 動画編集者
- 医療関係
- 介護福祉士
- ネイリスト・エステティシャン
- 調理師
- 美容師
- 在宅コールセンター
- 地方公務員
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ITエンジニア・プログラマー
ソフトウェアやアプリなどの開発を行うエンジニア・プログラマー。パソコンとインターネットがあれば仕事ができるため、地方や海外からのリモートワークがしやすい職業の1つです。
企業に属しながら在宅勤務をするだけでなく、独立してフリーランスとしてクラウドソーシングサイトなどで仕事を受注して働くことも可能です。プログラミング言語は世界共通なので、スキルがあれば海外でも就職しやすいことも特徴的。
ITエンジニア・プログラマーになるには、プログラミングスクールか独学でスキルを身に着けてから就職する方法がおすすめです。未経験でも応募できる求人はありますが、やはり最低限のスキルや職務経験がある人が圧倒的に有利になるためです。
ITエンジニアについては、「今さら聞けないITエンジニアとは?仕事内容・種類・年収などをわかりやすく解説」で詳しく解説しています。
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Webデザイナー
企業のHPやブログなどのWeb関連のデザインを行うWebデザイナー。エンジニア・プログラマーと同様に、パソコンとインターネットがあればどこでも1人で仕事ができる職業です。
実際、私の友人のデザイナーには、ワーキングホリデー中にクラウドソーシングサイトを通じて日本から仕事を受注して生活費を稼いでいた人や、現地のデザインオフィスで働いていた人がいました。
なお、海外で仕事をする場合には、自分のデザインを売り込んだり、クライアントの要望を正確に読み取ったりするためにある程度の語学力が求められます。
Webデザイナーについては、【3分で分かる】Webデザイナーとは?年収・仕事内容・資格を紹介で詳しく解説しています。
Webライター
企業や個人からの依頼を受けて、ブログ記事や広告文などを執筆するのがWebライターです。
仕事の受注からクライアントとの打ち合わせ、納品まで全てがオンラインで完結することから、自宅、カフェ、旅先など文字通り「どこでもできる仕事」の代表格。
執筆そのものはパソコン1台があればできますが、ネットでリサーチをしながら書かなければいけない内容の場合は、インターネットに接続できる環境が必要になります。
ライフスタイルや恋愛、商品の口コミなど、専門知識がなくても書ける案件も多く、主婦や会社員でお小遣い稼ぎとしてライティングをしている人も多いです。
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動画編集者
動画編集とは、撮影した動画を切り取ったり、テロップや音楽などを入れたりする仕事。You Tubeの普及によって近年需要が高まってきています。
パソコンと編集ソフトがあれば作業ができるので、場所を問わず働ける職業の1つ。週末や仕事終わりなどの空いた時間を利用した副業としても人気です。
人気の編集者になることができれば、自分から仕事を探さなくても案件を依頼されるようになることも。もちろんそうなるためにはスキルを磨くことが必須ですが、資格が不要で誰でも気軽に始められるのは大きな魅力です。
医療関係
医師、看護師、薬剤師、医療事務などの医療関係は、全国に職場があるため転職がしやすい職業です。病院やクリニックはどの地域にもあるため、よほどの田舎でない限りはスムーズに仕事を見つけられるでしょう。
医療事務は資格がなくても働けますが「診療報酬請求事務能力認定試験」などの民間資格を保有していると就職活動時のアピールになります。同じように無資格で働ける医療関係職種に、歯科助手があります。
介護福祉士
お年寄りや体が不自由な方に対して、身体介助や生活援助といった身の回りのサポートを行う介護福祉士。ホームヘルパー(訪問介護員)、特別養護老人ホーム、身体障害者施設などが職場です。
日本の超高齢化社会に伴い介護業界は人手不足の状態なので、全国で求人を見つけることができるでしょう。国家資格が必要な職業ですが、介護施設で実務経験を積みながら資格取得を目指すことも可能です。
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ネイリスト・エステティシャン
ネイリストやエステティシャンといった美容関連も、スキルがあれば日本のみならず海外で働ける職業です。
実際に日本で技術を身に着けた後に、海外の現地サロンで働いている人や海外で開業している人もいます。施術中は黙っていることも多いことから、それほど高い語学力がなくても仕事ができる点も、海外で活躍している日本人が多い背景にあるでしょう。
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調理師
調理師もレストラン、ホテル、カフェなど免許があれば全国に職場があります。昼だけ営業しているカフェや深夜まで営業する居酒屋など、働きたい時間や作りたいものから勤務先が選べることも調理師ならではです。
さらに海外の日本食レストランなどで働くことも可能。特に海外には寿司を始めとする日本食が作れる料理人が少ないので、日本人が多い場所であれば比較的容易に仕事を見つけられるでしょう。
美容師
美容師も地域によって求人数に違いはあっても、基本的に全国さらには海外でも働ける職業。
実は「カット方法が違う」「要望をうまく伝えられない」といった理由から、現地の美容院(カットサロン)には行きたくないという海外在住日本人は多いです。そのため、海外でも日本人経営のサロンで働いたり、出張カットなどでお金を稼いだりできます。
ハサミが握れる限り定年なく働けるので、自宅の一室で営業するといった働き方も。将来長く使えるスキルです。
在宅コールセンター
在宅コールセンターとは、自宅からソフトフォン(パソコンやタブレットからインターネットを通じて通話する方法)を使い、問い合わせへの対応や商品説明などを行う仕事です。
在宅でできるので、家庭の都合で通勤が難しい人や職場の近くに住んでいない人でも働けます。契約社員として在宅オペレーターを募集している大手企業も多く、安定している仕事と言えます。24時間対応をしているセンターであれば、時間の融通も効きやすいでしょう。
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地方公務員
全国の都道府県・市区町村で働ける仕事としては、地方公務員もおすすめです。現在お住まいの地域以外でも、居住要件のない自治体ならば地方公務員として働けるでしょう。
地方公務員とは、都道府県庁職員・市区町村職員・警察官・消防官・学校事務などの地方の公共機関で働く公務員のことです。
公務員になれば安定した労働時間と給与が約束されているので、人気の職種の1つ。
ただし地方公務員は誰でもなれるわけではなく、年齢要件や資格要件、採用試験への合格などもあります。詳細は各自治体の採用試験概要を確認してみましょう。
どこでもできる仕事の特徴とは
「どこでもできる仕事」と聞いて、どのような職業・職種をイメージしますか?実は、どこでもできる仕事=パソコンを使った仕事とは限りません。
ここでは具体的な5つの特徴を解説するので、今のあなたが就いている、あるいは目指している職業がこれらに当てはまるかどうかを考えてみましょう。
- パソコンがあればできる
- 全国・世界で通用する資格・スキルを持っている
- 1人でできる
- 全国的に求人が多い
- 男性・女性関係なく働ける
パソコンがあればできる
1つ目の特徴は、パソコンとインターネットがあればできること。メール、チャット、ビデオ会議などで同僚や取引先とやり取りができ、成果物もオンラインで提出できるような仕事です。
このような特徴を持つ仕事に就くことができれば、例えば田舎に引越しをして、そこからリモートワークをするといった働き方が可能になります。
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全国・世界で通用する資格・スキルを持っている
2つ目の特徴は、全国・世界で通用する資格やスキルを持っていること。国家資格など権威ある資格を保持している人や、エンジニアや美容師など世界で使える汎用的なスキルを持っている人が当てはまります。
このようなスキルを持っている人は、英語や中国語などの語学力があると仕事の幅がさらに広がるでしょう。また、資格や技能を証明する書類(試験の合格証や受講証)は英語などの複数言語であると、海外でもスキルの証明が容易に行えます。
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1人でできる
3つ目の特徴は、1人でできる仕事であること。個人事業主やフリーランスとして仕事ができるような職業です。
一方、例えば自動車の製造やビルの建設は、大人数で1つのものを作り上げていくため、仕事をするためには会社や組織に属する必要があります。大規模な設備も必要になることから、全国どこでも自由に仕事ができるわけではありません。
1人でできる仕事は自分のペースで進めやすい仕事でもあるので、育児や介護などの家庭の事情などにあわせて柔軟に働けます。
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全国的に求人数が多い
4つ目の特徴は、全国的に需要があり、求人が多いこと。医療、飲食、インフラなど生活に欠かせない業界の仕事がこれらに当てはまります。
反対に、旅館・ホテルやアミューズメントパークなどは全国どこにでもあるようなものではないため、住む場所によっては仕事を見つけづらい可能性もあります。
将来、地方移住や田舎へのUターン転職を計画している場合には、その土地で自分の職種・業界の需要がどれくらいあるのかはチェックしておくと良いでしょう。
男性・女性関係なく働ける
5つ目の特徴は、男性・女性関係なく働けること。例えば大工や警備員など体力が必要な仕事は、その特性上男性の方が就職で有利になる可能性もあります。
一方、事務職やエンジニアなどのパソコンを使う職業は男女関係なく働けるので、応募できる求人数が安定しており、採用プロセスはもちろん就職・転職した後も平等に評価してもらえるでしょう。
どこでもできる仕事で柔軟な働き方を実現しよう
日本全国さらには世界のどこでもできる仕事を選択することで、その時々のライフスタイルや状況にあわせて柔軟に働くことができます。
「地方に住みたい」「海外移住に挑戦したい」と思った時にも仕事が障壁になりづらい点も大きなメリットです。
また就職や転職で仕事を選ぶ際には、その職業や業界に将来性があるかどうかも重要。以下の記事では将来性のある仕事をランキング形式で紹介しているので、あわせて読んでみてください。
▶️【2024年版】将来性のある仕事ランキングベスト13!コロナ後の就職・転職事情も解説
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