「転職したいが、アピールできるスキルがない」「将来のために手に職をつけたい」といった悩みを抱えていませんか?転職や将来のためになって、未経験からでも習得できるスキルを探している人には、「プログラミング」がおすすめです。
この記事では、プログラミングで手に職をつけるメリットや注意点について解説します。手に職をつけたい方やフリーランスなどの会社に縛られない自由な働き方がしたい方はぜひ参考にしてください。
この記事の目次
「手に職をつける」とはどういう意味?
手に職をつけるとは、職業に関連する技能や資格を習得することです。
転職市場においては、特定の会社でのみ有効なスキルではなく、汎用性のあるスキルを身につけることで、会社に依存せずに稼ぐ力を身につけることを意味します。
これまでの日本の働き方の基本であった終身雇用・年功序列制度はすでに崩壊しつつあります。このため、現代社会で働く人は手に職をつけることで企業に依存せずにキャリアを築いていくための自走力を養うことが求められているのです。
手に職をつけるには資格が必要?
「手に職をつける=資格を取得する」と考えている人も多いでしょう。
確かに資格の取得はスキルを習得し、それを証明する有効な手段の1つです。しかし、手に職をつけるために資格は必須ではありません。
世の中には弁護士や医師のように資格がないと就けない仕事もある一方、特別な資格がなくても働けるものも多くあります。
そういった職種では資格よりも「いかに現場でよい働きができるか」「高い成果が出せるか」が重要になっているため、資格があれば安心というわけではないのです。
これから手に職をつけたいと思っている人は、資格取得にこだわらず、自分で自信が持てる特定のスキルを身につけることをゴールにすると良いでしょう。
以下の記事では、手に職をつけるための方法やメリットについて詳しく解説しています。おすすめの職種も紹介しているので、ぜひあわせて参考にしてください。
▶️【女性・文系OK】手に職をつける仕事おすすめ11選!メリットや注意点も解説
手に職をつけるならプログラミングがおすすめ!6つの理由
企業に依存しないスキルを身につければ、例えば突然会社が倒産したり、何らかの事情で会社を辞めざるを得なくなったりした場合でも「仕事がない」と路頭に迷うことはありません。
しかし「手に職をつける」と一口に言っても、職業に関連するスキルは様々。選べばよいかわからない人も多いでしょう。
これから将来のために何かスキルを身につけたい人におすすめなのが、プログラミングです。以下では、手に職をつけるのにプログラミングがおすすめな理由を6つ紹介します。
- 需要が高い
- 将来性がある
- 男性・女性の差がない
- 未経験からの転職者も多い
- 仕事の幅が広がる
- 自由・柔軟な働き方ができる
ちなみに「そもそもプログラミングとは?」については、以下の記事で解説しています。初心者にもわかりやすく解説しているので、あわせて参考にしてください。
▶️プログラミングとは何か?を世界一わかりやすく解説【初心者向け】
需要が高い
プログラミングを学ぶべき理由の1つが、IT系職種の需要の高さです。
オンラインショッピングにオンラインバンキング、クラウドストレージ、Webサイトやブログ、SNSなど、すでにあらゆるモノ・サービスがインターネットで提供されています。
それらのネットインフラを支える根底にあるのが、プログラミングです。例えばあなたが今読んでいるこのブログも、HTMLやCSS、JavaScriptといったプログラミング技術で作成されています。
世の中のIT化は今後も加速すると見られており、それを実現するためのエンジニアやプログラマなどのIT系職種の需要も高い水準を保っています。
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将来性がある
システムや機械による作業の自動化・効率化により「10年後にはなくなる」と言われる仕事は数多くあります。
そのような状況で、システム化や機械化のために必要なプログラミングを扱うIT系職種は、今後も社会において重要な役割を担い、求められ続けると見られています。
もちろん、将来のことは誰にもわかりません。今後自動プログラミングなどの技術が発達して、プログラミングの作業そのものをシステムが行う未来が来る可能性も。とはいえ、現時点ではプログラミング系職種の将来性は高いと言えるでしょう。
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男性・女性の差がない
プログラミングを使うIT系の職種は、男女の差がなく働きやすいのも魅力の1つ。これには、次の2つの点が大きく関係しています。
- プログラミングで重要とされるスキルが体力など男女差が出やすいものではなく、論理的思考力や問題解決力、忍耐力などである
- IT業界は実力主義の企業が多い
以前は、プログラミングに対する世間的なイメージから、男性が多く女性がほとんどいない職場が多かったようですが、現在は女性のエンジニア、さらには女性のIT企業経営者や管理職も増えています。
男女差なく平等に働きたい人や、バリバリと仕事を頑張ってキャリアを積み上げたい人にもプログラミングはおすすめです。
未経験からの転職者も多い
IT業界の慢性的な人手不足の状況を受けて、多くの企業は社内である程度教育することを前提に業界未経験者の採用にも前向きに取り組んでいます。
さらに最近ではプログラミングスクールやオンラインの学習コンテンツなど、身近にプログラミングを学ぶ機会も増えました。
このような状況により、IT業界には大学の文系学部出身者や他業界からの転職者も多く、未経験者にとって挑戦するための心理的なハードルが低い業界といえます。
仕事の幅が広がる
プログラミングが活用できる仕事は、エンジニアだけではありません。多くの社会人がパソコンとインターネットを利用して仕事を行っている現在、どの企業・職種においても一定のITスキル・知識は求められます。
例えば営業スキルとプログラミングを組み合わせてIT企業の営業職に転職したり、広報部門でHP・ブログなどのネット媒体で自社のサービスや商品の魅力を伝えたり、プログラミングが活かせるシーンは幅広くあるのです。
このようにあなたがすでに持っているスキルとプログラミングを組み合わせることで、仕事の幅を大きく広げることができるでしょう。
自由・柔軟な働き方ができる
パソコンとインターネットで仕事をするプログラマーやエンジニアは、テレワークやフリーランスなど柔軟な働き方やしやすい職種でもあります。
「地方や海外から働きたい」「家庭の都合にあわせて柔軟に働きたい」など、ワークライフバランスを保ちながら長く働ける仕事としてプログラミングの仕事を選ぶ人も多いのです。
プログラミングは世界の共通言語なので、海外企業に挑戦することも可能です。
実際、海外では営業などのコミュニケーション職ではビジネスレベルの語学力が求められるのに対して、IT系職種はスキル重視で語学力は位置疎通ができるレベルがあれば良いという企業も。
場所や時間にとらわれず、自由な働き方をしたい人にもプログラミングは特におすすめです。
プログラミング習得における2つの注意点
仕事やワークライフバランスにメリットのあるプログラミングですが、習得時にはいくつか注意点もあります。
ここからは、プログラミングを学んで手に職をつけたいと思っている人が、あらかじめ知っておくべきことを解説します。
- 実践スキルを習得するまでは努力が必要
- 一度身につけたら終わりではない
実践スキルを習得するまでは努力が必要
プログラミングは大学や専門のスクールで学ぶ人も多い高度な技術です。実際の開発現場で通用するスキルを身につけるまでには、時間と努力が必要であることは認識しておきましょう。
一般的に、初心者がプログラミング学習を始めてから、基礎スキルを身につけるまでに300時間、現場で通用する実践レベルのスキル習得には1000時間の学習が必要と言われています。
つまり、基礎レベルの300時間を満たすためだけでも、平日の仕事終わりに1日3時間、休日に1日5時間(合計で25時間/週)の学習を約3ヶ月行う必要があるということ。
「未経験歓迎」の求人であっても最低限のプログラミングスキルは求められるため、就職・転職活動を始める前にスキルを身に着けておくことが大事です。
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一度身につけたら終わりではない
「一度スキルを身につけたとしても一生使えるわけではない」というのも、プログラミング習得の前に理解しておきたいポイント。
ITやプログラミングは現在進行形で開発が進められている分野です。より効率的で、不具合が少ない開発ができるよう、新しいプログラミング言語やフレームワークが頻繁に登場します。
言い換えれば、それまで主流として使われていた技術が「一昔前の技術」として扱われ、新しい技術に置き換わることも珍しくありません。
このような世界で働くエンジニアは、常に新しい技術に関する情報収集やスキル習得を行うことが、第一線で活躍し続けるために必須なのです。
「手に職を身に着けて、後は楽をしたい」「自発的な学習やスキルアップが苦手」という人には、プログラミングの仕事は辛く感じられるかもしれません。
プログラミングで手に職をつける際の3つのポイント
未経験からプログラミングを学び、IT業界への転職を成功させる人がいる一方、途中で挫折してしまったり、学習後の転職活動がうまくいかなったりする人もいます。
ここでは、プログラミングで手に職をつける時に気をつけるべきことを解説しましょう。
- 初心者に適した言語から始める
- ゴールにあわせて学び方を選ぶ
- 転職活動は計画的に進める
初心者に適した言語から始める
プログラミングにはアプリ開発、Webサービス開発、ゲーム開発など用途にあわせていくつもの種類があり、それぞれ特徴や難易度が異なります。
自分のやりたいこと・開発したいものにあわせて言語を選ぶ方法もありますが、初心者はまず難易度が低い言語から始めてみるのもおすすめ。
PythonやJavaScriptなど、初心者に適した言語でプログラミングの概念や基本的なルールなどを理解することで、他の言語に挑戦する時にも比較的スムーズに理解が進むでしょう。
以下の記事では初心者が学ぶべきおすすめプログラミング言語をランキングで紹介しています。各言語の難易度やできることを詳しく解説しているので、ぜひ最初の言語選びの参考にしてください。
▶️【2024年版】初心者におすすめのプログラミング言語ランキングTOP10!
ゴールにあわせて学び方を選ぶ
プログラミングを習得する方法は、主に①スクールと②独学の2通りがあります。それぞれメリット・デメリットがあるため、学習目的やゴール、かけられる時間とお金に応じて選びましょう。
スクールがおすすめな人
プログラミングスクールでは、10週間や3~6ヶ月程度の期間、スクールが用意した学習プログラムに沿って学習を進めていきます。
以前は通学型のスクールが多かったですが、コロナウイルスの影響もあり最近ではオンラインで完結するスクールも増えてきました。
スクールでのプログラミング学習は、次のような人におすすめです。
- 短期集中で実践スキルを身につけたい
- 挫折しづらい環境に身をおいて学習したい
- いつでも気軽に質問できるメンター・講師がほしい
- キャリアカウンセリング、書類添削、面接対策などのキャリアサポートもしてもらいたい
入学金も含めて数十万円かかるスクールが多いですが、中には国の補助金制度を利用できるコースもあります。制度の利用条件等はスクールに個別に問い合わせましょう。
以下の記事では社会人におすすめのITスクールを11校紹介しています。エンジニア転職を目指すスクールだけでなく、教養としてのプログラミングが学べるスクールも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
▶️【オンライン可】社会人向けのITスクールおすすめ12選!エンジニアを目指せるプログラミングスクール
独学がおすすめな人
独学はスクールのように決まったカリキュラムや課題がないため、自由なペースで学習できる点がメリットです。反対に、学習内容やその方法なども全て自分で決定する必要がある点や、メンターがいないと質問や疑問点がすぐに解消しづらい点がデメリット。
このようなメリット・デメリットをふまえて、独学は次のような人におすすめです。
- 学習をサポートしてくれる人(メンター)が身近にいる
- 自分のペースで学習したい
- 仕事には直結しないが、教養や趣味としてプログラミングが学びたい
以下の記事ではプログラミング独学のやり方を初心者向けにわかりやすく解説しています。挫折せずに学習を続けるためのポイントも解説しているので、ぜひ参考にしてください。
▶️プログラミング独学の始め方!初心者が基礎から学ぶための入門方法・勉強法や壁の乗り越え方
転職活動は計画的に進める
転職は、給与などの条件や労働環境を改善するチャンスであることは確かです。
一方で「転職した会社があわない」「思っていたよりも激務」など、転職後の会社とのミスマッチのリスクもあります。
転職後に「こんなはずじゃなかった…」とならないよう、プログラミングを習得して転職を考えている人は、学習開始から転職成功までの計画をまず立てて、その通りに進めていきましょう。
以下の記事ではプログラミング転職でやるべき7つのことを解説しています。未経験からエンジニアを目指す人はぜひチェックしてください。
▶️未経験からプログラミング転職するためにやるべき7つのこと!よくある質問も紹介
プログラミングを習得して手に職をつけよう
キャリアのためにこれから手に職をつけたい人は、需要や将来性を考えるとプログラミングがおすすめです。IT系職種に限らず、あなたがすでに持っているスキルと組み合わせることで、転職の可能性や仕事の幅をぐっと広げることに繋がるでしょう。
プログラミング習得では目標を設定し、計画的に進めることが重要。この記事で紹介したことを参考に、早速始めましょう。
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