TECH::EXPERT(テックエキスパート)は「テックキャンプ エンジニア転職」という名称に変わりました。インタビューの一部は取材時の旧名称を残しています。サービスについての最新情報は公式サイトを参照ください。
3年休職、37歳。無職からテックキャンプでプログラミング学習スタート。フリーランスエンジニアで収入も増え、働く時間も自分でコントロールできる生活に
更新: 2024.07.09
前職は経理というまったく異なる職種から、TECH::EXPERT(以下、テックエキスパートと表記)を受講してフリーランスエンジニアとしてのキャリアをスタートした上原雄介(うえはら ゆうすけ)さん。
睡眠障害を患って3年間の働けない期間を過ごし、その時期を経て感じた手に職をつけられる仕事がしたいという思いからエンジニアへの転職を決意。
現在はフリーランスエンジニアとして、アプリ開発の案件を受注して活躍されています。
今回は上原さんにフリーランスエンジニアという働き方の魅力、案件の獲得方法、テックエキスパートを受講した感想について伺いました。
これから、フリーランスエンジニアを目指したいと考えている方は必見です。
この記事の目次
睡眠障害で3年以上働けなかった。手に職をつけたいという想いからエンジニアの道を選択
—– 上原さんは、フリーランスエンジニアとして働く前はどのような仕事をしていましたか?
以前は簿記などの資格を取得して、企業内で経理の仕事をしていました。
—– エンジニアへのキャリアチェンジを考えるようになったきっかけは何ですか?
手に職をつけたいと考え、エンジニアに興味を持つようになりました。経理を続けてもキャリアアップは難しいかなと。
また、RPAなどが一般的になれば経理は自動化されていくと思いますので、仕事を失うリスクもあると考えました。
それと、体を壊してしまったこともエンジニアを志すきっかけになりました。
—– 何か病気を患ったのですか?
睡眠障害になってしまって…。朝起きられなくなり、起きることができてもひどいめまいがする状態で、会社も休みがちになっていきました。
医者からはうつ病と診断されましたが、全く治ることがなく、睡眠外来にかかったところ、やっと無呼吸症候群だとわかりました。
半年くらい治療してようやく働ける状態になりましたが、働けなかった期間は3年以上。長い間働くことができませんでした。
HTML/CSSだけでは足りない。バックエンドのスキルを求めてテックエキスパートを受講
—– とてもツラい時期を過ごしたのですね…。
体調が回復したので働こうと思い、ジョブカフェで就職先を相談するとさまざまな仕事を提案されて。
その中の1つにWeb系の仕事もあり、エンジニアへの転職を考えるようになりました。
最初は職業訓練校に通って、HTML/CSS・JavaScriptについて学びました。そこで、フリーランスとして案件を受注することを考えるようになりましたが、スキルが足りない。
エンジニアとして働くためにはバックエンドについても学ぶ必要があると考えて、プログラミングスクールの受講を決めました。
—– なるほど。プログラミングスクールはどのような基準で選びましたか?
確実に知識を身につけるために、教室に通って受講できるスタイルがよいと思い、テックエキスパートに興味を持ちました。
無料カウンセリングでテックエキスパートに伺った際に、教室を覗くととても雰囲気がよくて。集中して学習ができそうだな思いました。
あとは、チーム開発など他のスクールとは異なる経験ができる点にも魅力を感じました。そもそも、フリーランスエンジニアになるためのカリキュラムが用意されているスクールは少なかったですね。
※テックキャンプ エンジニア転職のチーム開発は80期(2020年6月20日開催)をもって終了となりました。今後も受講生にとって最適な学習スタイルの提供を目指していきます。
—– 通学スタイルの学校を選んだとおっしゃていましたが、テックエキスパートは集中して学習できる環境でしたか?
そうですね。まわりの人たちも集中して学習しているので、教室に来ると自然と学習に取り組めました。
自宅よりも確実に集中できる環境でしたね。
何度もカリキュラムを繰り返すことがプログラミングへの理解を深める近道
—– 1日どれくらいの時間を学習に充てましたか?
教室に10時頃に来て、21時くらいまで学習していました。体力的にきつくならないように、週1回は休みを取るようにしました。
—– 1日10時間以上の学習はきつくなかったですか?
きついとは感じなかったです。受験勉強などと比較すればラクだと思います。
それに小学生だって1日10時間以上勉強しているわけですから、エンジニアを目指そうという大人が「学習時間が長くてツラい」なんて弱音は吐けないですよ(笑)
—– さすがです!実際にテックエキスパートを受講してみていかがでしたか?
とても充実した時間を過ごせました。
カリキュラムはわかりやすく、繰り返すことを前提にできているという印象。僕は5回繰り返しましたが、中には8回、9回と繰り返している人もいました。
—– 受講中に挫折しそうになったことはありましたか?
いえ、特になかったです。
わからなくて悩んだり、挫折しそうになったりするのは、単純に繰り返し学ぶ回数が足りてないだけだと思います。
カリキュラムを粘り強く繰り返していくと、理解度が深まってプログラミングのスキルが身に付いていることも実感できるので苦にはならなかったです。
わからない部分があれば、すぐにメンターにも質問できましたし。
転職のハードルが高いなら、思い切って最初からフリーランスを目指す
—– 上原さんははじめからフリーランス希望だったんですか?
私は受講した当時が37歳だったので、年齢的にエンジニアとして転職するのは難しいかなと。であれば、最初からフリーランスを目指そうと思いました。
一度体を壊しているので、ある程度自分の裁量でコントロールできる働き方がしたいという考えもありましので。
—– フリーランスとして働くことに不安は感じませんでしたか?
仕事が何もない状態だったので、やるしかないなと。
—– フリーランスエンジニアとして、案件はどのように獲得していますか?
テックエキスパートのセミナーで出会った社長の方から「一緒にやりませんか?」とお声かけをいただいて、Ruby on Railsを使ったアプリ開発の案件に携わっています。
あとは、セミナーなどに積極的に参加して、案件を持っていそうな人や営業スキルが高い人とコンタクトを取るように心がけています。間接的に案件を紹介してもらえることがあるので。
—– その案件の獲得の方法はとても賢いやり方ですね!
直接営業ができればベストなのですが、なかなか難しくて。
ランサーズなどのクラウドソーシングサービスを使えば、駆け出しのフリーランスでも案件を見つけやすいかもしれません。ただ、次の案件につながる可能性は低いかなと思っています。
フリーランスエンジニアとして活躍を続けるためには自分で学び続ける必要がある
—– 働いた時間に対して報酬が払われる契約ですか?それとも完成品を納品する契約ですか?
稼働時間で計算して報酬をいただいています。完成品での契約はフリーランスとして駆け出しの段階ではしない方がいいかなと思っていて。
細かな仕様変更や機能の追加を受けてしまうと、完成品の契約だとエンドレスになってしまうからです。
もしもエンジニアとして自信がついてきたら完成品の契約も受けるかもしれませんが。
—– 案件を獲得するために心がけていることはありますか?
今後も案件を獲得し続けるために、フリーランスは自分で学び続ける必要があると思っています。
会社員であれば、研修や先輩からの指導などで教育を受けることもできますが、フリーランスはそうはいきません。
テックエキスパートでベースとなるスキルは身に付けられたので、それを生かすための知識を求めて、参考書を読むなど勉強を継続しています。
自由とラクは人それぞれ。フリーランスは自分に合った働き方を実現する選択肢の1つ
—– 上原さんが考えるフリーランスエンジニアという働き方の魅力は何だと思いますか?
働き方や労働量を自分でコントロールできることだと思います。
ただ、会社員と比較してフリーランスがラクということはありません。自由に見えるかもしれませんが、やることも多く、なんだかんだで忙しいです。特にWeb系はスピードも求められますので。
今後はAIや機械学習の方面のスキルを磨き、エンジニアの中でも異なる分野にチャレンジしたいです。
AIや機械学習のエンジニアはまだまだ数が少ないので、結果として単価の向上や時間のゆとりを生み出すことにもつながると思っています。
—– さいごに、フリーランスエンジニアとして働きたいと考えている方にアドバイスをお願いします。
ライフスタイルや働き方にこだわりがあるなら、フリーランスエンジニアを目指すことをおすすめします。
会社勤めの場合には、ある程度ライフスタイルが限定されてくるからです。ただ、会社のあり方も多様化してきているので、フリーランスに近い働き方ができる会社もあると思います。
自分のこだわりを貫く働き方は、フリーランスになることだけが選択肢ではないです。
もしも、「フリーランスになって自由に働いてラクをしたい」と考えているならやめた方がいいですね。フリーランスは結果がすべてのシビアな世界。
それぞれの人にとってラクや自由の意味合いは違いますので、自分にとって何が自由でラクなのかを考えることが大切だと思います。
—– なるほど!漠然と自由やラクを求めるのではなく、自分に合った働き方の選択肢の1つがフリーランスということですね!上原さんありがとうございました!
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Interviewer 桜口 アサミ
Photo 木村ヒロト
Writer 木村 ヒロト
Editor 桜口 アサミ
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