
転職回数が同い年の友人と比べても明らかに多い…また転職を考えているが、採用面に影響はあるのだろうか?
これから転職をお考えだと気になるのが「過去の転職回数」。あまりに多いと採用においてマイナスになってしまう気がしますよね。
そこでこの記事では、転職回数が多いとマイナスの評価になってしまうのか、できる対策はないのかを中心に解説します。
この記事の目次

印象は企業や業種によって変化する
結論から伝えると、転職回数が採用に影響するかどうかは企業や業種によって変わります。
過去の経歴が重視されることもあれば、経歴不問でスキルや実績の方が重視されることもあります。
ただ、どちらかというとスキルを重視する企業が多いようです。多少転職の経験があったとしても、スキルが認められれば採用にはなります。
転職試験を受ける前に、求人票や会社説明会などで志望する企業がどんな採用基準を設けているか調べておきましょう。
マイナスイメージになることも理解しておこう
現実的な問題として「転職回数が多い=長期間の勤務は難しい」というマイナスイメージを抱く採用担当者もいます。
もしあなた自身、転職回数が多いと感じるのであれば念のため対策をするべきでしょう。
具体的な対策については、記事の後半で解説します。
企業の印象は何回から変わる?
出典:リクナビNEXT
では、企業側の印象は何回の転職からマイナスイメージ転向する可能性があるのでしょうか?リクナビが行った調査結果を引用します。
アンケートによると、企業の採用担当者は「3回以上」転職していると気になるという回答が多数となっています。
「1〜2回の転職」が10%未満ということを考えると、転職回数が3回を超えたら注意が必要となるでしょう。
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転職回数の平均
出典:リクナビNEXT
あなたの転職回数が多いかどうか判断するために、転職回数の平均も知っておきましょう。ここでさらに、リクナビが調査した「年代別の転職回数」を見ていきます。
20代は76%が「転職経験なし」、16%が「1回」と回答。全体の92%が転職1回以内ということになります。20代の場合、2回以上転職していると多い方と判断できるでしょう。
回数は年齢とともに増えていき、30代だと「転職経験なし」の割合は47%で半数を下回ります。
40代、50代を見ると「2回以上の転職経験がある人」の割合は40%超。

転職回数が多いかどうかの判断する際は、あなたの年代とも照らし合わせて考えてください。
転職は珍しいことではない
先ほどのデータからわかる通り、昨今は転職自体珍しいことではありません。
特に1〜2回の転職であれば、どの世代でも割合としては多い傾向があります。採用にもそれほど影響はしないでしょう。
もしかしたら、あなた自身が気にしすぎている可能性があります。きちんと転職した理由を伝えられれば敏感になる必要はないでしょう。

転職回数が気になるなら対策するべき
しかし、短期間に3回も4回も転職しているのであれば要注意。
採用担当者から「この人は仕事が長続きしないな」と思われてしまう可能性は高まるでしょう。
もしあなたがこのケースに該当するのであれば、以下の対策を行ってください。
専門的なスキルを身につける
あなたが希望する職種に必要な専門スキルを身につけましょう。
中途採用は、学歴や経歴以上にスキル面が重視される傾向があります。スキルを持っていることが証明できれば、即戦力として採用される可能性は高まります。
言葉で「スキルを持っています」と説明しても説得力は低いでしょう。できれば面接までに実績や資格を用意しておきたいところです。
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志望する業界を考える
経歴不問の求人が多い業界を選ぶというのも一つの手段です。採用の合否が転職回数に左右されにくいでしょう。
例えば、「人手不足の業界」。とにかく人員を確保したいことから経歴問わず採用している企業も多いです。


ただ、その業界・企業がなぜ人手不足なのかも考えておくことをおすすめします。
単にその業界で必要なスキルを持っている人が少ないだことで人手不足になっているのか。
あるいは、いわゆる「ブラック企業」が多く、人がどんどん辞めていくことが原因なのか。
これが見抜けないと転職してもすぐ辞めてしまい、また1つ転職回数を増やすことになってしまいます。
転職の際には、必ず業界研究・企業研究を行いましょう。
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人手不足な業界の例
人手不足が続く業界の例をいくつか紹介しておきます。
・IT業界
・サービス業(飲食、観光など)
・建設・土木業界
・介護業界
・運輸業界
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ヘッドハンティングを利用する
ヘッドハンティングとは、ヘッドハンターが目をつけた人材をスカウトすることです。求職者本人の意思というよりも、ヘッドハンターや企業側の意思で採用を行います。
もしあなたの経歴を見た上でも採用したいと考える人がいるのであれば、転職回数を気にしすぎる必要はないでしょう。
ただ、ヘッドハンティングは待っていれば受けられるものではありません。ヘッドハンティングを行うサービスに登録したり、ビジネス交流会に足を運ぶなど、自分でチャンスを手繰り寄せる活動も必要です。
この後の話にも関連しますが、ヘッドハンティングを受けるにも「スキルの習得と向上」は欠かせないでしょう。ヘッドハンティングされる人の多くが、高いスキルを持ち、何らかの実績を残しています。
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転職回数が多いときの伝え方
対策をしたとしても、過去の転職回数を減らすことはできません。
面接で「何度か転職されているようですが、理由は何でしょうか?」と聞かれることは避けられないでしょう。
その時は以下の方法を参考に伝え方を工夫してください。
前向きな理由を伝える
転職の理由が前向きなものであれば、決してマイナスの評価にはなりません。具体例を挙げます。
【例文1】
私は3年前から御社のような〇〇業界の企業で働きたいと考えていました。そのためには△△と××のスキルが必要です。各スキルを実践の場で学ぶためにと、それぞれを身につけられる企業で働き、転職を続けてきました。
転職をした結果、十分なスキルが身についたと説明できれば、企業側からすればプラスの印象となるでしょう。
転職の目的が一貫していることも、「決して考えなしに仕事を辞めたわけではない」という点でマイナスには働かないはずです。
【例文2】
私は過去に3回転職を経験しています。それぞれの企業で試してみたいことがありました。1社目は、私が大学の時に専攻していた分野の知識を活かせると思っため。
2社目は、1社目で身につけたプログラミングスキルを使ってもっとハイレベルな開発に携わりたいと考えたため。
3社目はスタートアップ企業で、事業に興味があったことと私の過去のキャリアが募集項目と合致していたため転職しました。
3回とも理由は異なりますが、より新しいことに挑戦したいという気持ちは一貫しています。
転職した理由がバラバラだとしても、それぞれが前向きな内容であれば伝えても問題はありません。やはり、その中でも一貫性を見出せるとより説得力が増すでしょう。
嘘はつかない
転職理由を説明する際、できれば嘘はつかないようにしましょう。嘘をつけば話にほころびが出て、墓穴を掘ることになってしまう恐れがあります。
どうしても答えが思い浮かばないときは正直に伝えましょう。
後述しますが、このようなケースでもスキルや実績があれば採用となることは充分ありえます。
履歴書・職務経歴書の書き方も工夫しよう
在籍していた企業が多くなると、履歴書や職務経歴書の記入内容も増えていまいます。
量が多いと採用担当者も読みにくく感じますし、あなたが一番伝えたいアピールポイントも目立たなくなってしまうでしょう。書き方を少し工夫してみてください。
履歴書であれば「企業の在籍期間を短い文章で書く」「経歴の項目が多い履歴書フォーマットを使う」。
職務経歴書であれば、「在籍した企業は箇条書きにし、身についたスキルや実績を集中的に書く」など。
このような方法を試してみてください。
「スキルアップ」を優先しよう
最優先に考えて欲しいことは専門スキルを身につけて向上させることです。
もしあなたが新しい職場に転職できたとします。しかし、その職場に対してまた不満を感じてしまったらどうでしょう。
次に転職するときは、転職回数がさらに増えた状態で進めなければなりません。根本的な問題の解決にはならないのです。
解決には「スキルアップ」が鍵を握ります。その理由については以下の通りです。
スキルアップが問題の解決につながる
転職回数が多い方の傾向として、仕事内容や職場環境に不満を感じやすいことがあります。
その原因には、その人自身のスキル不足が含まれている可能性が高いのです。具体例を挙げましょう。
・仕事がうまくいかない
→仕事をこなすためのスキルが不足しているため
・給料が増えない
→給料アップに見合ったスキルがないため
・職場での評価が上がらない
→スキル不足から仕事で成果が残せず、注目されないため
思い当たる節はありませんでしょうか。
自分のスキル不足を認めるのは悔しいし、勇気のいること。しかし、一度客観的に自分を見つめることで本当の問題に気づけるものです。
前向きに考えてみましょう。十分なスキルさえ身につけられれば、これらの問題はすべて解消されます。
仕事に達成感が生まれる
スキルアップは仕事の達成感、すなわちやりがいを生み出します。
スキルが上がってできることが増えれば、あなた自身の成長を実感できるでしょう。
その実感は自信へとつながり、もっと大きな仕事にチャレンジする意欲になるはずです。
「仕事がうまくいかずつまらない」というネガティブな思いも、気がつけば忘れてしまうことでしょう。
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心の余裕ができる
仕事がうまくいくことで精神的な余裕も生まれます。
例えば、上司から難しい仕事を振られたとしましょう。かつてのあなたであれば投げ出していた仕事でも、スキルが身につけばクリアできるはず。
スキルアップすることで「いつ難しい仕事を振られるかわからない」「任された仕事ができなかったらどうしよう」という不安からも解消されるのです。
給料アップが期待できる
「スキルが上がれば給料も上がる」。この考えを忘れてはいけません。
具体的には、
・仕事で成果を残せばその分のインセンティブが入る
・成果が認められば昇格し、毎月の給料に役職手当がプラスされる
・資格を取っていれば、資格手当ももらえる
など。
給料アップは仕事に対するモチベーションにもなるでしょう。「すぐに辞めるのではなくもう少し頑張って続けよう」という気持ちになり、長続きするはずです。
次に転職するときもプラスの評価になる
もしあなたがまた転職することになったとします。その時でもスキルがあり、実績を残していれば大きなアピールポイントとなるでしょう。
それこそ、過去の転職回数など関係ないほど高い評価を得られる可能性もあります。
さらに、給与交渉がしやすくなることも忘れてはなりません。
転職の際に給与交渉する場合、前職の給与額が基準となります。前職で高い給与を受け取っていれば、それ以上の給与を提示した上で転職することも可能となるのです。
さいごに
転職回数に対する印象は企業の採用担当者によって異なるので、一概に回数が多いからマイナス要素になるとは言い切れません。
しかし気になるのであれば、転職回数のマイナスを打ち消せるだけのスキルを身につけてください。
独学でも専門のスクールに通うでもどちらでも構いません。あなたに合った方法を考えてみましょう。
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