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人間関係が理由の退職は面接でどう伝えるべき?例文5つを紹介

更新: 2022.03.10

退職理由の一つとして多いのが「人間関係」。上司や同僚との関係の悩みから退職を決意する人は後を絶ちません。

しかし、さらなる悩みとして立ちはだかるのが「転職の面接で退職理由をどう伝えるか」ということでしょう。

直接「人間関係が原因で退職しました」と伝えるのはマイナスの評価につながりそうです。

そこでこの記事では、人間関係が理由で退職したことを面接で上手に伝えるための例文を5つ紹介します。

「人間関係が理由の退職」は直接伝えないのがベター

基本的に転職の際の面接では、人間関係による退職は直接伝えないほうが良いとされています。

その大きな理由は、面接官にネガティブな印象を与えてしまう可能性があるからです。

採用する側としては、仕事に対して前向きな気持ちを持っており、入社後も積極的に活躍してくれそうな人材を確保したいと考えています。

前職での人間関係による問題があなたのせいでなかったとしても、そのことを直接伝えると、面接の内容はネガティブなものになりがちです。

その結果、面接官が「この人は入社後も前向きに働いてくれるのだろうか?」と疑問視してしまう恐れがあります。

ポジティブな表現に変える

退職の理由を伝える際は、できる限りポジティブな内容に変えてみましょう。そうすることで、面接官への印象も良くなります。

本来、面接官にウソの答えを伝えるのは避けるべきです。ただ、アピールするポイントを変えることで、ネガティブな内容をポジティブなものに変えることは可能です。

ウソをつくのではなく「退職した理由の中で前向きな部分のみを伝える」と考えてみましょう。

例えば

  • スキルアップ
  • 過去のキャリアを活用する
  • 新しいステージへの挑戦
  • 新しい仕事への興味

などを伝えられないか考えてみることで、面接での印象はガラリと変わります。

意外と重要な退職理由

「前職の会社でのことなんて、転職先の企業にとっては関係のないこと」と考えていませんか。

しかしそんなことはなく、面接官が退職理由を聞くということは、そこから手に入れたい情報があるのです。

確かに、同じ業界に属する企業でも働き方は異なります。ただ、部分的に見ると共通している要素はあるのです。

例えば、

  • 多くの社員が働いていること
  • 使用しているツールが同じこと
  • 必要なスキルが似ていること

など。

その要素の中で、ほとんどの会社で共通しているのは「人間関係が発生すること」です。

人が集まって働く以上、人間関係は避けられません。

仮に、退職理由として人間関係のことを挙げたのであれば、面接官はその内容を自社に当てはめて考えることでしょう。

その際に「人間関係がうまくいかなかった」と伝えてしまうと、面接官も「うちの会社でもうまくいかないかもしれない」と判断してしまう恐れがあります。

前職の環境をよく思わない気持ちを吐き出したいのはわかりますが、自分の評価を下げないためにもポジティブな退職理由を考えるべきです。

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文句や愚痴を伝えるのはNG

前職の人間関係で何かしらの問題があった以上、転職理由を完璧にポジティブなものに変えるのは難しいかもしれません。

それでも、できる限りポジティブな理由に変えられるよう工夫は必要です。

ここで注意して欲しいのは、ポジティブな理由が考えられないからと諦めて、面接官に文句や愚痴を伝えないようにすること。

面接で正直に話すことは重要ですが、その内容が極端にネガティブなものだった場合、面接官からの印象を大きく下げてしまう場合があります。

いくら文句を言っても、目の前の面接官にはどうしようもできない問題です。場合によっては「今言っていることを、なぜ前職で上司に言えなかったのですか」などと質問され、さらに自分を追い詰めてしまうこともにもつながりかねません。

「人間関係による退職」をポジティブに伝える例文

では、職場での人間関係による退職をポジティブに伝えるにはどのように変えれば良いでしょうか。例文を紹介します。

職場で起こりがちな人間関係のトラブル5つに対して例文を考えましたので、参考にしてください。

上司からのパワハラ

上司から怒鳴られたり、暴力を振るわれたりという「パワハラ」。退職の理由としてよくあるケースでしょう。

仕事をミスしてしまったり、重要な問題を報告していなかったりと自分に落ち度があるのであれば、多少の叱責は我慢できるかもしれません。しかし、思い当たる理由もなくパワハラあるいはセクハラを被ってしまう人もいます。このようなケースで退職する場合の例文を考えました。

【例文】
退職した理由は、自分の裁量で仕事ができる企業で働きたいと考えたためです。
前職は、年齢やキャリアに問わず上司がいる場合、上司の指示に従って動くことが原則とされていました。
しかし、私も新卒で働き始めてから3年が経ちます。ビジネスの基本的なことは身につけられたと考えています。さらなる成長のためには、上司に指示を受けるだけでなく、自発的に行動する必要があると常々感じておりました。
前職の環境ではそれが難しく、社員が自分の判断で仕事をする職場に転職したいと考えたのが退職の理由です。

 

「上司と接点をできるだけ持ちたくない」という意思の文章にも思えます。しかし、「自分の裁量で動きたい」という表現を使うことで、その意思を前向きなものに変えています。

こうすることで単に「上司からのパワハラ・セクハラが多くてやめた」という伝え方をせずに済むでしょう。

同僚からのいじめ・無視

社内でのいじめや無視なども職場での問題として存在しています。このようなことはなくすよう取り組む企業は増えていますが、悩む人を0にするには至っていません。

いじめや無視による退職の場合、面接では以下のように伝えてみると良いでしょう。

【例文】
前職の職場は協調性を重んじるというより、社員が各自の判断で動くことの多い環境でした。ただ、私は次のステージとして協調性やチームワークが重要となる職場で働きたいと感じ、退職を決めました。
個人の能力ではできることが限られており、より大きな仕事を達成するためにはチームでの活動が不可欠です。今後のキャリアを考えた上でも、チームで仕事をする環境に身を置き、協調しながら働くことができるようになりたいと感じました。

 

直接的に社内の人たちとの関係性を明かす必要はありません。

うまく折り合いがつかなかったことを「各自の判断で動く」などと表現し、そのような職場とは違った環境で働きたいという退職理由に切り替えてみます。すると、前向きな理由での退職理由に早変わりです。

仕事に対する方針の不一致

会社全体、あるいは上司との仕事に対する方針の不一致から退職するということもあるでしょう。これを転職面接の際に直接伝えてしまうと、面接官に「この人はうちの会社に入った後も社内の方針に寄り添ってくれないのでは?」と思われてしまう恐れがあります。

前向きな退職理由として伝えるには、以下のように変えてみましょう。

【例文】
退職を決めた理由は、自身のキャリアアップのためです。
前職は社内の環境や、人員の関係で事業の発展が難しい状況にありました。決して業績が悪かったわけではなく非常に安定していたのですが、会社全体、社員各自の成長が望めない状態であったことは確かです。
自身のキャリアを考えた際、よりスキル・キャリアアップが望める環境に身を置きたいと考え退職を決意しました。

 

前職の環境を悪く言うことなく、さらなる自分の成長のために退職を決めたという表現に変えています。前職でできることはすべてこなした上で、転職するという意思があるとも受け取れる例文です。「会社の方針と自分の考えが合っていなかった」と伝えるより面接官からの印象は断然良くなるでしょう。

社内恋愛のもつれ

数としては多くないかもしれませんが、社内恋愛のこじれによって退職を決めるという方もいらっしゃることでしょう。社内からの視線や当事者間の関係から職場にいにくくなってしまいがちです。

様々なケースが想定されますが、そもそも恋愛での揉め事などは人に伝えたくないもの。面接の場合でも、伝えない方が望ましいでしょう。

この場合、「恋愛には触れず別の部分で退職を考えた」ことを伝えるのが重要です。以下のように伝えられないか、考えてみてください。

【例文】
前職は定時で帰れたり、週2日は休日が確保されていたりと、自分の趣味に使う時間が多くありました。その時間を使って、個人的にプログラミングを勉強していたのです。
勉強していくうちに、自力でシステム開発ができるようになりました。このスキルを仕事でも活かしたいと考えたのですが、前職の環境では活用することが難しいと感じました。プログラミングスキルを活かせる職場で働きたいと考えたのが退職の理由です。

 

例文通り「趣味でプログラミングを身につけ、それを活用したい」という表現でなくても構いません。冒頭で紹介した「スキル・キャリアアップ」「次のステージへの挑戦」「新しい仕事への興味」など、別の部分でアピールできる要素はないか考えてください。

もちろん、ウソをついてはいけません。あなたが持っている要素の中から退職の理由になりそうなものを探しましょう。

競争の多い職場で空気が張り詰めている

上司や同僚など特定の人の関係だけでなく、社内全体の雰囲気が良くないために退職を考えるケースもあるでしょう。

例えば、社員同士が競争しあっていたり、グループができていて対立が続いていたり。このような環境では息がつまるものです。

この場合も、前職の悪い部分を伝えるだけでなく前向きなアピールに変えていきましょう。

【例文】
前職は、社員が個人の営業成績で競い合うような環境でした。それが全社の業績アップにつながっていたのは間違いないですが、私としては働きにくい環境でした。
私はどちらかというと、文書作成や社内のシステム運用などを考える方が得意です。社員をサポートする分野で力を発揮できると考えています。
そのため、社員が個人ではなくチーム単位で動く企業の方が私のスキルを存分に使えると考えたのが退職の理由です。

 

前職の環境が合わなかったことを伝えるだけでは、不平不満にすぎません。

その中で、自分はどのようなスキルがあり、どのような環境でならそれが活用できるかまで明らかにすることで前向きな退職理由となります。

あなたのスキルが、志望している会社が必要とするスキルとマッチしていれば、採用にも繋がりやすくなるでしょう。

独立してフリーランスになるのも方法

退職理由として人間関係のことしか思い浮かばないのであれば、まずはあなたの働き方から考え直す必要があるかもしれません。会社で他の社員と一緒に働くということが合っていない可能性があります。

その場合は、独立してフリーランスになるというのも一つの方法です。フリーランスになれば会社には属さず働くことになるので、仕事での人間関係は減る傾向があります。

ただし、フリーランスになると、信頼を得て仕事を獲得しなければなりません。人間関係に悩まされることは減りますが、違った形で人と関わるケースが増えることを理解しておきましょう。

それを踏まえて、独立できるスキルがあるのであれば、フリーランスを検討してみるのもいいでしょう。

さいごに

どの会社でも人間関係は少なからず発生します。そのため「前職は人間関係を理由にやめました」と伝えてしまうと、転職先となる企業からも「この人を採用してもまた人間関係に悩むかもしれない」という印象を抱かれてしまうかもしれません。

ウソはつかない範囲で、良い印象を持ってもらう退職理由を考えましょう。

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この記事を書いた人

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新卒でベンチャー企業の営業に就職。残業がほぼない会社だったため、仕事が終わったら趣味のブログを書く毎日を送っていました。3年ほど勤めて退職し、ブログをきっかけにテックキャンプ ブログでライターデビュー。好きなものはマンガ、テニス、イラスト、サメです。

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