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金融系SE(金融エンジニア)はつらい?仕事内容・年収・資格・将来性を紹介

更新: 2023.11.07

金融系SE(金融エンジニア)に興味がありますか?

年収の高さなどのイメージから、銀行や証券会社での仕事を希望する人も多いです。一方で業務内容は多忙できついという声も。

実際に金融系SEはどのような仕事を行うのか気になる方も多いでしょう。

そこで本記事では、金融系SEとはどんな職種なのか、仕事内容・年収・必要なスキル・役立つ資格などを紹介します。

金融系SEへの転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

金融系SEとは

金融系SE(金融エンジニア)とは、銀行・保険会社・証券会社などの金融業界の業務システムを担当するシステムエンジニアのこと。

おもに金融業界の日々の業務で利用するシステムの構築や開発を行う仕事です。

金融業界、といってもその会社の事業内容は様々。銀行というカテゴリの中には、メガバンク・地方銀行・信用金庫・ネット銀行などが含まれます。

保険会社のカテゴリの中には、生命保険や医療保険などのあらゆる保険が、証券会社のカテゴリの中には証券取引・国債取引・FX取引などが含まれます。

そのため金融系SEの仕事内容は、担当する金融業の種類や顧客で異なるのです。

金融業界は、現在多くのサービスがネットやコンピュータを利用して処理・管理されており、他の業界と比べても特にIT依存度の高い業界とも。

複雑で繊細な業務を支える金融系SEは、やりがいと責任のある重要な職種です。

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金融系SEの仕事内容

金融系SEの仕事内容を銀行・保険会社・証券会社の3種類に分けて紹介します。

銀行の場合

最近ではアプリやWeb画面のネットバンキングで銀行残高を確認したり、振込などの手続きが手軽に出来るようになりました。

銀行における金融系SEの仕事内容は、おもに以下の3つです。

  • 勘定系システムの開発
  • 情報系システムの開発
  • その他システムの開発

勘定系システムの開発

ATMやネットバンキングからの預金・引出・貸出・為替といった入出金の処理や、利息計算などを行うシステムを開発します。

情報系システムの開発

情報系システムでは、勘定系システムなどで処理された取引データ・口座情報・信用情報などをもとに、利用者が集計・分析しやすいようにデータ加工や正規化を行います。

情報系システムはユーザー分析や帳票作成を担い、銀行の営業活動に重要です。

その他システムの開発

そのほかには、窓口での事務業務を支援するための営業店システムなどがあります。

保険会社の場合

保険会社は保険業務に従事する人を支援するシステムがメイン。

保険会社における金融系SEの仕事内容は、おもに以下の3つです。

  • 業務系システムの開発
  • 情報系システムの開発
  • 販売チャネル(流通経路)システムの開発

業務系システムの開発

業務系システムでは、保険商品を購入した顧客管理・契約管理・保険料の支払い・保険の利用歴などを管理します。

情報系システムの開発

情報系システムでは、顧客データ・保険の利用歴・病気や事故の発生率などの様々なデータをもとに、経営支援や営業支援のためのデータ分析、各種帳票の作成などを行います。

販売チャネル(流通経路)システムの開発

販売チャネル(流通経路)システムとは、様々なチャネル(経路)で保険販売や既存契約管理などを行うシステムのことです。

例えばインターネット上で自社製品、サービスの情報提供を行ったり、顧客とやり取りを行うシステムを指します。

証券会社の場合

証券会社のシステムも業務に従事している人を支援するシステムがメイン。

証券会社における金融系SEの仕事内容は、おもに以下の3つです。

  • 業務系システムの開発
  • 情報系システムの開発
  • その他システムの開発

業務系システムの開発

業務系システムとは、証券の注文や約定の管理システム・顧客管理・営業店の事務処理・コンプライアンスシステムのことを指します。

情報系システムの開発

情報系システムでは、投資・銘柄・国内外の情報の管理と共有、また顧客データなど様々な情報をもとに経営支援・営業支援のためのデータ分析、各種帳票の作成を行います。

その他システムの開発

その他のシステムには、海外の現地法人との株式などの注文・約定処理を行うシステムやホームトレードを行う体外接続系システムなどが含まれます。

金融系SEの年収・働き方

「金融業界=年収が高い」と考えている方も多いでしょう。

本章では、金融系SEの年収と働き方について解説します。

年収

リクナビNEXTが行った30代エンジニアの年収調査(2013年作成)によると、勤務先の業種別で金融・保険系の年収が744万円で最も高いという結果でした。

外資系SIerやコンサルティングファームなどの業種を抑えての1位です。

ちなみにシステムエンジニアとしての平均年収は、厚生労働省の『令和4年 賃金構造基本統計調査』によると約550万円という結果。

労働時間

働き方改革」という言葉がよく聞かれるようになった昨今、残業や長時間労働が一般化していたIT業界においても労働時間の適正化の動きがあります。

しかしクライアントへの納期や開発スケジュールの関係上、締切前には多少の残業は予想されますし、トラブルが発生した場合には復旧作業にあたる可能性も。

実際の労働時間については、企業の制度やプロジェクトの規模・人数・担当業務などで異なります。気になる方は面接時に聞いてみると確実でしょう。

労働環境

年功序列で上司の言うことは絶対、といったような古い日本の文化はなく、実力主義・男女平等・感情よりも論理で全てが推し進められる世界です。

一方で、社会的な影響度が高く特にシステムの正確さが求められるため、実績が少ない新しい技術よりも、安定していて確実な技術・手法が優先されます。

新しい技術をどんどん取り入れて世の中に新しいサービスを提供したい、と考えている人には、保守的な現場と感じるでしょう。

勤務地

システムエンジニアの中で、自社で開発している人が全体の2割、残り8割は常駐エンジニア(自社内ではなく、クライアント先で作業する)と言われています。

その理由は、扱う情報が企業秘密で、社外に持ち出し禁止だからです。

客先常駐エンジニアといっても、金融系SEは多くの場合チームで作業します。

そのため、クライアント先でお客さんに囲まれて一人で作業することはほとんどなく、新人は先輩などについて業務を覚えていくのです。

金融系SEに必要なスキル

金融系SEに必要なスキルは、以下の4つです。

  • 高度なプログラミングスキル
  • Office系ソフトの操作スキル
  • コミュニケーション能力
  • 臨機応変な行動力・思考力

それぞれ解説します。

高度なプログラミングスキル

システムエンジニアなので、プログラミングスキルは必須です。とりわけ、金融システムは大規模かつ複雑な構造なので、高度なスキルが要求されるでしょう。

金融系SEが使うおもなプログラミング言語は、以下の3つ。

  • COBOL
  • C#
  • Java

COBOL

COBOLは古くから利用されているプログラミング言語です。

今でも金融業界を始めとする多くの企業や国の機関の基幹システムはCOBOLを使っており、COBOLを扱えるエンジニアの需要は当面の間はなくならないと言われています。

C#

C#はMicrosoftが開発したプログラミング言語で、Webアプリケーション・Webサイト・ゲーム開発など様々なことができます。

Java

Javaはアプリ開発・Webサイト構築・サーバーなどでも多く採用されています。

その汎用性からJavaを扱えるエンジニアの需要は高く、エンジニアやこれからプログラミングを学ぶ人達からも人気の言語です。

Office系ソフトの操作スキル

顧客への説明資料、プレゼンなどは基本的にExcel・Wordを利用して行われるため、これらのOffice系ソフトを使いこなす必要があります。

あるいは、Google ドキュメントやGoogle スプレッドシートを用いるケースも。操作感はOffice系ソフトと似ているので、活用するシーンも多いかもしれません。

コミュニケーション能力

一人パソコンに向かって黙々と作業をしているイメージがあるシステムエンジニアは、意外と社内外の様々な人とのコミュニケーションが発生する職種です。

例えば社外のクライアントとシステムの要件や要望について打ち合わせをしたり、社内のメンバーとタスクやスケジュールの調整を行ったり。

プロジェクトを円滑に進めるためにコミュニケーションを積極的に取ります。

そのため、難しいシステムの話を分かりやすく説明したり、相手の話の意図を読み取って適切に対応するといったコミュニケーション能力が求められます。

臨機応変な行動力・思考力

金融業界は変化が大きい業界です。

また、小さなバグ(不具合)やシステムのトラブルが日本中・世界中の何万人もの人に影響する可能性のあり、常に正確さが求められる業界です。

その金融業界を支える金融系システムエンジニアには、世の中の変化や突然のトラブルなどに臨機応変に対応できる行動力、思考力、そして柔軟性が必要と言えます。

金融系SEに向いている人

金融系SEに向いている人の特徴は、以下の2つです。

  • 責任感がある人
  • 几帳面で正確な作業ができる人

責任感がある人

金融業界は資産や財産などに関わる、非常に重要で繊細な情報を取り扱います。

どの職種においても、自分自身の業務に対して責任感は持ち合わせておくべきですが、機密情報を取り扱うことが多い金融系SEには特に必要な素質と言えます。

几帳面で正確な作業ができる人

金融業界の業務システムは、利息や保険料などの「計算処理」を多く行います。

日本全国に展開しているメガバンクや海外にも支店を持つ証券会社では、システムによる少しの計算間違い、処理ミスが大きな問題になる可能性も。

そのため、速くて雑な仕事をするエンジニアよりも、多少スピードが遅くてもミスのない正確な作業ができるエンジニアのほうが現場では重宝されることでしょう。

金融系SEに向いていない人

一方で金融系SEに向いていない人の特徴は、以下の2つです。

  • 学習意欲の低い人
  • 受け身の人

学習意欲の低い人

様々な業務やサービスがIT化してきている現代。今後も金融業界を取り巻く状況は常に変化していくことが予測されます。

こうした中で、新しい技術や世の中の新しい出来事に鈍感な人や知的好奇心がない人は、将来的に金融系SEとして周りから取り残される可能性があります。

受け身の人

新しい技術や世の中のニュースをキャッチするためには、セミナーに参加する、業界雑誌を読むといったような自分自身から「学びに行く」姿勢が欠かせません

上述した「学習意欲の低い人」に関連しますが、誰かが教えてくれるのを待っているような受け身の人は、金融系SEには不向きでしょう。

金融系SEに役立つ資格

本章では、金融系SEが持っておくと有利になる資格を5つ紹介します。

  • 銀行業務検定
  • 日商簿記検定
  • 情報処理安全確保支援士試験(SC)
  • CISSP認定資格
  • AFP資格

資格があると、昇給や待遇の向上に役立つかもしれません。

銀行業務検定

銀行業務検定

出典元:銀行業務検定協会

銀行業務検定は、多くの銀行において昇進の条件と定められている検定で、2023年6月試験の段階で累計受験申込者数は1,109万人。

▶️銀行業務検定協会

日商簿記検定

日商簿記

出典元:日本商工会議所

日商簿記検定は、財務諸表の読み方、会計科目や仕訳などが問われる試験。知名度が高く、経理・財務・一般事務職などへの就職や転職にも有利に働くことが多い資格です。

▶️簿記 | 商工会議所の検定試験

情報処理安全確保支援士試験(SC)

出典元:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)

情報処理安全確保支援士試験は、サイバーセキュリティ分野の国家資格で、合格者は情報処理安全確保支援士の名称を使用できます。

暗号化技術、サイバー攻撃対策といった情報セキュリティの一般知識に加えて、セキュアプログラミング、ネットワークといった要素技術が試験範囲。

情報セキュリティに関する資格試験としては最高難易度にあたります。

▶️情報処理安全確保支援士試験 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

CISSP認定資格

CISSP認定資格

出典元:(ISC)² 

CISSP認定資格は、(ISC)² (International Information Systems Security Certification Consortium)が認定を行っている情報セキュリティ・プロフェッショナル認証資格。

情報セキュリティの共通言語とも言える「(ISC)² CISSP CBK」が出題範囲で、資格保有は海外でも有効です。

▶️CISSPとは|ISC2 Japan

AFP資格

AFP資格

出典元:日本FP協会

AFP資格は、FP(ファイナンシャルプランナー)として、相談者に適切なアドバイスや提案ができる技能を習得していることを証明する資格試験です。

▶️AFP資格とは? | 日本FP協会

金融系SEの将来性

金融業界では、インターネットバンキング、コールセンターなどIT技術を活用した新しいサービスが次々と出てきており、今後もこの流れは続くと見られています。

一方で、Fintechによりこれまでのサービスの中には、新しい技術によって代替されていくものもあるでしょう。

変化・進化し続ける現状や技術に乗り遅れることのないように常にアンテナを張り、新しい技術を学び続ける姿勢が金融系SEには求められます。

金融系SEとFintech

本章では、金融系SEにおいても重要な「フィンテック(Fintech)」について解説します。

  • Fintechとは
  • Fintechサービスの代表例
  • Fintechは世の中に何をもたらすのか

Fintechとは

Fintechとは「Finance(金融)」と「Technology(技術)」を組み合わせた造語。

金融業界の業務のIT化、IT化のための技術そのもの、あるいはIT技術を活用したサービスなどのことを指します。

Fintechサービスの代表例

実はすでに私達の身近にあるフィンテック。代表例を4つ紹介します。

  • 決済&送金サービス
  • 資産管理&運用
  • 投資&融資
  • 仮想通貨

決済&送金サービス

現金の時代から、カード決済・電子決済ができる時代へと変わりました。

最近では「PayPay」や「Apple Pay」でスマホ決済する人も増えています。

「LINE Pay」のように金融機関の口座番号ではなく、SNSのIDやモバイルアプリによって送金や決済をすることもFintechによって可能になりました。

資産管理&運用

クレジットカードの明細や電子マネーの利用履歴から、自動で家計簿をつけてくれるアプリや、ライフプランに合わせて資産のシュミレーションができるアプリ。

手軽に資産管理や運用ができるようになりました。

投資&融資

インターネットのプラットフォームを利用して不特定多数の人から資金を募る「クラウドファンディング」。

融資を受けたい人や企業と融資してくれる人、企業とを結ぶ「ソーシャルレンディング」など、インターネットを経由して金融機関以外から投資・融資を行うサービスを指します。

仮想通貨

数年前から話題の「ビットコイン」を始めとする仮想通貨など、国や中央銀行などが管理する通貨ではないインターネット上で価値を持つ電子通貨もFintechの一つです。

Fintechは世の中に何をもたらすのか

「Fintech」という言葉を聞くことが初めてであったとしても、すでにFintechサービスを少なくとも一つは利用したことがあるのではないでしょうか。

オンラインバンクを使って送金などを行うが当たり前になってきたように、フィンテックは「新しい」当たり前を作ってきています。

既存の金融ビジネスが数年後には全く別の形になっている可能性もあるでしょう。

まとめ:金融系SEは魅力あふれる職種

金融系SEの仕事内容・年収・必要なスキル・役立つ資格などを紹介しました。

年収だけを見ると、金融系SEは魅力的に見えるかもしれません。しかし他の業種のシステムエンジニアよりも高い給与が設定されていることには、理由があります。

金融系SEを目指す方は、紹介したスキルや資格などを確認し、本当に自分の性格やライフスタイルに合っているのかを見極めてください。

技術力と責任感のある仕事できついことも多いかもしれません。しかしそれ以上にやりがいのある職種ともいえるでしょう。

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この記事を書いた人

石田ゆり
元システムエンジニア・コンサルタント。ERPパッケージソフトウェア会社にて設計から開発、品質保証、導入、保守までシステム開発の一通りの業務を経験し、その面白さと大変さを学ぶ。働く人々を支援するバックオフィス系システム・業務効率化ツール等に特に興味あり。趣味は旅行、ヨガ、読書など。

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