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仕事ができるwebディレクターとは?求められるスキルと素養

更新: 2020.03.05

webディレクターのあなた、友人や家族に自分の仕事をどう説明していますか?
これからwebディレクターになりたいと思っているあなた、webディレクターという仕事を正しく理解されていますか?
今回はwebディレクターの仕事と、求められるスキル、スキルアップの手段をまとめます。

webディレクターの方の悩みや不安の解決のきっかけになれば、またこれからwebディレクターを目指す方にとってのヒントになればと思います。

出典:pixabay

webディレクターの仕事内容

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web制作は大きな案件になるほど、多くの人の力が必要になります。
例えば、あるアパレル会社(A社)の通販サイト作成を例にとって、webディレクターの仕事内容を見てみましょう。

webディレクターの仕事は、メンバーの人選、作成スケジュールの設計と進捗管理、制作物の品質管理が主となります。

・A社の要望を叶えられるデザインを誰に任せるか
・A社が3月中にサイトをオープンさせるためには、いつまでに何の仕事を終わらせるべきか
・全体を通じて、A社の求める通販サイトができたか

といったことに気を使う必要があります。
プランナーやプログラマーがオーケストラの楽器演奏者だとすると、ディレクターは指揮者と言えるでしょう。

各演奏者がどんなに優秀でも、全体のバランスをとってメンバーをまとめないとよい音楽にはなりません。
限られた時間の中で、メンバーの良さを発揮させながら、観客に満足してもらう音楽を作り上げる必要があります。

そう考えると、webディレクターの仕事は責任重大ですね。ただ、その分完成した時の達成感も大きいものになります。

webディレクター以外の仕事

では、webディレクターはどのようなメンバーをまとめる必要があるのか見ていきましょう。

プランナー

A社にヒアリングし、新しい通販サイトの企画をする

・なぜ通販サイトを作りたいのか
・今のサイトでは何が問題なのか
・ターゲット層の年齢層や性別のイメージはあるか

デザイナー

コンセプトにあったデザインを、見やすく、わかりやすくデザインする

・10代後半の女子をターゲットにするなら、こんなデザインのサイトが好まれるかな
・ピンク色を中心にしたサイトでかわいいけど、見難くないかな
・学生がターゲットなら、手頃さを売り出すためには値段を目立たせたほうがいいかな

プログラマー

実際の通販サイトを作る

・商品をカテゴリ別、サイズ別に検索できるようにしよう
・服の画層をクリックしたら、コーディネート例が見られるように設計しよう
・クレジット払いの仕組みは機能しているかな?

コーダー

デザイナーの設計したwebサイトを、実際にHTML/CSSを使って実現させる

・文字の大きさは統一されているか
・商品画像のサイズ、配置は間違っていないか

このように、多くの人がA社の通販サイトの制作に関わることになります。
人が多ければ多いほど、そのプロジェクト管理とメンバーのマネジメントをするwebディレクターの仕事は必要不可欠になります。

webディレクターの年収

オーケストラの場合、指揮者は演奏者に比べて高額な報酬を受け取ることが多いようですが、webディレクターの場合はどうでしょうか。

転職サービスDODAの2016年の統計調査によると、Webプロデューサー・Webディレクターの平均年収は451万円となっており、web業界の中では比較的高めと言えそうです。

一方で、求人サイトに掲載されるwebディレクターの想定年収には幅があり、企業によって、また個人によって年収にも大きな開きがあることも事実です。

年収の差はwebディレクターとしての能力の差、価値の差が影響するのですが、それはこの後、見ていくことにしましょう。

webディレクターになるためには

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新卒で入社をして、いきなりwebディレクターになれることは少ないです。
ディレクションをするためにはプランナーの仕事、デザイナーの仕事、プログラマーの仕事等、メンバーの仕事を理解している必要があるためです。

そのため、まずはプランナー、デザイナー、プログラマーなどの経験を積んだ後、ディレクターになるケースが多いです。

転職求人を出している企業でもwebディレクションの経験は問わない場合もありますが、ディレクターになるうえで自分の強みを持っている必要があるでしょう。

必要な資格

webディレクターとして仕事をするために必須な資格はありません。
しかし、決まった資格がないからこそ、個人の能力を上げるため、資格取得を目指す方が多くいます。

資格取得で得られるもの

・webディレクターの仕事を体系的に理解する
・資格取得のための学習を通じて仕事の気づきを得る
・転職や社内異動の際に仕事の能力を定量的に測る指標として利用する

役に立つ資格

・Web検定  Webディレクター試験
・ITパスポート試験
・Webアナリスト検定
・ Webクリエイター能力認定試験
・Web検定 Webデザイン試験
・ウェブデザイン技能検定

自主的に取る資格だからこそ、資格取得がゴールではなく、資格を取る過程で学ぶことを仕事にどう活かすかを重視することが大切です。

webディレクターに求められるスキル

メンバー管理、進捗管理、顧客対応等、webディレクターの仕事は挙げたらキリがありません。

マネジメントスキル

・メンバーに指示を出しチームを引っ張る力
・各業務の工数を正しく理解し個々に仕事を与える
・スムーズに遅延に対応する力

webディレクターの仕事の最終的なゴールは期間内にプロジェクトを確実に完遂し、クライアントの求めていたサービスを提供することです。

そのためには多くのメンバーの力が必要になり、それをまとめることがwebディレクターに求められる大きな役割になります。

予算が無限にあるわけではありませんから、人員、コスト、期間といった限られたリソースを適切に配分し、成果を最大化することが求められます。

コミュニケーションスキル

・チームでの仕事を円滑にすすめるため、良好な関係を築く力
・相手の想いを汲む力
・誰とでも意思疎通ができる力

メンバーのコントロールとマネジメントは重要ですが、ただ管理するだけではチームの成果の最大化にはつながりません。

様々な職種、年齢のメンバーが一つのプロジェクトに関われば、多くの利害関係が発生します。

その際、メンバーの意向をきちんと汲み取れるか、誤解のないよう物事を的確に伝えられるかも、webディレクターにとって必要なスキルと言えます。

また、クライアントや社内との密なコミュニケーションも、プロジェクトの成功の鍵になります。

スケジュール管理能力

・案件をスケジュール通りにすすめる力
・遅延に対し、どう対策を取るか考える力

プロジェクトには必ず、予算と時間の制約が設けられます。
その制限の中で最大限の成果を出すためには、正確な工数算出、目標から逆算したアクションプランの設計など、先を見越した管理能力が求められます。

しかし、いくら余裕を持って立てたスケジュールであっても、予定通りに進まない事態が発生します。

そうしたトラブル時にも状況を把握し、スケジュールの立て直しをするなど、臨機応変に対応できる管理能力が問われます。

マーケティングスキル

・リスティング、SNS広告などWeb広告に関する知識
・SEOに関する知識
・リアル、Webに関わらずマーケティングに関する基礎的なスキル

webサイトは、閲覧されて初めて効果を生み出します。

クライアントの要望に沿っていれば良い、納期に間に合えば良いのではなく、その情報を必要とする人に、いかに見てもらえるかに意識を向ける必要があります。

そのためには、SEO、リスティング、アドワーズ、SNSといったwebマーケティングスキルが身についている必要があります。

また、メディアミックスのマーケティング戦略が必要とされる場合には、webに限らずマスメディアのマーケティング知識もあるとなお良いでしょう。

プログラミングスキル

・エンジニア、プログラマー、コーダーの仕事を理解する
・エンジニアとスムーズに話ができる

実際に開発を行うエンジニアの仕事は専門用語も多く、縁がないと難しく感じることも多いでしょう。

しかし、プロジェクトのスケジュール管理のためにはエンジニアの業務工数の算出も必要な要素です。

もちろん開発メンバーと同じレベルのプログラミングができる必要はありませんが、触りだけでも理解していることで仕事が円滑に進む場面は多いです。

業務範囲の多いwebディレクターに必要なスキルは多岐に渡ります。すべてを完璧にすることができませんが、プロジェクトチームのメンバーの仕事を理解すること、メンバーが気持ちよく働ける関係や環境を整えることで、よい仕事ができます。

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webディレクターの抱える苦労

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webディレクターはプロジェクトの責任者として、抱える悩みも多いです。
大きな仕事を任されるほど、関係者の人数も周りからのプレッシャーも増えるものです。

対人コミュニケーション

web制作というとPCに向かうイメージを持つ人も多いかもしれませんが、ディレクターに関してはそれ以上に人とコミュニーケーションを取ることが仕事になります。

制作に関わる各担当者、クライアントとのスムーズで密な関係を築くことがプロジェクトの成功に必要不可欠な要素になるため、うまく人と関係を築くことが非常に重要です。

人は自分の思い通りに動いてくれるわけではないこともあり、対人関係で苦労をする方もいるでしょう。

プロジェクトの責任・重圧

プロジェクトの成功、失敗は、その統括を行うディレクターの仕事に委ねられています。
大きいプロジェクトになればなるほどやりがいもありますが、プレッシャーも大きくなるもの。

メンバーのマネジメント、進捗管理、顧客対応等、期待に応えられる成果を残さなくてはならない責任を背負うディレクターならではの苦労でしょう。

プロジェクト進捗によって休日返上

クライアントへの納期に合わせて仕事をすることになりますが、web制作ではトラブルが付き物。締切に間に合わせるため、土日も関係なく仕事をせざるを得ない状況も発生します。

特にwebディレクターは複数のプロジェクトを並行させていることも多く、締切が迫った時期には仕事が最優先になってしまうこともあるでしょう。

メンバーの仕事の進捗次第でプロジェクトが遅れるため、自分でコントロールできる仕事以外に左右され悩みが多くなります。 

webディレクターとしてさらに活躍するためには

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職種自体の歴史が浅いこともあり、まだまだキャリアアップのイメージが持てずに悩む方も多くいます。

それでもwebディレクターとして仕事をする以上、より良い仕事がしたい、そのために成長したいと感じることも当然です。スキルアップのためにどのような方法が考えられるでしょう。

転職

会社によっては大きな案件を手がけることができず、webディレクターの仕事をしながらプランナーの役割も営業の役割も行う、という場合もあります。

そんなときには、より大きな案件を担当することでwebディレクターとして経験を積み、スキルアップすることもできるでしょう。

その場合、案件の少ない企業に在籍してもチャンスは回ってきにくいもの。
転職して、新しいメンバーと共に新しい案件を手がけることも考える必要があります。

ただし、注意をすべきは環境を変えたからといって成長できるわけでは無いということ。
大きな案件を任されれば、その分責任も大きくなるので、任される案件をやり遂げるだけの努力が必要になります。

現職で経験を積む

転職はチャンスもある一方リスクが大きいことも事実です。
そこまでリスクをとれないという場合は現職でとにかく案件をたくさんこなすことも一つの手段です。

経験を積むことでより大きな案件を担当できるようになり、それがさらなる成長のきっかけになります。

しかし、案件を多く抱えれば抱えるほど、自分自身が辛くなるだけでなく、クライアントにも会社にも迷惑をかける可能性があります。

そうなれば信頼を失い、案件を任されにくくなってしまうことも考えられるため、闇雲に仕事をこなせば無条件で成長すると行った思い込みは危険です。

現職で働きながら勉強をする

現職で働きながら、社外で学習をするのも一つの案です。資格取得や、研修サービスの受講がその例です。

現場で仕事を通じて経験することは非常に重要ですが、忙しさから仕事をこなすだけになりがちな方も多くいます。

あえて目先の仕事とは別の環境で、自分自身のスキルアップのために集中した時間と環境を作ることで、業務に必要な知識やノウハウを体系的に学習することが可能になります。

働きながらスキルアップする方法

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仕事をしながらスキルアップする方法として、時間の制約がある中で学習できる方法を挙げておきます。

あなたの現在の仕事の状況、向いている学習スタイル、使える時間とお金等を踏まえて、自分にあったスタイルを探してみてください。

webディレクターにおすすめの本を読む

本を読むスタイルはこんな方におすすめ

・通勤時間、休日に自分で時間を作って学ぶことができる
・文字を読むことが苦痛ではない
・スキルアップにあまりコストをかけたくない

本を読んで学習したい方のために、参考になる本を厳選しました。
ここに上げたものはwebディレクションそのものの参考書がメインです。

プログラミングスキル、マーケティングスキルなど、関連スキルについてはあなたの強み・弱みに合わせて別途書籍を購入することをおすすめします。

現場のプロが教えるWebディレクションの最新常識 知らないと困るWebデザインの新ルール2

ディレクションに関する最新情報や重要事項を企画〜運用のフェーズに応じて説明しています。webディレクターに関わる情報が網羅的に掲載されています。

Webディレクションの新・標準ルール 現場の効率をアップする最新ワークフローとマネジメント

制作のディレクションにとどまらず、企画や提案から包括的に解説をしています。著名な著作者が多く執筆している点もポイントです。

モメないプロジェクト管理 77の鉄則

プロジェクトマネジメントにおけるリアルな課題や悩みに焦点をあて、実際の現場で使える情報が盛り沢山です。

Webディレクション標準スキル152

webディレクションの業務を網羅した内容はもちろん、図解が多くわかりやすい書籍です。

Webプロジェクトマネジメント標準 PMBOKでワンランク上のWebディレクションを目指す

スキルアップを目指すwebディレクターに向けた本書。200ページ程度にまとめられており、実用的な一冊です。

検定試験を受ける

検定試験を受けるスタイルはこんな方におすすめ!

・達成感がほしい
・目標があるとやる気がでる

本を読みながらだとなかなか身につかない。眠くなってしまう。
そんな方は目標となる資格に向けて学習をしてみるのはいかがでしょう。

試験に申し込んでしまえば、自然とゴールが決まり、学習に対するモチベーションが上がるかもしれません。

以下のような試験がおすすめです。

Web検定  Webディレクター試験
ITパスポート試験
Webアナリスト検定
Webクリエイター能力認定試験
Web検定 Webデザイン試験
ウェブデザイン技能検定

研修サービスを受ける

研修サービスを受けるスタイルはこんな方におすすめ!

・完全に1人で学習をすることは苦手
・分からないところは人に聞いて効率よく解決したい
・将来的な仕事のために、多少は時間を作ってでも学習したい
・個人で受講するだけでなく、会社を巻き込んで企業研修として受講することも考えたい

仕事はチームで行うもの。
本を読んだり、資格をとって知識だけを詰め込むだけでなく、人と交流しながら学習したい。
分からないところは誰かに質問しながら効率よく学習したい。

そんな想いを持っている方は研修を受講してみてはいかがでしょうか。

以下webディレクション関する研修です。

■webディレクター研修

・WEBディレクタースクール
・テックアカデミー(Webディレクション講座)
・デスクトップワークス

webディレクションだけでなく、より深く現場の仕事について理解するスキルについても研修が行われています。

■プログラミング研修

テックキャンプ(テックキャンプ)

テックキャンプは個人受講生のプログラミング学習と、法人向けの1週間〜3ヶ月の研修を実施しています。

個人のスキルアップのために受講することも、会社を通じて研修として受講することもできます。

就業時間後、土日も含め、場所も時間も柔軟に学習できるので、過度な負担にならず効率よく学習できそうですね。 

まとめ

職場を変える、仕事をしながらレべルアップを図る等方法は複数ありますが、必要なスキルをすべて完璧にすることは現実的ではないでしょう。

これまで積んできた経験やあなたの得意不得意を含め、強みだと言える力を身につけることが、webディレクターとしての価値を高める有効な手段でと言えます。

今後のあなたの活躍に有効な情報になれば幸いです。

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