嫌な上司との付き合い方に悩んでいませんか?
本記事では職場の嫌いな上司への対処法を、行動編とマインド編に分けて解説。
意地悪な上司、どうしても好きになれない上司への対応方法を知りたい方は必見です。
この記事の目次

嫌な上司との付き合い方:マインド編
苦手、嫌いと感じる上司が職場に居たとしても、異動などが無い限りすぐに状況が変わることはありません。
苦手・嫌いな上司に対してどのように接すれば良いでしょうか。
礼儀正しく接することを意識する
嫌いな上司と仕事をすることになった場合でも、感情を態度には出さないことが大切です。
普段他の人と接するのと同じくらい、またはそれ以上に礼儀正しい態度で接するようにしましょう。
あなたが「嫌い」と思っている上司は、他の人からも同じように嫌われているかもしれません。
誰が見ても礼儀正しい態度で嫌な上司に接することで、周囲からの評価は自然と高まり、もし理不尽な扱いを受けても周囲が味方してくれることもあるでしょう。
報告、連絡、相談は徹底する
「嫌な上司と関わりたくない」と仕事上の連絡や相談を上司にしなくなる人は多いです。
しかし、嫌な上司であるほど報告・連絡・相談は徹底して行うようにするべきです。
理由としては、その上司は部下に責任を押し付けるタイプである場合、何か問題が起きた時に「部下が報告を怠った」として、責任を負わされる可能性があるからです。
将来的に何か問題になりそうな要素がある場合は早めに報告し、仕事が順調に進んでいる場合でも問題がないことを定期的に伝えるようにしましょう。
仕事に集中する
仕事に限らず、プライベートにおいても苦手・嫌いと感じる人が周囲にいると、その人に意識がいってしまいがちです。
しかし、相手の行動を気にするばかりで仕事に集中出来なくなっては意味がありません。
嫌いな上司が視野に入らないように工夫し、目の前の仕事に集中するようにしましょう。
相手を認める
「どんな人間にも欠点はある」と認めてしまうのも方法の一つです。
「なぜあの人はいつもあのような態度を取るのだ」と批判的に考えると苦手意識が一層強くなってしまいますが、「あのようなタイプの人もいる」と認めてしまうと、不思議と気が楽になってくるものです。
嫌いな人に対して、好きにならなければいけないと考えるのは負担ですし、接する態度を変えなければ心の中で嫌いと思い続けていることに問題はありません。
我慢する必要はないのです。
相手の長所を見つける
苦手・嫌いと直感的に感じてしまった場合、相手の長所を見つけるのは難しく思えるかもしれません。
長所を見つけるコツは、短所を言い換える事です。
例えば、仕事の指示を細かく出さないが、その分自分の進め方で仕事をさせてくれる、といったように、その人と関わることで自分にどのようにメリットがあるのか考えてみてはどうでしょうか。
このように、相手を好意的に見ていることで、自然とあなたのその上司に対する接し方も変わってくるかもしれません。
それをきっかけに、関係も良好になる可能性もあります。
できるだけ距離を取る
苦手を意識を克服しようと無理に相手との距離を縮めようと努力する必要はありません。
嫌な上司への仕事のホウレンソウは大切と述べましたが、仕事以外の接触は不要です。
仕事においても関わりは最低限にとどめ、報告はメールなどで行うように相手に取り付け、直接接触する機会をできるだけ少なくするなど、出来るだけ距離を取りましょう。
対話する必要が場合は他の人も交えて複数人で会議を行うなど、なるべくストレスに感じない環境を作るようにしましょう。
反面教師にする
「相手のことを認める」と類似していますが、「自分はあのような上司になってはいけない」と反面教師として学んでいきましょう。
「苦手」「嫌い」と相手を拒絶するだけでなく「ああいったタイプが上司として嫌われるのだな」と前向きに考えましょう。
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嫌な上司との付き合い方:行動編
考え方を少し変えるだけで相手へのストレスを軽減させることができますが、具体的な行動としてにどのような対処方法があるでしょうか。
詳しく解説していきます。
結果を出す
部下のミスの責任を取ろうとしない、部下の成果を認めようとしない上司に対しては、上司も認めざるを得ない明確な結果を出すことが一番です。
自分自身の仕事内容や進め方などを見直し、効率化やより成果が出せる工夫をしましょう。
同僚や他の上司などの評価が上がれば、上司も認めざるを得なくなるでしょう。
友達や家族に相談する
陰口やSNSへの書き込みは何の問題解決にもなりませんが、悩んでいる場合に周囲へ相談することは大切です。
会社はある種の閉鎖的な空間なので、一般的な感覚とずれている風習などに気づきにくい傾向があります。
新卒で入社し、他の会社や現場を知らない場合、この状況が普通であると感じてしまう人もいます。
また、1人で悩んでいると、「自分に問題があるのでは?」と責めてしまい、「仕事を辞めたい、辞める」と他の解決方法を考えられなくなる可能性もあります。
人に話を聞いてもらうだけで気持ちは少し軽くなりますし、的確なアドバイスを貰えることもあります。
他の会社や部門に勤めている友人や家族、または外部の相談窓口などに相談してみましょう。
他の上司に相談する
あまりにも理不尽な扱いを受けていると感じている場合、他の上司に相談してみるのも方法の一つです。
セクハラやパワハラの場合などは、上司本人が自分自身の行動や発言の問題に気づいていない可能性もあります。
第三者を通じてあなたの感情を伝えてもらう事で、状況が改善する可能性もあります。
間接的ではなく、直接的(上司本人)に伝えたほうが良いのでは、と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、相手との関係によっては直接伝えることでその場で口論になり、冷静な話し合いができないこともあるので、避けたほうが良いでしょう。
第三者から伝わることで自分の欠点に気づきやすいこともあるので、普段から他のチームや部署と積極的にコミュニケーションを取り、何かあった時に相談できる相手を見つけておきましょう。
異動
意識や態度を変えるだけではどうにもならない場合、環境を変えることを考えてみましょう。
人と人の付き合いの中では「どうしても相性が合わない」ということもあり得ます。
上司が原因であなたの仕事の成果にも影響が出ている場合、あなたのキャリアにとってその上司と長く関わる続けることはプラスではありません。
思い切って異動願いを出すことを検討するのはどうでしょう。
その際は「こういった仕事にチャレンジしたい」「このプロジェクトに興味がある」とポジティブな理由をつけ、「上司が原因である」と正直に伝えないほうが話が進みやすいこともあります。
悩んでいる人は、実際に異動願いを出した人を探して話を聞くなどすると良いでしょう。
転職
あらゆる対策をしても問題が解決しない場合は、退職・転職を考えることも一つの方法です。
今の職場で解決できるのが一番ですが、その解決方法にこだわる必要はありません。
実際、人間関係の問題で転職を考える方も多く、環境の変化によって仕事に集中することができ、キャリアアップにつながる可能性もあります。
しかし、退職や転職は一種の賭けでもあり、あなた自身の苦手な相手に対する考え方や接し方が変えられなければ転職先でまた同じように人間関係で悩む可能性もあるので、慎重に判断するようにしましょう。

「嫌いな上司がいる」は転職の理由になる
「厳しい」「理不尽な説教や発言」「責任を押し付ける」といった明確な理由の他に、「なんとなく合わない」という理由で職場のある人を苦手・嫌いと感じている方も多いのではないでしょうか。
まずは職場での人間関係の悩みとはどのようなものであるか、解説します。
嫌いな上司がいると言う人は全体の7割以上
転職サイト「マイナビ転職」のアンケート調査によると、「職場に嫌いな上司はいますか?(いましたか)」という質問に対して、73.5%の人が「いる」と回答しています。
このアンケートは働いている20~30代の男女を対象に行われたもので、回答の内訳を見ると、「いる」と回答した割合は
- 20代女性:75%
- 20代男性:82%
- 30代女性:71%
- 30代男性:65%
となっており、どのいずれの年代・男女においても6割以上の人が職場に嫌いな上司がいる(いた)という結果になっています。
嫌な上司への対処方法として「仕事だと割り切って普通に接する」と回答した人が61.4%と、ほとんど人が嫌いな相手に対して我慢をしている(いた)ことを示していますが、「異動・転職した」と回答した人も19.8%いました。
つまり、職場の人間関係に悩む人の5人に1人が環境を変えることで問題を解決したことになります。
HARMの法則
メンタリストのDaiGoさんは著書「人を操る禁断の文章術」の中で、人の悩みには一定の分類があると述べています。
これによると、人間の悩みは大きく以下の4つに分類されます。
- Health(健康):健康状態、身体的なコンプレックスやダイエットに関する悩み
- Ambition(夢、将来、キャリア):将来の夢や進路、キャリアプランなど関する悩み
- Relation(人間関係):会社、学校、部活などの組織に属することで発生する悩みや、恋愛・結婚・家庭など人との関わり合いに関する悩み
- Money(お金):給料、お小遣い、株式投資や借金、年金などのお金に関する悩み
これらの頭文字を取ってHARMの法則、と名付けられています。
転職は、「今の状況に不満や悩みがある」をきっかけに考える事も多いですが、その不満や悩みもHARMの法則と照らし合わせて考えると、「労働環境が悪く、心身ともに疲弊している(health)」「給料や待遇に不満(money)」「キャリアに不安がある(ambition)」「人間関係に悩みがある(Ambition)」といった理由に分類されます。
つまり、職場の人間関係の悩みは「たかが人間関係」ではなく、立派な転職理由の一つになり得るのです。
嫌いと感じる上司の特徴
「嫌い」「苦手」と感じる相手に対して、なぜそのように感じるのか、その理由を考えたことはあるでしょうか。
プライベートな人間関係においては「なんとなく」そのように感じるケースも多いかもしれませんが、職場においては「嫌い」と感じる上司にはいくつか特徴があります。
詳しく見ていきましょう。
自分の過失を正当化する
本来、上司とは部下の行ったことに対して責任を持ち、自身の管理するチームや部署をより良い方向に導いていくべき立場にあります。
常に正しい判断が求められ、時に誤った判断をしてしまった場合はその過ちを素直に認めることができる上司は、部下から信頼も多く得られているはずです。
反対に、自分の過失を認めず正当化する上司は嫌われます。
上司は部下に対しアドバイスやサポートするべき立場にいるはずです
しかし部下が仕事の進め方などを相談しても「自分で考えろ」といったことしか言わず、その結果問題が起きた時には「聞いてない」と部下に責任を押し付ける。
このような態度を取る上司の中には、「指導として」「部下のやる気を引き出すため」といったことを言う人もいるかもしれませんが、こういった行いは部下のやる気を削ぐだけでなく、信頼されず嫌われやすいでしょう。
言動に一貫性がない
部門や部署の司令塔として指示を出す立場である上司は、その一つ一つの指示に対して責任を持つべきです。
誤った指示を与えることで、チーム全体が混乱したり、不利益をもたらしてしまう可能性もあります。
そのため、言動に一貫性がない人は関わりづらいと思われ、部下からも信頼されません。
例えば指示や発言がコロコロと変わったり、言っていることと行動が違っていたりしていると、どの指示に従えば良いのか、部下は混乱することになります。
その結果、他の部署などの外部の人に迷惑がかかったり、業務が効率的に進められずに残業をしなくてはいけなくなることもあるかもしれません。
上述した「自分の過失を正当化する」で解説した特徴と同様、発言内容に信頼性がない人は上司としては嫌われます。
すぐに感情的になる
物事を冷静に考えられず、機嫌が悪くなったりすぐに感情的になる上司も嫌われます。
部下のミスなどに対して感情的に怒鳴ったり、屁理屈のような発言で人の揚げ足を取るなど、人として尊敬できない上司は、部下からも信頼されません。
上司とは、客観的に物事を判断し指示することが求められます。
小さなことですぐにイライラして不機嫌になる人や、自身の個人的な感情を他者にぶつける人は、上司に限らず同僚からも嫌われやすいです。
否定的な言動をする
これは本人に自覚がなく、無意識にやってしまっている場合もありますが、部下からの進言に対して否定的な言葉から入る上司は嫌われやすいです。
例えば部下が何かを提案したとしても「理解できない」「意味がわからない」と頭から否定し、理解しようとしない人がいます。
また「君の考えは間違っている」と否定しながらも、何がどのように間違っているのか、どうすれば良いのかを説明しない人もいるかもしれません。
積極的な議論のために否定的な考えは大切ですが、相手を尊重し、相手の考えを理解しようとする姿勢がまず第一です。
仕事は人と人とのコミュニケーションです。自分の意見を述べるだけで相手のことを理解しようとしない人と、一緒に仕事がしたいと思う人は居ないでしょう。
相手によって態度を変える
相手によって話し方や接し方を変える、というのは、仕事においてもプライベートにおいても誰でも無意識のうちに行っていることかもしれません。
例えば訪問先でお客様に対して話す態度と、付き合いの長い友人と話す態度が異なるのは当たり前です。
しかし、上司という立場においては部下に対しては常に平等の態度を取るべきです。
例えば特定の人には優しく接する一方で、それ以外の人やある特定の人だけ態度を変えて厳しく、あるいは適当に接する、という上司は信頼されないでしょう。
「部下それぞれの性格に合わせた指導方法を取っている」、「この人なら厳しく接していても大丈夫だろう」と言う上司もいるかもしれませんし、実際にそのような態度を取っていても信頼されている上司も中にはいるでしょう。
しかしながら、単純に自分の都合のよいように動く部下を贔屓し、自分の不利益になる行動をする部下や自分よりも有能な部下を認めない、といった態度を取っているのであれば、その上司はマネジメント能力が欠けている、と言わざるを得ません。
ハラスメント
日本社会全体で問題になっているハラスメント。
現在ではセクハラ、パワハラ、モラハラなど様々なことが「ハラスメント」として問題視されています。
例えばセクハラは、一般的に男性が女性に対して「これだから女性は・・・」といったように性別を理由にした根拠のない発言をする、というイメージが過去には強かったですが、最近は「男なのに・・・」といったように女性から男性に対してのセクハラもあります。
また、上司という立場を利用して、部下に一方的に暴言を浴びせる、また一人では処理しきれないような量の仕事を不当に与える、他の人がいる前で説教をする、といったパワハラもあります。
こういったハラスメントは言葉の暴力であることが多いため、後に残らず問題が表面化しづらい、という特徴があります。
しかしながら、毎日のちょっとしたハラスメントが部下や同僚を傷つけ、精神的に追い詰められてしまうケースもあります。
もし現在何かハラスメントを受けている、または悩んでいる場合は勇気を出して会社のハラスメント窓口や周囲の人に相談し、環境を変える行動をしてみましょう。
嫌いな上司へのNG対応
苦手に相手に対して、感情を露骨に表すことは相手との関係を悪化させるだけでなく、仕事にも影響する可能性があるため、避けるべきです。
具体的に気をつけなければいけない点を解説していきます。
無視をしたり態度に出したりする
「目を合わせない」「挨拶をしない」「返事をしない」などは、相手に直接的に不快感を与えます。
相手の存在を否定していることを意味し、嫌な上司にあなたを攻撃する材料を提供しているようなものです。
大切なのは、適切な距離感を保ちつつ、関係を維持することです。敵意を持たれないように、他の人と同じように接するように心がけましょう。
陰口を言う・SNSに書き込む
相手に伝わらないと思っていても、悪口は人から人へと伝わるものです。
SNSなどで匿名で悪口を書くのも同様です。
自分のアカウントは知られていないからと思っていても、拡散や共通の知り合いなどによって知られてしまうこともあり得えます。
また、他人の悪口を聞くことに対して不快感を感じる人もいます。
陰口やSNSへの書き込みは一時的なストレス発散にはなっても、根本的な解決には繋がらないので、避けましょう。
相手の面子を潰す
嫌いな上司に何か言われた時、つい言い返してしまうかもしれませんが、仕返しや反撃をしないようにしましょう。
もし相手と口論・議論になり、感情的になっている相手をあなたが論理的に反論出来たとしても、相手に不快感を与えるだけで何の解決にもなりません。
周囲に人がいる場合、プライドを傷つけられたと感じ、あなたに対して嫌悪感を持ち、関係が悪化する可能性もあります。
仕事上議論や反論は必要なものですが、個人的な感情を理由に相手の面子を潰そうとする態度は社会人として適切ではありません。
コミュニケーションの取り方については、こちらの記事もぜひ参考にしてください。『コミュニケーションが苦手なエンジニア必見!苦手解消のコツを解説』
仕事に集中して嫌いな上司を越えよう
仕事をしている限り、自分と気の合う相手とだけ関わることは難しいです。
どのような環境であっても、嫌い・苦手なタイプの人がいることは避けられませんが、考え方や接し方で対処することもできます。
嫌な相手を無理に好きになる必要も、あなたが過剰にストレスを感じる必要もありません。
自分自身の仕事に集中し、結果を出していくことで嫌な上司を超えられるようにしましょう。
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