「自分に合った働き方で年収アップ」JapanTaxiに転職したテックキャンプ卒業生が語るエンジニアという仕事の魅力とは?
更新: 2021.07.26
TECH::EXPERT(以後、テックエキスパートと表記)を受講し、2017年9月に未経験からエンジニアとしてJapanTaxi(※2020年4月1日株式会社Mobility Technologiesに社名変更)に入社した大木 彩(おおきあや)さん。
エンジニアに転職して2年が経ち、経験を積んだことでポジションや業務内容はどのように変わったのでしょうか。
今回は大木さんに入社してからの業務内容の変化や働いたことで実感したエンジニアという仕事の魅力について伺いました。
▼大木さんの以前のインタビューはこちら
この記事の目次
国内No.1シェアを誇るタクシーアプリ「JapanTaxi」
—– まず、大木さんが転職をしたJapanTaxiについて教えて下さい。
私が働いているJapanTaxiは、タクシー会社が使うシステムやタクシーアプリの開発・提供を行う企業です。
—– タクシーを電話で呼ぶことはハードルを感じさせますが、アプリだと気軽ですよね。Uber・DiDiなど競合するサービスも増えていますが、それに伴って利用者も増えていますか?
そうですね。タクシーアプリの利用者はここ数年でどんどん増えています。「JapanTaxi」アプリは日本全国47都道府県でサービスを展開していて、900万ダウンロード超とユーザーも増えてきています。
—– JapanTaxiが国内No.1シェアであることを拝見しました。他のサービスと比較した際の強みは何だと思いますか?
出典元:JapanTaxi(ジャパンタクシー|旧:全国タクシー)
2011年に誕生した日本初のタクシー配車アプリということもあり、機能面が充実していることが強みだと思います。
例えば、予約機能・空港定額対応・車載タブレットとの組み合わせによるQRコード決済機能など。
また、音声AIや地図系アプリとの連携、MaaS連携といった外部接続も充実しています
それにより、他のアプリよりも認知度や信頼性が高くなっているのだと思います。
—– JapanTaxiは、コンシューマーだけでなくtoBのビジネスを展開している点がとても興味深いと思いました。新たな取り組みである「JapanTaxi Data Platform」は企業から注目を集めそうですね。
「JapanTaxi Data Platform」では、タクシーから収集したデータ活用を、タクシー会社ではない外部企業に提案するという新たな取り組みを行っています。
将来的にはタクシーの新たな収益源となっていくはずです。
タクシーを1つのデバイスとして捉えると、路面状況や地域情報、ワイパーの動きから降雨量など、さまざまなデータの取得が可能。
このようなタクシーから取得できるビッグデータをいかに事業として展開していくかということの研究開発を「JapanTaxi Data Platform」では行っています。
JapanTaxiはシニアエンジニアに囲まれた成長できる環境
—– 以前のインタビューで、大木さんはJapanTaxiが働きやすい環境だとおっしゃっていました。その後、ポジションや部署などに変化はありましたか?
チームの名前や人員の構成変更はありましたが、以前と担当は同じでアプリのサーバーサイドの開発を担当しています。
—– 業務の内容はどのように変わりましたか?
Ruby on Railsで開発を行っていることは同じですが、システムの実装などで私に任せてもらえることが増えました。
また、一緒に働く人が増えたことで、プロジェクトの進め方も変わってきています。
以前でしたら、依頼されたタスクをこなすことも多かったです。今は1年くらいのスパンでゴールを目指して現在はプロジェクトを進めていくので、よりゴールがクリアになりました。
その中で、タスクの優先度を考えて業務に取り組んでいます。
—– JapanTaxiには、現在エンジニアは何人くらいいるのでしょうか?
従業員の約半分くらいがエンジニアです。JapanTaxiは現在多角的にプロダクトを手掛けており、積極的にエンジニア採用を行っています。
それにより、経験豊富なシニアエンジニアが増え、今まで以上に成長できる環境になったと感じています。
エンジニアとして「会話ができる」「判断ができる」ことで成長を実感
—– 大木さんがエンジニアとして成長を実感した出来事はありますか?
エンジニアとしての成長を実感したことは2つあります。
1つ目は、エンジニア同士の会話についていけるようになったことですね。
JapanTaxiのエンジニアの大半はシニアエンジニアで、はじめは単語や言い回しが理解できず大変でした。
今は意味がわかるようになってきたので、自分なりの考えを持って会話に参加できるようになりました。
2つ目はAPIを実装する時などに、事前に必要な認証や設計が判断できるようになったことです。
エンジニアとしての経験を積んだことで、何をしてはいけないか何をすればよいのかが見えるようになりました。
それによって失敗が少なくなるので、結果として作業の効率アップもします。エンジニアとしての成長を肌で感じられる瞬間です。
—– エンジニアとして成長するために心がけていることはありますか?
勉強を続けることが大切だと思います。やる気の波や業務の忙しさにも左右されますが(笑)
私は、今改めてコンピューターサイエンスを基礎から学習し直しています。
コンピューターサイエンスの知識はプログラミングのベースとなるので、新しいフレームワークや言語のキャッチアップにも役立つのではないかと考えています。
自分に合ったエンジニアという働き方で年収は2倍に
—– 転職して2年が経ったことで感じる、エンジニアという仕事の魅力は何だと思いますか?
エンジニアという仕事の魅力は沢山ありますが、私にとってオープンな環境で働けることが大きな魅力です。
「スーツじゃなくても構わない」「プレーヤーとして対等にコミュニケーションが取れる」など、いわゆるサラリーマンのような窮屈さがないところが働きやすいです。
好きな仕事ややってみたい仕事はみなさん色々あると思います。ただ、環境がイケてない仕事を続けるのはつらいですよね…。
私はJapanTaxiという自分に合った環境で、好きなことをできていることがとても楽しいです。
—– 得意なことや好きなことを仕事にするのも大切ですが、自分に合った環境で働くことも重要ですよね。
はい。これは私に限ったことではなく、エンジニアは自分に合った働き方が見つけやすいと思います。
人によっては「スーツを着るかっちりとしたところで働きたい」「さまざまな現場を経験したい」という方もいて。
一口にエンジニアといっても種類があり、さまざまな企業があります。その中から自分に合った働き方を選べるところもエンジニアという仕事の魅力です。
—– 年収は転職前とどのように変わりましたか?
前の仕事が時短勤務だったこともありますが、年収は転職前と比較すると約2倍になりました。
自走力がない教えてもらわないとわからない人にはエンジニアは厳しい
—– 転職してからある程度の期間が過ぎ、改めてテックエキスパートを受講してよかったと感じる点はありますか?
何よりも自分の理想とするエンジニア転職ができたことがとてもよかったです。自分に合った環境で働けるJapanTaxiに入社できましたから。
テックエキスパートは教室に通うので、学習に対する強制力があるところもよいです。カリキュラムも自走力が鍛えられるようになっているので、転職してからも役立ちます。
※テックキャンプの最新の受講プランは公式サイトをご確認ください。
—– テックエキスパートのカリキュラムが、エンジニアとして働くためのベース作りになったのですね。
そうですね。転職において企業のビジョンやミッションに共感できることは重要です。そして、自走力があることもエンジニアとして評価されるポイント。
エンジニアとして働いているとどうしても問題に突き当たり、たとえシニアエンジニアであってもその答えがわからない場合があります。
ですので、自走力がない「教えてもらわないとわからない」という状態ではエンジニアとして働くのは厳しいですね。
自分が働きたいと思える企業への転職がベスト
—– 未経験からエンジニアを目指す方が転職で気をつけるべきポイントは何だと思いますか?
私は未経験であることを悲観せずに、自分が働きたいと思える企業を目指してよかったと思います。
まわりのエンジニアのレベルが高い環境に身を置くことで、エンジニアとしての成長のスピートが違ってくるからです。
ただ、人それぞれ妥協できない点や働きたい環境は違うと思うので、そこを明確にして転職活動をするのがポイントではないでしょうか。
転職には運も大切で、面接で感じた直感も大切にしてほしいと思います。
—– 大木さん、本日はお忙しい中インタビューのご対応ありがとうございました!
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