- 一人で黙々と作業することが多い
- モノを作り上げる
- 専門的な技術を必要とする
- 高い集中力が求められる
「一人で黙々と作業できる仕事がしたい」
「モノづくりに興味があるので、クリエイティブな分野に進みたい」
就職・転職を考えた時に、このような希望を持って仕事を探す方も少なくありません。
そんな時におすすめしたいのが「職人仕事」。自分の持つ技術を使って黙々とモノを作り上げる仕事です。上記のような希望を持つ方の理想に近い働き方ができるでしょう。
「自分には特別な技術や経験はないから職人仕事なんてできない」と思った方もご安心ください。本記事では未経験からでも目指せる職人仕事を紹介します。
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この記事の目次
「職人仕事」の特徴
まず、本記事で紹介する「職人仕事」の特徴を紹介します。
主に、以下4つに当てはまる仕事を「職人仕事」としました。
それぞれの特徴について解説します。
一人で黙々と作業することが多い
職人仕事は「仲間とワイワイ盛り上がりながら働く」というより「孤独に黙々と働く」という表現が合っているでしょう。同じようにイメージした方も多いかもしれません。
少し寂しげですが「余計な人間関係を作り、縛られる必要がない」という観点で魅力を感じる人がいるのも確かです。
現在、職場での人間関係に悩んでいたり、一人で仕事をするとパフォーマンスを発揮しやすかったりする方にとって、職人仕事は最適と言えるでしょう。
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モノを作り上げる
「一人で作業する仕事」と一括りにしても、その種類は様々。その中でも「モノを作り上げる」ということを目的にしている仕事をピックアップしました。
実際に形のあるものだけでなく、システムやデザインなど無形のものを作り上げる仕事も選出しています。ものづくりの楽しさを味わいたい人におすすめです。
専門的な技術を必要とする
何かを作るにはそれ相応の技術が必要となります。
本来、技術は長年の修行が必要だったり、先生と呼ばれる人に師事したりして身につけるもの。完全に未経験の状態で始めるのはハードルが高すぎることもあるでしょう。
だからといって、未経験からでは職人仕事ができないというわけではありません。
パソコン一台あれば作れるモノもあり、それらは特別な資格などを必要としない分、未経験からでも取り組みやすいでしょう。
技術の習得が容易で、未経験者向けの求人も多い仕事を本記事で紹介します。
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高い集中力が求められる
一人で黙々と作業し、モノを作り上げる仕事には集中力が欠かせません。精密な作業が必要となる場合もあり、職人仕事は他の仕事以上に高い集中力が求められるでしょう。
一見ハードルが高いように感じますが、集中の仕方は人それぞれ。自分に合った「もっとも集中できる方法」を見つけ出せれば、職人仕事をこなせるようになれるでしょう。
例えば「音楽を聴きながら作業する」「自宅で作業する」など。企業の中には、職人(クリエイター)が100%のパフォーマンスを発揮できるよう柔軟な働き方を認めていることもあります。
その面で見ると、比較的自由な働き方が認められている仕事とも考えられます。
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未経験からでも目指せる職人仕事7選
ここからは、未経験からでも目指せる職人仕事のおすすめを7つ紹介します。
就職・転職する上で特別な資格が不要で、スキルも身につけやすいものを選びました。
また仕事を選ぶ上で大切な要素として「将来性」があります。ニーズが長期的に続く職種に就きたいと考える方も多いでしょう。
本記事で紹介する仕事は、この先も需要を保ち続けると予想できるものです。ぜひ仕事選びの参考にしてください。
- ITエンジニア
- Webデザイナー
- Webライター
- 動画編集者
- 料理人
- 大工
- 伝統工芸職人
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ITエンジニア
ITエンジニアとは、プログラミング言語を用いてWebサイトやスマホアプリなどを作成する職業です。一人でコードを書く時間が多く、まさに職人仕事と言えるでしょう。
IT業界は目覚ましい発展を見せていますが、その裏で深刻な人材不足の問題を抱えています。つまりIT技術者の需要は年々高まっているのです。
ITエンジニアになるにはプログラミング言語の習得が必須。プログラミング言語に触れたことがない方からすると、就職・転職はハードルが高く感じるでしょう。
しかし、昨今はプログラミングに関する書籍や学習用のWebサービス、専門スクールなどが増え、未経験からでも習得できる環境が整いつつあります。
将来的な需要を見ても、今から挑戦するのにおすすめな職業です。
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Webデザイナー
ITエンジニアと同様、IT人材として需要を伸ばしているのがWebデザイナー。Webサイトなどのデザインを手がける職業です。
デザイナーと聞くと「服やモノの装飾を考える人」をイメージするかもしれません。同じように、手に取ることのできないWebサイトやスマホアプリなどでもデザインは重視されるのです。
Webデザイナーも一人で作業する工程が多い職業。IllustratorやPhotoshopなどを使ってデザインを作り上げます。
専門的なソフトやデザインに関する知識が求められるため、未経験から挑戦するのはハードルが高めに感じてしまいがち。
しかしWebデザインに関する学習環境も整備されつつあります。専門書やスクールなどを利用すれば未経験から就職・転職することは十分に可能です。
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Webライター
GoogleやYahoo!で検索すると様々なWebサイトにたどり着きます。そこで表示される記事を書くのがWebライターの仕事です。
ライターと言っても紙の雑誌ではなく、Web上で公開される記事を専門に書く人たちをWebライターと呼びます。
今は一人一台パソコンやスマホを持つ時代。そんな現代においてインターネットを使っての集客は非常に有効な手段です。
大量の顧客にアプローチすることが可能なため、あらゆる企業がWebサイトの運営に乗り出しています。
その分、Webサイトを構成する記事を書くWebライターの需要も高まっているのです。
やることはまさに「職人仕事」そのもの。パソコンに向かって黙々と文章を書いていきます。
特別な資格やスキルは不要で、文章を書くことができ、インターネットを使える環境があれば始められるという参入ハードルの低さも人気の理由です。
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動画編集者
一昔前は、動画といえばテレビや映画が主流でした。しかしYouTubeやニコニコ動画といったサイトが生まれたことで、一般の人々が自主制作した動画を公開する環境が広がりました。
現在では、動画に表示する広告よって得た収益のみで生活する人も増えています。
このような現象が表しているのは、視聴者側としても発信者側としても動画の需要が高まっているということです。
個人でも高いレベルで動画を編集する技術が求められ、それが可能な動画編集者の需要も高まっていると言えます。
自分で撮影した動画を自ら編集して公開することはもちろん、他の人が撮影した動画の編集のみを請け負うという働き方も可能です。
動画のニーズは今後も続くとみられ、参入する人が増えるほど、編集者も求められることでしょう。
仕事内容は編集ソフトを使用して動画に字幕や効果音、エフェクトなどを入れていくといった一人で行う工程が多めです。
料理人
ここまでは、実際に手で触れられないモノを作る職人仕事を紹介してきました。同じ職人仕事でも、料理人は「料理」という有形のモノを作る仕事です。
食事は人間が生きていく上で欠かせない活動。それを支える料理人は今後も高いニーズを保ち続けるでしょう。
料理はクオリティの差はあれど、誰でもできる作業です。飲食店のキッチンなどは未経験でも採用される場合があるため、参入ハードルは比較的低めと考えられます。
料理は奥が深く明確なゴールはありません。極めようと思ったら、生涯をかけて続けられる仕事でしょう。
働きながら修行を積み「自分の店を出す」など高い目標を掲げてみるのもおすすめです。
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大工
「職人仕事」と聞いて大工の姿を思い出した方は多いと思います。イメージ通り、大工は建築の技術を持つ職人そのもの。こだわりを持って仕事に臨む人の多い職業です。
大工になる上で資格や学歴などが問われることは少なく、10代のうちから親方に弟子入りして働き始める人もいます。
料理人と同じく、一人前として働き自分で現場を回せるようになるには時間がかかります。極めるのは一筋縄ではいかないと考えるべきでしょう。
人間の生活に欠かせない衣食住の「住」を支える大工。人間が生き続ける限り需要が絶えることのない仕事です。
働きながら専門の資格なども取得できれば、さらにニーズの高い人材として活躍できるでしょう。
伝統工芸職人
「職人仕事」と聞いて思い浮かぶものとしては、日本伝統の食器・家具・装飾品などを作る「伝統工芸職人」があるでしょう。
とはいっても、伝統工芸はその道のベテラン職人が長年培ってきた技術と研ぎ澄まされた感覚が大事で、未経験からの道は非常に狭いと思われるかもしれません。
しかし現在は少子高齢化による労働人口の減少で、伝統工芸の道を志す人が減少傾向にあることで、後継者不足による人材確保が急務であること。
また専門学校・職業訓練機関で伝統工芸を学べる機会が増えたことなどで、未経験からでも伝統工芸職人を目指せるようになっています。
伝統工芸職人の中でも特に目指しやすいものとしては、需要などを加味して陶芸家・着物職人・和紙職人・ガラス細工職人など。
職人気質チェック!当てはまる数が多いほど職人仕事に向いている
職人仕事が向いている人は「職人気質(しょくにんかたぎ)な人」と言い換えてもいいでしょう。
職人気質とは「技術力に自信があり、頑固で実直な人」というような意味の言葉です。
しかしこれだけだと、あなたに職人仕事が合っているのかどうか判断するのは難しいと思います。
そこでここからは、あなたがいかに職人気質なのか判断するためのポイントを解説。当てはまる部分が多いほど、職人仕事に向いているでしょう。
- 仕事はできるだけ一人でこなしたい
- ものづくりに興味がある
- 仕事は可能な限り完璧を目指したい
- 集中力に自信がある
- 自己管理が得意である
仕事はできるだけ一人でこなしたい
冒頭で触れた通り、職人仕事は一人だけで作業をする時間が多いという特徴があります。
「一人で仕事をした方が周りに気を遣わなくて楽だ」「一人の方が集中でき、仕事のクオリティが上がる」という場合、あなたは職人仕事に向いているでしょう。
反対に「同僚とコミュニケーションを密に取りながら作業したい」「いろんな業界・業種の人と仕事の中で関係を広めたい」という人にとって、職人仕事は苦痛に感じてしまうかもしれません。
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ものづくりに興味がある
有形のもの、無形のものに関わらず「ものづくりに興味があって仕事にしてみたい」という人は職人仕事に向いています。
作るものは違ってもクリエイティブという観点では共通する部分があるもの。
どういう手順で何を作るのか、自力でゼロから考えるのが好きだという人にとって、職人仕事は天職と言えるでしょう。
仕事は可能な限り完璧を目指したい
職人は、ある技術に特化したプロフェッショナルとみなされます。
裏を返すと、仕事を妥協すれば周囲の人に「特定のことしかやらないのに成果を残さない頑固な人」という評価をされてしまうことも。
もし自営業で仕事をしていたとしたら、取引先から契約を打ち切られてしまうかもしれません。
ある分野に特化するということは、その分野では最高レベルの仕事が求められるのと同義。
「少しでも楽をしたい」「できればサボれる仕事がしたい」という人にとって職人仕事を続けていくのは難しいでしょう。仕事に「やりがい」を求める人ほど、職人仕事に向いていると言えます。
集中力に自信がある
職人仕事に高い集中力が求められることは、先述の通りです。
長時間同じ作業をするのが苦手な人や、つい息抜きの時間を多くとってしまう人が職人仕事に就いたら苦痛が多いでしょう。
自分なりに最高の集中力を発揮できる方法を見つけており、それを仕事の中で実践できる人なら職人仕事も続けやすいはずです。
自己管理が得意である
「仕事は可能な限り完璧を目指したい」でも触れたように、もし自営業(フリーランス)で職人仕事をするなら、自己管理が欠かせません。
時間にルーズだったり、納品物の質が低かったりすればクライアントからの印象が悪くなり、今後の仕事にも影響が出るでしょう。
職人仕事は自分の裁量で作業を進めやすい分、管理も自分で行う必要があります。
時間、スケジュール、体調、作業内容などを省みつつ自分を律することができる人は、職人仕事もうまくこなしていけるでしょう。
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職人仕事を探す方法
ここまで紹介してきた「職人仕事」。では実際に求人を探すためにはどうすればいいのでしょうか。主に以下の方法で探すのがおすすめです。
- 求人サイトを利用する
- 転職エージェントを利用する
- クラウドソーシングサイトを利用する
- SNSを利用する
それぞれ解説します。
求人サイトを利用する
もっともメジャーな方法は求人サイトを利用することです。
一般の求人サイトでも本記事で紹介したような職人仕事の募集は見つけられます。
業界・職種に特化した求人サイトもあるので、明確にやりたい仕事が決まっているのであれば、それらを利用するのもいいでしょう。
転職エージェントを利用する
転職エージェントとは、利用者の希望やこれまでのキャリアにマッチした求人を紹介し、転職までのサポートをしてくれるサービスのことです。
転職エージェントでも希望を伝えれば、本記事で紹介したような職人仕事を斡旋してくれる場合があります。
求人サイトではなく転職エージェントを使うメリットは主に以下の通り。
- プロのキャリアアドバイザーが求人を選んでくれる
- 過去の転職成功者のノウハウを元にしたアドバイスをしてくれる
- 応募した企業との連絡や面接のスケジューリングを全て代行してくれる
- 転職エージェントでしか公開していない求人を紹介してくれることがある
転職エージェントにも業界特化のものがあります。基本無料で利用できるので「まずは相談だけ」という使い方もいいでしょう。
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クラウドソーシングサイトを利用する
クラウドソーシングサイトとは、案件単位で求人を公開し、主にフリーランサーと企業のマッチングを図るサイトのことです。
有名なサイトでは「クラウドワークス」や「ランサーズ」が当てはまります。
案件単位での求人であり、契約期間はその仕事が終了するまでの間。求人サイトではないため案件に応募した企業で採用され、社員として働くケースは稀でしょう(例外あり)。
職人仕事をフリーランスで始めたいという方は、まずクラウドソーシングサイトで仕事を探すことをおすすめします。
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SNSを利用する
昨今は企業や、仕事の発注元となる人がSNSで案件を公開しているという事例も多く見受けられます。
つまりSNS上で仕事を探し、契約するという方法も可能ということです。「〇〇(仕事・職種名) 募集」などと検索すると案件が見つかるでしょう。
この場合、クライアントと直接契約を結ぶ形になります。クラウドソーシングサイトを利用した場合、サイトの運営に仲介料を支払う必要があるため、実際の収入は提示された金額より低くなるのが基本です。
直接契約の場合、仲介料を支払う必要がないため、クラウドソーシングサイトを利用するより収入が増える可能性があります。
できる限り直接契約のクライアントを増やすことが、フリーランスで職人仕事をする上では大切。しかし注意も必要です。
仲介サイトがないということは、案件の精査をしている運営元がないということ。仕事をしたのに報酬が払われなかったり、そもそも案件自体が嘘だったというケースも見られます。
SNSを使っての仕事探しには、信頼できるクライアントかどうか見極めるスキルも求められるのです。
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あなたにぴったりな職人仕事を見つけよう
「黙々とできる仕事がしたい」「ものづくりの仕事がしたい」
このように考える方には職人仕事がおすすめです。しかし、職人仕事と一括りにしても何を作るのか、どんな技術が必要なのかは大きく異なります。
本記事で紹介した内容を参考に、あなたにぴったりな職人仕事を見つけてください。
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