「自分はメンタルが弱いから仕事がなかなか続かない」
「メンタル弱い人でも続けられるおすすめの仕事はある?」
こうお考えですか?
この記事ではメンタル弱い人におすすめの仕事の条件や、具体的におすすめしたい仕事を9つ紹介していきます。
後半ではメンタル弱い人が力を発揮できる仕事に就く方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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この記事の目次
メンタルが弱い人におすすめの仕事の条件
メンタルが弱い人におすすめなのは、1人で黙々と取り組める作業や、臨機応変に対応する必要がない作業です。以下で詳しく紹介します。
人とあまり関わらない
仕事でメンタルが弱りがちな人は、仕事内容よりも職場の人間関係で神経をすり減らすことが多いです。
実際にエン派遣が行ったアンケート調査によると、仕事でストレスを感じる人は正規で81%、非正規で64%。また「特にストレスを感じるのはどのような点ですか?」という質問に対する回答でもっとも多かったのが「同僚・後輩との人間関係」(42%)次いで「上司との人間関係」(40%)という結果でした。
その上で、メンタル弱い人におすすめしたいのが、人とあまり関わらない仕事です。
人とあまり関わらない仕事とは、例えば
- 1人でできる仕事
- 家でできる仕事
- コミュニケーションを取る必要がない仕事
などがあります。後ほど紹介するおすすめの仕事にも、これらに当てはまるものがありますので参考にしてください。
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もくもくと作業できる
メンタルが弱い人の中には、マイペースに仕事ができないことにストレスを抱えている人もいます。そのような人は、黙々と作業を進められる仕事がおすすめ。
例えばマニュアルに沿って進めれば特に人に質問する必要がない仕事も、メンタル弱い人には向いているでしょう。
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ノルマがない
厳しいノルマがある仕事は、メンタル弱い人にとって厳しいでしょう。上司からノルマ達成へのプレッシャーをかけられ、実際にメンタルが弱まってしまった経験を持つ人もいるかもしれません。
しかしノルマがない仕事なら、このようなストレスから解放されます。また、ノルマがないとマイペースに仕事がしやすいのもメリットでしょう。
ルーティン作業でOK
クライアントに予定を合わせなければならなかったり、頻繁にトラブルに対応したりしなければならない仕事は、メンタル弱い人にとって辛い部分が多いでしょう。
一方で急に降ってくる仕事があまりなく、基本的にルーティン作業でできる仕事は、ストレスが少なく済みます。ルーティンワークは、あまり余計なことを考えずに黙々と進められるメリットもあるでしょう。
自宅で1人でできる
自宅で1人でできる仕事は、
- 直接人と関わることが減らせる
- 家でマイペースにできる
- いつでも休憩が取れる
といった、メンタル弱い人にとってメリットになる部分が多いです。周囲の人が気になって仕事に集中しにくい人にとっても、自宅でできる仕事はストレスが少ないといえます。
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定時に上がれる
定時に上がれる仕事も、メンタル弱い人におすすめ。なぜなら残業が少ないとその分仕事で消耗する時間を減らせるほか、職場で神経をすり減らしてもプライベートを充実させてリフレッシュしやすいためです。
基本的にシングルタスク
マルチタスクが求められる仕事で頭がパンクしそうになったことはありませんか?
例えば複数のクライアントとやりとりしながら進めなければならない仕事は、相手に合わせなければならない部分も多いです。進めたくても進められない仕事が溜まったり、一気に進めなければならないタイミングがきたりして、タスクが膨大になりがちに。
しかし基本的にシングルタスクの仕事は淡々と進められることが多く、スケジュールも立てやすいです。たとえ計画通りに行かなくても修正が効きやすく「何から手をつけたらいいかわからない」というストレスを減らせるでしょう。
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メンタルが弱い人におすすめの仕事9選
ここからは実際にメンタル弱い人におすすめの仕事を9つ紹介していきます。
今回おすすめするにあたり重視したのは、
- 人とあまり関わらない
- もくもくと作業できる
- ノルマがない
の3つです。
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翻訳家
翻訳家とは、外国語を日本語に訳したり、逆に日本語を外国語に訳したりする仕事です。例えば以下のようなものを担当します。
- 小説や雑誌など出版物の翻訳
- マニュアルや契約書の翻訳
- 映画やドラマなど映像作品の翻訳(字幕を作る)
おすすめポイント
翻訳家がメンタル弱い人におすすめのポイントは、次の通りです。
- 黙々と作業できる
- 自宅で作業できる
- 働く場所を選びやすい
翻訳家は会社の翻訳部署で働くのはもちろん、フリーランスの翻訳家として活躍する方も多いです。
フリーランスとなれば自宅で黙々と作業することも可能ですし、企業に属していたとしてもデータさえあればリモートワークがしやすく、働く場所を自由に選びやすいのもメリットでしょう。
資格の必要性
翻訳家になるために必須となる資格はありません。しかし当然ながら語学力は必須。英検の合格級やTOEICのスコアなどをスキルのアピールとして使う人も多いです。
翻訳家として活躍するには、英検なら1級、TOEICならスコア900以上が最低限必要と言われています。
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Webライター
Webメディアの記事を執筆する職業です。企業に属して記事を執筆する人もいれば、フリーランスとして活躍する人も比較的多い職業です。
また、近年はクラウドソーシングの普及により、1記事単位で仕事を請け負って執筆するWebライターも増えています。
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おすすめポイント
Webライターがメンタル弱い人におすすめのポイントは、次の通りです。
- どこでも作業できる
- 黙々と作業できる
- マイペースに仕事ができる
執筆作業は、データさえあれば基本的にどこででもできます。自宅でリラックスしながらできたり、お気に入りのカフェで執筆作業ができたりするので、ストレスがそこまでかからないでしょう。
またフリーランスのWebライターになれば、出社して執筆する必要は基本的にありません。納期さえ守れば自分でスケジュールを立て、マイペースに仕事をしやすいメリットがあります。
資格の必要性
Webライターに必須の資格はありません。ただ専門的な記事を担当する場合は各分野の資格があるのが望ましい場合も。また専門記事の執筆および監修者となる場合、権威性が必要となるため、資格が求められるケースもあります。
Webデザイナー
WebデザイナーはWebサイトのデザインを担当します。クライアントにデザインの要望をヒアリングし、要望に沿ってデザインをしたり、訪れた人にとって使いやすいWebサイトにするための設計を行ったりします。
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おすすめポイント
Webデザイナーがメンタル弱い人におすすめの理由は、以下の通りです。
- どこでも働ける
- 働く場所・時間が自由
- 黙々と作業できる
Webデザイナーはパソコンとインターネット環境があればどこででも働けます。企業に属して働くWebデザイナーは出社して作業をすることも多いですが、リモートワークが可能な職場であれば、自宅で1人黙々と作業することも可能。
またフリーランスのWebデザイナーであれば働く場所・時間は自由。納期に間に合わせられればマイペースに仕事を進められるため、あまり人と関わらずに仕事をしたい人にとってはおすすめの仕事といえるでしょう。
資格の必要性
Webデザイナーになるために必須の資格はありません。一方IllustratorやPhotoshopなどの専門ソフトを取り扱うスキルや、コーディングを行う場合はHTMLやCSSのスキルも必要。必須な資格はないが専門性は高いことを理解しておきましょう。
ITエンジニア
今回はエンジニアの中でも「ITエンジニア」について紹介します。ITエンジニアと一口にいってもさまざまな種類があります。
例えばソフトウェア開発に携わるシステムエンジニア、ゲーム開発に携わるゲームエンジニアなどの職種があります。
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おすすめポイント
ITエンジニアがメンタル弱い人におすすめのポイントは、以下の点からです。
- もくもくとやる時間がある
- 自由な働き方
- 需要があるため将来の不安が少ない
ITエンジニアもこれまで紹介してきたおすすめの職業と同様、パソコンとインターネット環境があればどこでも働きやすいです。そのためリモートワークが可能な職場であれば自宅でもくもくと作業できますし、休憩も自由に取ることができます。
またフリーランスのITエンジニアであれば、この日は休み、この日は集中して作業するなど、自分でコントロールできるのもストレスを軽減できるポイント。
また将来性にいついても、メンタル弱い人にとってメリットといえるでしょう。実際に経産省のデータによると、2030年にはIT人材が最大79万人不足すると言われています。
資格の必要性
ITエンジニアに必須となる資格はありません。ただしIT系資格は一定のスキルの証明になるため、特に未経験からの転職の場合は有効に働くケースもあります(例:情報処理技術者試験・Ruby技術者認定試験制度・PHP技術者認定試験など)。
詳しくは以下の記事も参考にしてください。
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工場作業員
工場作業員と一口にいってもさまざまあります。例えば製造ライン(組立・検査・仕分けなど)や部品供給・ピッキングなどもあります。
工場作業は基本的にマニュアル通りに進めていけばOKです。そのためルーティン作業を黙々とこなすのが好きな人に向いている仕事でしょう。
おすすめポイント
工場作業員がメンタル弱い人におすすめなポイントは、以下の点からです。
- コミュニケーションがいらない
- 軽作業が多く肉体的に楽(箱詰め・ラベル貼り・仕分け作業など)
- 定時で上がれる
職場の人間関係が煩わしく感じる人は、黙々と作業できる工場作業員は向いているでしょう。また職場にもよりますが、定時で上がれたり、年末年始・お盆休みなど、しっかり休みをもらえたりするところもあります。
資格の必要性
工場で働く上では、何か資格が必須というわけではありません。しかし以下のような国家資格があり、取得していると資格手当が出るケースもあります。
- 衛生管理士
- エネルギー管理士
- 電気工事士
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研究職
官公庁や民間企業の研究機関・部署で研究・開発に取り組む仕事です。大きく基礎研究と応用研究があります。
基礎研究は学術的知識に基づき、新たな理論や技術を発見する活動。一方、応用研究は基礎研究によって得られた知見をもとに、製品・サービス開発などを目的としてさらに研究を進める活動です。
おすすめポイント
研究職がメンタル弱い人におすすめなポイントは次の通りです。
- 黙々と作業できる
- 1つのことに没頭できる
ただし研究実験には失敗がつきもの。失敗するたびに落ち込んでいると前に進めないので、根気強く取り組める人が向いています。
資格の必要性
大学や公的機関の研究職の場合、大学の博士号を取得して就くのが通例。民間企業の研究職の場合、大企業では一般的に修士号以上が必要で、中小企業の場合は学士でも採用されるケースもあります。
薬剤師
医師の指示に従い、病院や薬局などで薬を調剤したり、管理・販売したりします。病院・診療所・薬局などに勤務するほか、製薬会社で薬の研究・開発にあたるなど、活躍の場は幅広いです。
おすすめポイント
薬剤師がメンタル弱い人におすすめなポイントは以下です。
- 資格があればどこででも働きやすい
- シフト制で働けるところが多い
- 基本的にルーティン作業
薬剤師は国家資格がないとできないため一定のハードルはありますが、資格さえあればどこででも働きやすいメリットがあります。
また、シフト制や時給制の求人も比較的多く出ており、自分の生活スタイルに合った働き方を選びやすいでしょう。特に結婚・出産などを経て一旦職を離れた女性も、再就職しやすい仕事といえます。
資格の必要性
薬剤師になるには薬剤師国家試験に合格しなければなりません。また、受験資格としても大学の薬学部で6年間、薬剤師養成課程を修了する必要があります。
公務員
公務員には国家公務員と地方公務員があります。国家公務員は中央省庁などで働き(総務省職員・裁判官・自衛官など)地方公務員は地方自治体で働きます(区役所職員・警察官・消防官など)。
おすすめポイント
公務員がメンタル弱い人におすすめのポイントは次のとおりです。
- 定時で上がれる
- 福利厚生が充実
- 安定している
公務員の仕事は、基本的に残業がなく、プライベートを充実させやすいメリットがあります。たとえ職場でストレスを感じても、プライベートでリフレッシュしやすいでしょう。
また基本的に職を失うリスクがなく、福利厚生が充実しているのも、おすすめできるポイントです。
資格の必要性
公務員試験に合格する必要があります。公務員試験は、基本的に年齢以外の制限なく受験できます。
図書館司書
図書館司書は、図書館で本の貸し出し・返却に関わる業務をしたり、返却された本の整理・本の発注などをしたりする仕事です。働く場所は公立図書館・私立図書館・学校図書館があります。
おすすめポイント
図書館司書がメンタル弱い人におすすめのポイントは
- 関わる人が限定的
- 静かな場所で仕事ができる
- 黙々と作業ができる
などです。
特に人が多く騒がしい場所でストレスを感じやすい人は、図書館で働けるのはメリットが大きいでしょう。また受付業務で人と関わることはありますが、その他の業務は黙々と作業できることも多いです。
資格の必要性
図書館司書になるには図書館司書資格を取得しなければなりません。この資格の取得方法には、以下の3つの方法があります。
- 大学・短大で資格に必要な科目を履修し卒業する
- 大学・短大卒業後に司書講習を終了する
- 司書補として図書館で3年以上の働いたのち、司書講習を修了する
メンタルが弱い人に共通する特徴とは?
メンタル弱い人には特徴があります。自分の特徴を理解すれば、次に選ぶ仕事の基準も定まってきます。
繊細
メンタル弱い人は、周囲の人の感情を敏感にキャッチする傾向があります。そのため相手が不機嫌ですとその気持ちを読み取り、影響を受けてメンタルダウンしてしまうことも。また周囲の空気を読みすぎて、思い通りに動けないストレスも抱えがちです。
自己主張が苦手
相手の気持ちを先読みしてしまうため自分の考えを主張しにくいです。「今自分がこれを言ってしまったらどう思われるだろう」と考えてしまい、スムーズに物事を進めにくくなります。
仕事が続かない
職場の人間関係などでメンタルが弱まってしまうため、同じ職場で長く働けない原因になります。たとえ次の仕事が見つかっても、同様のパターンで辞めてしまい、転職を繰り返してしまうケースもあります。
マイペース
自分のペースで物事を進めるのが好きです。そのため職場の周囲の人やクライアントに合わせて仕事をするのが苦手な傾向があり、組織に属することでストレスを抱えがちになります。
人が多い場所が苦手
人が多く集まる場所へ行くと、非常に疲れます。特に交流会などは苦手で、周囲の人の目を気にしすぎて疲れる傾向があります。
責任感が強い
仕事に対する責任感が強く、プレッシャーを感じやすい特徴がります。また、周囲の人に仕事を振るのが苦手で、全て自分で抱えがちになる傾向があります。
頼み事を断れない
人から何か頼まれた時、忙しくてもなかなか断れません。自分にも仕事がたくさんあるのに頼み事を引き受けてしまうため、キャパオーバーになりがちです。
自分を蔑ろにしがち
ここまで紹介した「責任感が強い」「人からの頼み事を断れない」といった特徴から、自分への負担がどんどん重くなっていきます。そして無理をしてしまい、メンタルやフィジカルが崩れがちになります。
将来への不安が強い
ふとした瞬間に「自分はこのままでいいのだろうか」と思うことがあります。またこう考え始めるとどんどん負のループに突入してしまい、メンタルダウンしてしまうことが多いです。
メンタルが弱い人が力を発揮できる仕事に就くには
メンタルが弱い人が、自分の力を発揮するには、まず自分のことを理解することから始めましょう。
自分の特性・強みを理解する
「メンタルが弱い」と表現するとデメリットになりますが、その中には強みとなる点も。例えば以下のような点です。
【メンタル弱い人の強み】
- 専門的な仕事が得意
- リスクを回避するのが得意
- 分析力が高い
- 自分のストレスに敏感(無理をする前に休む習慣がある)
メンタル弱い人はマルチタスクは苦手な傾向がありますが、その分1つのことに対しては高い集中力を見せたり、専門的な領域が得意だったりする特徴を持ちます。また慎重な性格の持ち主も多いため、事前にリスクを回避することも得意。
このような、メンタル弱いなりの自分の特性や強みを理解できていれば、転職をする際も自分が力を発揮できる仕事を選びやすくなります。
将来の不安が少ない仕事を選ぶ
将来への不安からメンタルが弱まりがちなのであれば、将来への不安が少ない仕事を選ぶ方法もあります。将来への不安が少ない仕事の条件とは、以下のようなものです。
【将来への不安が少ない仕事】
- 公務員など会社がなくなる心配がない仕事
- 専門資格が必要な仕事
- 今成長している業界の仕事(IT業界など)
公務員は、基本的に勤め先が倒産することはありません。安定的に働けるため、将来への不安も少ないでしょう。また専門資格や専門スキルが必要な仕事も、たとえ職場を失ったとしても、資格・スキルがあれば再就職が比較的しやすいです。
そしてIT業界など成長市場に身を置くのもおすすめ。働き手が足りていない業界の場合、スキルさえあれば就職することができ、意欲があればキャリアアップもはかりやすいでしょう。
メンタルが弱い人でも強みを生かせる仕事がある
メンタルが弱い人でも、それを強みとして捉えれば、生き生きと働ける場所が見つかります。まずは繊細な部分や1つのことに没頭しやすい部分を、自分自身が特徴として受け入れることから始めましょう。
その上で、今回紹介したおすすめの仕事のような、自分に合った仕事を選べば、長く働き続けることにもつながります。「自分はメンタルが弱いから長く働けない」と諦めず、メンタルが弱まる原因を探り、その機会を少なくできる方法を考えていきましょう。
以下の記事ではメンタルが弱まって「仕事行きたくない」と思うときの対処法を紹介しています。「転職までは考えていないけど毎朝仕事に行きたくないと感じる」という人はあわせて参考にしてください。
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