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サーバーエンジニアってどんな仕事?仕事内容や将来性を解説

作成: 2020.04.03 更新: 2020.04.01

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将来性のある仕事の1つとして、近年ITエンジニアが注目されています。一言でエンジニアと言っても、その種類は実に様々です。

本記事では、その中のサーバーエンジニアについて、具体的な仕事内容や将来性などを紹介します。

「サーバーエンジニアってどんなことをするの?」「他のエンジニアとは何が違うの?」

と疑問に思ったことがある方は、ぜひご覧ください。

サーバーエンジニアとはどんな職種か

今注目されているITエンジニア職には、数多くの種類があります。
その中の1つサーバーエンジニアとは、どのような役割を担っているのでしょうか。

サーバーとは何か

サーバーとは、ネットワーク上で機能するコンピューターのことで、別のコンピューターからの「この情報を表示してほしい」といった要求に対して、必要な情報を提供する役割を果たしています。

例えば、私たちがインターネットで何かを検索した際には、サーバーから提供された情報をもとにページを閲覧しているのです。

サーバーには、webサーバー、ファイルサーバー、メールサーバーなど様々な種類が存在します。

サーバーエンジニアの役割

サーバーエンジニアとは、ITサービスやネットワークに欠かせないサーバーを設計・構築し、その運用・保守をも担う存在です。サーバーが24時間365日きちんと動くよう、安定的な運用と稼働を支えています。

よくネットワークエンジニアと混同されがちですが、サーバーエンジニアはサーバーの、ネットワークエンジニアはネットワークの構築・運用・保守を担うため、扱う内容がそもそも異なります。

仕事内容・構築業務と保守業務

サーバーエンジニアの仕事には、大きく分けて「構築業務」と「保守業務」の2種類があります。
それぞれ具体的に内容を見ていきましょう。

構築業務の内容

構築業務では、機器の設定作業だけでなく、物理的な作業も行うのが特徴です。
ユーザーや環境に応じた最適な設計が求められます。

サーバー機器の設計・構築

サービスの運用に必要なサーバー環境を、ゼロから設計して構築します。

システムエンジニア等と「どの種類のサーバーを何台用意するのか」といった点を相談しながら、スペック、電源容量、費用など、様々な角度から分析して最適な環境を築いていきます。

ラッキングや配線作業

導入するサーバーをラックに配置し、配線を行う物理的な作業も担います。後々のメンテナンスを考慮して、限られたスペースの中で効率的に作業できるよう配置や配線を工夫することがポイントになります。

OSやアプリケーションの設定

Linux、Windows Serverといった、サーバーシステムを動かすためのOSや、そこで動かすアプリケーションのインストール・設定を行います。ユーザーや目的によって様々な種類を使い分けます。

保守業務の内容

もう1つの柱である保守業務は、トラブルを事前に防ぎ、サーバーの状態を常に良好に保つことが目的です。
日々サーバーが円滑に稼動するように監視しながら、非常時に備えた対策もあわせて行っています。

設定の変更や環境整備

OSやアプリケーションは、定期的にバージョンアップが行われますが、そうした際には設定の変更を行います。

また、アクセス数増加による負荷に備えてサーバーを増強するなど、万一の事態に備えた環境整備も行います。

監視・障害対応

サーバーにエラーが発生していないかを常に監視します。何か障害が発生した際には、ログ解析などによって原因を探り対応を行います。

セキュリティ対策

ハッキングやウイルスによる攻撃があった際に、大切な情報を守れるよう、セキュリティ環境を整えます。年々サーバー攻撃の手口が巧妙化する中、セキュリティ体制に問題がないか定期的に見直しを行います。

バックアップ

情報のバックアップが正常に機能しているかを管理します。必要に応じて設定を見直したり、バックアップメディアを入れ替えたり、リカバリーを施したりといった作業も発生します。

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サーバーエンジニアの楽しさややりがい

環境構築から保守まで多岐にわたるサーバーエンジニアの仕事には、どのようなやりがいがあるのでしょうか。
具体的に見ていきましょう。

構築から稼働まで一貫して担える

サーバーエンジニアは、稼動までに多くのフェーズを要するサーバー構築を1から担い、その後の運用まで一貫して見守ることができます。自分の設計通りにスムーズに稼働する様子を見ることで、大きな達成感を得られます。

多くの人に頼られ感謝される

IT化が進む現在、もしサーバーにトラブルが発生すれば多くの業務が停止してしまいます。その場合に頼られるのがサーバーエンジニアです。

何か問題が発生した際にどれだけ早く対応して解決できるかが大きく影響しますので、適切な対応ができれば多くの人に感謝されるでしょう。

ユーザーやサービスへの影響が大きい

環境構築を1から担うサーバーエンジニアは、やり方次第でサービスの出来やユーザーの満足度に大きな影響を与えます

「ユーザー数が爆発的に伸びたことでサーバーに高負荷がかかりダウンしてしまう」といったよくある事態にも、あらかじめ事態を予測し対策することで未然に防ぐことができます。

サーバーエンジニアの大変さ

多くのやりがいがあるサーバーエンジニアの仕事。
その一方で、ITインフラと呼ばれるサーバーを扱うゆえの大変さや難しさもあります。

緊急時の対応が必要になるケースも

サーバーは、ITインフラとして24時間365日のスムーズな稼働が求められます。何かトラブルが起きれば、休みや時間帯など関係なく迅速な対応が求められるでしょう。

その際には、夜勤や休日出勤などが発生して、労働時間が不規則になる可能性も考えられます。

重要性の高い情報を扱う重圧

サーバーの中には、企業の資産ともいえる大切な情報が詰まっており、それを扱うプレッシャーは相当のものがあります。

企業によっては、最適な空調を整え予備電源を完備したサーバー専用のスペースを用意することもあるほどで、それだけに「絶対に止めてはならない」という責任が求められます。

幅広い範囲の知識が必要になる

特に設計・構築を行う際には、サーバーだけでなく、関連性の高いネットワーク、セキュリティ、アプリケーションといった分野の知識や技術も求められます。

サーバーに関することだけを学習すればよいわけではなく、インフラ領域全体の周辺知識を学び続ける姿勢が必要となるでしょう。

コミュニケーション力が求められる

エンジニアといっても、サーバーエンジニアは人と折衝する機会の多い職種です。

例えば、システムエンジニア、ネットワークエンジニア、クライアントなど、様々な人々とのコミュニケーションをもとに環境を作り上げていきます。「自分1人で黙々と作業したい」という人には難しい環境と言えます。

サーバーエンジニアの年収や将来性

サーバーエンジニアの具体的な仕事内容が分かったところで、その年収や将来性が気になる方もいるのではないでしょうか。
ここでは、サーバーエンジニアの現状と今後について解説します。

サーバーエンジニアの年収

求人サービスのマイナビによると、サーバーエンジニアの平均年収は、20代で418万円、30代で501万円となっています。ITエンジニアとしてはおおよそ平均的な年収と言えるでしょう。

サーバーの構築はチームを組んで行うのが一般的です。資格を取得したり経験を積むことで、上流工程に関われる部門別のリーダーやチームリーダーといった役職への昇格が期待できます。その先には、顧客と折衝し課題解決をサポートするITコンサルタントとしての道も考えられます。

また、関連性の高いネットワークエンジニアとしてのスキルを習得することで、さらなる年収アップが見込めるでしょう。

出典:マイナビAGENT

サーバーエンジニアの将来性

IT技術の発達によってあらゆる企業がインターネット事業に関係を持つ現代では、サーバーエンジニアの需要も増えています。経験者を求める求人は多いですが、業界全体の人手不足もあって、未経験からでもまだまだ十分にチャレンジができる世界です。

近年は、仮想のネットワーク環境が構築できるAWS(Amazon Web Service)などのクラウドコンピューティングサービスが普及するなど、サーバーを巡る環境も大きく変化しています。

クラウド技術に対応できるサーバーエンジニアを目指すなど、時代の変化に対応して自身の市場価値を上げることで、より長く活躍できるでしょう。

サーバーエンジニアに向いている人

笑顔サーバーエンジニアとして活躍するためには、どのような素養が求められるのでしょうか。
「こんな人が向いている」という条件を挙げてみました。

メカニックが好きな人

例えばパソコンを自作したことがあるなど、メカニック好きな人はサーバーエンジニアとしての素養があります

様々なメーカーの機器に触れ、サーバーへの負荷、必要なメモリー、コンピューターの稼働率、コストなどに気を配りながら、最適な組み合わせを追求するサーバーエンジニアの仕事は、メカニック好きな人に向いていると言えます。

トラブル解消にやりがいを感じる人

サーバーエンジニアは、何かしらのトラブルに対応することが多い仕事です。

発生した課題に対してスピード感を持って挑み、自分なりの方法で解消することにやりがいを感じられる人は向いていると言えるでしょう。

計画性のある人

サーバーを構築する際には、将来的に大きな変更等が発生しないように、初期の段階から緻密な計画を立てます。

将来の需要やサービスの姿を想定しながら、中長期的な視点で計画を立てられる人はサーバーエンジニアとして活躍できるでしょう。

向学心のある人

サーバーエンジニアとして成功するためには、日々アップデートされるシステムや仕組みへの興味・関心が欠かせません。

サーバーだけでなくOS、ネットワーク、セキュリティ関連の知識も必要になるため、新しいことをどんどん吸収しようとする、向学心のある人が向いていると言えます。

取得しておきたい資格5選

サーバーエンジニアを目指す際には、関連した資格を取得しておくのがおすすめです。
国家資格ではなく民間のベンダー資格が中心で数も多いため、どれを受けるか迷ってしまいがちですが、目標を絞りながら段階的に取得するのがよいでしょう。

基本情報技術者試験

経済産業省が主催している情報処理技術者試験の1種です。国家試験なので他に比べて知名度が高いのが特徴で、情報処理に関する知識やスキルを示す指標として様々な場面で効力を発揮します。

MCP

MCP(Microsoft Certified Professional )とは、マイクロソフト認定資格プログラムのことで、OS関連の資格の代表格です。マイクロソフトの製品に関する知識やスキルを段階的に認定し、多くの企業で重視されています。

特に、エキスパートクラスに相当する「MCSE(Microsoft Certified Solution Expert)」「MCSD(Microsoft Certified Solution Developer)」は、世界的に有用性が認められています。

LPIC

LPIC(Linux Professional Institute Certification)はLinux技術者認定資格を指し、OSであるLinuxに関するスキルや知識量を認定します。

Linuxはインターネットサーバー市場で大きなシェアを占め、多くの企業が製品を導入しています。LPICを取得すればスキルのレベルを証明でき、実務でも様々な場面で役立つでしょう。

CCNA

CCNA(Cisco Certified Network Associate)は、ネットワーク関連機器メーカー・シスコシステムズによる、ネットワーク関連の技能を認定する試験の1つです。シスコの技術者認定には5つのグレードがあり、CCNAは下から2番目のアソシエイトレベルに属しています。

比較的取得しやすく、ネットワークエンジニアに求められる資格として重要視されることが多い資格です。

ITILファンデーション認定資格

ITIL(Information Technology Infrastructure Library)は、ITサービスマネージメントに関する世界的な指標として知られています。この試験は、イギリス政府と契約する英国AXELOSが主催する「ITサービスマネジメント及びITILに関する基礎知識を保有していること」を認定する公的資格です。

ITシステム分野で取得しやすい公的資格として、ITベンダーをはじめ多くの組織で取得を推奨されています。

常に学習し自身をアップデートし続ける姿勢が大切

IT化が進み、何をするにもインターネットを利用する現代では、サーバーエンジニアの需要は今後も見込まれるでしょう。
一方で、技術の進化に大きく影響を受けやすい業界でもあり、ITの進歩に伴って求められるスキルもどんどん変わっていきます。

もし今の状態に甘んじたり、向上心をなくしてしまうようなことがあれば、他に追い越されて自身の市場価値はみるみる下がってしまう厳しい世界でもあります。

サーバーエンジニアとして長く安定して活躍するためには、常に情報と知識をアップデートして自分の武器とする心構えが大切になるでしょう。

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この記事を書いた人

篠崎友耶
編集・ライターとして、主に制作会社や編集プロダクションなどで勤務したのち株式会社divに入社。 趣味は、歴史関係(史跡巡りや読書)、御朱印集め、国内外のサッカー観戦など。好きなチームはバレンシアCF。 好きな言葉は『士別れて三日、即ち更に刮目して相待すべし』